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Nゲージ:車両紹介(25):京急1000形(初代)電車 (2016.5.21改)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、京浜急行1000形(初代)電車です。

京急1000形(初代)電車は、1959年に登場して以来、製造数350両を超え、登場から51年に渡って活躍し、かつては京急の代名詞的存在でした。 2002年登場の1000形(2代)の新1000形と区別して、旧1000形と呼ばれています。 全車電動車の2両1ユニットで構成で、M1系車に主制御器、M2系車に補器類を搭載し、最高速度120km/hの高性能車で、地下鉄での運用を考慮して貫通扉を装備していました。 昭和43年から、都営地下鉄浅草線を介して、京成電鉄・都営地下鉄・京浜急行の相互乗入れが始まり、この京急1000形(初代)は直通列車に使用されました。 私は、昭和40年代中頃から暫く千葉県市川市に住んでいて、現在の横須賀市との往復に、この京急1000形(初代)の直通列車を利用しました。 貫通扉のある端正な顔立ちと、軽快な走りで、長年に渡って多くの人に愛されてきましたが、寄る年波には勝てず、2002年に新1000形が登場すると廃車が始まり、 2010年に大師線で最後の運用を終えると、里浜の車庫に残るの保存車以外は完全に姿を消してしまいました。

京急1000形(初代)は、私の最も好きな京急の車両で、走行できるNゲージ模型がなかなか見つからなかったのですが、 たまたまネットオークションで4両編成の京急1000形(初代)のセットを見つけ、迷わず直ちに購入することにしたのです。

この模型は、(株)マイクロエースの製品です。以前は、(株)有井製作所(アリイ)という名前でプラモデルや鉄道模型製作の会社でしたが、 2004年より現在の名前になりました。以前に買った国鉄ED73形電気機関車のケースは、(株)有井製作所となっています。 先頭車2両と中間車2両の4両編成で、動力は中間車の1両に付いています。 最近のNゲージの動力車は、スムーズな走行をするようモーター軸に直結してフライホイールを装備しているものが多くなってきましたが、 この動力車にもフライホイールが付いています。動力車は重量があるしっかりとした作りで、4軸のうち2軸に滑り止めのトラクションタイヤが付いていて、 牽引力が強く、4両連結でも山岳路線のループの急勾配を上れます。 山岳路線のループは半径243mmや280mmのカーブが多いけれど、トンネルは18m級車体の車両限界を考慮して作ってあるので、この4両編成のデハ1000形でも、 通過できるけれど、高速走行は無理なので、これよりカーブの緩い田園ループのレイアウト上を主に走らせています。

さらに、以前買った2両のディスプレイモデルも車輪を金属のものに変えウェイトを乗せて走行可能にし、6両編成で走らせて楽しんでいます。
Nゲージ:京浜急行デハ1000形通勤電車 4+2両編成
編成 京急デハ1179、デハ1220(M)、デハ1223、デハ1224
メーカー/購入時期 MICRO ACE(品番:A0079〜1両、A0078〜3両)、 TOMYTEC:鉄コレ、2014年購入
動力ユニット ウォームギアによる前後台車駆動、フライホイール搭載
動輪の仕様 駆動輪:4軸8輪、2輪にトラクションタイヤ装着
ライト 前照灯・尾灯点灯
付属設備等 各車の連結部はアーノルドカプラー、正面はダミーカプラー
全長・重量 全長:各車125mm(カプラー装着状態)、重量:70g(動力車)、30g(その他)

マイクロエース:左から、デハ1224, デハ1223, デハ1220(M), デハ1179

TOMYTEC 鉄コレ:左から、 デハ1071,デハ1072

高架橋のカーブを通過する京急デハ1000形4両編成

 走行動画      


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