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「堂々めぐり」Runaround
○初出
1942年「アウグスタンディング・サイエンス・フィクション」誌

○内容
水星の第二次探険隊のパウエルとドノバンはロボット・SPD13号(スピーディ)にセレンを取りに行くよう命じた。ところがスピーディはセレンの層をぐるぐると回ったまま、いっこうに帰ってこない。燃料は残りわずか。二人に危機が迫る。

○解説
「われはロボット」中の時間軸では第二話。発表年次を考慮しなければ、マイケル=ドノバンとグレゴリイ=パウエルの二人が活躍する最初の物語。ロボット工学三原則の優先順位やバランスの問題がテーマとなっている。

○時代考証
文中、2015年の事件との明記がある。この十年前に第一回水星探検が行われたこともわかる。
○項目解説
□ウルトラウェーブ(ultrawave)
□グレゴリイ=パウエル(Gregory.Powell)
□サリバン(Sullivan)
□水星(Mercury)
□スティルヘッド絶縁基盤(Stillhead Dielectrode Plate)
□スピーディー(Speedy)
□スペクトロリフレクター(spectroreflector)
□セレン(selenium)
□第一次水星探険隊のロボット
□耐熱服(insosuit)
□ダイヤフラム(diaphragm)
□光電池バンク(phot-cell bank)
□マイケル=ドノバン(Mickel.Donovan)
□マクガフィ・ギア(Mcguffy gear)
□マクドゥガル(MacDougal)
□USロボット&機械人間株式会社(US Robot&Mechanicalman)
□陽電子頭脳(positronic brain)
□”ロボットを捕えるにはロボットを使え”("Set a robot to catch a robot.")