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重大な副作用と症状

副作用名 症状 初期症状 起こしやすい薬剤
悪性症候群 38.1度以上の発熱、筋強剛、無動無言、発汗 急な発熱・発汗、唾液が増える、ものが飲み込みにくくなる、脈が速くなる 抗精神病薬、抗パーキンソン病薬の急な中止
横紋筋融解症 四肢の脱力、腫脹、しびれ、痛み、赤褐色尿、尿が出なくなる 手足がしびれる、手足に力が入らない、全身の筋肉が痛んだりこわばったりする、尿の色が赤褐色になる スタチン系・フィブラート系薬剤、ニューキノロン系薬剤
間質性肺炎 呼吸困難、乾性咳、発熱 息切れがする、息苦しくなる、空咳がです、発熱 小柴胡湯、抗リウマチ薬、ニューキノロン系・セフェム系薬剤
肝障害 発熱(38〜39度)、発疹、嘔吐、全身倦怠、黄疸 発熱、ぶつぶつ様の発疹、食欲がなくなる、全身のだるさ、皮膚や白目が黄色くなる、体がかゆい NSAID、抗結核薬、抗生物質、糖尿病薬
偽膜性大腸炎 水溶性下痢、腹部膨満感、腹痛、38度以上の発熱 1日2〜3回の軟便、頻回の水様性の下痢、お腹が張る、腹痛、発熱、吐き気 抗生物質
急性腎不全 食欲不振、嘔吐、腹痛、血尿、関節痛、倦怠感、全身性の紅潮、発熱、浮腫、乏尿 顔や手足がむくむ、体がだるい、尿の量が減る、尿が赤みをおびる、発熱、発疹、吐き気、節々が痛む、体重が減る 抗生物質、抗癌剤、抗リウマチ薬、消炎鎮痛剤
痙攣 全身性または部分的な痙攣発作 めまい、ふらつき、ふるえ、手足のしびれ感、一時的に意識が薄れる 抗精神病薬、抗てんかん薬、ニューキノロン系薬剤
血管浮腫 眼瞼・頬・口唇・舌・咽頭の浮腫、急激な呼吸困難 唇・舌・まぶた・顔などが腫れる、話しづらい ACE−I
血小板減少症 点状出血、紫斑、鼻出血、歯肉出血、悪寒、発熱 手足に赤い点や赤いあざができる、歯茎の出血、鼻血 抗癌剤、抗生物質、NSAID
ショック 口内異常感、掻痒感、顔面や上半身の紅潮・熱感、くしゃみ、悪心、喘鳴、血圧低下、チアノーゼ 顔が赤く熱くなる、皮膚が痒い、唇や舌・手足がしびれる、くしゃみ、心臓がドキドキする、咽がつまる、息が苦しい、目の前が暗くなる 抗生物質、消炎鎮痛剤、抗癌剤、抗ウイルス剤、酵素製剤
錐体外路症状 慢性の振戦および筋硬直 手足がふるえる、動きが鈍くなる、顔が引きつる、手足がこわばる、表情が硬くなる 抗精神病薬、抗うつ薬、消化器官用薬
中毒性表皮壊死症 高熱、全身に斑状の発赤、やけどと同様の水疱が生じる、表皮剥離、口腔粘膜や結膜のびらん 発熱、発疹、皮膚が赤くなる、皮膚が焼けるように熱く感じる、水ぶくれができる、皮膚の痛み、口内があれる 抗てんかん薬、抗生物質、消炎鎮痛剤
低血糖 空腹感、心悸亢進、発汗、顔面蒼白、傾眠、痙攣、昏睡 急に強い空腹感、冷や汗がでる、寒気がする、動悸がする、手足がふるえる、眼がちらつく、ふらつく、力の抜けた感じがする 糖尿病用薬、抗不整脈薬
顆粒球減少症 白血球が著しく減少し細菌に対しする抵抗力が弱くなる、高熱、悪寒、咽頭痛 咽の痛み、発熱、口内炎、体がだるい 抗生物質、抗癌剤、抗甲状腺薬、抗潰瘍薬(H2ブロッカー)、抗てんかん薬
溶血性貧血 貧血症状、黄疸、脾腫、腎不全 尿が赤くなる、皮膚や白目が黄色くなる、発熱、顔色が悪い、立ちくらみ、疲れやすい、動悸・息切れ、頭痛 抗生物質、消炎鎮痛剤
緑内障 結膜充血、虹輪視、霧視、眼痛、視力障害、視野障害 明るい光を見ると光の輪に見える、にじんで見える、かすんで見える、眼がまぶしい、眼の充血、頭が重い、眼が疲れやすい 副腎皮質ホルモン剤

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