ニュースな
2003年1月18日

<<<前回の記事
次回の記事>>>


 ◆今週の記事

◆仁義なき戦い・瀬戸際作戦

 今年は年明け早々からキナ臭い。いや、去年もアフガニスタンでの戦争ですでにキナ臭かったのだけど。今年はアメリカがイラクを攻撃すると躍起になり、イラクは「鬼畜米英・本土決戦」とばかりに大騒ぎし、北朝鮮はアメリカに核開発をネタに駄々をこね、といった具合でホント、先ごろ亡くなった深作欣二のヤクザ映画みたいな悲喜劇的状況を繰り広げている。

 小泉首相が北朝鮮を突然訪問し、北朝鮮の金正日 総書記が拉致問題を認めるなどといった劇的な展開があったのは昨年の9月のことだった。あれから4ヶ月ぐらいたつわけだけど、まぁいろいろとあったような、なかったような。特に日本では拉致被害者五人が帰国したこともあって連日のようにこの件で大騒ぎしている四ヶ月だったようにも思えるが、実のところ10月からこっち、何の進展もしているわけではない。むしろ世界が注目したのは北朝鮮が「核開発」を取引材料に、ひたすらアメリカだけを相手にしてワーワーと騒ぎ立てている、その駄々っ子ぶりだったろう。9月にこの国がアメリカ特使に対し核開発を認めてからこっち、北朝鮮のむやみに強がる、幼児的とも思える騒ぎ方は加速度的にエスカレートしてゆき、世界がその真意を測りかねているという状態が続いている。
 真意を測りかねる、とは書いたけど、この年末年始ぐらいにはだいたい北朝鮮の要求するところが形になって見えてきた観がある。要するに「アメリカと不可侵条約を結びたい」という要求であるようなのだ。食料やエネルギー支援については話がないわけではなかったわけで(実際あのブッシュ政権だって食糧支援については続けることにしていた)、北朝鮮指導部の一番欲しいものは「現体制の維持」であったということだ。国連など国際的枠組みの介入をとことん突っぱね、アメリカとばかり話し合おうとするその姿勢もそうとらえると何となく気持ちが理解できてくる。やっぱりなんだかんだでブッシュ 大統領が昨年の一般教書演説で唱えた「悪の枢軸」からウチを外してくれ、ってなことらしい。その表面的には強がってるくせに実はベタベタと媚を売っているともいえるその姿勢は、アメリカのマスコミでは「ストリップ」などと評されているぐらいで、やっぱり見透かされているところみたい。

 そもそも僕などには「不可侵条約」を結ぶぐらいで政権が安泰だと思っているその心理がよく分からない。歴史上、わざわざ「不可侵条約」を結んでそれが守られたことはあまり無いような気がする。少なくとも有名どころの不可侵条約ってのは破るために結んだんと違うかと思えるほどだ。
 有名どころというのはもちろん第二次大戦期における「独ソ不可侵条約」「日ソ中立条約」 。「独ソ」の場合はドイツがこれを破り、「日ソ」の場合はソ連がこれを破った。いずれも破られた方は破られるとは直前までほとんど予想もしておらず甘い観測を持っていたというところも共通するかな。北朝鮮が本気で不可侵条約だけを目的に駄々をこねているのだとしたらずいぶんおめでたい発想だなぁと思うところもある。

 ただ、前々から言われていることだが、ブッシュ政権の対応は同じ「悪の枢軸」でありながらイラクと北朝鮮に対する対応はかなり違う。イラクについてはなにがなんでも攻撃してやるといきましているのだが(ひところアルカイダとフセインの関係を言いたてたもののやっぱり根拠がなかったようで最近は言わないあたりにもその恣意的絶対目標が良く分かる)、北朝鮮が相手となると妙に国際協調的な姿勢を見せてしまう。特に韓国に「太陽政策」継承を掲げる盧武鉉(ノ=ムヒョン)氏が次期大統領と決してから、より柔軟な姿勢を見せているように感じられる。見方によってはイラク攻撃に専念したいから北朝鮮なんかに構っておれん、というのが本音なのかも。また北朝鮮側もその心理につけこんで駄々こねをエスカレートさせたフシもある。
 もちろんブッシュ政権内部でどういう思惑があるのか正確なところはつかみがたいけど、ここ一週間で出てくる高官たちの出してくる発言の数々はあの政権の性格からするとビックリするほど宥和的だ。「核さえ放棄すれば」という条件付だが、サハリン油田からのエネルギー支援をしてあげるやら、「不可侵条約」こそ結ばないものの(さすがに条約は議会を通さないといけないので難しい)ブッシュ政権が金正日政権を打倒しないことを保証する文書を出すなんて話まで出てきている。イラクのフセイン大統領なんかが聞いたら「なんでそんなに待遇が違うんだ!」と激怒しちゃうところだろう。

 そのイラクのフセイン氏だが、このところはすっかり覚悟しているのか、その悲壮感さえ漂うエキセントリックな戦意高揚ぶりがますます太平洋戦争時の日本によく似てきた(まぁ北朝鮮のあれにその面影を感じる人も多いが)。去る1月17日、湾岸戦争開始12周年の演説でも「イラク国民と指導部は現代のモンゴル軍を全力を尽くして撃退することを決心した。侵略者はバグダッドや町々の防壁の前で自決することになろう」なんてブチあげていたそうである。「現代のモンゴル軍」なんてブチ上げ方は戦中日本もやってたんだよな、ホントに。戦争末期にはもう神頼みしかないとみたか「神風」がやたらに想起されることになる。アッラーの神が敵軍に風を吹かせた前例があるかは知らないが。
 それにしても。その神風でモンゴル軍を曲がりなりにも破った日本が言うならともかく、イラク国民がモンゴルを想起するのはあまり縁起のいいことではない。13世紀、チンギスハーンの孫フラグ が率いるモンゴル軍は当時中東世界の中心だったバグダードに侵攻、1258年にこれを攻め落として大殺戮を行い、イスラム世界の頂点・カリフとして8世紀からの長い歴史を誇ったアッバース朝を滅亡に追い込んだ。サダムさん、この歴史を知った上で言っているのか、それともあちらでは違う話になっているのか、どうもよく分からない。

