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「高山植物図鑑」登山道の花

アケビ科 蔓性木 濃赤〜濃赤紫 粗い集合 春〜初夏 s0400
s1399
北海道から九州に分布、里山から低山に生える落葉蔓性木.。
その名の通り小葉3枚になっており、小葉の形が少々いびつの卵形で、縁は粗い波状の鋸歯になっている。
花期は4−5月、花は総状とまではいかないが、集団の花序になり、濃い紫で径2cmほどの小花を付ける。上手く実が付くと、4−5個付いた総になり、実の大きさ径4−5cm長さ10−15cmで、秋になると紫色に熟し、その実が割れ、種だらけの果肉が見える事は知る人が多いと思う。
良く似たアケビが有るが、これは葉が6枚で全縁、花色も違って白っぽい。
ミツバアケビとアケビの交配種をゴヨウアケビとして別扱いするが、葉が5枚で鋸歯が有る。
又、ムベも似ているが、常緑蔓性木で、これは秋になっても実が割れないらしい。
子供の頃はこのミツバアケビの果肉を良く食べ、甘くて美味しいと思ったが、今は美味しいという人は少ないと思う。薬用にする人は紫色の外皮を利用するらしい。
ゴヨウアケビ ミツバアケビ 実