【現在の装備】
NJWIN - NJStar CJK Multilingual Support System v1.6(A$69.00)
インターネットエクスプローラ6.0 + 繁体字中国語文字表示サポート(無料)
日中台漢字コード変換プログラム KCTRANS.EXE (北原基彦氏作・無料)
広東語音からJIS漢字を入力するFEP(DOS用、自家製)
WXG 用広東語字音辞書(上記 FEP の辞書部分と同じもの)
冬ソナの女優「チェ・ジウ」が、新聞記事で「崔志宇」と表記されていたので、あれっ、「崔智友」じゃなかったっけ? と思い検索。すると、この問題は多くのサイトで取り上げられているが、結局、正しい表記は「志宇」であるらしい。中国語圏の記事で見た「智友」が頭に入っていたようだ。
「堀智恵美」や「薬師丸博子」のケースとはちょっと違うような気もするのだが、発音からの「音訳」なのだろうか。中国系アメリカ人など、漢字以外の文字で書いてある中国名についても、こういうことは起こりうるのだろうか。
e.Typist v.10.0 プラスアジアは、アップグレード版を購入。インストールはできたが、前のユーザ登録を更新するための、前の情報が出てこずそのままにしている。そもそもこの製品のお知らせが来たということは、ユーザ登録してあるに違いないのだが。
OCRソフト 「e.Typist v.10.0 プラスアジア」の体験版をインストール。香港の雑誌(繁体字)や中国の書籍(簡体字)など、数種類試してみたが、全体として、画像の質と認識率の関係は、日本語の場合と差がなく、十分に使えるとの印象を持った。非常に小さく不鮮明な印刷(CD の歌詞カードなど)でも、それなりに読み取ってくれるので、手打ちによほど習熟しているのでないかぎり、OCR する意味はある。
今使っている、キヤノンのスキャナがにバンドルされていた版からアップグレードできるのかどうか、できるなら買いといったところ。
北京放送の中国語講座の講師だった陳真さんの訃報。昔、アンテナをいじりながら一年間聴いた中国語講座だけが、私の普通話についての知識の元手になっています。
「現代漢語詞典・繁体字版」の印刷本と CD-ROM のセット(現代漢語詞典繁體版, 商務印書館(香港)有限公司, 2003)を購入。CD-ROM は特にいらなかったのだが、香港の通販ショップにはセットしかなく、しかも国内の書店で「本だけ」買うより安いため仕方なく。
ちょうど新しいほうの PC が修理から戻ってきたところだったので、Windows XP Professional の再セットアップのどさくさにまぎれてインストールしてみたところ、動作した。
インストール方法については、「電脳瓦崗寨」にある「漢語大詞典」の詳しい説明とほぼ同様で、簡単にいうと、文字が化けてもかまわずインストールしてしまい、その後、「コントロールパネル」の中の「地域と言語のオプション」で、「Unicode 対応でないプログラムの言語バージョンに一致する言語」を「中国語(台湾)」にする。ショートカットは手動で登録する。
言語の設定を変えたあとは、いちいち再起動しなければならないので、他の日本語アプリと一緒に使えるわけではないが、一応使えることはたしか。印刷版にないものとして、電子版のほうには、見出し字の広東語の発音表記(国際音標)と、音声が入っている。見出し字だけなので、それほど嬉しくはないが、広東語辞典ではないので、これ以上は望めないだろう。標準中国語のほうは、熟語の音声も入っている。
また、カラーの画像もいくらか収録されている。「北京猿人」をクリックしたら、発見場所(周口店)の写真だった。
ところで、今までに買った辞書・辞典の CD-ROM が XP で使えるかどうか、まったくチェックしていなかったので、ぼちぼち調べてみることにした。まず「小学館日中/中日統合辞典」は全然ダメであることがわかった。中国語の表示に独自の方法を使っているためのようだ。単体の電子辞書(Wordtank V70)があるので、もう使えなくてもいいようなものだが……最初から Wordtank があればどんなによかったことか。