 一方のブッシュ政権はといえば、気分はもう戦後の処理のようで、早くもあれこれと戦後イラクの統治方法などが取り沙汰されている。昨年の「史点」でも日本の占領統治を参考にしているらしいとの話をとりあげていたが、6日付ニューヨークタイムズ紙に面白い話が報じられていた。
 ブッシュ政権の安全保障問題担当チームがフセイン打倒後のイラク統治についての「最終計画案」をまとめている、としてその内容をすっぱ抜いたものだったが、それによればアメリカ軍は少なくとも18ヶ月はイラクに駐留し、フセイン政権幹部を軍事裁判にかけ(「バグダード裁判」、かな) 、油田を接収してその収益を復興資金にあてるなどといった内容が含まれていたらしい。特に最後の油田の件はこのイラク戦に臨むブッシュ政権の「本音」を感じなくは無いところ。「悪の枢軸」のうちイラクを片付けたらイランにとりかかるんじゃないかとの見方があるのもそのせいだ(実際、最近チラホラとイラン関係の妙なニュースが聞こえてくる)
 なお、特に興味を引かれたのがイラク占領に際しては「パイプをくわえた、占領地統治の象徴のような人物は置かず、教育機関や経済復興のための行政官を任命する」と構想しているらしい点。パイプをくわえた…って表現で日本人にはもうピンと来ますね。そう、マッカーサー司令官である。こんなあたりにも「歴史」は現代に顔を出してくる。
 
 とりあえずブッシュ政権は性急に事を運ばず一ヶ月ほど開戦を延期したとの報道が流れているが、古来こんなに事前に「いつやる、いつやる」とあれこれ取りざたされる戦争というのもなかったんじゃないかなぁ。
 やっぱり「仁義なき戦い・湾岸死闘編」に突入するのか。それとも国内の反フセイン勢力をまたたきつけて「代理戦争」をやるのか。「完結編」と思ったら「新・仁義なき戦い・フセインの首」なんて続編が作られるのか。面白がってる場合じゃないな、オレ。



◆「モアイ」をめぐる二つのニュース

 これまでにも何度か書いていることだが、「史点ネタ」というやつは同時期のニュースに不思議なリンクを見出すことでもある。全く無関係に発生、別々に報じられた事件があるキーワードで一つに結びつく、ということがこれまでにも何度もあった。特に歴史ネタにからめてそういうのが出てくるときは実に不思議な気分になるものだ。

 モアイ、といえば歴史や遺跡について良くは知らない人でも、その顔は絶対に知っていると言っていいだろう。太平洋東部、チリ領の孤島イースター島に散在する陰鬱そうな顔をした不思議な石像である。その独特の風貌、その数と統一性、建造目的の不明性などから世界で最も有名な「謎」の一つとして良く知られている。オカルティック、SF的な超古代史ものなんかでは定番のアイテムといってもいいぐらいで、「ムー大陸」を扱ったものにはほぼ確実に登場し、「サイボーグ009」の未完の完結編「神々との戦い編」(昨年のアニメで一応チラッと映像化はされたが…)やら古典シューティング「グラディウス」シリーズやら、とにかくいろんなところでモアイは登場している。最近沖縄の与那国島に「海底遺跡」と騒がれる海底地形があるが、「遺跡説」を強く主張する某教授は著書でそこに「モアイ」に良く似た石(…と、写真のキャプションにはあった)があると主張していた。例によって、というかこの人も実はムー大陸説に強い影響を受けた人であるらしい。
 何やら陰鬱な顔が印象的なモアイであるが、実はあれ、当初は「目」をとりつけていたらしいんだよね。以前なにかのTV番組で見たことがあるが、モアイの周辺で見つかった破片から再現した「目」をとりつけたところ、「おメメぱっちりのモアイちゃん」が出現し、全く印象が変わってしまったものだ。あの目だったらあそこまでもてはやされる存在にはならなかったことだろう。
 このモアイが何なのかについては、作った島民の子孫達が近代ヨーロッパ人との接触で病気をうつされるなどしてほとんど死滅してしまったこともあって正確なところはわからない。どうも西暦1000年から17世紀ぐらいまでモアイを作る石像信仰があったものらしい。その後作られなくなったこともあってますます意味は良く分からなくなってしまっている。
 僕は昨年ロンドンの大英博物館を訪れたが、ここにもモアイがある。ガイドブックによると1868年にイギリスの調査隊が持ち帰っちゃってヴィクトリア女王に献上したものだとか。1888年にチリがこの島を領土とするまでに約20体のモアイが持ち去られ、各地の博物館などに展示されているそうである。


 さてニュースな話題だが。
 ロイター発の報道によると、アメリカはマイアミ州のアートギャラリー「クロノス・アート」で去年の12月から高さが成人の身長ほどのモアイ像2体が、なんと売りに出されて話題になっている。持ち込んだのはチリの美術収集家エルナン=ガルシア氏で、彼はこのモアイ像は1888年にイースター島がチリに併合された際に彼の親戚が買い取ったもので、自分がその親戚から相続したものだと主張しているとか。彼は当然このモアイ2体を「本物」と主張し、「100万ドルの価値がある」と豪語しているそうで。
 しかしチリ政府は1934年に制定した法律によりモアイを国の財産として国外への無許可の移動を禁じている。この問題のモアイ像、ガルシア氏は2001年にアメリカに運んだとしているがチリ側にそれを許可した記録が無く、「もし本物なら犯罪。返却を求める」として政府が調査団を派遣することになったようだ。イースター島の市長のコメントのように「島の火山岩を使った精巧な偽モノではないのか」との見方も強いみたいだけど。


 というネタをとっておいたら、来ちゃったんだよなぁ、モアイネタが。それも日本人がらみ。
 1月18日、つまりこの文章書いている時点で今日報じられたニュースなんだけど、イースター島を訪れた日本人男性観光客(28)がモアイ像に自分と友人の名前を彫り付け、地元警察に文化財法違反で逮捕されちゃったとか。この「落書き」は長さ40センチ、幅15センチという結構大き目のもので、完全修復はもちろん不能。
 日本人の文化財に対する落書き好きは今に始まったことではない。昨年の「史点」ネタにされたが、カンボジアのアンコール・ワットにも17世紀の日本人(松浦藩士)が名前を書き記したものなど多くの落書きが残っている。ここまで来ると歴史的に貴重な遺物になっちゃうとも言えるんだけど…先日も「ゆく年くる年」の準備で東大寺の建物に釘を打ち込んだ話があったっけな。



◆2002年「史点」総まくり

 年が明けちまいましたが恒例の2002年「史点」総まくりといきたいと思います。昨年は何かと中断の多い「史点」でございまして記事数は決して多くはないのでありますが…間をおいた再開後にその間のネタを総まとめで出したりもしてるんでネタ自体は多めなんですけどね。
ネタ名のあとのカッコ内の日付は事件の発生日ではなくとりあげた「史点」の日付です。

