やっぱ2ストでしょ!
TZM50R(4KJ)



2007年仕様

作業日:2007.6.16/初稿:2007.10.9

私、まったくの「ど素人」なので、用語の使い方とかパーツの名前とか、あるいは取り付け方法などが間違っている可能性があります。ウソは書いていないつもりですけど、書いてあることを鵜呑みにしないでください。

 6月24日(日)におわらサーキットで「サンデークラブマン春のスプリントレース」が開催されました。
 私自身はエントリーして走るつもりは毛頭ないのですが、例によって旗振りのお手伝いのために現地へは出向きます。で、「午前中のフリー走行なら走ってもいいよ。」と言われていましたので、冬の間に手に入れていたパーツの装着と、気になっていた部分のモディファイを行いました。

 何をやったかというと、ハンドルの交換とキャブレターボックスの穴拡大です。
 ハンドルは、某オークションにてハリケーンのセパハンを入手。
 手にとってまじまじと眺めていたときに、閃きました。「左右ひっくり返して使えばポジションがアップするぞ。」
 最近、体力がガタ落ちで、TZMの前傾姿勢を長時間続けることが苦痛に感じるようになっていたので、なるべく楽な乗車姿勢にしたいと思っていたのでした。

ハリケーン製セパハン
作業前
作業前
左側のみ装着したところ。
2本分近くアップしています。
同じく上から見たところ。
長さ方向にも相当長くなっています。
クラッチレバーが短く見える。


 このハンドルの優れている点は、開き角はもちろんのこと、垂れ角の調整もできるというところにあります。
 楽なポジションを探っていったら、開き角は大きく、垂れ角は小さくという、裏返しに使っていることも相まって、まるでアップハンドル仕様のようなポジションになってしまいました。このポジションだと、フルロック時にハンドルがアッパーカウルに当たりますが、走行中にフルロックになることはないので、良しとします。

 次にキャブボックスの加工。
 2006年仕様のところでも述べたとおり、燃料タンクのあり/なしでアイドリングの回転が変わってしまうほど空気が足りていないような感じなので、もう少し空気が入るように穴を拡大します。
 それと、どこからともなく入り込む小石の対策。1回の走行で、ボックスの底にジャリジャリするほど小石やタイヤカスが溜まってしまいます。エンジンも大分吸ってるんだろうなあ。

1レース走行すると、これだけ小石が
溜まります。
清掃するのも大変ですが、エンジンが
吸っている可能性も否定できないので、
対策します。
インマニの右上を塞いでみました。
その上の長穴も塞ぎます。
右上の丸い穴はアクセルワイヤーと
タコメーターケーブルが通るので、
そのまま。
穴開け作業前
穴開け作業後。
随分増やしました。
右側(手前)新設、左側増設。
さらにガソリンキャッチタンク行きの
ドレンパイプの通る穴も拡大。


 低い位置に穴を開けると、小石を吸い込んだりしそうなので、フレームより上でガソリンタンクに隠れない場所を選んで開けました。ついでにガソリンキャッチタンク行きのドレンパイプの通る穴も拡大。
 侵入する小石対策ですが、開いている穴の位置からすると、前側に開いた穴が怪しい。インマニの周辺が必要以上に大きいので、まずここを必要最小限になるように塞ぎます。その上に開いている長穴も、用途が良くわからないので、これは全部塞ぎます。さらにその上の丸い穴は、アクセルワイヤーとタコメーターケーブルが通るので塞げませんし、2本のケーブルで穴がほぼ埋まるので、問題ないでしょう。

 穴塞ぎの効果は、実際にコースを走ってみないと判らないので、開けた穴の効果を確認。お、アイドリングの回転数が変わらなくなったぞ。
 ここでひとつ疑問というか不安が。
 ボックスに入ってくるエア量で、キャブのセッティングが変わるかもしれない。
 まあ、そんなことは普段でもあることだし、気にしないことにします。

 というわけで、レース当日。
 天気予報が芳しくなかったので、雨の降らないうちにさっさと走ってしまいましょう。

 ・・・あれ? 曲がりにくい。
 久しぶりの走行ということを差し引いても、曲がりにくい。上体が起きているせいで、フロントにうまく荷重が掛けられません。伏せたまま行こうと思っても、肘の角度が悪いため、それもままなりません。頭の位置が高いので、バンクさせるのもなんだか怖い。
 ノーマルのポジションは、あるべくしてそこにあることに気が付きました。ハンドルは裏返さずに使いましょう。で、その範囲での微調整にとどめるべきかと。

 でも、普段は明智ヒルトップサーキットをメインで走っている方が、今回初めておわらを走ったのですが、その方から「結構寝てる」と言われました。お世辞でもうれしい。


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