過去の雑記 08年 4月

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4月 1日
 S.K 式 2008年03月31日の、
   ”高い城の男”フィリップ・K・ディック読了。これはSFでは無いですよね。むしろ読んでて大友克洋の”気分はもう戦争”辺りを思い出した。
が印象深い。改変歴史物はすでにSFの範疇ではないのだな。たしかに架空戦記物の多くはそれだけではSFとは思わないもんなぁ。  それもまた「これはSFじゃない」のひとつの形か。

4月 2日
Webから。

守備力について その2(巨人);野球SNS DIMEさん
 野手の守備力というのは、プロ野球の勝率を争う上において本当に重要なのかという話。この人の日記らしい毒もいっぱいで、それでいて説得力があり面白い。 など、他の日記もみな秀逸。讀賣的なありかたを肯定的にとらえ、そこからぶれないんで、皮肉じゃなく感心するし面白いです。もちろん横浜ベイスターズファンの身からすれば腹立たしい記事も多いんだけど、どうしてそういう意見にたどり着くかは納得できるんで。讀賣を否定しつつ、自チームの讀賣的行動に対しては目を瞑るたぐいの意見に比べればよっぽど好感が持てるというか。
 ときおり、「讀賣的なありかた、讀賣ファンであることが(特にネットなどで)袋叩きにあっていること」への恨みつらみが強すぎるように見えることがあるけど、それはまあしかたがないか。実際、やや不当気味に叩かれているし。

科学とニセ科学の根拠;3ToheiLog
 「科学的方法論が常に適用できることを信じること」を信じるためには、非科学的な信仰が必要だという話から、「科学的に」相手を説得することの難しさ、「日本人の判官贔屓」がニセ科学への批判の目を鈍らせる話など。
 「ニセ科学の最大の問題点は、都合の良いときだけ科学を主張することだ」という点は考慮されてないけど、そんな都合の良い態度を許してしまうシステムが、「そもそもの思考原則は対人的に選ぶ」「過度に糾弾的なものを非と感じる」ところにあるのだとしたら、これも考えるべき議論。
「判官贔屓を中心に結束したコミュニティの心の狭さ」ってのは、普遍的な現象なのかもなあ。と、中途半端にマイナーなものを志向しがちな己の言動を顧みて、深く恥じ入る日々。

開幕戦集客、パが勝ち…セ観客動員数は3年連続で減少
 実数発表後初めて、パリーグの開幕戦観客動員がセリーグのそれを上回ったという記事。
 セは、明治神宮球場、大阪ドーム(京セラドーム)、ナゴヤドームと3大都市圏の球場で、パが、福岡ドーム(ヤフードーム)、札幌ドーム、西武ドームとやや人口規模が劣るor都市圏の中心から外れる球場なんで、セ側の言い訳は難しいとは思う。実人気のレベルでセパが拮抗、ひょっとしたら逆転しつつある兆しと観る向きがあるのもむべ山風を嵐とぞ言うらむ。
 てなわけで、セリーグファンは、この結果に対して、「開幕だけだよ」とか「球場のキャパの差だよ」(本気で狭い広島市民と横浜スタジアムならともかく、上記3球場でこの言い訳はありえないと思うんだが)とか、いろいろ難癖をつけているわけだが。
例: ttp://www.plus-blog.sportsnavi.com/sportscom/article/89 のコメント欄
 パの開幕戦が祝日のデーゲームだったのに対して、セの開幕戦が(金曜ではあるけど)平日の試合だったことを指摘する声が少ないのはなぜなんだろう。他の無理筋よりは、よっぽど戦いやすい場だと思うんだけどなあ。

 それはそうと負けました。他のカードが 8-4、4-2 なのに 3-0 で勝ってしまう中日は美というものがわかってない。そこは 2-0 か 2-1 だろう。

 Amazonから、「ラブストーリーセレクション 5 アイザック・アシモフ」という新刊案内が届き驚く。いつのまにそんな本が。赤木かん子は ロマンティック・ストーリーズ という児童向けアンソロジーでも、アシモフを収録していたらしい。どんだけアシモフのロマンスが好きなんだ。収録作はなんだろう。「サリーはわが恋人」とか?
 海外SFレビューで紹介するというのは大変そそられるが、現物をみていないのでちょっと難しい。なお、件の本を買った人は、『SFが読みたい2008』や『天体の回転について』や『Boy's Surface』も買っているらしい。不思議な取り合わせだな、おい。
#「『読みたい』以外はどれもロマンス」だとか?