ちなみに 「Zingarelli イタリア語辞典1999年版」も、そのままでは使えなかったが、パッチをダウンロードするだけで使えるようになった。こちらは毎年新版が出ており、価格もはるかに安いものなので、「最新版を買ってください」と言われても仕方がないと思ったが、意外に親切。もっともこちらの方は、表示の問題ではなかったようなので、中国語辞典とは事情が違う。
先月話題になっていた、デンマークの第二王子の離婚問題。お妃が香港で生まれ育ち、中英混血の父を持つということで、香港メディアが「シンデレラの夢やぶれ……」と大きく取り扱っていた。「アレクサンドラ」妃の名前が「文雅麗」と表記されている。詳しいことはわからないが、発音は Man A Lai となるので、結婚前の名前 Alexandra Manley と関係のある中国名なのだろう。
前にも書いたが、そろそろ新しい中国語辞典を買おうかと考え、情報を集めてみたところ、今手に入るものでは、小学館の中日辞典の評価が高い。小学館のは CD-ROM 版をすでに持っているので、印刷本の辞書としては、できれば違うものを買いたいが、どうもこれしかないような感じがする。本のほうは、すでに第二版が出ているので、まったく同じものではない。使い勝手等、第二版のほうが必ずしも優れているわけではないようだが、第二版があるなら、それを買うべきか。
と、考えていたところに、amazon で、携帯用の電子辞書の安売り。あまりにも安かったので、思わずキヤノンのWordtank V70を買ってしまった。これの中身は、小学館の第一版、つまり CD-ROM とまったく同じもの、という点はわれながら間抜けな感じがするが、他社の電子辞書も中身は同じ。あまり選択の余地はないらしい。
いろいろ考えたわりには脱力な結果になったが、ただ、買ってみて驚いたのは、「手書き認識」の精度の高さ。「変な書き順」「隅っこに小さく書いてしまった」「短い線を思わずなぞって長くしてしまった」「手がすべって次の画につながってしまった」「とにかく汚い字」等の困難をものともせず、目的の字を捜して第一候補にもってきてくれる。これを使いだすと、もう他の辞書は使えないかもしれない。
手書き認識の驚異に比べると、日本語の音訓から検索する機能などはやや貧弱。全体としてみたユーザーインターフェースや、電源ボタンやペンホルダーのデザインも今ひとつな感じがする。イヤホンジャックにスタイラスペンを突っ込みそうになったりするのは私だけか。
「倩女幽魂」(「チャイニーズ・ゴーストストーリー」)の香港盤 VCD を購入(U$3.99, 中英字幕)。パッケージに印刷してある英語のあらすじ紹介の、固有名詞の表記がかなり不思議。
寧采臣 : Ling Choi Sin
燕赤霞 : Yin Chek Hsia
蘭若寺 : Lan Po Temple
「聶小倩」の Lit Siu Seen は、広東語 Nip Siu Sin の異音、または耳で聞いて書いた結果としてあり得そうな感じ。
ところで寺の名前が蘭若寺というのは面白い。原作では、物語の場所が「蘭若」、つまり寺だと書いてあるだけなので、それを寺の名前にしてしまうとは、とてつもなく安易ではないかと思っていたが、それはそれとして、香港には「蘭若寺」が実在するらしい。
ブロードバンド環境になったので、今まではあまり利用できなかった音声・動画のコンテンツを楽しませていただこうと物色していたら、香港電台で「正しい広東語」を指導する教育番組のシリーズ(http://www.rthk.org.hk/elearning/bettercantonese/)が始まっていることに気がついた。ネイティブスピーカー向けに、ありがちな誤りを指摘し、発音の規範を示す内容で、入門者向けではないが、なかなか充実していて面白そう。WEBで過去の放送を聴くことができる。
講師の何文匯・香港中文大学教授の名前は、見覚えがあると思ったら、著書を読んだことがあった。番組でも、本の内容と大体共通することを言っているようだったが、実際に音声で聴けるのは興味深い。音節の頭の"ng"を落として母音だけで発音してしまう人が多くなっているなどの現象は、長期にわたる音変化の一環なのかもしれないが、実際にその言葉の中に身をおいている人からすれば「言葉の乱れ」以外の何者でもないだろう。
