ごみにまみれて '98/09

Last update: 98/09/28

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●おおさかパルコープとゼミ (98/09/28)

 昨日で学会が終わり、そのまま新幹線で帰ってきてもよかったのですが、今日おおさかパルコープと打ち合わせがあるというので、ついでに大阪まで夜行バスでやってきました。まあ一応寝られることは寝られたのですが、さすがに徹夜から床でのゴロ寝が3日続いた後なので、大阪駅に着いたときにも疲れて仕方ありませんでした。7時についたのですが、待ち合わせが10時頃なので喫茶店で眠らないように気を付けながら作業をしていました。

 気になっていたのは、打ち合わせをするという話だったのですが、時間を打ち合わせていなかったことです。電話をしても連絡がつかないので、心配していたのですが、連絡がついた10時半には「もう一人の理事に結局連絡がつかなかった」という話でした。ようやくこれで京都の下宿に帰れるという安心感から、どっとつかれがでてしまいました。

 下宿で1時間ほどうなされながら仮眠をとり、研究室のゼミに参加しました。心配していた今M2の平井君の修士論文ですが、何をテーマにしたらいいのかはっきりしないままあれこれ模索しており、内容は充実していたものの、どうも歯切れが悪かった発表でした。そこはさすがは酒井先生「コンポストやメタンガス回収など有機廃棄物の処理についてまとめてみてはどうか」という話をもちかけてくれました。テーマとしては社会でかなり注目されるものであり、理想像としてのシナリオも描けそうな感じもあり、ついついその発想の見事さに感動してしまいました。なかなかあれだけ見事なテーマを見つけてくれる先生はいないですね。


●環境経済政策学会発表 (98/09/26)

 昨日は省エネの会社を作ろうという話でいっしょにやっている茂木氏の家におじゃまし、朝近くまで飲んでいました。今日はその勢いのまま、学会発表です(^^;)。理系の学会というのはだいたい発表時間が10分程度で、質問も3分くらいで終わってしまうので、いつのまにかに話が終わったといった感じなのですが、今回は文系に近い学会ということで発表時間は20分、質問は10分、しかも事前に原稿を送って討論者に検討して貰うという力の入れようです。逆にそれだけ面白い議論になるわけですが、準備ができていないとぼろくそにされて悲惨な目に遭うことになります。

 今回の発表は「鉛とカドミウムのマテリアルフローと製品リサイクル」というタイトルで、卒論で行った研究に少し追加をして報告したものです。研究の中心の部分は卒論ですからもう5年近くも前のことになり、それをいまさら引っぱり出して発表しようというのは、ネタがないこと以上になにものでもありません。論文として出す前に、一度討論して貰おうということです。

 発表前には異常なほど緊張してしまったのですが、まあ壇上にあがると意外と気楽に話ができるものですね。発表時間も今回はチェックしていなかったので心配だったのですが、まあ妥当な時間内に収まったようです。ただ、さすがにいくらごまかそうとしても、マテリアルフロー研究をフォローしていないことはばれてしまい、ちょっとつっつかれました(^^)。やはり研究はまじめにやらないといけないですね。

 今回の学会は3回目ということもあり、かなり知り合いも増えてきました。話ができる人が増えてくると面白いですね。居心地がよくなってくるといった感じです。


●子供向け環境ゲーム (98/09/24)

 考えてみれば、徹夜をしたのも久しぶりでした。研究で徹夜をしたのならまだ「かっこいい」かもしれませんが、今回の徹夜は環境ゲームづくり。東京と長野を往復しながら生活をしている八木聡氏がよびかけて子供向けの環境ゲームを作ろうという話が持ち上がって半年、今日はその打ち合わせが東京であり、ゲームプログラムを担当しているために徹夜で作った次第です。

 今回仕上げたのは、2つ。生涯使えるエネルギーを最初に決めて、生まれてから各種の選択をしながらエネルギーを使っていくというもの。たとえば0歳の時にはおむつを紙おむつにするか布おむつにするか選択するといった感じです。これで定められたエネルギーを超えてしまうと人生が終わってしまうというシナリオです。アルゴリズム自体は非常に簡単なのでいろいろアニメーションを付けて遊んだりして時間を使ってしまいました。最高に面白かったのは、BGMとして「人生いろいろ」を流している点。著作権の問題があってそのまま公開することはできないでしょうが、夜中に一人で喜んでいました。もうひとつは、単なる落下型ゲームですが、「リサイクルできるものを選んでいこう」というタイプのものです。