4月 3日
最近、終わったアニメなど。

ドラゴノーツ・レゾナンス:全部観ている:全体はにんともかんとも
 残留思念を倒しているうちに、死亡フラグが消えましたよって。「言わんとすること」が「言えたこと」と乖離しまくっててどうにもこうにも。

ネギま!(実写版):数話のみ:観た回はそんなに悪くない
 ひたすら明日菜だけががんばる話で呆然。ネギの立場は。明日菜がクラスメートたちとキスしまくる映像のコンセプトは悪くないと思うが、役者の見た目がついていけてないのは残念。

ロザリオとバンパイア:半分くらい:「そういうもの」としてはちゃんとしていた
 明らかに年齢をごまかしている池田声のラスボスと最終戦。パンチラ&バトルアニメの総決算としてはこれしかない形。仲間たちの再結集も、死んだはずの主人公の復活も見事に型どおりだが、そういうもんなので問題なし。でもまあ、そういうもんでしかないよね。

のらみみ:全部観ている:非常に良質  のらみみが半田と出会った頃。「のらみみ」のアベレージよりは劣ると思うが、まあそれなり。

デルトラクエスト:全部観ている:5クール目はまるごと後日談、意外と悪くない
 戴冠式でハッピーエンド。蛇足感の強い5クール目だったが、まあそれはそれで。

ガンダムOO:全部観ている:それなりに楽しんではいる
 いろいろ2クール目への引きを作って無理やりぶったぎる感は、「コードギアス」の最終回と同じ。ハムさんの使い方がもったいなさすぎ。

マイメロすっきり:概ね全部観た:15分なりに良かった
 前回のメタ展開を取り込み、幼年アニメとしてちゃんとまとめているのは偉い。

ハヤテのごとく!:1/6くらい?:嫌いじゃない
 時間物で主従の絆を再確認。単発エピソードとしてはよくまとまっていた。

俗・さよなら絶望先生:全部観ている:よくできてる
 野良鬼/芽留の声優/前提前提。絶望先生的に普通な最終回。最終回らしいのはOP/EDくらいか。3期も期待。

みなみけ おかわり:2/3くらい:なんだかね
 留学するって本当ですか。なぜ誤解が生じたかというタネあかしすらなかったのは、驚いた。姉妹愛でまとめて1期OPというのは悪くないが、2期的にどうなんだ、それ。

バンブー・ブレード:1/3くらい:悪くない
 半年後、先生も帰ってきて俺たちの部活動はこれからだ。きれいに締まった。全編通して好印象。

君が主で執事が俺で:全部観ちゃってるよ:「そういうもの」としては機能していた
 主人との軋轢はみなのフォローで解決し、親との対決。この作品に、こんなところで深刻になられてもなあ。イマサン。

true tears:全部観た:演出アニメとしては途中まで良質だった
 前回のどうすんだそれという展開を、乃絵に押しつけてなんとかまとめる。着地としては予想というか覚悟よりだいぶまし。大きな問題は紙飛行機がefとかぶったのと、眞一郎の歌うあぶらむしの歌が浮きまくっていたことくらいか。お母さんと比呂美のねじれかたは、最後までたいそう良かったと思う。

true tearsと絶望先生のサントラも買ってきた。なんだよ!「アブラムシの唄」がデモトラックVerって!こんな、ただの童謡みたいなもんが「アブラムシの唄」であるもんか!

俗・絶望劇伴選集は期待通り。「トロイメライ」がすてきすぎる。

4月 4日
「最近のゲームはムービーばかりが豪華」「続編ばかりですね」関連
 「ゲームのトレンドが RPG から外れていく(主流タイトルがアクション性を高めてゆく)ので、そりゃ RPG ばかり選んで遊んでるようなひとから見たら、「最近のゲームはつまらない」的な感想が素朴に出てもおかしくないわな、と。」
 「最近の○○はつまらない」的言説全体に適用できそうな言葉なのでメモ。「そうはいっても、俺が遊びたい(読みたい/観たい/聞きたい)のは、かっての●●のような物なのだ」という意見を無効化は出来ないが、「全体がダメになった」のではなく「俺の好きなサブジャンルが衰退した」だけだと認めさせることは可能かも。
 自分が「最近の○○は」と言いたくなった時の鏡として携帯しておこう。

