鉄道
☆1)インド国内の旅行手段は主に「飛行機」「鉄道」「車」に分かれます。この中でインドの人にとってもっともポピュラーなのが鉄道です。寝台列車に乗って、インドの国内を移動してきました。

☆2)まず、予想どおりだったのが時間のルーズさです。まず、発車時間の数十分後に鉄道がやってきました。そして到着が数時間後れ。予想はしていましたが「牛がいるから列車が通れない」と聞いた時は「さすがインド」と思いました。

次に予想外だったことです(こっちの方が多いですが)。まずは駅の形。「どこが駅なんだろう」と言っていると、既に駅の中にいました。日本みたいにちゃんとした入り口がありませんでした。あと、駅の放送。「ジャジャーン!」と放送の度に、パソコンのWindowsの起動音が鳴るんです。びっくりしました。みんな「うぉー、仕事を思い出す!」とわめいていました。

駅のホームにもやはり牛糞が落ちていたので、牛が乗り込んでくるんだなと思いました。また、列車に乗った直後、会社の人が荷物盗まれました。ほんの数十秒目を放した隙に、着替えが入っている荷物を見事盗まれてしまいました。パスポートの入っている鞄の方でなくて本当に良かったです。

☆3)また、列車の中では出会いもありました。ちょうど寝台車の、座席の一つの区画で4人が寝れるようになっていたのですが、同行の人と私と、スイス人の父娘との相席になりました。片言英語で会話しました。列車から下りて分かれた二日後、偶然観光地でこの父娘と再会しました。お互いに驚き、再会を喜び合いました。これだから旅は面白い。

☆4)寝台列車なので、夜は車中で寝ていたのですが、夜ふと目を覚ますと、謎のインド人たちがうろうろしていました。そして数人が、私たちの顔を覗き込んでいるのです。寝てる振りをしてやり過ごしましたが、非常に恐かったです。

次の日の朝、車内で朝日を浴びながら飲んだチャイは、旅行中で飲んだチャイの中で、一番おいしいチャイでした。スイス人の父親は一人で3〜4杯飲んでいました。よっぽどおいしかったのでしょう。


飛行機


☆1)私は、今回の旅行で生まれて始めて飛行機に乗りました。大阪空港からインドのデリーまでノンストップの飛行機です。日本・インド間の飛行機は思ったより快適で、ビールも飲み放題でなかなか良かったです。雲海も見ることができたし、まずまずのフライトでした。ただ、晴れた空から見下ろす日本の大地を期待していたのですが、これは見ることができませんでした。インドと日本の時差はだいたい3時間程度ですので、「行き」は一日がちょっと長くなる程度だったので気になりませんでした。しかし「帰り」は、夜が3時間も短くなったので、次の日は非常に眠たかったです。

☆2)私の勝手な想像で、スチュワーデスは若い女性が多いと思っていたのですが、そうでもないみたいでした。「昔スチュワーデスやってました」みたいな人が結構多かったです。あと、男のスチュワーデスの人もいました。確かに内容は力仕事みたいなものだからなあと思いました。

☆3)飛行機はインド国内の移動でも利用しました。ただし、こちらは日本・インド間の時とは違いインドの航空会社の飛行機でした。この飛行機は非常に揺れたので落ちるのではないかとちょっと不安でした。このインド国内の飛行機、どうやらバスのようなものみたいです。私たちが乗った飛行機は各駅停車でした。空港で止まる度に食事が出されるのは、非常にインドライクな感覚だなあと思いました。おかげで目的地に着く頃には、もう物が食べれない状態になっていました。


大道芸


☆1)インドの旅行中は物売りと物乞いが多かったですが、その中でもちょっと一風変わっていたのが大道芸人たちの存在でした。たわいもない芸(?)をしてお金をせびってくる子供もいれば、すばらしい演奏をする演奏家までその種類は多彩でした。

☆2)その中でも特に印象的なのが子供の大道芸人(?)たちでした。乞食と紙一重の彼らは、3〜5秒で終わる短い芸をただひたすら、壊れたレコードの様に繰り返すのです。その芸を見て、少しでも興味を持った動作をすると、途端に近づいてきてお金をせびり始めます。ここからはもう、乞食か大道芸人か分からなくなってきます。お金を払わないと、私たちの進行方向を遮りながらひたすら芸を繰り返してくるのです。インド人って根性あるなと思いました。

☆3)もう一つ、インドといえば有名な大道芸があります。そう「蛇使い」です。笛を吹きながら蛇を操るあれです。私たちのイメージだと、道端を歩いていると、笛を吹いている人がいて、良く見ると蛇を操っている。そんなイメージがあります。でも違うんです。

道を歩いていると、数人が集まってきて、いきなり私たちの前で座り込んで蛇を操り始めるんです。数人の蛇使い達が一斉に我先にと笛を吹き始めるんです。最初は面食らいました。想像するのと、実際に行ってみるのは違うなと思いました。


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