カード効率に対する検証


カードの価値って何だ?

MtG での「強いカード」っていうのは、どういうことだと思いますか?
「強い Pow/Tough を持つ Creature」?「高い火力」?「高速の展開力」?
人によっていろいろ方針はあると思いますが・・・友瀬は、こういう考え方を持っています。

「カードそのものは、どんなカードも1枚は1枚。どんなに強くても使わなければただの1枚」
「違うのはカードの持つ『能力』。強い能力ほど、価値がある。」
「能力にとって重要なことは効率:何を払うことで、何が起きるか、だ。」

どんなカードでも、必ず2つのことが書かれています。そのカードを使うには「どれだけのもの」が必要で、使うと「どのような効果」が起きるか。プレイヤーが消費する「もの」と得られる「効果」の比率が、そのカードの「価値」だということです。
この「当たり前」な考えを、もっと一般的に表現できないか・・・このページでは、そう考えて検討した結果を書いていきます・・・

この研究は、まだ始まったばかりです。興味のある方のご意見もお待ちしています。


なんでこんなこというの?

「こんなの、あたりまえじゃん。」
「そんなことしなくても、見れば強いかどうか判るよ」
こういう話をすると、みんながいう言葉です。でも今までにもいわゆる「化けた」カードはかなりあります。Necropotence の伝説はご存知ですか?新しいセットが出るたびに、何が強いか早期に、定量的に判断できればいいと思いませんか?

日本(特に関東圏)では、某月刊誌にカード紹介されるとそのシングルカードの値段が一気に跳ね上がる傾向があります。事前につかんで、安いカードは買いたたきましょう(笑)


基本的な考え方

すべてのカード(含む Token)は、何らかの「能力」を持っています。「能力」とは、ある「コスト」をある「効果」に変換することを意味します。こう考えると、この「コスト」「効果」の2点を比較することで、コストに比べて効果が大きいほど、強い能力といえるのではないでしょうか。
問題になる点は、本来「コスト」と「効果」は同じ尺度をもっていない=比較のしようがないことです。じゃあ、これを同じ単位で比較できるようにしてみよう・・・これがこのページでの目的です。

このために、このページでは「Mana換算」という単位を提案します。
MtG におけるさまざまな現象はすべてこの「mana 換算」で表現できるようにします。詳しくはを見てください。

例えば、Incinerateを考えると・・・

コスト
CC:1R (2Mana換算)の Instant(+2Mana換算) --> 4 mana換算。
効果
3 damage --> 4 mana 換算。実際にはこれに Regenerate 禁止の効果があるので、もうすこし有利。
となり、コスト<効果の「すこしお得」なカードになります。
まあ、完全に当てはまるとは思いませんが、大体傾向は合うはずです。

このルールに従った変換サンプル

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このページは 友瀬 遙 によるものです。

URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~tomose/mtg/thk_cost.htm (tomose@mua.biglobe.ne.jp)