<時事ネタ>
◎日本
★北朝鮮のものと思われる工作船と日本の海上保安庁の船が東シナ海で銃撃戦(1/1)★天皇、「半島にゆかり」発言(1/13、1/20)★「江ノ島に工作員上陸」との人騒がせ男(1/13)★東京でアフガニスタン復興支援会議開催、NGOの参加をめぐるドタバタから田中真紀子外相更迭へ(1/27、2/5)★小泉政権一周年。首相官邸が交代(4/29)★瀋陽領事館事件で政界大揺れ(5/13、5/28)★「非核三原則見直しありうる」発言でちょっと騒ぎに(6/10)
★広島・長崎原爆の日の平和宣言でアメリカの単独主義を名指し批判(8/12)★小泉首相、突然訪朝し首脳会談。北朝鮮が拉致事件を認め各方面に衝撃(10/6)★石井紘基議員、右翼暴漢に刺殺される(11/6)
◎東アジア
★天皇のゆかり発言、韓国で大うけ?(1/20)★韓国が「日本海」を「東海」にせよとIHOに主張(3/5)★台湾、ようやくモンゴルを「国外」扱いに?(3/13)★中国政府発行の写真集に趙紫陽氏の姿なし(3/17)★中国ターチン油田で労働争議(3/27)★韓国犬肉食業界がW杯で欧米人に犬肉アピール(4/29)★瀋陽の日本領事館に北朝鮮亡命者が駆け込み、中国警察官がこれを連行(5/13、5/28)
★中国兵がベトナム側に越境、銃撃戦に(7/23)★北朝鮮、日朝首脳会談で拉致事件認め謝罪(10/6)★北朝鮮版「経済特区」の長官になった事業家が中国当局に脱税容疑で逮捕(10/6)★北朝鮮が核開発継続を公表、アメリカに対話迫る(10/19、11/6)★中国共産党大会で指導部総入れ替え、胡錦濤時代へ移行(11/16)
◎東南アジア
★ミャンマーでネ=ウィン元大統領の親族がクーデター未遂容疑で逮捕(3/17)★アウンサン=スーチー女史の軟禁解除(5/13)★東ティモールが独立(5/28)★マレーシアのマハティール首相、日本を西洋かぶれで堕落と批判(11/6)★タイのタクシン首相、日本のODAに関心ないと発言(11/6)
◎南アジア
★インドとパキスタンが一触即発の緊張続ける(1/1、6/10)★インド・クジャラート州で宗教紛争(3/13)★スリランカで政府とタミル人の停戦実現(3/13)★インド極右がバレンタインデー反対行動(3/13)★ネパール政変、仕掛け人は国王自身(10/19)
◎中央アジア
★アフガン東部で戦闘、なぜかビン=ラディンら不明のまま(1/13、3/5)★アフガニスタン航空観光相暗殺(3/5)★アフガンのザヒル=シャー元国王帰国(4/23)★アフガニスタンで国家再建のための「ロヤ・ジルガ」開催(7/23)★アフガンのアブデゥル=カディル副大統領暗殺(7/23)★トルクメニスタンのニヤゾフ大統領への個人崇拝いっそう強まる(8/12)
◎中東
★イスラエルのシャロン首相、何度目かの「アラファト相手にせず」宣言(1/1)★オサマ=ビンラディンの異母弟がファッションブランド「ビンラディン」を立ち上げ?(1/20)★パレスチナで暗殺とテロと軍事攻勢の応酬延々と続く(1/27、2/5、3/13、4/23)★オーストリアのハイダー氏がイラク大統領と会談、意気投合(3/5)
★エジプトのイスラム過激派組織が過去のテロ活動を自己批判(7/23)★イスラエル軍人がパレスチナ人とつるんで弾薬密売(7/23)★イスラエルが「ハマス」幹部を爆撃で住民ごと暗殺、和平進展をわざとつぶす?(7/29)★ヘブライ大学で爆弾テロ、アメリカ人含む死傷者(8/12)★不死身のアラファト議長、またも包囲受けるも切り抜ける(10/6)★イラクのフセイン大統領、100%で信任(11/16)★イラク、国連安保理の大量破壊兵器査察受け入れ(11/16)
◎アフリカ
★コンゴのルムンバ首相殺害関与でベルギー政府が公式に謝罪(3/5)★アンゴラの反政府勢力指導者ザビンビ議長戦死(3/5)★アンゴラ内戦、ひとまず停戦合意(3/17)★アルジェリア、少数派ベルベル人の言語を公用語に(3/17)★コートジボアールでサッカー選手権における妖術師の功績を政府が認める?(4/29)★OAU(アフリカ統一機構)解体、AU(アフリカ連合)に発展強化(7/14)★コンゴ共和国で大統領派民兵組織「コブラ」と前首相派民兵組織「ニンジャ」が銃撃戦(7/23)
◎西・南ヨーロッパ
★EU諸国、統一通貨「ユーロ」の一般流通、完全切り替え開始(1/1)★エリザベス英女王在位50周年(3/5)★英女王の妹マーガレット王女死去(3/5)★イギリス国籍取得には英語と国王への忠誠が必須?(3/5)★フランス政界の疑惑のキーマンが亡命先から帰国(3/5)★スイスがついに国連加盟(3/13)★イギリス軍、スペイン領海岸に勘違い上陸作戦敢行(3/13)★エリザベス英皇太后死去(4/23)★フランス大統領選で極右政党党首が決選に残る(4/29、5/13)★イギリス情報部MI6内に労働組合誕生(4/29)★徹夜城がイギリスをお忍び訪問(5/13)★オランダで極右政治家殺害さる(5/13)
★EU諸国で右傾化、外国人排斥現象顕著(7/14)★北アイルランドのIRAが過去のテロによる犠牲者に謝罪(7/23)★フランスでシラク大統領暗殺未遂事件(7/23)★ジブラルタルの帰属問題でイギリス・スペインが原則合意。住民は投票で反対(7/23)★モロッコとスペインが小島めぐるプチ領土紛争(7/23)★ルクセンブルク大公妃が姑のいじめをマスコミに告白(7/23)★次期カンタベリー大司教が原爆忌に合わせブレア首相に対イラク戦反対の意見書(8/12)★ドイツ総選挙でイラク戦争問題が争点に(8/12、10/6)★今頃「2000年問題」発生、103歳を3歳と誤認(8/12)★スイスがついに国連加盟(10/6)★ネパールへの武器輸出問題でベルギー国内対立が先鋭化(10/19)★ジスカールデスタン元仏大統領がトルコのEU加盟に否定的発言、物議かもす(11/16)
◎中・東・北ヨーロッパ
★チェコの原発計画にオーストリアのハイダー氏がイチャモン(1/20)★ノルウェーとフィンランドの国境変更(1/27)★プーチン大統領、首都移転を計画?(1/27)★プーチン大統領の伝記が人気(3/13)★「ユーゴスラヴィア」の名が消え「セルビア・モンテネグロ」に(3/17)★ローマ法王、スクリーンを通してモスクワ「訪問」(3/17)★モスクワでチェチェン武装勢力が劇場占拠。突入で死者多数(11/6)★EU拡大でロシアの飛び地カリーニングラードの自由通行が問題に(11/16)
◎北アメリカ
★ブッシュ政権、ABM条約脱退明確化など一国主義再強化(1/1)★アメリカの高校生が飛行機でビルに激突死(1/13)★アメリカで柔道の「礼」の強制は宗教差別と訴訟(1/20)★ブッシュ大統領、プレッツェルをのどにつまらせ失神(1/20)★アメリカ、アル・カーイダの捕虜をキューバ軍事基地に収容(1/20)★ブッシュ大統領、一般教書演説で「悪の枢軸」発言(2/5、3/5)★エンロン疑惑で球場名問題勃発(3/5)★米政府が偽情報を流す部局を国防総省内に設置?(3/13)★ブッシュ政権、核兵器の先制使用、核実験再開など核政策変更を意図か(3/17)★珍しくブッシュ政権がイスラエルに占領地撤退要求(4/23)
★カナダ・カナナキスで主要国首脳会議(7/14)★アメリカ政府関係でマスコミのスクープ相次ぎ閣僚おかんむり(7/23)★ホワイトハウスにアメリカの意図を世界に宣伝する部局新設(8/12)★エルサレムのテロに関してブッシュ大統領の「偽りの信仰」という表現が物議(8/12)★米政府系シンクタンクが「サウジは米国の敵」と報告し物議(8/12)★ブッシュ政権、「国際刑事裁判所」の骨抜き狙い策動(8/12)★ブッシュ政権、イラク攻撃準備をちゃくちゃくと進める(10/6)★カーター元大統領にノーベル平和賞(10/19)★ワシントン近郊で連続無差別狙撃事件(11/6)
◎南アメリカ
★アルゼンチン、国家の倒産状態に(1/1)★ベネズエラでクーデター、チャベス大統領失脚するも一日で復帰(4/23)★ボリビアでコカ栽培撲滅に反対する候補が大統領選決選に残る(7/23)
◎オセアニア
★オーストラリアで難民受け入れ議論(3/13)