「曹操と張飛、親せきだった」 中国の研究者が新説 という asahi.com の記事、研究者のプロフィールが詳しく書かれている割に、何を根拠にどういう親戚だと言っているのかが書かれていない。なんだか怪しい感じがしたので、ネタ元らしき「天府早報」の記事(http://morning.scol.com.cn/2004/01/12/200401125361842384133.htm)を見たところ、『三国志』(魏書九・諸夏侯曹伝)の注に、(曹操の父の実家である)夏侯一族の娘を張飛が妻としたと書かれていることなどを引きながら、歴史資料と小説の違いを解説している、といった感じの話だった。
小説『三国演義』のストーリーだけを追っている一般のファンは「へぇ〜」と言うであろう、大変面白い読み物ではあるが、「(陳寿)『三国志』の注にそう書いてある」ということが「新説」であるはずがない。それを史実と考える具体的な根拠が別途発表されているであれば、そのソースを示すべきだろう。ただ「親戚だった!」と驚かれても……。
月刊「しにか」がまもなく休刊とか。漢字や日本語への関心のもとで結構売れているのではないかと思っていたので意外。が、考えてみるとこの数年間一度も買っていない。比較的短期間で似たような特集が繰り返されるので、ずっと読み続けるのは退屈な気がするが、読者の方が入れ替わっていくのだろうと思っていた。
また SARS のニュースが出始めているが、東方日報など香港の新聞では、「沙士」の表記が目立つ。去年の流行時は「非典」(非典型肺炎)や「SARS」が多かったように思う。
問題になっている動物のハクビシンは、「果子狸」または「花面狸」だが、「花面狸」を手もとの中日辞典でひくと「中国南部の山地に住む霊猫科の小動物」などと書いてある。「霊猫」はジャコウネコだし、この定義は日本語になっていない。この辞書は、「詠嘆調」(オペラのアリア)も、そのまま「詠嘆調」ですませているなど、訳語の方に時々日本語とは言えないものが混じっているので困るのである。 二十年ほど前に買った時には良い辞書と言われていたものだが、やはり紙の辞書もそろそろ新しいのを買うべきか。
日本でハクビシンの棲息が確認されたのは半世紀ほど前だというから、「ハクビシン」も漢語ではあるに違いない。「白鼻心(又名果子貍)」と書いている中文サイトもある。
中国・中央電視台制作の大河ドラマ『康煕王朝(原題:康煕帝国)』・『雍正王朝』の日本語字幕版DVD-BOXのお試し盤を入手。『康煕王朝』の最初の二回と、『雍正王朝』の予告編が収録されている。雍正帝役は、同じく中央電視台の大河ドラマ『三国演義』(1994)で諸葛亮を好演していた唐国強。『三国演義』はスケールや迫力はある一方、細かいところでは仕上げが少々雑に感じる部分もあったが、今回のはお試しの部分を見るかぎり、細部も丁寧な感じがする。もっとも、最初のエピソードはたいていパイロット版として丁寧につくられるものだが。
歴史小説家の二月河による原作『康煕大帝』と『雍正皇帝』も売れたらしいが、史実と違うとか、つじつまが合っていないというツッコミも見かける。日本の大河ドラマの例を見ても、そんなことは今や何の問題でもないと思うが、さらに、作中にたくさんの詩や対聯が出てくるわりに、平仄や押韻がでたらめである、という批判もある。韻字が「千」と「鹽」だったりするなど、「初心者でもこんな間違いはしない」と、明報のコラムにあった。おそらく、規則を知らないのではなく、わかった上で、娯楽性を優先させているのだろうけれど、字典に名をのこす康煕帝の話だけに、一部の読者を困惑させているのかもしれない。
原作・ドラマともに、乾隆帝を加えて「大清帝国」三部作となっているらしい。
宋美齡女史死去のニュースで、asahi.com 本文では「浙江」が「●江」になっていて、下に「●はさんずいに「折」」と説明してあった。「さんずいに折」と説明できるが「浙」ではない未定義文字があるというわけでもなさそうだが、「浙」を捜している時間がなかっただけだろうか。
