HONDA FUSION(ホンダ・フュージョン)
(初稿:2003.4.15/最終稿:2004.8.13)
さて、フュージョンです。フュージョンの歴史に関しては、メーカー(ホンダ)のページに系譜がありますので、そちらをご覧になっていただく方が誤解がなくてよろしいかと思います。
絶版車になったと思っていた矢先に復刻してしまいました。中古車市場でも結構な値段(プレミアムに近い)が付いていましたので、メーカーとしてもこのまま再販しても元が取れるとでも思ったのでしょうか。私的には残念でもありますが、部品の心配を当分しなくて済むというところがありがたいです。
先ほどフュージョンの歴史はメーカーのページで、などと述べておきながら、その歴史をちょっとだけ。
1986年 発売開始:499,000円
1990年 マイナーチェンジ(アルミキャストホイールになった):495,000円
1992年 マイナーチェンジ(トランクのロゴ書体変更):510,000円
1994年 SE追加:520,000円(SEは560,000円)
2003年 復刻、Type X追加:499,000円(Type Xは519,000円)
メーカーのページから画像を拝借してきました。(ホンダさん、ごめんなさい) |
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1986年発売モデル | 2003年復刻モデル(Type X) |
こうやって並べて見ると、色使い以外ほとんど何も変わっていないですね。 |
我が家のフュージョンは初年度登録が平成元年ですので、1989年式です。したがって、鉄ホイールの最後の年のモデルということになります(実際には1990年10月のマイナーチェンジなので、1990年式の大半も鉄ホイールだとは思いますが)。登録からすでに15年目に突入しているんですねぇ(この原稿最初に書いた時点で)。
実は、我が家のフュージョン、新車時にバイク屋へ買いに行ったのは私なんです。知り合いの人に言われまして、「おまえ、オートバイ1台買って来い」って。
で、数年後。「おまえ、このオートバイいらんか?」・・・「要ります。ください。」
もちろんそれ相当のお金は払いました。
その後何だかんだで全然乗れずに、最後に乗ったのが最初の娘が生まれた年だったと記憶しておりますので、ずいぶん長い期間寝かせておいたものです。その「つけ」が別頁でレポートしているとおり、大きなものとなって返ってきてしまいました。機械は常に動かしておかないとダメですね。
さて、このバイクのインプレッションですが、「楽。」この一言に尽きます。
長所
・無段階変速によるオートマチックなドライブ
・まさにフルカウルと呼ぶにふさわしいウインドプロテクション
・広いステップによる自由なライディングスタイル
・大きい(サイズも厚みも)シート
・長いホイールベースによる直進安定性
・小径タイヤによる倒しこみの容易さ
等々、大きく作ったことがメリットとして充分享受できます。
短所
・250ccという排気量がパンチ(トルク)不足
・単気筒による振動
・(私にとっては)小さい燃料タンク
・中途半端な大きさのトランク
・プラスチック(無塗装の黒い部分)が経年変化で白くなっていく
もっとも、20年近く前に設計されたバイクですから、当時の水準からするとたいしたスペックなんですけどね。
この短所と思われる部分についても、都会の平坦路ならさほど短所と感じられないかもしれません。私の住んでいるところが「山坂道」主体の山間僻地ですから。どこへ出かけるにしても距離とワインディングが付いてまわりますから。
それにしても、Type Xのバックレスト(タンデムシートの背もたれ)、いいなぁ。後ろに乗せた娘が落ちないか心配しなくて済みそうだし。
「もうひとつのカタナプロジェクト」資金捻出のため、手放してしまいました。
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