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TTS製剤のはがれた場合の対処法

商品名 一般名 薬効分類 はがれた時の対処法
フランドルテープ 硝酸イソソルビド 虚血性心疾患治療薬 いったんテープをはがして、汗で濡れた肌を清潔なタオル等で拭き取り、テープのシワを伸ばしてから、部位を変えて貼付ける。 貼り直した後も安定した血中濃度推移が認められている。本剤は、角質保護システムを採用したことで粘着剤表面の粘着力が保たれるため、貼り直すことができる。
ニトロダームTTS ニトログリセリン 狭心症治療薬  はがれたら新しく貼りかえる。本剤は、貼付け1時間後に血中濃度が定常状態になり、除去した場合は1時間後に血中から消失する。従ってはがれた場合、すぐに貼り変えても血中濃度が上昇する可能性は低いと考えられる。また、上昇したとしても貼り変え後1時間程度に限られると推察される。
ホクナリンテープ ツロブテロール 気管支拡張薬 はがれたのが貼ってから12時間以上経過している時は、24時間貼付した時の約80%以上が吸収されているので、次の貼付時間まで待っても発作は抑えられると思われる。逆に貼付後12時間以内であれば発作が起きる心配があるため、新しいものを貼った方がよいと思われる。
ニコチネルTTS ニコチン 禁煙補助薬  はがれた場合は、新しいものを貼付して下さい。
エストラーナテープ エストラジオール  女性ホルモン剤  はがれた場合は、新しいものを貼付して下さい。次回はいつもの貼り替えるタイミングで貼り替えて下さい。
デュロテップパッチ フェンタニル 医療用麻薬   パッチがはがれそうなときは、再度、手で押し付けて下さい.パッチがはがれた場合は、直ちに同量用の新しいパッチに貼り替えて3日間貼って下さい。
 イクセロン・リバスタッチパッチ  リバスチグミン アルツハイマー型認知症治療薬   はがれ落ちた場合は、粘着性の低下が考えられるため、代わりに新しい製剤を貼付する。なお、翌日はこれまでいつも貼り替えていた時間に新しい製剤を貼付する。
ノルスパンテープ ブプレノルフィン 持続性疼痛治療薬  テープが皮膚から一部はがれた場合は、再度手で押し付けるか、又は皮膚用テープ等で剥離部を固定するが、粘着力が弱くなった場合は、直ちに同用量の新たなテープに貼り替えて7日間貼付する。またその場合は、現在の貼付部位とは異なる部位に貼付する。
ニュープロパッチ ロチゴチン パーキンソン治療薬  はがれた場合は、新しいパッチを貼り直す。その場合でも、次の貼り替えはいつもの時刻に行う。
ネオキシテープ オキシブチニン塩酸塩 過活動膀胱治療薬  はがれた場合は、新しいものを貼付する。次回はいつも貼り替えるタイミングで貼り替える。
ビソノテープ ビソプロロール 降圧剤  一部はがれてしまった場合、絆創膏などではがれ落ちないように固定する。

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