<歴史ネタ>
◎日本
★天皇が「半島にゆかり」発言(1/13) ★キトラ古墳で「獣身人頭像」、壱岐島で弥生時代の「棹ばかり」発見(1/27)★八甲田山遭難事件と日露戦争の百周年(2/5)★昭和天皇実録資料の一部のリストを公開(3/5)★小泉首相、施政方針演説で昭和天皇御製の和歌を引用(3/5)★太平洋戦争開戦と終戦にからんだ館野元NHKアナウンサー死去(3/13)★2.26事件参加の青年将校の最後の一人死去(3/13)★高知県で「縄文時代の戦場?」発見(3/27)★墨俣町の「一夜城」から金のシャチホコ盗難(3/27)★大正天皇実録の一部、墨塗り状態で公開(1/1、4/23)★飛鳥京跡から最古の漢方処方箋みつかる(4/29)★CMの「他力本願」のキャッチコピーに浄土真宗が抗議(6/10)
★サッカーW杯に関連して「ヤタガラス」議論(7/14)★山本五十六の銅像の下半身発見される(7/14)★平城京跡から「立小便禁止」の木簡出土(7/14)★新五千円札、千円札の肖像に樋口一葉、野口英世が決定(8/12)★キリンビール、古代エジプトのビールを再現(8/12)★マッカーサー、日本の経済進出防ぐために労働事情を改善?(10/6)★昭和天皇とマッカーサーの会談内容が公表される(10/6、11/6)★空海、最澄の「真筆」相次ぎ確認(10/19)
◎東アジア
★トウ小平の結婚秘話(3/13)★ネパールの「毛派」の名称に中国共産党が「盗用」とコメント(7/29)★旧満鉄の「あじあ号」、観光用に復活?(8/12)★毛沢東が日本降伏情報を早い段階でキャッチしていた?(10/6)★チンギスハーンの墓探し、冒涜と批判され中止に(10/19)
◎東南アジア
★アンコール・ワットの江戸時代日本人の落書きが復活(4/29)★南ヴェトナム高官で実は北ヴェトナムのスパイだったブー=ゴク=ニャ氏死去(10/6)
◎南アジア
★インドの海底に「世界最古の都市文明」発見と政府発表(1/20)★ネパールの毛派ゲリラがサンスクリット語文献を大学ごと焼き払う(5/28)★ヒトラーがネパール国王に贈ったベンツが放置状態(10/19)
◎中央アジア
★バーミヤン大仏を映像で復活?(8/12)
◎中東
★イランで仏像発見!?…結局誤報(5/28)★イラクのダム建設で古代アッシリア帝国の遺跡が水没のおそれ?(7/29)★イエスの兄弟の骨箱を発見?(11/6)
◎アフリカ
★エチオピアでアフリカ原人・アジア原人双方の特徴もつ頭骨発見(3/27)★チャドで最古の人類化石?発見(7/29)
◎西・南ヨーロッパ
★イギリスで100年前の国勢調査データをネットで公開(1/13)★イギリス王室を前に300年ぶりにカトリック枢機卿が説法(1/20)★ヒトラーの女性秘書死去(3/13)★ネアンデルタール人の頭骨に武力衝突の痕跡?(4/29)★第一次大戦時にドイツがアメリカ本土侵攻を計画(5/13)★ドイツ東部で「ドラキュラ王国」が勝手に独立宣言(5/13)★フランス・アルザス地方で怪盗ばなし2題(6/10)★大英博物館がギリシャの「エルギン・マーブル」返還要求に応じるかも?経営難も背景に(6/10)★歴史的風刺漫画雑誌「パンチ」休刊(6/10)
★ローマ法王庁、20世紀の人物ピオ神父を列聖(7/14)★イギリス外務省がチャップリンへのナイト授与に反対(7/29)★「王冠をかけた恋」のシンプスン夫人はナチスのスパイ?(7/29)★イギリスの「大列車強盗」、なんと70過ぎて獄中結婚(7/29)★ドイツのリーフェンシュタール監督、「民衆扇動」容疑で起訴(10/19)★イタリア王家継承者の帰国めぐり支援団体が反発(11/6)★シャーロック=ホームズ氏が英国王立化学会の名誉会員に(11/6)★BBCがイギリス史の100人を投票で選出(11/16)
◎東・北ヨーロッパ
★リトアニアでナポレオン遠征軍の遺体がゾロゾロ出土(4/23)★グルジアでまた「自称アナスタシア」が出現(7/14)★グルジアで古い原人の化石発見(7/29)★イワン雷帝は毒殺された?(10/19)★最初に宇宙に出た地球生物、ライカ犬はすぐに死亡していた?(11/6)
◎北アメリカ
★F=ルーズヴェルト発行未遂の幻の金貨が競売に(3/5)★レーガン氏、歴代大統領中最長寿に(3/13)★ニクソン大統領とキッシンジャー氏の会話録音が公開(3/17)★ケンタッキーで19世紀の墓地発見、遺体がゾロゾロ出土(4/23)★「ゴッドファーザー」のモデル、ジョゼフ=ボナーノ死去(5/28)★アメリカの子供達は歴史音痴?(5/28)★中世ユダヤ人の「イディッシュ語」保存運動(5/28)
★NYマフィア5大ファミリーのボス、ジョン=ゴッティ死去(7/14)★「星条旗への誓い」の中の「神のもとに」の文言が信仰の強制だとして裁判になり大議論に(7/23)★「ウォーターゲート事件」の「ディープスロート」正体探し(7/23)★真珠湾攻撃の際の日本の潜航艇発見(10/6)★真珠湾攻撃の第一報を報じた記者死去(10/6)★マッカーサーがフィリピン在住米国人を置き去り?(10/6)★第三の原爆投下計画確認?(10/6)★アポロ11号のオルドリン飛行士、陰謀論者をブン殴る(10/19)
◎中南アメリカ
★ペルーでインカ帝国時代のミイラが大量出土(4/23)★ローマ法王が中米訪問、インディオを初めて「福者」に(8/12)★コロンブスの遺灰の真贋鑑定へ(11/6)
◎オセアニア
★ニュージーランド首相がかつての統治国サモアで過去の歴史について公式謝罪(7/14)



