前のページで述べたとおり、地形に沿った道路を作ろうとすると、曲線(カーブ)が必要になってきます。
でも、やみくもに地形なりにカーブを設置しているわけではありません。全国どこでも一定のルールに従って道路(カーブ)は設置してあります。
┌─ | 単曲線 | |||
┌ | 円曲線 | ─┼─ | 複合曲線 | |
曲 線 | ─┤ | └─ | 反向曲線 | |
│ | ┌─ | 3次放物線 | ||
└ | 緩和曲線 | ─┼─ | レムニスケート | |
└─ | クロソイド |
単曲線の諸要素 IP:交点 IA:交角 R:半径 BC:単曲線の始点 EC:単曲線の終点 TL:接線長=R×tan(IA/2) CL:曲線長=R×IA°/ρ° ρ°=1ラジアンの度数=180/π SL:外線長=R×(sec(IA/2)−1) |
片勾配は、基本的にはセンターラインを頂点として路肩側へ向かって下がる勾配をつけます。 カーブ中では、センターラインより内側車線ではマイナスの、外側車線ではプラスの勾配をつけます。 単曲線の場合、BCで片勾配が最大となるようBC手前の直線中に緩和区間を設けてすりつけます。 |
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カーブ中の片勾配のイメージ |
拡幅は、一般道路の場合内側の車線に二車線分まとめてつけるのが一般的です。現場におけるセンターライン(白や黄色の線)は、全体の幅員を二等分した位置に入れられます。 単曲線の場合、BCで拡幅量が最大となるようBC手前の直線中に緩和区間を設けてすりつけます。 |
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