スズキGSX750Sカタナ



(初稿:1997.10.10/最終稿:2000.4.10)

 ようやく手に入れました。「カタナ」です。

1100KATANAこれは新車の、しかも1100の絵です。(SUZUKIのWebpageより拝借)

 私が手に入れたのは750ccのフロント19インチモデル(いわゆる1型)ですから、1982年〜1983年に製造されたものです。
 前のオーナー(私の後輩)に「くれ」と言ったら、「GAGと交換ならいい」と言われてしまいました。でも、GAGは手放すわけにいかないので、「現金で頼む」とお願いしたところ、「じゃぁ、50ccなら何でもいい」ってんで、探してきました、"ホンダスカッシュ"!(あ、これも絶版車だ)
 スカッシュといえば史上最小のスクーター(たぶん)。今じゃプレミアもんです。自分でも手元に置いておきたいんですけど、そこはカタナのため、泣く泣く交換ということで…。(このスカッシュ、程度もよくてエンジン絶好調、ほんと惜しかったです。) おっと、スカッシュの話をしている場合ではない。
 でも、このカタナ、50ccのスクーター程度の価値しかないのかしらん。私は自分がずいぶん得をしたような気がしますが、価値観の相違ってやつですかねぇ。
 ありがたいことに前オーナー(複数か?)がほとんどノーマルのままで乗っていてくれました。変わっていたところは、マフラーとシートの表皮くらい。マフラーはノーマルのパーツも一緒に頂きました。
 カタナといえば、私がバイクに興味を持ちはじめた頃、すでにIII型になっていました。私はIII型のライン、嫌いじゃないです。中にはハンス・ムートデザインのオリジナルモデルしかカタナと認めない方もいるようですが、このカタナだって、イメージスケッチとはずいぶんカッコが違いますよね。確か当初のイメージスケッチにはスクリーンはなかったはずだし、シートの段差もこんなについてなかったと記憶していますが。従って、1100にしろ、750のI・II型にしろ、厳密にいえばハンス・ムートのオリジナルではないわけで、よりコンセプトを忠実に具現化しただけのモデルではないでしょうか。極端な話、III型を否定する方は、同じように赤や青のツートーンカラーの「カタナ」も否定して欲しいです。あの色使いがカタナのラインを台無しにしていると思っています。ガンメタじゃ錆びたカタナに見えてしまうし。III型は、そのラインをスズキのデザイナーなりに解釈して(より近代的、といえば若干語弊がありますが)作り出した「カタナ」だと私なりに考えています。いや、むしろタンクからフロントカウルへのラインなど、フロント周りのコンパクトさはよりイメージに近いと思っています。ただ、III型のいかにもプラスチック然とした質感は何とかしてほしいところです。(余談:ZZ-Rを「ニンジャじゃない」という人は少ないと思いますが。モデルチェンジがあっても、名前を受け継ぐ以上そのスピリッツは内面で受け継がれているはずです。)
 ホントはIII型も欲しいんです、私。どっかに落ちていないかなぁ。
 私のカタナですが、今現在車検切れでバッテリーもいかれてるし、ほとんど不動車状態です。なにしろ後輩もここ2年近くぜんぜん乗ってなかったですから。
 車検は近いうちに受けるつもりです。それまでにコツコツと傷んだところとか、直しておきます。その様子は別のページで紹介してみたいと思っています。
 と、云うわけで(どんなわけや)、このバイクのインプレッションは動くようになる(予定の)車検以降です。


と言いつつ、すでに1年近く経ってしまいました。いや〜、時の流れは速いもんだと実感してます。その後のカタナですが、ばらしたまま作業場に入ったままです。せっかく落としたさびでしたが、新たなさびが浮いてくる始末…。ホントになんとかしなくっちゃ。今シーズン('98)中に車検を受けるのは、どうやら無理みたいです。資金さえあればバイク屋に預けて、はいOK、なんですけど。AXのクラッチ換えたし。CARAの車検が春にやってくるし。ん〜、貧乏。


と言いつつ、またまた半年経ってしまいました。いや〜、時の流れは速いもんだと実感してます。その後のカタナですが、ばらしたまま作業場に入ったままです。(この追記を書いているのは99年5月です)
今年の夏こそは復活させます。
きっとバラバラのままバイク屋へ預けることになるんだろうなぁ…。


先日本棚からこんなもの見つけました。持ってたんですねぇ。(99/06/13)


1100もついにファイナルエディションが出ましたね。いよいよカタナという名前が消えるんでしょうか。それともウワサのある新フレーム/エンジンで再登場するのでしょうか。(2000/04/10)






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