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動画ファイルのテレビ出力ボード(GV-MPEG2/PCI)    (2008.1.12)

アイオーデータの古いキャプチァーボード、GV-MPEG2/PCIが、テレビへの映像出力用として余生を送っています。 2001年に買ったものですが、当時は、VTRに録ったアナログ映像をデジタル変換するのに大いに活躍しました。 でもその後、HDDに直接デジタル録画し、PCにUSBインターフェイス経由で取り込める、同じアイオーデータのRecONを買った為、 デジタル変換には、ほとんど使わなくなりました。 一方、このボードは、MPEG-2ストリームのデジタル映像をアナログのNTSCビデオ信号(コンポジット・Sビデオ)に変換し、 専用マルチケーブルを使って、テレビに映し出せる機能があり、この機能のおかげで、古いこのボードも、我が家では現役で頑張っています。
GV-MPG2/PCIおよび専用マルチケーブル

現在GV-MPG2/PCIは、HPのサーバー:ProLiant ML110に組み込んでいます。このサーバーは、CPUがCeleron D 326で、 CPUの能力はあまり高くないのですが、映像のデジタルからアナログへの変換は、GV-MPG2/PCIのハードウェアで行うので、PCの能力はあまり必要なく、 この非力なCPUのサーバーでも大丈夫なのです。 変換されたビデオ信号は普通の4:3サイズのテレビに映せるので、居間のテレビに繋いで、HDDに格納されたバレエなどのMPEG-2ファイルの映像を大画面で楽しんでいます。 動画の動きはカクカクすることなくスムーズですし、映像はとても綺麗です。 PCからテレビへの映像出力は、グラフィックボードのビデオ出力やダウンスキャンコンバータでも可能ですが、 この場合は、PCモニタ出力をビデオ信号にコンバートするため、テレビの画面では画質が劣化し、オリジナルソースのMPEG-2の高画質が生かせません。 GV-MPEG2/PCIは、MPEG-2ストリームをそのままビデオ出力に送っているため、画質の劣化がなく、美しい映像をテレビの大画面で楽しめるのです。 ただ、このGV-MPG2/PCIは、仕様上はWindowdowsXPにも対応をしていることになっていますが、現実にはWindowdowsXPでは不安定で、Windowdow2000で使っています。 WindowsXPでも動きますが、すぐハングアップしてしまい、使い物になりませんでした。

最近のビデオキャプチァーボードは、これよりずっと高性能ですが、アナログ映像をデジタルに変換してHDDに記録する機能のみで、 HDD上のデジタル・ファイルをアナログのビデオ映像に変えることができるものは見あたりません。 MPEG-2デジタル・ファイルからアナログ映像への変換には、もうしばらく、このボードに頑張ってもらおうと思います。

GV-MPG2/PCIのPCでのビデオ出力操作画面、および、GV-MPG2/PCIに接続したテレビへの出力映像

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