【トップページへ戻る】

主なバレエソフトのコレクション紹介

プーニ:「パ・ド・カトル」
パ・ド・カトルの初演は、19世紀中頃、ドニゼッティの歌劇『アンナ・ボレナ』の幕間に上演されたそうです。 当時、短編バレエが、オペラの幕間に踊られることが多かったようです。 この時の踊り手は、マリア・タリオーニ、カルロッタ・グリジ、ファニー・チェリート、リシル・グラーンという 当時の大スターたち。振り付けは、ジュール・ペロー、音楽は、ザール・プーニ。彼が手がけたバレエの為の音楽は300を下らないと言われています。 高名な舞姫が四人も集まったのですから、踊る順序のことで、喧嘩になってしまったのも当然でしょう。 4人ともプライドが高く、自分が最高だと思っていて、自分が最後を踊るのだと、聞かなかったそうです。 そこで、劇場の支配人ラミリーは、「年長の方に最後を踊って頂きましょう」と言ったところ、4人とも、どうぞ、と最後を譲り合ったとのこと。女性の心理を考えたうまい解決法ですね。

パ・ド・カトル


【トップページへ戻る】