過去の雑記 00年10月上

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10月 1日
朝ルノアールによってしばらくうだうだ。細木さん(8)と西川魯介の話(やや違う)など。その後、二人で神保町三省堂に寄り、ちょっと本気でまわる。箍が外れた細木さんに、3〜4冊ついでに買わせる事に成功したので大変気分が良い。やはり本屋での最大の楽しみは、人に本を買わせる事だよな。

九段下の中華料理屋で飯を食った後、帰宅して寝る。

10月 2日
筑波勤務一日目。西葛西から通うのは無理がある事を一日目にして痛感。朝っぱらから二時間もかかっていちゃあとてもじゃないがやってられない。柏から通う事でどこまで改善されるのだろう。

10月 3日
筑波勤務二日目。午前3時に寝る生活は、午前7時に起きる生活と相容れない事を痛感しました、まる。

ふとしたきっかけから、柏にはCoCo壱番屋も無いという事実に気づく。なんてこったい。いまさら、そんな致命的な欠点が明らかになるなんて。まったく神も佛も無いものか。
ちなみに快速で一駅南の新松戸には王将、CoCo壱ともにあるらしい。すごいぞ新松戸。今、住み替えるならこの街で決まりだね。

10月 4日
明日の朝からとうとう引越し。現時点で荷造りの完成度は70%ほどか。明日朝までに荷造りが終了するかどうか、予断を許さない状況である。引越しミッションが無事成功するかどうか、まて次号。

天下の往来新大森掲示板の記事なので、既にみな知っているとは思うが、ベイリーの新刊&復刊ラッシュだそうな。しかし、Warhammerのスピンオフ小説第2弾も出させてもらえないとなると、出ても売れるかどうかはやや疑問かも。まあ、客筋が違いすぎる事を考えれば、スピンオフ小説の売れ行きは関係ないか。
この記事では、ベイリーもお気に入りのジャスペロダスがかなりの衝撃画像。ちがわい。こんなばけもん、ぼくのジャスピーじゃないやい。
というわけで、ジャスペロダスというと、紫の地に唐草模様が入った、水玉画伯描くところの特捜ロボ ジャスペロダスしか思い浮かばない僕である。

10月 5日
a.m.2:00
 すみません、寝てました。まさか夢の中でまで荷造りしようとは思わなかったよ。しかし、なんで高機動型ザクだの、ジムキャノンだの、持ってもいないMSVのハイコンプリートモデルばかり荷造りしていたか。> 夢の中のオレ

a.m.4:00
 荷造りはまだ80%程度。どう考えてもダンボールが一箱足りないのがネックだな。

a.m.8:00
 荷造りはほぼ完了。足りないダンボールは誤魔化した。とりあえず区役所に転出届を出してこよう。

a.m.9:30
 西葛西駅で西船橋行きの電車に乗り込み、降りてみたら、浦安だった。どうやら葛西を寝過ごしたらしい。一駅(僅か1分)で寝過ごすとは、かなり疲れているのかも。

a.m.10:00
 荷物の積み込みほぼ終了。六畳間にうずたかく積み上げられたダンボールは、ものの30分ですべて運び出された。おそるべし本職。

a.m.10:00
 西船橋、新松戸経由で柏へ。おとつい変な事を書いたが、新松戸には快速は止まらない。もちろん、そんな些細な事では新松戸の価値は一片足りとも疵つかないが。その土地の重要さを計る尺度は快速が止まるかどうかではなく、CoCo壱があるかどうかだからな。

p.m.1:00
 荷物の搬入終了。引越し終了といえる状態に持っていくには、まだまだ辛く遠い道のりが待ち受けていそうだ。とりあえず、通りからまる見えの窓をふさぐ斜光カーテンが入り用だな。

p.m.6:00
 なんとなく、この部屋の安さの理由が分かってくる。うるさくて、古いんだな。駅側の轟音に比べれば遥かにマシとはいえ、生活音や通りの声が聞こえてくるのはちょっとつらい。うー、窓を本棚で塞ぐかな。

p.m.9:00
 なんか西葛西に比べてすら街が閉まるのが早い。午後9時時点で、深夜営業の店以外は閉まっている印象。これでは終電で帰ってきた日にゃデイリー・ヤマザキくらいしか寄るところが無いぞ。



10月 6日
本棚を作ったり、カーテンを吊ったり、本を運んだり、本を運んだり、本を運んだりして過ごす。まあ、とりあえず寝場所くらいは確保できたか。

夕方過ぎに西葛西に戻り、部屋の掃除をした後、布団も無い部屋でしみじみと眠る。まる2年を過ごしたこの部屋ともついにお別れ。狭い割には使いやすい良い部屋だった。

10月 7日
意外なほど早く目が覚めてしまったので、することもなく佇むうちにアル・サラントニオ編『999 妖女たち』(創元推理文庫)を読了。

悪くないけどちょっと長すぎ。これであと2冊もあるというのはなんぼなんでも。アンソロジーだからって、いやアンソロジーだからこそ厚けりゃいいってもんじゃないよ。
集中のベストはトム・ディッシュの性格の悪さがよく出ている「フクロウと子猫ちゃん」。アル中の暴力オヤジに拾われた子猫とフクロウの話がどうして『クマのプーさん』なのかという話。クリストファー・ロビンが姿をあらわさない辺り、実に性格悪いです。
他では、キム・ニューマンの「モスクワのモルグにおける死せるアメリクァ人」が、わけがわからなくて良かった。なぜかアメリカ人のゾンビに覆い尽くされたロシアという設定だけでもなんだかわからないのに、そこにラスプーチンが絡むのだからもう何がなんだか。
ちなみに表題作はあのエリック・ヴァン・ラストベーダーの中篇。作家名が懐かしい以外に価値はないけど。

