過去の雑記 03年 7月

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7月11日
先日の恋愛頭脳紹介には3人ほどリアクションがあった。

どうやら、僕は若手の男性SFファンと相性ばっちりのようだ。

嬉しくない。

なんだか周期的に流行るらしいご当地の踏み絵愛知人チェックはほとんど名古屋限定に近く、安城・豊田はともかく、岡崎、豊橋の人間は腹を立てるのではという内容。こりゃ駄目だろうと突っ込もうかと思ったのだが、titleタグの中身とファイル名を見て納得してしまった。そもそも名古屋人チェックだったのだな。それはしかたがない。

でも、名駅の待ち合わせ場所は「絵画前」ではなく「壁画前」だと思う。

あと、名大出が憧れる就職先はなによりも先にトヨタではないか。名大は学生の半分が工学部という工学系大学だし、中日新聞だの東海(現UFJ)銀行だのの志望者よりは多いはず。名大航空→三菱重工名航というのも憧れだな。

ついでに、名古屋は西日本だけど関西ではないので注意するように。 > 関東もん

三河は東日本だよね。

7月12日
複数のスポーツ紙で、ナベツネ発言(リンク先はYahoo転載のサンスポの記事)が一面に。どんな意見を持とうととかまやしないが、それをごり押しするために日本シリーズを人質にとろうという下劣さには呆れる他ない。本当にどうしようもない爺だな、こいつ。パ・リーグのプレーオフ案はろくなもんじゃないと思うが、それとこれとは話が別だ。こういう品性の下劣な爺に、品性について文句を言われることほど腹の立つことはそうはなかろう。

夕方から新宿で山本正之コンサート。席について開演を待っていると「アンケートで体臭に関する苦情が多いので避難用の席を用意した、またデオドラントスプレーを用意したので必要なら言ってくれ」という旨のアナウンスが。予想外の内容だったんで思わず吹き出す。確かに、夏場におたく層メインでやるライヴだから臭いもきつくなるよなあ。対策を講じるのは卓見だと思う。思うが、そうストレートに言うのも、ちょっと。

客電が消え、いよいよ開演間近というときになって、僕の斜め前の空席に体重にやや恵まれすぎたタイプの男性が走りこんできた。当初はそうでもなかったが、しばらくするとなんともいえない甘酸っぱい臭いが漂うように。たしかに、これは対策が欲しい。

ま、それはともかく。ライブはいつものようにふつうに。設備関係のトラブルがやや多かったかな。新曲では、2003年版として歌詞をリニューアルした「新型・泡沫シンドローム」、DVDボックス購入者だけがもらえるという作詞作曲・山本正之、編曲・神保正明による真のOP「イタダキマンの歌」、亡くした母にもう大丈夫だよと伝える「花ばばあ」、愛する者を無くした人たちへの共感「One More Hug 涙光るまで」が良かった。NYラブストーリー物の新曲「フォレストヒルズ物語 ♪ロイスのタップシューズ」は楽しい曲なのだが歌詞の世界に入り込めず。長篇中年ドラマシリーズ「銀河熱風オンセンガー「消えた燃えドラの巻」」に対する感情はかなり微妙。自曲の短いフレーズを大量に入れ込んだ造りは楽しいのだが、そこにいない人を悪役にする内容がひっかかる。愛があるのはわかるんだけど、そこに寄りかかりすぎてないか。「大嘘新撰組・斬る!」は、まあ普通。いくらなんでも嘘過ぎる歌詞を許せるかどうかで判断が分かれそう。「あと恒河紗の銀河(ほし)ありて」はマイクの音が籠もって歌詞がいまいち取れなかったのが難。壮大系の曲なんで歌詞がわからないと辛い。

アンコールで「SARABA子供の海へ」が聞けたのが今日最大の収獲。萌黄が小さなベルを空に向かって投げた時、すべての音が止み、場内の空気が凍りつく。高まる緊張。そして、一瞬の間のあと高らかに鳴り響く「RINGLONG」。この瞬間こそ、山本正之全曲の中でも最高の一瞬。52歳となってもまだ衰えぬ山本正之の「RINGLONG」が聴けただけでも、今日のライヴに来た甲斐があった。

