多摩モノレール全線開業
沿線点描
丘陵の空中散歩
多摩動物公園〜高幡不動にかけて、丘陵地の谷間を縫うように走っている。ここには京王動物園線もあるが、モノレールは高い場所を通るので見晴らしもより良く、新鮮な感じだ。今は木々も冬枯れだが、新緑の季節はより美しいだろう。
高幡不動から続く勾配を登る多摩センターゆきを撮る。駅の手前でカーブしているので立川・上北台方面ゆきのホームから簡単に撮れる。ただしここはダイヤ上すれ違う駅でもあるので電車の進入には注意。
駅の外からみると右上のようになる。京王動物園線・多摩動物公園駅の先から丘の上に上っていくと、ちょうど編成が撮れる場所があった。
京王線の駅前にはキリンを模した動物園のモニュメントがそびえ立っている。後ろが動物公園の正門になる。
多摩川を渡る
視覚的に最も開けているのは、やはり広い河川敷を持つ多摩川であろう。
立川側の河川敷から川原に降りると、野鳥の姿も見える。水面に鏡映しになる電車の姿を撮ってみた。
ひところに比べればきれいになった方だろうが、それでも清流には程遠く、少しばかり臭気を我慢しなければならないのが、ここに限らず川原で列車の通過を待つ時の、共通の悩みではある。
立川周辺
立川南〜立川北間では、モノレール線路はビルをよけつつJR線を跨がなければならず、大きくカーブしている。
ビルをかすめるように走る列車の姿は、立川南・立川北の両駅から、それぞれ違った印象で眺めることができる。どの駅もガラスが多用されているが、立川南では内部の鉄筋がないので見やすかった。
特別塗装編成
[上]松が谷-多摩センター [下]程久保-多摩動物公園 |
新規開業部の沿線で最も大きな施設の一つが、東京都多摩動物公園である。今回の延伸開業を記念して、数編成が「祝・開業」のヘッドマークを掲げているが、さらに2編成が動物のイラストを描いた特別編成になった。
1107〜1407がライオン、1115〜1415がキリン・コアラ・ゾウを描いている。
写真の通り、縦長のモノレール車両を大きく使ったイラストだ。また、車内ボックスシートの背にも同じイラストのシールが貼られている。