◆2002年「史点」登場人物総まくり

 やはりこれをやっておかないと年を越した気分になりませんねぇ、と成人の日も過ぎた時期に言っておりますが(笑)。ついつい書いちゃうけど「成人の日」ってなんら法的な区切りはないんだぞ。「今日から大人の仲間入り」とかマスコミが垂れ流すから「今日から選挙権がある」「今日から酒タバコ合法」といった誤解が広がる。脱線でした。
 この登場人物総まくりも対象は2002年中の「史点」のみ。1月1日付から11月16日付までが対象です。例によって登場した記事数をカウントする方式で、チラッとでも名前の出たものはカウントします。ただし「小泉内閣」「ブッシュ政権」といった個人名を指さない場合にはカウントしないことにしてます。以下、敬称略。

○一回のみ登場…当然ながらこれが一番多い。どんな人が登場したか見ていくともうムチャクチャ(笑)

◆アイ=ザウ=ウィン(ネ=ウィン元大統領の娘婿)◆アウン=サン(ビルマ独立指導者)◆秋葉忠利(広島市長)◆アーサー(イギリスの伝説的国王)◆浅沼稲次郎(社会党委員長)◆アナスタシア(ニコライ2世の娘)◆アナスタシア(イワン雷帝の妃)◆阿南惟茂(日本の駐中大使)◆阿南惟幾(日本陸相)◆アハマド=クレイ(PLO幹部)◆アブドゥル=カディール(アフガニスタン副大統領)◆アブドゥル=ハク(潜入に失敗したアフガニスタンの有力者)◆アブドゥル=レーマン(アフガニスタン航空観光相)◆アブドラ(アフガニスタン外相)◆アブドラ(ヨルダン国王)◆天照大神(神様)◆アーミテージ(アメリカ国務副長官)◆アメデオ=ディ=サボイア(イタリア王家の親戚)◆アメリゴ=ヴェスプッチ(探検家)◆有本恵子(北朝鮮による拉致被害者)◆アル=パチーノ(俳優)◆アルパート(ハンガリー初代国王)◆アルビ=バラーエフ(チェチェン武装勢力指導者)◆アルフレッド大王(イギリスの昔の王様)◆アン(イギリス王女)◆アンドレ=ルメール(古代文字専門家)◆アン=ブーリン(ヘンリー8世妃)◆アンリ=ジョルジュ=クルーゾー(映画監督)◆アンリ大公(ルクセンブルク大公)
◆イエサマ=ビン=ラディン(オサマ氏の異母兄弟)◆池田俊彦(2.26事件参加の将校)◆石井紘基(参議院議員)◆石川五右衛門(桃山時代の大泥棒)◆石坂浩二(俳優)◆石沢良昭(上智大学教授)◆市川崑(映画監督)◆五木寛之(作家)◆伊藤白水(石井議員殺害犯)◆猪瀬直樹(作家)◆イブ=モンタン(歌手・俳優)◆イブラヒム(イラク革命指導評議会副議長)◆イワン(イワン雷帝の皇太子)◆イワン1世(モスクワ大公)◆イワン4世(ロシアの雷帝)
◆ヴィクトリア女王(19世紀イギリス女王)◆ウィクラマシンハ(スリランカ首相)◆ウィリアム(イギリス王子)◆ウィリアム3世(イギリス国王)◆ウイルトシャー(ハワイ大海洋調査研究所員)◆ウィルヘルム2世(ドイツ皇帝)◆上杉謙信(戦国武将)1◆ウェルズ(イギリスSF作家)◆ウッズ(アメリカ歴史学者)◆ウルトラマン(一時逮捕されちゃったコスモス)◆ウンベルト2世(イタリア最後の国王)
◆エイゼンシュテイン(映画監督)◆エカチェリーナ2世(ロシア女帝)◆エーサン=ジャフリー(インドのイスラム系元国会議員)◆エドワード6世(イギリス国王)◆エボ=モラレス(ボリビアの大統領候補)◆エリア=カザン(映画監督)◆エリザベス2世(イギリス現国王)◆エリー=ホベイカ(レバノン元閣僚)◆エルギン(イギリス古美術研究者)◆エンヴェル=パシャ(トルコ革命指導者)
◆扇千景(国土交通大臣)◆王直(後期倭寇時代の海商)◆大河内伝次郎(俳優)◆大西健丞(アフガン復興NGO代表)◆岡本喜八(映画監督)◆オコナー枢機卿(イギリスカトリック最高位)◆織田信長(戦国武将)◆オトマル=ロドルフェ=ブラド=ドラキュラ=プリンツ=クレツレスコ (自称ブラド公の子孫)◆小渕恵三(日本首相)◆オルドリン(アポロ宇宙飛行士)◆オロリン(600万年前の猿人)

