昨日までの終着、溜池山王。山王パークタワーにつながっており、地下空間であることを感じさせない雰囲気づくりがなされている。
地下駅はうすら寒い、ただ蛍光灯が明るく冷たい雰囲気という観念を打破するかのごとく、既存駅のリニューアルはもちろん、新設の駅ではデザインに様々な工夫を凝らしている。ただあまり混み合ってしまうと息苦しいだけになってしまいそうで、少し空いているくらいがいいようだ。
その駅構内外のデザインをいくつか取り上げてみたい。ただ単に道を照らすだけでない照明の使い方がなかなか良い。
回廊を感じさせるホーム。 狭いが安全は保たれる (六本木一丁目) |
スポットライトで乗車位置を示す。 もちろん目の不自由な人には 点字ブロック (六本木一丁目) |
ゆるくカーブした壁面はシールドトンネルの 形から (白金台) |
[左] 六本木一丁目ホーム。スポットライトと間接照明で構成。 [右] 白金台コンコース。各駅にはシンボルカラーが設定されている。この駅は黄色。
麻布十番コンコース。 さり気ない曲線の 天井が印象的。改札外の発車案内は親切だ |
営団・都営の券売機が並ぶ白金台。それぞれに スポットライトが当たっていることに注目 |
ただあえて難をつけるとすれば、線路側の壁が何も施されていないこと。ホーム側からはガラスの仕切りに遮られてわかりにくくなっているが、電車に乗っていると少し暗さが目立つ。(六本木一丁目)