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「高山植物図鑑」登山道の花

アブラナ科 多年草 4枚(裂 春〜初夏 s0389
s1564
「地域外、関東で」本州(東北南部説も有り)から九州に分布、里山から低山の水が湧く様な場所から、それより水気の少ない場所にも生え、背丈20cm程度になる多年草。
根生葉は長い柄が有り、円形から卵円形で基部は心形、浅い切れ込みの様な波状鋸歯、茎葉は互生し小形で三角っぽく、波状鋸歯が根生葉より更に深い。根は細く短い。
花期は4−5月頃、短い総状花序となり、白色4弁(裂、の十字形小花を咲かせる。ワサビに比べると花数が少なく、花柄が長く、下向きに咲く傾向が有る様だ。
冬枯れの時期に根茎を見ると、ユリの鱗茎にやや似ている事からこの名との説が多い様だが、見た事はない。
ちなみに、日本にワサビの仲間は、ユリワサビとワサビの2種だけなので、オオユリワサビその他は、それらの変種なのだそうだ。
ユリワサビ ユリワサビ