昼過ぎに部屋の引き渡しを済ませてから、ここ2年ほど気になっていた中国マッサージの店に行ってみたり。延長してフルセットでやってもらった結果、脚の疲れは取れたが、目的としていた肩から背中にかけての張りはまったく解消しなかった。ちょっと費用対効果が悪すぎたか。まあ、好奇心が満たされただけでも価値はあった。

中国マッサージで予定外の時間を使ってしまったので、中野で映画を見るのは諦め、池袋の東急ハンズで探し物をしてから高田馬場へ。芳林堂で大量に本を買い込んでいるうちに、自分が「東京に買出しに来る人」になったことを実感してしまった。もう、午前0時にふらっとアメコミを買いに行く事は出来ないのだなあ。< そんなこと、した事無いだろう

アンジェラ・カーターだの、藤子・F・不二雄だの、しかくのだの、イダタツヒコだのを買い込んだ後、ユタへ。今日の参加者は、SF人妻、大森望、久世信、小浜徹也、さいとうよしこ、堺三保、志村弘之、添野知生、高橋良平、茅原友貴、林、福井健太、藤元直樹、三村美衣、宮崎恵彦、山本和人(あいうえお順、敬称略)。主な話題は、地震とか、住む所とか、Far Horizenとか、HPのマシンとか、給料とか、映画祭とか、ネヴィル・シュートとか、シーフードSFとか。
なお、ここ(vol.59 祝大増頁漫画の欄参照)によると、岩石オープンのドライバーはタメゴロー&トンチキだそうです。 > 宮崎さん
何番がどのマシンかという記憶力勝負も一瞬あったが4番、8番、10番あたりは皆思い出せなかった。上記資料によれば、4番はコウモリボスのクロイツェルスポーツ。ギャングセブンはその名の通り7番、トロッコスペシャルは10番。全員が話題に参加していたわけではないが、それでも記憶魔人があれだけ集まっていて正解が出ないとは、世の中油断が出来ない。

10月 8日
居住環境を整えるうちに半日が終わる。色々と問題点はあるが、とりあえず汚い部屋くらいには整頓できたような気がする。あとはMDコンポ、TVの類の配置をどうするかだな。

夕方から中野武蔵野ホールに向かい、チェコアニメ2000のEプログラムを見る。10日前なら定期で行けた(っつーか会社から歩いて行けた)劇場に、往復1200円以上も払わないといけないのは、今一つ納得が行かない事である。上映作は、

の3作。どれも寝てしまった時間帯があるので印象を語るほどの権利は無いです。ああ、シュベイブル&フルヴィーネクの人形の、まるっこい造形はかなり魅力的。

映画の帰りに、高田馬場に出て王将で遅い夕食。そうか、中野店よりも高田馬場店の方が旨かったのか。スタンプラリーはやっと2個目。店の見当だけなら、10個はなんとかなりそうだけど、西東京の店に行くには往復千数百円かかるのがネック。餃子定食を実質2000円近く払って食うというのはなんぼなんでも悲しすぎる。

昨日買い込んだマンガから、村枝賢一『BIBLE』『RED』5巻を読了。『BIBLE』は、『RED』の原型になったという友情サバイバル(どんなまとめかただ)もの。これはこれでそんなに悪いわけではないが、やはり『RED』の充実度とは比べ物にならない。原型に終わってくれてありがとう、『BIBLE』。
充実の『RED』はブーン編。ヤクでイッちゃった騎兵隊の描写はかなりやばい感じ。巻も5巻まで来ると、正直第1話をアッパーズ誌上で読んだときの衝撃は薄れてきているが、それでも第37話のような画があるのだから油断は出来ない。この機関車の重量感。さすがだ。

10月 9日
今日も今日とて居住環境の整備に明け暮れる。とりあえず、かろうじて利用可能な距離に使えなくも無いレンタル・ビデオ屋を見つけたのは収穫か。CDが弱いのは僕の利用法からすると致命的だが、空飛ぶサーカスの新リリース版があったからかろうじて合格だ。

ローズ退団決定。ぼーぜん。確かに5億は辛いと思うし、ローズも辞めてもいいやと吹っ掛けた節があるから仕方が無いと思うんだが。ああ。引退試合はちゃんとやって欲しいなあ。
ちょっと怖いのは読売が8億くらいで無理矢理引っ張っていくというシナリオ。清原、ローズ、二岡、江藤、高橋由、松井、マルティネスという野手陣はいろんな意味で恐いぞ。

イダタツヒコ『ゴルディアス』1巻を読む。なんかどんどん絵が崩れているように思うのは気のせいか。個人的には『ブレイド』の頃が一番好きであるなあ。
全てを開く事の出来る鍵師の使い手、キーマスターとなった女子中学生がさまざまな怪事件にまきこまれる物語。まだ序盤ながらイダタツヒコらしい話の広がりが見えて期待が持てる。ともかく無事完結してくれる事を祈るのみ。

10月10日
初めて柏から筑波へ出社(まあ大体)。楽々間に合うはずが、油断したらバスに乗り損ないえらい目に遭う。どうもこう、一時間に1、2本というダイヤは実感が湧かなくていけない。

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