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「高山植物図鑑」登山道の花

タデ科 多年草 黄緑系白〜緑 円錐・総状集合 夏〜秋 s0218 北海道から九州に分布、里山から亜高山帯に生え、背丈2m程度までの多年草。
茎は中空で枝分かれが多く、葉は互生し、大きさ10−20cmの広卵形で葉基部は切形、鋸歯は無く全縁。
花期は8−9月、葉腋から多数の総状花序を出し、白色の小花を多数咲かせる。
雌雄異株とするのが普通だが、明確に異株と出来ないとする説が有り、雌しべの発達の悪い雄花系と、雌しべの発達した両性化系のものが有るらしい。
単にイタドリと云う種の他に、オオイタドリベニイタドリなどが有るが、オオイタドリは3mを越す位に大きくなり、本種はそれほどまでに大きくならない。その他の区別として、本種は葉の裏が緑で基部が切形が特徴、オオイタドリは裏が白く基部が心形が特徴。又、ベニイタドリの葉基部は丸形では花が赤い。
外来として標高の高い所まで生え、オンタデやオオイタドリと同じ環境に生えるので、近縁種との交雑が危惧されているが、実際に交雑種が出来るかどうかの確認は未だ(2014年)されていないとか。
イタドリ

鹿