◆ガガーリン(人類初の宇宙飛行士)◆加古隆(作曲家)◆カザリン(ヘンリー8世の妃)◆カストロ(キューバ指導者)◆カダバ(550万年前の猿人)◆カツァブ(イスラエル大統領)◆カビラ(コンゴ前大統領)◆ガニマール警部(パリ警視庁警部)◆嘉納治五郎(柔道家)◆カミーユ=ゴルジ(スイス駐日大使)◆亀井静香(自民党有力者)◆加山雄三(俳優)◆ガリレオ(ルネサンス期の科学者)◆カルヴァン(スイス宗教改革者)◆カール=バーンスタイン(ワシントンポスト記者)◆カント(哲学者)◆菅直人(民主党幹事長、代表)◆神成文吉(明治時代の大尉)◆桓武天皇(平安時代の天皇)
◆岸信介(日本首相)◆北大路欣也(俳優)◆金正日(北朝鮮指導者)◆金永三(韓国前大統領)◆金永南(北朝鮮最高人民会議議長)
◆空海(真言宗開祖)◆グエン=バン=チュー(南ヴェトナム大統領)◆グスマン(東ティモール大統領)◆グテレス(東ティモール憲法制定議会議長)◆グーテンベルグ(活版印刷発明者)◆工藤洋三(徳山工業高専教授)◆クマラトゥンガ(スリランカ大統領)◆クラーク(ニュージーランド首相)◆グラハム=ハンコック(超古代文明本作者)◆栗原安秀(2.26事件参加の将校)◆クリントン(アメリカ前大統領)◆グルブディン=ヘクマティアル(アフガニスタン元首相)◆クレティエン(カナダ首相)◆黒澤明(映画監督)◆クロムウェル(清教徒革命指導者)
◆ゲッペルス(ナチス宣伝相)◆ケリー(アメリカ国務次官補)
◆小磯学(南アジア考古学者)◆コシュトニツァ(ユーゴスラヴィア大統領)◆胡宗賢(明代の官僚)◆ゴ=ディン=ディエム(南ヴェトナム大統領)◆近衛文麿(日本首相)◆小林佳樹(俳優)◆小村寿太郎(明治の外務大臣)◆ゴルニシュ(フランス国民戦線副党首)◆ゴルバチョフ(元ソ連大統領)◆コレラ(コンゴ共和国前首相)◆コロンブス(航海者)◆ゴンサロ=サンチェス(ボリビア大統領)

◆最澄(天台宗開祖)◆サスヌゲソ(コンゴ共和国大統領)◆サッチャー(イギリス元首相)◆佐藤栄作(日本首相)◆ザヒル(アフガニスタン、ナンガルハル州知事)◆サミュエル=ジョンソン(批評家)◆サンダ=ウィン(ネ=ウィン氏の娘)◆サラハ=シャハダ (「ハマス」幹部)◆サンパイオ(ポルトガル大統領)
◆シェークスピア(劇作家)◆ジェームズ2世(イギリス国王)1◆ジェームズ=ボンド(イギリス諜報部員)◆ジスカールデスタン(フランス元大統領)◆幣原喜重郎(日本首相)◆志村喬(俳優)◆シメオン2世(ブルガリア元国王、首相)◆シモン=ボルバル(大コロンビアを建国した英雄)◆シャース(パレスチナ国際協力相)◆シャリフ=アリ=ビン=アルフセイン(イラク国民会議代表)◆シャンポリオン(フランス考古学者)◆周恩来(中国首相)◆朱元璋(明の太祖)◆聖武天皇(奈良時代天皇)◆シュワルナゼ(グルジア大統領)◆ジョージ3世(イギリス国王)◆ジョージ5世(イギリス国王)◆ジョージ6世(イギリス国王)◆ジョスパン(フランス前首相)◆ジョゼフィーヌ・シャルロット(ルクセンブルク前大公妃)◆ジョセフ=ディッキンソン(イングランドの103歳)◆ジョニー=デップ(俳優)◆ショーバキ(アラファト議長側近)◆ジョン(インド科学技術相)◆ジョン=アレン=モハマド(ワシントン近郊連続狙撃事件容疑者)◆ジョン=ウェイン(俳優)◆ジョン=ゴッティ(マフィアのドン)◆ショーン=コネリー(俳優)◆ジョーン=ディーン(元ホワイトハウス法律顧問)◆ジョン=レノン(歌手)◆ジョン=ワトソン(ホームズとコンビの医者)◆城山三郎(作家)◆ジンジッチ(セルビア首相)◆親鸞(浄土真宗開祖)
◆ズオン=バン=ミン(南ヴェトナム軍人)◆杉浦正健(日本外務副大臣)◆ステファヌ=ブライビーゼル(フランスの絵画泥棒) ◆ストロー(イギリス外相)
◆聖明王(百済国王)
◆ソー=ウィン(ミャンマー警察長官)◆宋美齢(蒋介石夫人)◆ソウ=マウン(ミャンマー軍人)

◆大五郎(拝一刀の息子)◆平将門(平安時代武将)◆ダーウィン(進化論提唱者)◆高倉健(俳優)◆タクシン(タイ首相)◆卓琳(トウ小平夫人)◆竹下登(日本首相)◆武田信玄(戦国武将)◆ダスティン=ホフマン(俳優)◆タチヤナ=パノワ(ロシアの史跡調査員)◆館野守男(元NHKアナウンサー)◆田中角栄(日本首相)◆田中義一(日本首相)◆田中耕一(ノーベル化学賞受賞の会社員)◆タマちゃん(アザラシ)
◆チトー(ユーゴスラヴィア指導者)◆チャーチル(イギリス首相)◆チャベス(ベネズエラ大統領)◆張学良(中国軍閥)◆趙紫陽(元中国共産党総書記)◆チンギスハーン(モンゴル帝国創設者)◆陳水扁(台湾総統)
◆円谷英二(特撮の神様)
◆ディディエ=シュラー(フランスの謎な人)◆ディベンドラ(一家殺害し自殺したネパール皇太子)◆ディミトリ=マラシェンコフ(モスクワ生医学研究所所員)◆ディン=モハマド(アフガニスタン副大統領)◆デウバ(ネパール元首相) ◆デカルト(フランス哲学者・数学者)◆手塚治虫(漫画家)◆天武天皇(飛鳥時代の天皇)
◆東条英機(日本首相)◆トゥーマイ(チャドで発見された化石猿人)◆ド=ゴール(フランス大統領)◆ドディ=アルファイド(ダイアナ元妃の恋人)◆ドナルド=キーン(日本研究家)1◆豊田有桓(作家)◆豊臣秀吉(安土桃山時代武将)◆トラウドゥル=ユンゲ(ヒトラーの秘書)◆トールキン(ファンタジー作家)