 研究室でもみんなにやってもらいましたが、なかなか好評でした。特にBGMがいいと(^^)。しかし、こういった無料で配布するタイプのソフトでも、やはり音楽著作権協会の許可をもらわないといけないんでしょうかね。

 新幹線で東京へ。もちろんこの会議のためだけに東京へ行くほどお金があるわけではなく、2日後の学会参加のついでというわけです。7時から会合ということで、走って事務所へ行ったものの、結局一人しか集まっておらず1時間くらいのんびり飯を食っていました。まあみんな働いている人ばかりなので私なんぞより忙しいんですよね。

 おおむね、面白いという話だったのですが、「子供向け」ではないのではないかという痛い指摘もありました。子供にはさすがに「人生いろいろ」なんてわからないでしょうしね。まあ大人向けでもいいのですが、そもそも子供向けのイベントで使おうという話だったので、またちょっと考え直さないといけないですね。

 ・・・ちなみに夜は毎回のことながら、朝まで飲み会となりました。2人で一升ビンを空けてしまいましたね(^^)。


●飲み会開け (98/09/22)

 飲んでいる暇はないと思いつつも、昨日はゼミの後の大学院入試お疲れさまコンパに参加してしまいました。1次会で帰るぞ、という決心もむなしく、2次会の「バドワイザーのお店」まで出掛けてしまいました。台風のせいか客もまばらで(こんな時に四条まで出て飲み会をするのはめずらしいんでしょうね)、バドのお姉さんも以前と比べて少な目でしたね。

 久しぶりに飲み明かしたためかなりくたくたになって、今日の朝(といってもお昼)に研究室に付いてみると、メールの山。自転車発電の問い合わせが二件届いていました。Web上で作り方を公開していることもあり、自分で作ってみようという人がかなりいるようです。配線図が古いという問い合わせが多いみたいですね、新しい配線図に尚しておきました。

 もう一つは、「温暖化を防ぐ快適生活」に関連してCASAで講演の依頼がたくさん来ているということで、10月に2回ほど講演をしてほしいというものでした。今年はそうしたものはすべて断って、研究に専念するぞと決心していたのですが、これもまた反古になりそうです。10月13日に羽曳野、16日に泉大津、30日に富田林、11月12日に東京で報告をする予定です。確かにアルバイトと考えると結構いいんですけれどもね。研究が心配です。

 今日は、夕方に朝日新聞の若山さんという方が来られました。酒井先生とはよく行き来するらしいのですが、今週末に東京で開催される環境経済政策学会で、「カドミウムのマテリアルフロー」について発表することを聞きつけ、情報を仕入れに来たそうです。先月の14日でしたか、朝日新聞に「イタイイタイ病はまだ終わっていない」といった感じで日本のカドミウム汚染が諸外国に比べてひどいレベルにあることが記事になっていましたが、これを載せたのが若山さんということです。私が持っているデータもそれほど目新しいものはなかったのですが、雑談を含めていろいろ話を聞けて楽しかったですね。話を聞く時も、話すときにも、非常にうれしそうな顔をするのが印象的で、盛り上がりましたね。


●省エネ第二弾 (98/09/20)

 「温暖化を防ぐ快適生活」を発行してから、自分でも何かをやらないと申し訳ないような気持ちになるというのは、やはり小心者だからでしょうか。今でも順調に稼働している太陽光発電・充電システムだけでは満足できず、もう一つ大きな取り組みをやってみました。結果的に省エネになるというだけで、かなり趣味的な部分も多いんですけれど藻ね、なんと液晶テレビの導入です。

 パルコープからお金がおりて太っ腹になったのか、献血をすませてハイになったからなのか、ついつい四条寺町の電気店街を歩いていると以前から目をつけていたノートパソコンにつなぐテレビチューナーが欲しくなりました。パナソニック製で3万円。ノートパソコンにつなげれば、パソコンの画面上にテレビが出てくるという仕組みです。あまり画面は大きくできないようなのですが、ノートパソコンの消費電力は20Wそこそこなので、テレビよりははるかに消費電力が少なくて済むことになります。ノートで作業をしていれば追加の電力はほとんどいらないということになりますしね。

 最新型かと思って購入したのですが、実は96年製なんですね。画面も異常に小さく、デジタル画像処理を行っているせいか、少しアンテナの状態が悪いだけで画面が飛んだり白黒になったりと、あまり状態はよくないようです。動きもぎこちないし、失敗したかなとも思いましたが、テレビってこんなもんだと思えば十分なんですね。少なくとも音はきちんと入るのでなかなかいい感じです。