4月 5日
元ユタの参加者は、SF人妻、高橋良平、林、宮崎恵彦、山本和人。主な話題は、復活・宇宙船、21世紀の「これはSFではない」など。
#2週間後に思い出そうとしたが、無理だった。

4月12日
 エリザベス・ベア『HAMMERED 女戦士の帰還』読了。主人公のジェニーさんが、まわりから尊敬されまくる理由がさっぱりわかりません。すばらしい勢いでなにも解決しない、まったくカタルシスというものが無いのは、いくら連続刊行する三部作の第1話にしてもあんまりだ。その割りに、本筋に絡みそうも無い上に、キャラクター描写の上でも貢献しそうに無い、ついでにそれ自体を読んでいても面白くないという三拍子揃ったエピソードは無駄にいっぱいあるし。この程度の内容量なら数十ページにまとめて、次の巻の第1章にすれば十分だろう。あらすじだけ読んで、次巻から読み始めることをお勧め。次巻以降を読む甲斐があるかどうかは不明だが。

4月13日
 ニセ初音ことディズニーの「ファイアボール」が予想外に面白い件。

 日本ディズニーの製作で、荒川航の監督・脚本によるフルCGの2分アニメ。ロボットのお嬢様、ドロッセルと、御付のタコ足メカ、ゲデヒトニスのピントのずれた会話を楽しむ……のかな。
 「(イルカは)そうよ、愛でてよし食べてよしよ。愛でてよし食べてよし?」というドロッセルの台詞がちょっとツボ。
 「イルカは四万八千年前まで地上で2番目に賢い生き物でした」「人類は?」「3番目です」(大意)というのはダグラス・アダムスを意識してたりするんだろうか。
 東京MXでの放送分は、1週間後に上記公式サイトの「動画を見る」に保存されていく模様なので、観てみたい人はそちらを。

 こちらの情報によると監督は、元はCARTOON NETWORKの映像ディレクターで、PpG担当だった模様。grooviesの映像もひとつ作っている。

 面白いといえばウサビッチもなかなか。MTVなどで放送されているらしい、ショートコメディ。ロシアの監獄でのんきに収監されている二人のうさぎ(と不幸な看守)が主人公。公式サイトの公開分を2本ほど観たけど、どちらも良い感じでした。

 J2にいつのまにか知らないチームがいっぱいある件について。FC岐阜ってなんだ。
北海道 コンサドーレ札幌
宮城 ベガルタ仙台
山形 モンテディオ山形
茨城 鹿島アントラーズ 水戸ホーリーホック
群馬 ザスパ草津
千葉 柏レイソル ジェフユナイテッド千葉
埼玉 浦和レッズ 大宮アルディージャ
東京 FC東京 東京ヴェルディ
神奈川 横浜Fマリノス 川崎フロンターレ 湘南ベルマーレ 横浜FC
新潟 アルビレックス新潟
山梨 ヴァンフォーレ甲府
静岡 ジュビロ磐田 清水エスパルス
愛知 名古屋グランパス
岐阜 FC岐阜
京都 京都サンガFC
大阪 ガンバ大阪 セレッソ大阪
兵庫 ヴィッセル神戸
広島 サンフレッチェ広島
徳島 徳島ヴォルティス
愛媛 愛媛FC
大分 大分トリニータ
福岡 アビスパ福岡
佐賀 サガン鳥栖
熊本 ロアッソ熊本
 現在のJチームは上記33。東高西低というか、関東一極集中の気配(13/33)。県内に4チームもある神奈川は異常。九州もやや多いか。Jチームが無いのは、青森 岩手 秋田 福島 栃木 富山 石川 福井 長野 三重 滋賀 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 山口 香川 高知 長崎 宮崎 鹿児島 沖縄。栃木は関東で唯一ない。
 あと5チームで、J2も20チームになってしまうわけだが、そうしたらJ3を作るんだろうか。それとも、JFLへの降格が始まる?