日記のほうにも書いた『酔拳』DVD の広東語音声の欠落について。どこが欠けているのか時間で言われてもよくわからないが、数字で見るかぎりかなり多い。『蛇拳』のほうはこのシリーズで買ったので、『酔拳』もほとんど買いそうになったが、やはりここぞというところが無かったら悲しい。それに、なんとなく、こういうものを他のまともな商品と同列にして売ろうとしたことに、不愉快というほどではないが、ひっかかりを感じた。フランス語やドイツ語だったらこういう扱いを受けるだろうか、と心の底で思ったのかもしれない。
しかし、考えてみると、画質より音声の方が大事と思うような人々は、とっくの昔に香港で発売されたソフトをキープしているのではなかろうか。で、思いついて調べてみたら、香港盤のVCDはいまも入手可能とわかったので、さっそく購入(U$6.45)。
もちろん画質はDVDには遠く及ばないが、色は結構よく出ていた。音声は広東語でとりあえず全部入っているようだ。中文字幕つき……なのはいいが、字幕はもとの横幅にあわせて入っているので、トリミングされて左右が切れている。ともかく当分これで楽しめそうだ。DVDは金輪際買わないなどとは言わないが、そのうちまた違うのが出るかもしれないし。
「携帯電話による中国語簡単入力ツール「メール通(つう)plus」の提供開始について」。携帯は多機能化が進んでいるというが、こういう方面はずいぶん素朴な感じがする。でも中国からの留学生などには、とても便利なものなのだろう。「メール送信イメージ」の文例は、メールとして不自然でない文に見えるが、ni(あなた)、ta(彼女)、ma(疑問の助詞)などは出てこない。出てきた時はどうなるのだろうか。
JTの「メイクイファープーアル茶」を飲んでみた。独特の香りだが、「プーアル茶」らしさは強くない。商品名の英文表記は" ROSE PU-ERH TEA"。プーアル茶の表記について検索すると"pu er"に対して" pu erh"が多数。
お茶の名前といえば、「ラプサンスーチョン」には、 Lap San Shu Chong 、Lap-Sang Su-Chong、Lapsan Souchongなどさまざまな表記があるが、Lapsang Souchong が多数派のようだ。日本語サイトでは漢字の「正山小種」と併記しているところが多い。「〜山小種」はともかくとして、「正」が何故 lap なのかちょっと不思議だが、英語に入って訛った形とされている。福建語の白話音から入ったにしても、かなり崩れているような。でも実際にはそう聞こえるのだろうか。逆輸入したものか、「拉普山小種」と表記している中文サイトもある。
「朝日新聞のルビ」ネタばかりで恐縮だが、香港関連のニュースで、董建華行政長官については「トン・チエン・ホワ」などと北京語読みになっているのに対し、政務官、財政官など他の役職の人については広東語の読みがついている。
「トン・チエン・ホワ」といえば、広東語には、明確な下降調がなく、北京語の4声に似た高降調は、平らな声調と交換可能なので、広東語話者が北京語を話す時に、4声を1声のように発音してしまいやすいという。で、董建華(dong3 jian4 hua2)が董奸猾(dong3 jian1 hua2)になってしまうとか……。
『CD-ROM版 字通』(白川静、平凡社)が七月発売予定とか。\15,800 ということは、印刷した本より安い?
最近、朝日新聞では、「江沢民」など中国の人名に、中国語読みのルビがついていることがある。中国人の名前ならすべてについているというわけでもないようだ。また、28日付けの SARS 関連記事では、香港大の「袁国勇」教授に「ユンクツクヨン」と、広東語らしきルビが。しかし、「国」に「クツク」は少々不思議だ。広東語ではないのか?
4月12日の朝日新聞(土曜版)で、ジェット・リーの中国名が「李連傑」となっていた。日本の映画雑誌などでは昔から「李連杰」だったように思うし、また検索してみても「杰」が圧倒的に多い。日本語のページのみでの検索でも、すべてのページの検索でも同様。台湾など繁体字のページでも「杰」が使われている。ちなみに許冠傑の場合は「傑」が使われている。
大陸では「杰」と「傑」は異体字整理によって「杰」のほうに統一されている。朝日は中国人名の「咏」を「詠」に変換することはしなかったのに、今回わざわざ「傑」にしたのは、一貫性を欠いているように思われるが、方針の変更でもあったのだろうか。それとも何か別の理由が?