 下宿の中で大きな電力消費源というのは、冷蔵庫とテレビとパソコンと照明らしいです。このうち照明はもともとあった部屋の60Wの蛍光灯(30W×2)から、30W×1に変更し、さらにスタンド15Wでも十分部屋で暮らせることが明らかとなってから、かなり省エネになっています。パソコンは逆にかなり増えているかな、でもノートパソコンにしているのでそれほど大きくはないと思うのですが・・・。そして今回のテレビ。あと残るは冷蔵庫なのですが、これがくせ者ですね。現在、下宿の6割以上を冷蔵庫が消費しているはずなのですが、消すには気合いが要ります。特に、以前はほとんど外食だったものの、生活費を切りつめるために自炊を始めているので、消すのは難しいようです。消したらめちゃくちゃ電気代が安くなる(1000円くらい)はずなんですけれどもね。


●パルコープ打ち合わせ (98/09/18)

 久しぶりにおおさかパルコープで打ち合わせを行いました。9月いっぱいまで省エネチャレンジが行われており、10月からは少し忙しくなりそうです。研究の面もあるので、いろいろとお願いしなくてはならないこともあって、調整が大変そうですね。

 まあ、調査はぼちぼちやろうということで、1時間ちょっと打ち合わせを行い、その後は担当の花村さんといっしょに飲みに行きました。結局なんやかんやいって終電まで飲んでいましたから、打ち合わせよりはこちらのほうがメインなんでしょうね。ほんとうは、研究をまとめないといけないんだけれどもな・・・(^^;)。


●柏瀬さん (98/09/17)

 COP3の時に、会場の前でコンサートをいっしょにやった柏瀬さんから手紙が届いていました。年賀状も出さずに申し訳ないなと想いながら、覚えているかどうか分からないけれどということでブックレットを送ったのですが、ちゃんと覚えてくれていたようです。今年の冬にも子供向けのイベントを開催していたらしく、来年1月末に行うイベントに自転車発電をやってほしいということでした。

 子供向けのイベントも壇王児童館で何回かやっていたのですが、なかなか子供に説明する時間がなくて、省エネということを理解してくれたかどうかわからないんですよね。今回はちゃんと60分くらい時間を用意してくれるそうなので、いろいろ企画を考えられそうです。自転車をこぎながら、その電気でスピーカーを鳴らしてマイクでしゃべるなんてのはどうでしょうかね。誰も話を聞いてくれないか(^^)。

 自転車の関係ではもう一つ、大阪テレビから取材の依頼が電話でかかってきました。もうテレビはこりごりだったこともあり、かなり厳しい口調で話をしていたら向こうもあきらめてくれたようです(^^)。自転車発電の設定があまりにも恣意的すぎてよくなかったものですから。自然の中で生活をするという設定で、いろいろ探検したり、自炊をしたりすることまではいいのですが、そこで子供たちが「テレビを見たい」というせりふがあって自転車発電でテレビを付けるというシナリオらしいです。もともと「テレビを付けるのがこれだけ大変だから少しでもつけないようにしよう」という意図で作られたはずなのですが、それなのに自然の中でわざわざテレビを見ようと言うのはあまりにもひどいですね。あちらのいいわけにも同意はできませんでした。でも・・・・取材拒否ってなんかかっこいいね(^^)。


●ゼミ担当 (98/09/14)

 環境保全センターのゼミは毎週月曜日にあるのですが、学生が持ち回りで担当するために、ほぼ半年ぶりの担当になります。時々しか回ってこないこともあり、なかなかシビアなつっこみがあるので有名です。

 今回は、最後の年でもあり、もう回ってこないかもしれないというので、気合いを入れていどみました。いつも厳しい指摘をしてくれる酒井先生対策ということで、文句を言われないようなものを準備してきたのですが・・・・、なんと今日はその酒井先生がヨーロッパへ出張ということでお休みでした(^^)。ほっとするやら、今まで必死になって準備してきたことが何だったのか(いや、そりゃ十分意味があったとは思いますが)。なんとも複雑な気分でした。たとえるなら「ライオンのいない動物園みたいなもの」でしょうか、別に酒井先生がライオンというわけではありませんが・・・。

 あんまりまじめに研究室で研究をしてこず、まじめなネタが尽きかけていたのですが、おおさかパルコープのアンケート調査を研究に繰り込むことができそうだと準備をしてみると、意外と面白い研究になりそうなかんじです。このままドクター論文までまとまっていきそうな感じです。

 基本的に環境家計簿みたいな「省エネチャレンジ」の取り組みに協力するついでに、事前と事後のアンケートをさせてもらって意識の変化をみるものです。しかし、今回取り組んでいる人が比較的環境意識のある人なので、一般の人との比較をしてみたり、省エネ以外にごみ減量や有害物減量に対する意識が違っているのかどうかを調べてみたりと、いろいろと研究の軸は見つかってきました。最初はあまり気が進まなかったのですが、始めてみるとなかなかおもしろいことになってきましたね。