1 ファジアーノ岡山(岡山)
2 栃木SC(栃木)
3 横河武蔵野FC(東京)
4 Honda FC(静岡)
5 ソニー仙台FC(宮城)
6 FC刈谷(愛知)
7 MIOびわこ草津(滋賀)
8 ガイナーレ鳥取(鳥取)
9 流通経済大学(茨城)
10 ジェフリザーブズ(千葉)
11 カターレ富山(富山)
12 ニューウェーブ北九州(福岡)
13 佐川印刷SC(京都)
14 SAGAWA SHIGA FC(滋賀)
15 FC琉球(沖縄)
16 TDK SC(秋田)
17 三菱水島FC(岡山)
18 アルテ高崎(群馬)
 JFLの現在の順位はこんな。MIOびわこ草津が昇格すると、ザスパと素敵に紛らわしいので、ぜひがんばっていただきたい。

4月14日
 ザ☆ネットスター ねとすた動画に意表をつかれる。動画サイトと来たか。NHKってば。でも、コメントが書けないあたりはまだまだ覚悟が足りない。天の声紹介 ずっと柚姐のターンは、あとで観よう。

 1/100 ウォーカー・ギャリアを買うべきかどうか考え中。あの充実っぷりには敬意を表さざるを得ないが、そうすると近所の店に売っていた再販トラッド11&クラブタイプ&ギャロップタイプも二つづつくらいは買わねばならないという気が。いま、WMをペイントする気力があるかなあ。
 しかし1/100 ガバメントも、ダッガーも、プロメウスも売ってなかったのは悲しいことだ。

 トラッド11、クラブ、ギャロップ、ダッガー、ガバメントまでは四半世紀前(!)に作った記憶があるが、プロメウスは途中でやめたような。どこいったんだろう、あれ。
 ザブングルは最初から視野外だった。他のWMに比べて圧倒的にかっこわるいし。

 おまけ。これはいいWM

4月15日
 Webから。

 無駄に力がかかったトレイラー、テトリス・ザ・ムービー。後半、気力がつきかけるのが惜しい。あと、最後はちょっとなっとくいかない。そこはテトリス達成で締めるべきだろう。

 記事自体は1年前なんで、過去に取り上げたかも。『べーしっ君』擬音集;それは悲しいくらいのピンク色だった。すとらのなばびこーんだと思い込んでいたのでちょっとショックだ。

 STEAMPUNK STAR WARS。大胆なアレンジのSW/アメコミヒーローフィギュアを作っている人のサイト。3POが無駄にかっこいい。

 ところで、小林泰三「天体の回転について」を再読していて気になったのだが、この主人公は誰に語りかけているのだろう。僕の予想は、ガ。

4月16日
 僕の好きな、とある日常の謎物の短篇シリーズを意識している(だろう)という感想をみつけ、在原竹広『ようこそ無目的室へ!』(HJ文庫)を読んでみた。エアコン完備で、パソコン、本棚もそなえつけ、しかも何の目的も無いという理想の部室、無目的室に集まる高校生たちのとりとめもない会話が謎解きになだれこむ日常の謎連作。
 キャラのたちかたもそこそこでしかないし、謎は時にぞんざい過ぎるほどだし、無目的室という場の魅力以外はイマニかな、と思って油断していたので、ちょっと驚いた。なるほど、こうするのか。ミステリ畑の人が感心するほどではないかもしれないが、門外漢が読むにはちょうどいいサプライズ。これは読んでみて良かった。
 なお、読み始めるきっかけとなった作品と似ているかというと、「似てないと言い切るのはしのびない」くらいだった。確かに、一部の固有名詞から類推するに意識はあるのだろうけど、指摘の文章を先に読んでいなかったら、ぼくは気づかなかったと思う。でもまあ、これはこれで。

 ザブングル、というかウォーカーギャリア特集が急に読みたくなって、発売後半月以上過ぎている月刊モデルグラフィックス5月号をいまさら買ったら、「バンダイR3ウォーカーギャリア プロジェクトチーム特別座談会」がすごすぎた件。
 販売状況が苦戦していたR3(ガンダム以外のリアルロボット模型化プロジェクト)の起爆剤として登用された あさのまさひこが、いかにプロジェクトを変えていったかという赤裸々な記録。ザブングル放映の年に生まれた若いCADデザイナーや広報を叱りつけ、ギャリアとは何かを叩き込みつつトータルプロデュースの必要性を教え込むあさのが暑すぎです。ベジェ曲線のアンカーの打ち方まで駄目だしとは。
 ああ、しかし改めて読むとモデグラは面白いなあ。未完成のドランが載っちゃうところも含めて。

 そして、なぜか1/100ギャリアが手元に。ついでにギャロップまで買っちまったぜ。小型WM2個づつはさすがに自重したけど。

 モデル付属「ウォーカーギャリア メモリアルハンドブック」(06年のモデグラ掲載記事の再録・再編集らしい)の、湖川友謙インタビューが面白すぎ。大河原デザインのギャリア初期稿(ダグラムの頭にギャリアとザブングルのあいのこの体がついたもの)とか。

