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プリウスの米国顧客満足度4年連続首位に思う    (2007.12.9)

「米自動車満足度:トヨタ・プリウスが4年連続で首位」、こんな記事が2007年12月4日の毎日新聞に載っていました。米消費者情報誌「コンシュマー・リポート」の満足度の高い自動車ランキングで、燃費の良さや環境への配慮などが評価され、92%の消費者が次回も購入したいと回答したそうです。 現行の第2世代プリウス(HW20 型)の発売が2003年ですから、発売翌年からずっとトップということになります。これは凄いことです。プリウス愛用者としても誇らしく思います。
私がプリウスを購入したのは3年前。先日、初回の車検を受けましたが、私もとても満足しています。とにかく燃費が良い。坂の多い横須賀の市街地でさえ、リッターあたり20キロ強、高速道路を使った長距離走行では、25キロを越えます。以前乗っていた日産ローレルの3倍です。私の年間走行距離は約10,000キロなので、リッター当たり20キロ走るとすると、必要なガソリンは500リッター。 リッター当たり155円とすると、年間のガソリン代は75,000円となります。以前のローレルはリッターあたり約7キロでしたから、必要量は1,400リッター、217,000円かかりることになります。プリウスはローレルに比べ、ガソリン代を、年間142,000円、節約できることになります。結構ばかにならない金額です。レオナルド・ディカプリオや黒柳徹子も乗っている環境に優しい車ということで買ったのですが、これほどガソリン価格が高騰した今となっては、経済面からも、プリウスにして本当に良かったと思います。
 
先日、トヨタのセールスマンは「プリウスはトヨタ車で最も完成度が高い車だと思う」と言っていましたが、私も、痒い所に手が届いたよい車だと思います。 わずかに楕円形のステアリングは、膝との間隔がゆったりとしています。ホイールベースが長いわりに小回りがきき、車庫入れも楽です。スプリングは適度な硬さで疲れません。シフトレバーは、ゲーム機のジョイスティクのようで、最初少し違和感がありましたが、慣れるととても使いやすいものです。 その他、自然に経済的な運転に誘導させる燃費モニター、ブルートゥースのハンズフリー電話、全く狂いのない電波時計、バックの視界が良いバックモニター、連続走行時アクセルを踏む必要のないオートクルーズなど、とても便利です。尤も、車庫入れを補助するインテリジェントパーキングアシストやコマンドの音声認識は、エンジニアの遊び心が過ぎたようで、あまり必要とは思いません。
唯一不満なのは、高速時の騒音。時速90キロを越えると結構うるさい。エンジン音なのかCVT(無段変速機)の音なのか分かりませんが、かなり唸ります。私はクラシック音楽を聞きながら運転することが多いので、ビアニッシモの時は気になります。是非とも改善して欲しいものです。
 
ところで、次の世代のプリウスは、というと、電灯線からも充電できるプラグイン・ハイブリッドと小型高性能のリチウムイオン電池の搭載が売りのような気がします。でも、噂では、第3世代のプリウスは2009年発売とのこと。わずか2年後の発売となると、1年後は製造ラインが出来ていないと間に合いませんから、目玉の2つが組み込まれるのは難しいかもしれません。なぜなら、プラグイン・ハイブリッドは試作車が出来たばかりですし、リチウムイオン電池は、このところ発火事故が多くて電機メーカーは対策に大わらわというところだからです。
2年後の次の車検の時、今の車を新しく買い換えようかなと思う反面、第3世代プリウスが現在のプリウスと大差ないのであれば、現在のプリウスがとても気に入っていて買い換える意味がないので、リチウムイオン電池搭載のプラグイン・ハイブリッドの第4世代のプリウス誕生まで、今の車を使い続けようかとも思ってしまいます。 

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