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「高山植物図鑑」登山道の花

キンポウゲ科 多年草 5枚(裂 春〜初夏 s0415
s0617
沖縄を含む日本全土に分布、平地から低山の日当たりの良い場所に生え、背丈40−50cm程度になる多年草。
一本の茎は多数枝分かれし、茎先に径2cmほどで光沢を感じる5弁黄色の花を咲かせる。
根生葉は長い柄が有り、深く三つに裂け更に細かく裂け、茎葉は柄が無く深く細く裂ける。
似たものに、キツネノボタンが有るが、平地の水路縁などに多く、標高の高い所では見かけない様に思う。
高山のミヤマキンポウゲもよく似ている。どちらも種子は小さな粒が集まってできた球形で、コンペイ糖を思わせる。
別名のウマノアシガタだが、キンポウゲの根生葉又は花弁の形が、馬の足(蹄)の形に似るからと言う。花弁は多少似ているが、根生葉は全く似ていない。
又、根生葉が馬のわらじの形に似るからとの説も多いが、私は馬の足も馬のわらじのも見た事が有るが、どちらにも全く似てないと思う。
従って、花名からこの花を連想出来ないので、あえてキンポウゲ科の本家とし、キンポウゲを正名としておく。
キンポウゲ
別名:ウマノアシガタ