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USB接続ドライブをLANで共有できるアダプタ   (2006.8.20)
    【Compact USB Server(USL-5P)】

バレエですと大抵2時間ですが「眠りの森の美女」では、3時間近くになってしまいます。オペラだと3時間近くなるものが普通です。 バレエの映像を録画すると、標準的な画質でも4GB位になってしまいますし、「眠りの森の美女」やオペラだと、6GB近くなってしまいます。 これらを80〜120GBのUSB外付けHDDに収録しているのですが、HDDがどんどん増えてきて、5台にもなってしまいました。 これらの外付けHDDの映像をLANで繋がったPCやリンクプレーヤーで観る場合、このHDDが繋がっているPCを立ち上げる必要がありました。 そこで、これらのHDDを繋げておくサーバが欲しい。かといって、そのために専用サーバとしてのパソコンをつけっぱなしにしておくのは電気の無駄だし・・・・。 この悩みを解決してくれたのが、IO-DATA社から発売されているUSB Server(USL-5P)です。 HDDだけでなく、DVDドライブなどUSBの各種ドライブをネットワークで共有できるのです。


左端がUSL-5P、その右は接続のHDD類

イーサネットによるストレージの共有機能を持つネットワーク関連製品はこれまでにもありました。 HDDを共有するNAS(Network-Attached Storage)はその代表的なものですが、私が以前から使ってきた「Samba Server」はHDDを持たず、HDD、CD-ROM/DVD-ROMやMOといったドライブの共用が可能でした。 ただこの「Samba Server」には弱点がありました。HDDのファイル形式はFATのみで、WindowsNTのNTFSフォーマットは読み書きできませんでした。 また接続機器も最大2台でした。
今回購入したConpact USB Server(USL-5P)は、本体はコンパクトで、サイズは幅12p、厚さ2.5p、奥行き9p。縦置き用スタンドも同梱。10/100BASE-TX対応のイーサネット1ポートと、5つのUSB2.0ポートが付いています。 NTFSフォーマットのHDDのを書き込みはできませんが読み込みは出来ます。 書き込みをするには、FATまたは専用のフォーマットにすることが必要です。 ただ、私の場合、NTFSフォーマットでの書き込みはPCで行い、Conpact USB Server経由では読み込みだけなので、とりあえず、これで大丈夫です。
PCにソフトをインストールすることなく、Conpact USB ServerをLANケーブルでネットに繋ぐだけでサーバとして認識され、ワークグループなどの各種設定はPCのブラウザから可能でした。 またアカウントやIPアドレスによるアクセス制限、ストレージ内のデータを指定した時間にバックアップするスケジュール機能も備えています。
 
ただし、一つ改善してもらいたい点があります。NTFSフォーマットが読み込みだけで、書き込みが出来ないため、 書き込むときには取り外してPCに接続しなければなりません。私の場合、内容が映像ファイルなので観ることがほとんどで 書き込みの頻度は少ないとはいうものの、書き込むときはやはり不便。 NTFSの権限等の問題で 難しい点があるかもしれませんが、是非NTFSフォーマットの書き込みに対応して欲しいところです。
 
ともあれ、これでPCを立ち上げることなく、多くのバレエやオペラの映像を、常時テレビや別の部屋のPCで観ることができるのは有り難いことです。

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