ZARD BLEND 〜SUN & STONE〜 1997.4.23 JBCJ-1013 |
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全体的な印象 ローリングストーンズに「FLOWERS」があるようにZARDにはこの作品がある。企画意図に説得力を欠くコンピレーション盤。 この作品はZARD初のベストとして売れることになるのだが、実際はあくまでも「夏向け企画アルバム」である。ずばり、オリジナルアルバムの制作が間に合わないため繋ぎにリリースされた作品と思う。ベストにしては「負けないで」が収録されていない。「夏向け」の割には夏のイメージが希薄な「Don't you see!」が収録されている。 「ZARD BEST」2作が発表された後の現時点で、この作品に存在意義があるとすれば、ヴォーカルをリテイクしたと言われる「Good-bye My Loneliness」と全体的に施されたマイケル・ブラウアーらによる「乾いた感じのリミックス」だけだろう。確かに「IN MY ARMS TONIGHT」などはロック的なノリの良さを感じさせる。このマイケル・ブラウアーのリミックスはこの後のZARDの曲に影響を与え、やたら詰まった感じのクリアじゃないミックスが増えることになる。 シングルから変更があった曲は次の通り(カッコ内はエンジニア)
ジャケット・ブックレット ジャケットは前作に引き続き、「風景+豆粒状態の泉水さん」である。ブックレットも古い写真中心に構成されている。 ZARDとしては初の、そして今のところ唯一のデジパック仕様のパッケージ。 セールス
初動は前作より下がったが、ねばり強く売れ続け、ダブルミリオンまで行った。「ベストアルバム」と紹介されることが多かったのが効いている。しかし、この作品も「OH MY LOVE」同様に最終週にダブルミリオンを達成するというきわどいものだった。ついでに言えば、シングル「マイ フレンド」がミリオン達成したのも最終週。 おすすめの1曲 「IN MY ARMS TONIGHT」 マイケル・ブラウアーのミックスが一番効いている曲。
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