4月17日
数日前の殊能将之日記の、
 Nellie McKay「Zombie」のPV(非公認かもしれない)を見るとよくわかるが、「ゾンビの真似をしてください」と言うと、ほぼ全員が両手を前にのばしてゆっくり歩く。  これはジョージ・ロメロの勝利といっていいだろう。ロメロ作品を見たことがない人でさえ、みんなロメロ作品に影響されているわけだ。だって、誰も本物のゾンビを見たことないでしょう?
という記述を読むうちにふと、「ミイラもゾンビ歩きするなあ」と思った。

 ミイラとゾンビではどちらが先なんだろう。怪物としてのミイラのイメージも映画が作ったはずだから、けっこう微妙な勝負かも。

 とmixiで書いていたら、ミイラはカーロフの演じた『ミイラ再生』(1932)が初出と教えてもらった。不勉強ながら『ミイラ再生』を観ていないので作中のカーロフの歩き方がわからないのだが、それが僕のイメージするミイラ歩きなら、「不死者の動きイメージの系譜」というものが考えられるのかも。明らかにゾンビ歩きから派生しているキョンシー歩きなんてものもあるし。
 カーロフとなると、フランケンシュタインの怪物との関係も気になるところ。脳内安孫子素雄が書くフランケンはわりとゾンビっぽく歩くけど、一般にはどうだろう。
 ともかく、『ミイラ再生』を観てみるか。

ここまでのアニメ・特撮新番組。
期待して観る
 ◎ケータイ捜査官7
 ◎マクロスFRONTIER
 ◎トミカヒーロー レスキューフォース
当分は観る
 ○ブラスレイター:ゲルトさんがかわいそうすぎる。謎の引きずり方がなかなか。
 ○RD潜脳調査室:これは良い太さ。ガッチャマン1号もさすがの名演。
 ○ドルアーガの塔:こういうベタコメディ路線ファンタジーに弱くてなあ。
 ○週刊真木よう子:第2話は普通だと思ったが、第3話がすごかった。筋子。
 ○紅:幼女の芝居(動き、声とも)がすばらしい。少年の邪気眼さえなければなあ。
 ○仮面のメイドガイ
 ○コードギアスR2
次回は観る
 △ソウルイーター:画のよさと、話というか元設定のダメさがつりあってない。全員の紹介が終わってからが勝負か。
 △隠の王
 △アリソンとリリア:ちょっとパターンに過ぎるかなあ。
 △図書館戦争:ベタなラブコメはどうでもいいが、キャラの方向性は気に入った。
 △To LOVEる:エロコメとして良くできているが、そのサブジャンルなら「メイドガイ」だけで十分かも。
 △二十面相の娘:なんかふつうだった。
 △おねがいマイメロディきららっ
 △絶対可憐チルドレン:どうも地味だ。
もう観ない
 ×ヴァンパイア騎士
 △あまつき:大筋は悪くないと思うが、雰囲気があまりにも苦手ジャンルなので。
 ×モノクローム・ファクター
 △クリスタルブレイズ:いまさらシティハンターか。謎自体は気になるが、この古さは辛い。
 ×ゴルゴ13:原作をきちんと再現しているが、あまりにもそれだけで驚きがない。
 ×我が家のお稲荷さま。
 ×S・A 


4月18日
 「週刊真木よう子」#3は原作なしのオリジナルで脚本・井口昇の「おんな任侠筋子肌」。

 やくざの親分にだまされ網走刑務所に行くことになった元情婦(真木よう子)が、脱獄し親分の大嫌いな筋子で復讐しようとするが返り討ちに。その怨念が、無駄になった筋子とまじりあい、彼女は片手が高熱を発する筋子になった、筋子肌の女として復活するのだった。
 うそだと思うかもしれないが本当にこういう話。岩に砕ける波の映像から始まって、作中では「筋子ブルース」もちゃんと流れる。予算も限られるだろう深夜30分の枠で、よくがんばった。
 筋子の弱点である高温蒸気(筋子自身の肌も相手に当たると高熱を発するんだけど……)で攻められたときに、よう子のとった行動にはさすがに呆然とするばかり。こんな仕事、断っても良いと思うんだが。 > 真木よう子

 前回が予想の範囲内だったので、今回で切ろうと思っていたのに切れなくなっちゃったじゃないか。どうしてくれる。


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