やっぱ2ストでしょ!
RG200Γ(NH11A)
手に入れた日:2007.8.10/初稿:2007.11.18



私、まったくの「ど素人」なので、用語の使い方とかパーツの名前とか間違って使っている可能性があります。ウソは書いていないつもりですけど、書いてあることを鵜呑みにしないでください。

 昨年(2006年)のおわら2時間耐久レースにTZM50Rで出場し、排気量の大きなバイクにてんで歯が立たなかったことを反省し、もう少し戦闘力のあるバイクを手に入れたいなぁ、と、レース直後からずっと思っていまして。(反省した結論がそれかい、という突っ込みは置いといて)
 某中古車雑誌や某オークションを常にチェックして待つことおよそ11ヶ月。
 家庭崩壊も顧みず、マウスのボタンをポチっと。

 わはは、買っちゃいましたよ、RG200Γ。

我が家へ到着直後の状態


 なぜこのバイクを選んだか、というと、

これらの条件を全て満足するバイクをリストアップして、さらに消去法で候補車種を絞り込んでいった結果なのでした。
もちろん、乗ったこともなければ見たこともないバイクを、スペック上の比較のみで、さらに現物を確認することなく購入したわけなので、相当なリスクを負っていることは間違いのない事実です。

 しかし、スペックを見る限りでは魅力的なんですよね。

 要は、スズキ車の中で条件が一番近かったのがこれだった、ということです。


 それでは例によってRG200Γのスペックについて、当時の雑誌などを紐解きながら振り返ってみましょうか。

 200Γを語る上で外すことができないのが125Γの存在です。これなくして200Γは存在し得なかった、といってもいいと思います。
 その125Γは、見るからに大柄で、一クラス上に相当するサイズに近いものがあります。これは、単に見栄えを良くしようとか、そういった不純な(?)動機からではなく、当時ヨーロッパで白熱していたSPレースのベース車両としてのサイズ(=ヨーロッパの大柄な体格の人達向けにアジャストされた)ではなかったかと、私的には感じています。1991年のミラノ・ショーには、どう見ても3MA(TZR250)なTZR125Rや、カジバ125ミト「エディ・ローソン・レプリカ」や、イタリアホンダNSR125SPなどがRG125Γと同様に出展されていたようですし。
 さて、125Γは、スチールながらも大断面のツインチューブフレームや倒立フロントフォークなど、125ccに対してはオーバースペック気味な車体構成であるわけですから、200ccエンジンの搭載にあたり、車体側にはあまり手を加えていないようです。
 私が調べた限りでは、125からの変更点として、

等々、エンジン以外の部分でこれだけ異なっています。ちなみに車重は200Γが125kgで、125Γより2kgだけ重くなっています。さらに、外観上の相違点としては、125Γがレプリカ系の派手なグラフィックであるのに対して、200Γは赤一色のソリッドカラーとなっています。ちなみに当時の新車価格は、200Γが485千円、125Γが5万円安い435千円でした(当時は税抜き価格)。


 我が家へやってきた200Γの第一印象は、「思ったよりでかい」でした。単気筒なので、もっとスリムかと思ったんですよ、レーサーのRS125ほどではないにせよ(ちなみに、RS125はライディングしたことがあります)。シートにまたがって、ハンドルに手を置いた感じでは、3MAほど大柄じゃないですけど、88-89NSRに近いものがある。少なくとも、軽量コンパクトとはいえませんね、このサイズじゃ。
 唯一125ベースを感じさせるのが低さですかね。シートの位置もハンドルの位置も250よりは低い。でも、全体的には大きい。これは誤算でした。

 エンジンはセル一発で始動し、特に異音も感じられませんでしたので一安心。レーシングさせた時のスロットルに対するレスポンスも悪くないし、キャブレターもちゃんと生きてる。

 さて、耐久レースまで時間も無いことだし、なんちゃってレース仕様に仕立て上げますか。








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