 結局、酒井先生がいなかったので(^^)、ほんわりした雰囲気での議論となりました。まあ身近なテーマであることもあって、話をしていて面白かったですね。研究室のゼミにはそぐわないのかもしれませんが、例の「省エネアドバイス制度」についてもまとめて報告し、いろいろ意見を聞きました。これって全然研究じゃないですよね(^^)。


●妹よ (98/09/13)

 妹が結婚してからもう5年になり、二児の母として田舎でがんばっているようだ。下の姪っ子はまだ私のことを覚えていないらしく、帰省する度に泣かれてしまうが、上の甥っ子は教育がゆきとどき、扉を開けた時点からウルトラマンごっこをすることになる。その妹が、始めて下宿に荷物を送ってきた。

 しばらく前に妹に、私のノートパソコンが一台余っている話をしたら、インターネットをしたいのでほしいということになり、セッティングをして送った。数日間慣れない言葉で電話のやりとりをした後、ようやくメールがこちらに届くようになった。荷物が届いたのは、それからしばらくメールが来ないなと思った矢先のことである。妹から下宿へ何かしら送られてきたのは、就職が決まって始めての給料がでて以来のことである。(ちなみにその送られてきた1万円札は非常用にと未だにタンスにしまってあるのだが・・・)

 別にお礼などいいのに、とひとりではにかみながら思い、段ボール箱を開けると、なかなか趣のある品々につい大笑いしてしまった。これぞとばかりに集められた品々である。

 まずはインスタントラーメンセット。まあ下宿生活には必需品とは言えるが、できるだけ食べないようには気を使っているものである。続いてカップラーメン。値段が高いこともあり、あまり下宿では食べなかったものである。何年ぶりであろうか、久しぶりのカップ麺にちょっとうれしさは隠しきれない。続いて缶詰。そしてカロリーメイト10箱。まあ確かに非常食として利用することは多々あったが、これだけ大量に送られてくると気後れするところがある。

 さらに出てきたのがリポビタンD。そりゃ、一人で下宿生活をしていると、貧粗な食事で気力も出なくなるだろう。そしてマルチビタミンの錠剤。確かに下宿生活ではビタミンが不足するわいな。極めつけは、養命酒。そりゃ下宿生活は不健康になるわいな・・・・。

 いやあ、なんとも兄想いの妹であることか。これだけこうした商品が並ぶのを目にするのは始めてであり、(こみ上げてくる笑いと共に)感動すら覚えたものであった。


●子供向け自転車発電イベント (98/09/12)

 以前自転車発電をさせてもらった壇王児童館で、子供向けの「わんぱく祭り」というイベントがあるというので、自転車発電をしてきました。ヨーヨーつりから食べ物から飲み物から、お化け屋敷までいろいろな出店が用意され、子供たちも100人以上集まってなかなかにぎやかでした。

 「すずきさんの自転車発電」と書かれた看板には、もし1分以上自転車をこいで音楽を付け続けられたら200円券をプレゼントしますと書かれていました。まあ、お金を取って自転車で汗を流して貰うというのも難しそうなので、ちゃんとこげたらプレゼントというのはいい方法かもしれません。まあプレゼントがあろうがなかろうが子供たちは興味をもって集まってきますね。今回はあんぱんまんのCDを用意して貰ったこともあって、小さい子供もいっしょうけんめい音を鳴らそうとがんばっていました(前回は中島みゆきのテープだったので子供にはわからなかったでしょうが・・・)。

 残念なのは私の自転車が非常に古いために、よく揺れることと、サドルがさびてしまっているので高さ調整ができない事でしょうか。小学校高学年の子供たちはうまくこいでいたのですが、2年生くらいになると、足がとどかなくて音楽をならすことができないことが多く、申し訳ない気がしました。まあ小さい子は小さい子なりに楽しんではいたようですけれどもね。

 最後に、みんなでバッテリーに充電をして、その電気でテレビをつけてみることにしました。これは「所さんの目がテン」で学んだことですね。ちゃんと充電できるのかよくわからなかったのですが、どうも10W程度の充電はできているようで、20分ほど交替でこいで貰った後テレビをつけたところ、2分程度付けることができました。あまり実用的ではないようですが、イベントとしてはちょうどいいくらいでしょうかね。


●酒井ゆきえさんに会いました (98/09/09)

