やっぱ2ストでしょ!
TZM50R(4KJ)



レースに出たぞ(結果編)

レース日:2006.8.20/初稿:2007.3.6

私、まったくの「ど素人」なので、用語の使い方とかパーツの名前とか間違って使っている可能性があります。ウソは書いていないつもりですけど、書いてあることを鵜呑みにしないでください。

 さて、レース開催日より半年以上経過してのレポートですから、記憶が曖昧になってしまって、ほとんどレポートにならないと思いますので、簡単に済ませます。

 今回のレースは2時間耐久です。おわらという狭いコースを2時間走り続けるのだったら、TZR250SP(3MA)よりもTZM50Rのほうがいいのかな、という素人考えでTZMにてエントリーしてしまいました。私一人で走るわけにはいかないので、一緒に走ってくれるライダーを探したところ、2名をゲット。一人目は私のページでお馴染み鈴木君。しかし彼は、2輪でサーキットを走るのはおそらく十数年ぶりのはず(その前回の走行は雨の瑞浪ML)。かつてNSR50を所有していたことはあったのですが、TZMは初ライド。まあ、コースやマシンが初めてにせよ、私より速いのは確実なので、何の心配もしていないんですけどね。そしてもう一人はバイク屋の常連客の都竹君。彼はかつて17インチのミニバイクレース経験者で、今ではYZ80にスクーター用タイヤを履いて(他に合うサイズの銘柄がない)、おわらではフルサイズのモタードを追い掛け回すという兵です。私のTZMはすでにおわらにて経験済み。とても心強いメンバーです。

 午前中に予定されていたスプリントレースは、エントリーが少なかったためレース不成立となり(噂ではエントリーがうちのチームだけだったらしい)、午後からの耐久レースの練習走行に振り替えられました。おわら初走行の鈴木君にコースとレースに慣れてもらうために、スプリントの初心者クラスにエントリーしていたんですけどね。まあ、練習時間が増えたので良しとしますか。
 その練習走行時間の最初の時間を使ってキャブのセッティング(というか最終確認)をします。チャンバーを替えた割りにあまりパワー感がありません。真夏の昼近くなので春や秋みたいな訳にはいかないのでしょうけどね。タイヤはよくグリップしています。私くらいの腕ではDLとBSの違いがあまりわかりません。今履いているBSの方が全体的に軽快で、リーンのときに「丸く傾く」気はしますけど、単なる気のせいかもしれないし。ちゃんと走ることを確認できたので、あとは二人にお任せです。・・・そうです。私はレース本番を走りません。何となく上位入賞できそうな気がしているので、私が足を引っ張っても申し訳ないですし。もうちょっと練習してからにします。
 初走行の鈴木君のコメント「タイヤがすげーグリップする。全然怖くない。おもしれー。」
 私はそのグリップするタイヤでも怖いです。やっぱり向いていないのかもしれません。

 さて、午後から耐久レース本番なわけですが、今回は予選を行わず、エントリー順(ゼッケン順)にグリッドに並びます。我がチームはゼッケン5番なので、2列目イン側。

11台エントリーで、スターティンググリッドには10台が並びました。

1台は午前中のフリー走行でエンジンブロー。

NSR250が2台、TZR(3XV)とV-γとSRX400とRS125(レーサー)と
たぶんアプリリアとNSR50が各1台、そしてTZMが2台。


 それではここで今回の作戦を。2人で2時間なので、一人あたり30分を2セット走ってもらいます。あまり長いと暑さ+くねくねコースに体力を奪われて、ろくな結果になりそうもないので。これまでの走行経験から燃料は満タンで充分持つはずなので、ピットインは3回のみ。あとはひたすら周回を重ねてもらいます。

 スタートライダーは鈴木君です。スタート直後はペースの似たもの同士が近くにいて、お互い引っ張り合いながら走れますから、早くペースを掴んでもらうためにはその方がいいかな、と思って。混戦になれば経験者の都竹君の出番となりますしね。


 さあ、スタート!

 ・・・あ、最下位。

 排気量の大きいバイクに置いて行かれてしまいました。加速力の差は歴然としています。
 鈴木君、しんがりを走りながらも、前のバイクにしっかり付いて行ってます。その調子。

鈴木君。
まだちょっとぎこちない。
けど周回のたびにペースが上がっています。


 2st250ccはずっと先行していますが、SRXとは同一周回です。
 スタート後30分になろうとするところでライダー交代です。

ライダー交代。
こうやって見るとTZMって小さい・・・。


 コース上は相当暑いみたいです。でも鈴木君はフルマラソンを完走できる人なので、体力的には何の問題もありません。
 都竹君も順調にラップを刻みます。コーナーは250ccと同等以上で回るんですが、いかんせん立ち上がりで置いていかれます。3MAにしとけばよかったかなー、と後悔した瞬間でした。

都竹君の走り。
耐久で、しかも他人のバイクということで、
かなり抑えて走っています。


 SRXの前に出ました。総合5位を走行しています。
 上位陣に何かあれば表彰台も夢じゃないところにいます。が、世の中そんなに甘くない。上位陣ではなくて自分のチームに何かがおきてしまいました。

 鈴木君2度目の走行中、ホームストレートに帰ってきません。あれ?さっき裏ストレート走っていったのに。・・・上りヘアピンでスリップダウンしていました。このコースの中でも最も速度の落ちるコーナーでしたのでマシンには大きなダメージはないものの、左ステップが折れています。早速予備のステップに交換します。交換後ピットアウト・・・エンジンが回らないようです。うわっ、砂吸ったかなあ・・・再度ピットイン。タンクを外してキャブボックスを見ても砂らしきものはありません。・・・そうか、ガソリンキャッチタンクや。キャブレターからガソリンキャッチタンクへのドレンパイプにガソリンが詰まっていて、キャブレター本体に悪さをしていたようです。パイプの中のガソリンを吸い出して、元に戻したら、ちゃんと回りました。だめですね、経験がないというのは。でも、次回からは(こんなことはあってほしくないですが)ちゃんと一回のピットインで対処できそうです。

 随分時間をロスしてしまいました。都竹君最後の走行で追い上げはしたのですが、SRXまでは届かずゴール。

 結局上位陣にも一波乱あって、総合5位となりました。(結果はこちらに

表彰。
賞品をいただきました。
記念撮影。
左サイドは転倒傷があるので見せられません。


おまけのコーナー

 あのワイン・ガードナーも履いていた(って、ちょっと古いですかね)、「ガエルネ」の代理店であるJAPEXでは、「GENKI PROJECT」としてブーツを年間2足までサポート価格で提供してくださいます。私たち(というかバイク屋のチーム)もそのサポートを受けていまして、ガエルネユーザーとなっています。今回、鈴木君が一回目の走行で自分のブーツを壊してしまったので、二回目の走行時には私のガエルネで走ってもらいました。







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