というわけで、早速試乗です。平成8年式のRS-Z(5MT/4WD)です。RS-Rのローダウンスプリングとブランド不明のショックアブソーバ、ビルワークスのマフラーが付いています。プラグとプラグコード、エアフィルターは買った時に新品に交換してもらったそうです。
さて、走り出してみますと・・・シフトアップ時、クラッチつなぐと一瞬もさもさ〜っとした時間が流れて、そのあと回転をあげていきます。そしてレッドゾ−ンはるか手前で頭打ちになります。明らかにどこかおかしいです。が、コーナー進入時の回頭性は私のノーマルスプリングCARAよりいいです。
とりあえず我が家へピットイン。エアクリーナーをノーマル紙製から私のCARAに付けているパワーフィルターに交換して再度出陣。しかし吹けの悪さは変わりません。
またまたピットイン。今度はインタークーラー手前のパイプを外し、EPLをスプレーして吸気系の洗浄をしました。相変わらず無反応ゾーンは解消しません。幾分滑らかに回るようにはなりましたが。
ホントは一度全てをノーマルに戻してみるのが一番手っ取り早い解決法なんですけど、素性のはっきりしない中古車は、どこをいじってあるのか分かりづらい部分がありますから始末に負えません。
とりあえず経験上原因と思われる部分を列挙して、一つずつネガ潰しをしていくしかないですね。
疑わしい場所(順不同) 1.コンピュータ 2.点火時期 3.マフラー 4.タービン 5.インジェクター 6.等々
確認の意味で後日改めて同じコースをヴィヴィオとCARAで走ってみますと、ワークスがサチュレートした(エンジン回転も車速の伸びも)ポイントで、ヴィヴィオはプラス15km/h、CARAはその手前でスピードリミッターが作動して計測不能、でした。
さらに数日後、またまた鈴木君から電話です。(方言バージョンでどうぞ)
調べてみました。こんな時インターネットは便利です。ほとんどタダで貴重な情報が手に入るんですからね。(いただくばかりで私からフィードバックできる情報がないのは少々心苦しいところではあるのですが)
【プロローグその2】
さて、作業日当日です。本日のメニューは、
1.タービン取り外し
2.うまいこといったら、そのままワークスに移植
3.ワークスにアーシング
以上。
タービン取り外し中の鈴木君。 手前のワークスが鈴木君の新しい相棒。 前期型のグリル・バンパーが付いていますが、中身はちゃんとマイナー後です。 スポイラー装着痕のあるグリル・バンパーが付属してきたそうです。 やっぱあやしいな、このくるま。 |
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エアコンのラジエーターが邪魔をして、ガスが抜けてもいい覚悟がないと装着 できないことが判明。 |
これがそのアーシングケーブル。 端子とターミナルが付属しています。 |
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すでに大体の長さにカット済み。 さらに片方には端子が付いているので、必要な長さに切って使うのも簡単。 |
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ケーブルは5.5□です。 安っぽい電工ペンチでは、かしめることができませんでした。 ウォーターポンププライヤーの根元部分が何故かかしめるのにぴったり。 |
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プラス側のケーブルと干渉しないように配線作業中。 | |
完成。 アーシングポイントは、イグナイター・オルタネーター・エンジンヘッド・ バッテリーから一番遠いバルクヘッド部・元々のアース部、の5箇所。 テスターで最も抵抗値の低いポイントを探してアーシングすると、より 効果的なのだそうですが、鈴木君曰く「どっこも一緒やった」。 ターミナルとボンネットが干渉しないように、ターミナルの板を折り曲げる 必要があります。 |
エンジンルームを横切っています。 だって余り物なので、きれいな取りまわしなんてやってる余裕はありません。 |
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ポイントその1 バッテリーから一番遠い部分。インテークパイプを留めているステーの根元。 エンジンヘッドかスロットルボディを経由させればよかったかな。 |
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ポイントその2 元々のアースケーブルを留めてあるボルト。 ここでアースしていたわけではないようです。 鈴木君の解説によると、普通、バッテリーのアースはオルタネーターで 取るんだそうです。 |
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