 NHKの取材があり、うちの高月教授が「おもしろ研究人生」という番組に出ることになりました。火曜日の夜中にやっているやつです。本来は教授を取材するものなんですが、もともとごみの研究室であり、研究室のメンバーが集められて模擬的に調査を行いました。たぶんみんなの足と手くらいはテレビで流れると思います。

 昨日に引き続いてのロケだったのですが、今日は酒井ゆきえさん(あのピンポンパンおねえさん)が登場して、番組のイントロの撮影がありました。場面設定は、ごみの中身を見て運勢を判断する占い師(私)、そこに酒井ゆきえさんがやってきて「私が結婚できるか」占ってほしいという所です。ごみ袋を開けると、リサイクルできるものなどがたくさん出てきて、「あなたは一生結婚できません」と告げる役です。もっとも、私は後ろ姿だけで声も吹き替えらしいですけれどもね。

 いやあ、どきどきしてしまいました。テレビの撮影自体は何度か経験があるので、興味深く見ていたのですが、酒井さんを目の前にすると、やはり緊張しますね。結局お話はできませんでしたけれど(^^)。うちの研究室の連中も、「絶対サイン貰うんだ」などと言っていたんですけれどもね、みんな恥ずかしがり屋で会っただけで満足のようです。年齢を勘定すると・・・なんですが、普段の仕草も若いですね。


●鵜飼い (98/09/08)

 鵜飼いというと長良川が有名ですが、どうも京都の嵐山でもやっていたようですね。夏場だけらしいですが、友達と見に行ってきました。

 鵜飼い自体は、昔ながらのたいまつを焚いて、6羽の鵜を見事に操りながらやっていましたが、まあこんなものかなといった感じでした。鵜もかわいかったのですが、所詮は見せものなんでしょうね。

 むしろ、屋形船で船遊びのほうが楽しめました。嵐山は京都の西の果て、川をさかのぼると保津峡から亀岡のほうに抜けます。旧山陰線をトロッコ列車で上って、川下りを楽しむというのが、おきまりのコースになっていますが、特に紅葉のころは最高に景色がいいらしいです。嵐山の付近から道の途絶えるあたりまで、屋形船を走らせてもらいました。人気が少なくなってきたあたりで、左右の山がいよいよ急になり、そのあいだをゆったりと奥から流れてくる川に、その奥にある保津峡なる神秘的な土地が想像されて趣深いです。冒険してみたい気分ですね。京都にいる間に、一度でかけてみないといけないかもしれません。


●ブックレット完成 (98/09/02)

 とうとう、ブックレットが届きました。1月に出版したいという話をして、原稿を書き始めてから、春休み、ゴールデンウィークとつぶして書いてきたのですが、それがようやく本になりました。表紙も立派に作ってあって、いやあ感動です。うれしいというよりは、「とうとう本になってしまった」ということでなんか「間違いはないだろうか」と心配が先に立ってしまいますね。小心者なんで・・・(^^;)。

 予定していたエアコンのシーズンは終わってしまいましたけれど・・・まあ冬の暖房の話がメインなので(^^)、これから役に立ってくるでしょう。まあどうせ原稿料でもらっているんで、何部売れても私の手元にはお金は入ってこないんですけれどもね。でもやっぱり多くの人に読んで貰いたいな。久しぶりにビールを空けました。


●冷房調査 (98/09/01)

 前期の間はほとんど活動していなかった京大CO2ですが、ひさしぶりにメンバーが集まって、冷房の温度調査を行いました。去年に引き続いて2回目です。東日本の豪雨のころからすっかり涼しくなってしまいましたが、どうにか気温も30度を超え、一応冷房を調査できるようです。

 実験用の棒温度計で0.1度の単位まで計るのはちょっと気が引けるのですが、一応みんなで基準温度補正を行い、各事務室の温度を測定にでかけてきました。結果としてはまあ去年とほとんど変わっていないのですが、設定温度では26度程度のところが多いのですが、実際の室温としては28度を超えているところもいくつかあるようです。冷房の設定通りには部屋の温度がなっていないというのは、やはり大学のエアコンは性能が悪い可能性があるということなんでしょうか。事務室は大抵28度を守っていたようですが、環境の事を研究している教授室の中には、25度程度の室温になっているところ(経済研究所S和先生)などがありました。いずれ公表する予定です。あとは、図書館系がかなり温度が低かったですね。中央図書館などは設定がもっとも低く、14度などになっていました(室温は24度程度だったようですが)。


お問い合わせ、感想などありましたら鈴木(ysuzuki@mti.biglobe.ne.jp)まで。お気軽にどうぞ。

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