なお、「RINGLONG」の中でのベストは三都連続コンサートツアー『鐘ノネ響キテ』名古屋公演で聴いたもの。この時は本当に鐘の音を聴いたかのような印象を受けた。いや、確かに聴いたはず。あの時の鐘の音をもう一度聴くために、僕はライヴに通っているのだ。父の死から数ヶ月、心に常にかかっていた雲をふりはらってくれた、あの鐘の音を求めて。今日はすこし近かった。いつかまた聴けるだろう。

ライヴ後は久しぶりにまさみやに寄って一人酒。一人で居酒屋というのはメニューの按配が難しい。3000円は食いすぎかなあ。でもまあ、うなぎの柳川は美味かったんで文句はない。

7月13日
ペナントレースは今日で前半戦終了。と言っても、セ・リーグも、横浜も事実上終戦を迎えているので個々の勝敗は興味の対象外になっている。しかし、今日の敗戦は残念だった。これさえなければ、セントラル6球団の貯金借金が+35,+3,+1,-1,-3,-35となり、美しかったのに。

とまれ、横浜が100敗ペースを堅持していることは確かである。このまま、年間最多敗記録の更新に向け、行け行けゴーゴー!

うるせー。自虐が過ぎることなんてわかってらあ。こうでもしなきゃ、やってらんねーんだよ!こんな明日の見えないチームの応援はな!

ま、しかし。こういう事態は慣れている。伊達に横浜大洋以来のファンをやっているわけじゃない。弱いときゃ弱いなりに、チームの欠点を愛でればいいのさ。

歪んでるか。

7月14日
うたたねこさんの過ぎ去る日々をノコしてから、読書占い。適当にやっていたら「本格SF」になってしまった(本当)。

理屈っぽいくせにいざ辻褄があわなくなると思考が飛躍してしまうあなた。本格SFの都合のよい科学技術にも納得。他人に必要以上に几帳面を要求しなければ世渡りも上手く行くのだが、わかっていてそれが出来ない。苦労性でもある。
 「旅行ガイド」の恋人と見知らぬ土地へ行くと思わぬ幸運が。
なんだかコメントも当を得ているような。というわけで「旅行ガイド」の方、ご連絡待ってます。 < お約束

7月15日
昨日、36時間ぶりに喰ったコンビニ弁当が胃にもたれ、いつまでたっても腹が減らない。食費がかからないのは助かるが、そのままだと倒れそうだったので無理に胃に物を入れてみる。……うう、胃がもたれる。コンビニのハンバーグは失敗だったか。

例によっての某所には書いたり書かなかったりしたこと。

流れの都合上、辛い点中心の紹介となったゴーシュ『カルカッタ染色体』(DHC)だが、3パートあるうちのマラリヤ研究史(の陰に蠢く秘密結社)パートは文句なしに面白い。ここだけなら、確かに今年の翻訳SFのトップクラス。外枠の現代カルカッタ・パートもまあまあで、噴飯もののメイン・アイデアさえ無ければ十分評価できるレベル。これで、大外枠、近未来ニューヨーク・パートさえなければ。幻想風味の伝奇小説にしておけば良作だったのに、なんでSFにしちゃうかなあ(しかも、なってない)というあたりに勿体なさのつのる惜しい作品でした。国書《文学の冒険》が好きな層にはお薦め、SFはSFであって欲しい層には薦めない。

ハーバート&アンダースン『公家ハルコンネン』(ハヤカワ文庫SF)は『公家アトレイデ』より、だいぶ読みやすくかつ、面白くなった。キャラクターが増えてきたのが好材料。ベネ・ゲゼのかくれんぼとか、詩を吟じるソードマスターとか楽しいシーンもいくつかある。ただ、バカが多いのは気になるところ。特にスフィル・ハワトの無能っぷりは目に余る。こいつ、役に立ったこと無いんじゃないか。

ハリントンの新作はなかなか。艦隊戦だと普通に読めるね。今回もハリントンは不利な戦いを強いられるのだが、士官クラスが使える奴ばかりなので、今までで一番楽そうに見えた。最後はいつもの通りなんだけど、これくらい気楽な困難のほうが読む分には楽しいな。

『新T2』最終巻(竹書房文庫)は残念ながら期待はずれ。いままで数年単位だったのに、急に話の速度が10倍にあがるってのはさすがに無茶だろう。スカイ・ネットもつまんない奴だし、正直読みどころが少ない。2巻までは面白かったのになあ。

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