◆ナイチンゲール(元祖看護婦)◆長髄彦(神武を邪魔した豪族)◆中田英寿(サッカー選手)◆中村覚之助(日本サッカー黎明期の人物)◆ナーシム(インドのジャフリー元議員の妻)◆ナセル(エジプト大統領)◆ナタリー=ビリハゼ(グルジアの自称アナスタシア)
◆ニコライ2世(ロシア皇帝)◆新田次郎(作家)◆新渡戸稲造(五千円札の顔)◆ニニギ(天孫降臨した人)◆ニーノ=ロータ(作曲家)◆ニヤゾフ(トルクメニスタン大統領)◆ニュートン(万有引力の法則で知られる科学者)◆丹羽兵助(元労働大臣)
◆ネルソン(イギリス海軍提督)
◆野口英世(新千円札内定顔の医学者)

◆バウチャー(アメリカ国務省報道官)◆バガバンディ(モンゴル大統領)◆朴槿恵(朴正熙の娘の国会議員)◆朴正熙(韓国元大統領)◆バサーエフ(チェチェン武装勢力司令官)◆橋本忍(脚本家)◆バスケス(ベネズエラ陸軍司令官)◆ハタミ(イラン大統領)◆バート=シブレル(アポロ捏造説のTV製作者)◆ハルゼイ(米海軍提督)
◆ピオ神父(奇跡を起こした20世紀の神父)◆樋口一葉(新五千円札顔内定の小説家)◆樋口隆康(京大名誉教授)◆ビストーネ(FBI捜査官)◆ビスマルク(ドイツ帝国宰相)◆ビットリオ=エマヌエーレ(最後のイタリア国王の子)◆ビトー=コルレオーネ(小説中のマフィアのドン)◆卑弥呼(邪馬台国女王)◆ビャンバスレン(モンゴル元首相)◆ヒュー=ライトル(元AP通信記者)◆平山郁夫(画家)◆ビリー=ボナーノ(ジョゼフ=ボナーノの息子)◆ビレンドラ(ネパール元国王)
◆ファルーク(エジプト国王)◆ファン=ディエゴ(聖母を目撃したインディオ) ◆フォード(アメリカ大統領)◆深作欣二(映画監督)◆ブキャナン(アメリカ政治家)◆福沢諭吉(一万円札の顔)◆ブー=ゴク=ニャ(北ヴェトナムの大物スパイ)◆藤田進(俳優)◆藤原紀香(女優)◆藤原広嗣(平安時代政治家)◆ブーテフリカ(アルジェリア大統領)◆武寧王(百済国王)◆フョードル(ロシア皇帝)◆ブラケット(イギリス内相)◆ブラド=ツェペシュ=ドゥラクル(ドラキュラのモデルとなったルーマニア王)◆ブラム=ストーカー(ドラキュラを生んだ作家)◆ブルガーニン(ソ連首相)◆ブルネ(ポワティエ大学教授)◆ブルネル(イギリスの建築家)◆フレデリック=フォーサイス(作家)
◆ベギン(イスラエル首相)◆ページ(アメリカ教育長官)◆ペテロ(イエスの弟子)◆ベドリヌ(フランス外相)◆ペドロ=カルモナ(ベネズエラの一日大統領)◆ベリシッチ(セルビア副首相)◆ベルゲ(ノーベル委員会委員長)◆ベルルスコーニ(イタリア首相)◆ベンエリエゼル(イスラエル国防相)◆ヘンリー8世(イギリス国王)
◆法然(浄土宗開祖)◆細貝宗広(国士舘大学教授)◆ボブ=ウッドワード(ワシントンポスト記者)◆ホメイニ(イラン指導者)◆ポール=カスティリヤーノ(マフィアのボス)◆ポール=ティベッツ(エノラ・ゲイ機長)◆本多猪四郎(映画監督)

◆マイケル=コルレオーネ(小説中のマフィアのドン)◆マイケル=ニュダウ(アメリカの無神論者)◆マキスム=ブルヌリー(シラク大統領暗殺未遂犯)◆マコ=イワマツ(俳優)◆マスーダ=ジャラル(アフガニスタン元首選の女性候補)◆マスード(反タリバン勢力司令官)◆松井章(奈良文化財研究所主任研究員)◆松井明(昭和天皇・マッカーサー会談の通訳)◆松岡洋右(昭和の外相)◆マフムード=アッバス(PLO幹部)◆マハムド=ラヒーン(アフガニスタン情報文化相)◆マラドーナ(元サッカー選手)◆マリア(イエスの母)◆マリア=テレサ(ルクセンブルク大公妃)◆マリ=アルカティリ(東ティモール首相)◆マルタ=アルブット(ベルギー消費者保護・保健・環境相)
◆三國連太郎(俳優)◆三船敏郎(俳優)◆ミロシェビッチ(ユーゴスラヴィア元大統領)1
◆紫式部(二千円札に出てる小説家)◆ムッソリーニ(イタリア独裁者)◆ムバラク(エジプト大統領)◆ムハンマド=アルファイド(ハロッズのオーナー)◆文世光(朴正熙夫人陸英修の暗殺犯)
◆メアリ1世(イギリス国王)◆メアリ2世(イギリス国王)◆明治天皇(日本天皇)◆メガワティ(インドネシア大統領)◆メグレ(フランス極右政党党首)◆メンシコフ(ピョートル大帝の側近)
◆モネ(画家)◆モハメド(モロッコ国王)◆モフサル=バラーエフ(モスクワの劇場を占拠した武装勢力リーダー)◆モブツ(コンゴ元大統領)◆モリアーティー教授(イギリス犯罪界のナポレオン)◆森谷司郎(映画監督)◆森本右近太夫(アンコールワットに落書きした松浦藩藩士)◆ヤコブ(イエスの弟)◆ヤタガラス(神武神話に出てくるカラス)◆山藤章二(漫画家)◆山村聡(俳優)◆山本五十六(連合艦隊司令長官)
◆由美かおる(女優)
◆楊斌(香港実業家)◆横田めぐみ(北朝鮮による拉致被害者)◆与謝野晶子(歌人)◆吉田茂(日本首相)◆吉村作治(エジプト考古学者)◆ヨセフ(イエスの父の大工)◆ライス(ブッシュ政権大統領補佐官)◆ライムンダ=ローセン(列車強盗ビッグスの妻)◆ラムズフェルド(アメリカ国防長官)7◆ラモス=ホルタ(東ティモール外相)
◆陸英修(朴正熙の夫人)◆リスバ(コンゴ共和国全大統領)◆リッジウェー(GHQ司令官)◆リッベンドロップ(ナチスドイツ外相)◆李登輝(台湾前総統)◆リーフェンシュタール(ドイツのドキュメンタリー映画監督)◆劉建超(中国外交部副報道官)
◆ルター(ドイツ宗教改革者)◆ルブラン(フランス作家)◆ルムンバ(コンゴ独立指導者)
◆レーニン(ロシア革命指導者)
◆ロケンドラ=バハドル=チャンド(ネパール首相)◆ロナルド=ビッグズ(大列車強盗)◆ロバート=ショー(俳優)◆ロバート=デニーロ(俳優)◆ロバート=レッドフォード(俳優)◆ロビンソン(国連人権高等弁務官)◆ローリング(「ハリーポッター」作者)
◆ワーグマン(ジャパンパンチの創刊者)◆ワットタイラー(イギリスの農民反乱指導者)

