時間の翼 2001.02.15 JBCJ-1033 |
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全体的な印象 再び2年ぶりとなるオリジナルアルバム。 リリース時点でZARDのシングルは20万枚前後までセールスが落ち込んできており、既にヒットチャートの先頭に立つアーティストではなくなっている。ベストで一区切り付け、これから進む道を模索しているところだろう。 「TODAY IS ANOTHER DAY」以降、アルバムオリジナル曲はあまり収録されなくなったが、この作品でも3曲だけだ。しかも「時間の翼」は表題曲であるに関わらず未完成であり、「窓の外はモノクローム」は既にTVタイアップで使われており、初めて聴く曲は「hero」だけだ。コアなファンにとってみると、2年間待たせてこれだけ?といった印象が残る。 この作品は9曲目までであって、10,11曲目のリミックス、12曲目の未完成曲はボーナストラックなのだ、と捉えるとまとまった作品に見える。オリジナルアルバムでリミックスを聴きたがるファンは居ないだろう。10周年記念アルバムとは言え、リミックス2曲の収録はやめて欲しかった。 ジャケット・ブックレット 「古い写真を使う」「豆粒のような写真を使う」という悪い癖は無くなり、最近のスタジオでの写真や外国へロケした写真が中心。撮影時には33歳だった(リリース直前に34歳になった)こともあって、かなり露出オーバー気味の写真が目立つ。 セールス
初動が30万枚を切った。しかし、1位は確保している。しかし、総売上も50万枚に届かずチャートアウト。 おすすめの1曲 「hero」 アルバムの事実上のエンディングを飾るバラード。しみじみくる。
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