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奥山有紀子さん  (清楚な中にほのかな気品が漂う美しい舞姫)

スリムで均整のとれたプロポーションに、スラッと伸びた美しい脚。正確なブーレに、ハッと息を呑む「決め」の美しいポーズ。
幼い頃からの厳しいレッスンによってダンスクラシックの基礎をしっかりと身につけた奥山さん。清楚な雰囲気の中にほのかな気品が漂う美しいバレリーナです。
奥山さんは、現在、川崎市のバレエ研究所でバレエのレッスンに励み、「一瞬の輝き」を求めて、日々、精進に努めておられます。

ステージでの奥山さんは、とても穏やかな優しい感じの舞姫ですが、バレエに関しては絶対に譲れない!という強固な信念と情熱をもった方とお見受けしました。
先日、ドリーブのバレエ「シルヴィア」の発表会がありました。
このシルヴィアは、奥山有紀子さんがぜひともやりたいと開催側を説得、実現したものなのです。
シルヴィア自体、全幕上演されるのは珍しいのに、これを発表会で取り上げたことはとても意義のあることだと思います。彼女の熱意に頭が下がります。
今回の発表会は、彼女にとって、始めての全幕の主役、稽古場設立30周年記念、しかし自分が提案したので逃げられない、ということで、出演前のプレッシャーは大変なものだったようです。 一週間前から食べ物が喉に通らなくなるほだったそうです。
でも、彼女はプレッシャーをはねのけて、見事に踊りきったのです。会場は大きな拍手に包まれました。
あのスリムで華奢な体のどこにこんなパワーがあるのでしょうか。私は、彼女から「情熱」と「勇気」を授けてもらったような気がします。
私は奥山さんに、心から、「素敵でしたよ。ご苦労様!!」と言いたい。
そして、輝かしい未来の扉を自らの手で開いた彼女を、心から祝福したいと思います。

それに、奥山さん、人一倍の努力家です。「シルヴィア」発表会の翌日から、彼女の稽古場は夏休みに入ったのですが、彼女は妹さんと二人で自主練を続けていました。 彼女は、「このまま休んでしまったら、体戻す方が大変になっちゃいますもん。それ考えたら多少疲れはあっても、今体動かした方があとがラクだし、というただそれだけのことなのですが。」と、 さらりと言ってのけましたが、良き仲間の妹さんと二人一緒だったとは言え、皆が休んでいる間の自主練、なかなか出来ることではないですよね。

奥山さん、クラシック・チュチュがとてもよく似合い、まさにバレエのプリンセスと呼ぶのに相応しい。いつか彼女が踊るオーロラ姫を観てみたい。 難しい「ローズアダージョ」のバランスをばっちり決めて、にっこり!!。想像するだけで、わくわくします。
奥山有紀子さん!!、いつまでも私たちに夢を与えてくれる素敵なバレエの天使でいて下さい。そして、美しい笑顔を忘れないでくださいね。
でも、バレリーナは体が資本。無理は禁物、くれぐれも怪我に気をつけて下さいね!!。


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