○二回登場の方々。

◆アウンサン=スーチー(ミャンマー政治家)◆安倍晋三(日本官房副長官)◆アームストロング(月面着陸の宇宙飛行士)
◆イエス(キリスト教開祖)◆犬養毅(日本首相)◆イワノフ(ロシア外相)
◆エドワード8世(イギリス国王)◆エリザベス1世(イギリス国王)
◆岡田啓介(日本首相)

◆カーター(元アメリカ大統領)◆カダフィ(リビア指導者)◆川口順子(日本外相)◆ガンジー(インド独立指導者)
◆金日成(北朝鮮建国者)◆ギャネンドラ(ネパール国王)◆今上天皇(日本天皇)
◆ケマル=パシャ(近代トルコ建国の父)
◆児島襄(作家)◆ゴータマ=シッダルタ(仏教開祖)◆コナン=ドイル(イギリス作家)

◆サダト(エジプト前大統領)◆サビンビ(アンゴラ反政府勢力指導者)
◆朱鎔基(中国首相)◆シュレーダー(ドイツ首相)◆ジョゼフ=ボナーノ(マファアのドン)◆シンプスン夫人(エドワード8世の恋人)◆神武天皇(伝説的初代天皇)
◆スターリン(ソ連独裁者)
◆ゼマン(チェコ首相)

◆大正天皇(日本天皇)
◆チェイニー(アメリカ副大統領)◆チャップリン(喜劇俳優・映画作家)

◆夏目漱石(小説家)
◆ネ=ウィン(ミャンマー元大統領)
◆野上義二(元外務次官)

◆橋本龍太郎(日本元首相)
◆ピョートル1世(ロシア皇帝)
◆フランクリン=ルーズヴェルト(アメリカ大統領)
◆ベッカム(サッカー選手)
◆ホー=チ=ミン(ヴェトナム指導者)

◆マーガレット(イギリス王女)◆マハティール(マレーシア首相)
◆ムシャラフ(パキスタン大統領)
◆森嘉朗(日本前首相)

◆ルイ14世(フランス国王)

○三回登場の方々。ルパンとホームズは「史点」の名物と化している気もする(^^;)

◆アナン(国連事務総長)◆アブドラ(サウジ皇太子)◆アルセーヌ=ルパン(フランス怪盗)
◆エリザベス皇太后(イギリス女王の母)

◆カミラ(チャールズ皇太子の愛人)
◆キッシンジャー(アメリカ元国務長官)◆金大中(韓国大統領)
◆胡錦濤(中国次期指導者)

◆シャーロック=ホームズ(イギリス名探偵)◆蒋介石(中華民国総統)

◆チャールズ(イギリス皇太子)
◆トルーマン(アメリカ大統領)

◆ナポレオン(フランス皇帝)

◆パジパイ(インド首相)◆ハワード(オーストラリア首相)
◆福田康夫(日本官房長官)◆フセイン(イラク大統領)◆フライシャー(ホワイトハウス報道官)

◆マッカーサー(アメリカ軍人)

◆ヨハネ=パウロ2世(ローマ法王)
◆ルペン(フランス極右政治家)
◆レーガン(アメリカ元大統領)

○四回登場の方々。かなり絞られてきました。この辺から「2002年の顔」といっていい人たちが出てきます。

◆緒方貞子(元国連難民高等弁務官)

◆ザヒル=シャー(アフガニスタン元国王)
◆鈴木宗男(衆議院議員)

◆トウ小平(中国指導者)

◆ハイダー(オーストリア極右政治家)
◆ブレア(イギリス首相)

○五回登場。偶然にもアフガニスタン新旧指導者が同居してます。

◆オマル師(アフガニスタン・タリバン指導者)

◆カルザイ(アフガニスタン大統領)

◆シャロン(イスラエル首相)◆シラク(フランス大統領)

◆ダイアナ(イギリス元皇太子妃)◆田中真紀子(前日本外相)

◆ニクソン(アメリカ大統領)

◆パウエル(アメリカ国務長官)

◆プーチン(ロシア大統領)◆ブッシュ(父)(アメリカ元大統領)

◆毛沢東(中国指導者)

○六回登場。この人だけだったか…天敵シャロン氏には一歩差をつけてますね。

◆アラファト(パレスチナ自治政府議長)

○七回登場。第二次大戦ネタが絡むとどうしてもこの二人は出てきますね。江沢民さんは今後出番が減りそう。

◆江沢民(中国国家主席)

◆昭和天皇(日本天皇)

◆ヒトラー(ドイツ独裁者)

○八回登場…すげぇ。何にもしてない(姿も見せてない)のにこの回数、とも言えます。最近どうも生存は確実らしいって話だけど…。

◆オサマ=ビン=ラディン(テロ組織アルカイダのリーダー)

○九回登場、第二位はこのお方。2001年はその劇的登場、靖国問題などで回数を稼いでました。2002年後半は訪朝で盛り上がったんですが、史点そのものが休載気味だったんであまりカウントを稼げませんでしたね。

◆小泉純一郎(日本首相)

○そして…2002年史点の登場回数第一位は!!ああっ、やっぱりこいつかっ!

◆ブッシュ(子)(アメリカ合衆国大統領)…合計20回登場!!

 前年は2位に甘んじましたが、2002年は前年一位の小泉さんに大幅に差をつけてのトップ。筆者自身もカウントしていて「こんなに書いていたか!?」とビックリしました。思い起こせばプレッツェルをのどにつまらせてブッ倒れた年明けから、なんだかんだと話題をふりまいてくれましたっけ。どうもこの人は大統領選挙のうちからネタをふりまく宿命のもとにあるようです(笑)。
逆に全然出てこなくてビックリしたのが金正日総書記。まぁこれも10月以後あまり書いてなかったせいもあるでしょうが…

 これまで上位者は恒例でイラストを描いていたんですが、上位三人が昨年と同じ顔ぶれってこともあってやんなっちゃって(笑)。ましてブッシュ氏はなぁ…一位記念にプレッツェルでも贈ってやろうか(みんな忘れている?)


2003/1/18の記事

<<<前回の記事
次回の記事>>>

「ニュースな史点」リストへ