台湾の行政院が、「通用ピンイン」の採用を決めたことについて、今朝の朝日新聞に、推進派の意見として「台湾語(福建省南部の方言)の表記にも便利」と書いてあった。具体的にどういうことを指しているのだろうか。
台湾では「国語」(標準的な中国語)の通用ピンインのほかに、台湾語や客家語にも「通用ピンイン」が考案されているらしい。そこで、大陸のピンインと違って、最初から諸方言の表記システムを作ることを視野に入れ、一貫した方針でデザインされているとか、そういうことを指しているのかと推測したが、違うかもしれない。意味不明である。
東方書店のオンラインショップで一冊買ってみた。国内在庫がなく版元から取り寄せとなり、届くまで二ヶ月以上かかったが、ちゃんと買えたのでよかった。こういう特定分野の書店も IT化してくれると助かるなあ、などと思っていたら、本のあとから、印刷された出版目録が送られてきた。この辺はまだ IT化しきっていない感じ。
買ったのは『音韻學引論』(黄耀坤 著、書林出版(台北)、1993)。中国語の音韻学の概要を解説した入門書で、同じような趣旨の本は日本でも出版されているが、この本に興味を持ったのは著者が香港の人だから。用語・概念の説明に広東語の例が用いられ、つねに現代の広東語の状況を意識しながら話がすすめられている。音韻史よりも、広東語について「なんでこうなるの?」と思っていたことを説明してくれる部分があった。巻末付録に、中古音(広韻の反切)と広東語の関係の「法則」の主なものをまとめた表がついているのが親切。
なお、著者の名前の「坤」は本当は異体字(方を二つならべた下に土)。BIG5 にもないので、中文サイトでは「坤」だったり外字だったり、ローマ字だったりした。
東方書店のオンラインショップがリニューアルしていた。中国関連の輸入書籍と国内の書籍を扱っており、繁体字・簡体字・日本の漢字を相互変換して検索するため、UTF-8を使用している。つまり漢字が3バイトになっていたりするわけだが、ちょっと検索してみた限りでは、普通のショップのカタログ検索と変わらない。『電脳中国学』の第二作は遅れているのかと思ったら、結局もう出ていたのか。
CNPedia 華文百科で"USB"をひいたら、大陸では「通用串行總線」で台湾では「萬用串列匯流排」だそうだ。……覚えられない。
古い写真を整理していたらこんなのが出てきた。十数年前に香港で撮ったものだと思う。上の行は左から「洗手間」と読んで、中国語で「お手洗」のこと。下の行は謎であるが、まあ右から読むのであろう。場所はたしか、建て替え前のビクトリアピークの展望台。
久しぶりに営団地下鉄のページを見たら、英語、日本語のほかに中文、ハングルの路線図も見られるようになっていた。中文の路線図を見ていたら、東西線の神楽坂は繁体字なのに、大江戸線の牛込神楽坂は簡体字になっていた。大江戸線では、「国立競技場」「東新宿」なども簡体字らしき字になっているので、大江戸線だけ簡体字なのかと思ったが、都庁前は「廳」の字を使っている。さらによく見ると、成田は「机」場で羽田は「機」場。これは、今まで中華航空が羽田発着だった関係? 考えすぎ?
前に9801のエミュレータで松茸が「何か変」だったと書いたが、エミュレータを最新バージョンに入れかえて試したところ、変でなくなった。「ハードディスク」を作ってファイラも入れたら、がぜん本当ぽい気がしてきたので、つい本気になっていじり始めた。別に、実機もあるので(それも3台も)、どうしてもエミュレータでなければならないということもないのだが。
←ホットキーで呼び出す常駐ものも一応動くようだ。広東語の字音を表示しているところ。
ラーメン屋の前を通りすぎた時に、何かがおかしいと感じて、もどってよく見た。「坦々麺」と大書したパネルが店の前に出ていた。まあ、ありがちではあるが、ここまで堂々としたのは珍しいかも、と思い、帰ってGoogleで検索してみると、「担々麺」の約14700対し、「坦々麺」が約10500。「担々麺」が圧倒的多数であろうという予想は、見事に裏切られた。So Tasty-担々麺という、担々麺の情報だけを扱ったサイトによれば、「坦」の字を使用した店が36店もあるそうで、別に珍しいことでもなかったのだった。
康煕字典(安永本)がGTプロジェクトのページhttp://www.l.u-tokyo.ac.jp/GT/kohki/index.htmlで見られるようになっていることに気がついた。画像があるだけで、検索などはできない。検索したい人には、超漢字の康煕字典CD-ROMがあるらしい。それとは別にe康煕字典というのもあった。後者は中国で作られたソフトの日本語版らしい。
康煕字典の部首順とか、康煕字典体とか、やたらと引き合いに出されるわりには、実物を見た人は少ないのではないかと思っていたが、最近関心が高まってきたのだろうか。どんなものか見るだけなら、『標註訂正康煕字典』(講談社刊。渡辺温訂正の明治18年刊本の復刻)が、公共図書館などに、普通の漢和辞典のふりをして並んでいることがある。見返しの部首索引も、漢和辞典そっくりである(漢和辞典の方が真似してるんだってば)。