南武支線101系の周辺

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対峙――205系と101系 (中原電車区 2003.11)
[Nikon D100, AF Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D, ISO 200]

11月15・16日 - 地味な仕事

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引上線に停留 クハ205-23との顔合わせ

鎌倉総合車両所での改造が進められていた(→ 参照: 9月20日) 南武支線205系の第3編成が落成した模様で、まもなく営業運転への投入。それは101系の完全な引退を意味する。来る12月13日、「さよなら101系」オレンジカードの限定発売も公表された。

で、101系は変わらず平日に2日だけ走っている。はがれ落ちた塗装を塗りなおすなどの補修がされたのは、有終の美を飾るためだろうか。

いつもの検修庫脇でなく、高架の本線からは見えない引上線に移動していた101系はこの週末、ちょっと変わった作業についていた。


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電車区の脇を通る道路を進むと、205系と連結された101系の姿。併結の訓練だろうか。何度も連結・解結を繰り返し、そのたびに両者のエアー(ブレーキ)を込めたり抜いたり。

制御回路は違うので協調運転はできないが、ブレーキは貫通して制御される。主にJRなど電車に使われる密着連結器はブレーキ管を内蔵しており、連結だけなら客車などより単純な作業。もちろん営業運転でする併結では、ジャンパ線などの接続が伴う。

今回 作業の相手は山手線出身のナハ34編成 (クハ205-23) だった。


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この引上線にいると、営業中(特に支線)では意外に観察しにくい床下機器がよく見える。クモハ101には主抵抗器と冷却用のブロアー、クモハ100にはコンプレッサー。道路工事を連想させる103系や電気掃除機みたいな209系と違い、コトコトと静かに回るコンプレッサーが好ましい音色だが、これも間もなく「聞き納め」か。

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併結完了の旗が振られた (中原電車区 2003.11)
[Nikon D100, AF Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO 200]