7月31日(水) 暑さから逃げるように、また娘と映画。劇場版ポケットモンスター水の都の護神ラティアスとラティオス」を観てきました。いやこれが!思ってたよりずっと面白かったです。母はまたしてもちょっと泣いちゃったよ。CG使いまくりの水上レースのシーンや、石畳の細い路地を走るシーンがとても綺麗かつ爽快。見てて気持ちよかった。イタリアの水の都、ベニス気分に浸れます(ここでは架空の町、アルトマーレね)。ラティアスたちの話はけっこう泣かせるし。大人も子供も楽しめる、非常にいい出来の映画だったと思います。「ピカピカ星空キャンプ」もかわいかった〜。ソーナノ、大活躍。子供たちときゃあきゃあ笑いながら観てました。

 『アクアリウムの夜』(稲生平太郎、角川スニーカー文庫)読了。コワオモシロかったです。イッキ読み。青春心理ホラーとでもいいましょうか。『六番目の小夜子』(恩田陸、新潮文庫)がお好きな方ならぜひ。ああいう、なんだかわかんないけどとにかくこわいんだよおお!という感じの話です。恐怖の正体ははっきりしないのだけど、行間からなんともいえずもやもやっとした形の怖さがにじみ出てくる。背中がぞわぞわっとするような。「な、何?次に何が出てくるのよお一体?」とビビりつつも、すぐに次のページをめくらずにいれらない。この路線のホラーなら好きだな。

 新刊速報、トップだけ更新。


7月30日(火) 今夜はまた蒸し暑いですね。こういう日はアイスがうま〜い。マイブームの、ハーゲンダッツのグリーンティー。

 ああ、なんかSFっぽい夢を見たんだけど忘れちゃった…。

 雪樹さん復活。うれしい。でも、無理はなさらないでね。私もここんとこ、本がちっとも読めてないです。コミックくらいしか。まあ夏だし。脳みそ溶けてるからさ。

 ま、また「あずまんが大王」見るの忘れちゃった…。がっくり。昨夜は11時半には寝ちゃったからなあ。

 「幻の名作SF!」という帯が目を引く『デイヴィー 荒野の旅』(エドガー・パングボーン、扶桑社)入荷!「核戦争から300年、少年の成長と遍歴を描く」というストーリーは、かなり好みかも。「SF版『ハックルベリー・フィン』、『トム・ジョーンズ』とも称される、国際幻想文学賞受賞作家パングボーンの代表作、待望の邦訳!」(裏表紙より)と言われたら、買うしかないでしょう。解説は牧眞司さん。

 早川書房の常備入れ替え。ポケミスの入れ替えをしてて、あれっと思った。どれを見てもどの本だか全然区別のつかない、おなじみの抽象画の表紙の中に、1冊だけ男女のイラスト表紙が。『飾窓の女』(ウォーリス)。ふうん、こんなのあったんだ。

 新刊速報、更新。大島弓子のグーグー2巻は、8月下旬に延びちゃったみたいです。くすん。


7月29日(月) ねっとりと身体にからみついてくるような、熱帯夜の空気。朝は涼しかったんだけど。

 う〜ん、今日はちょっとダウン気味。あ、『別世界通信』(荒俣宏、イーストプレス)が入荷してました。


7月28日(日) 土日で、房総の御宿へ海水浴に行ってきました。のですが、行きの車中でぼんやりと外の景色を眺めていたら、なんと「麻雀博物館」の看板が。そう、先日読んだばかりの『おさんぽ大王』6巻(須藤真澄、エンターブレイン)で、ますびちゃんが訪れていたアレ。これが行かずにおれようか。帰りに寄り道。世界随一なんですってよ。中国にもないんだって。

 道沿いのバラック小屋みたいなのにでかい看板がついてたので、これえ?と思ったら違いました。実際は道の奥にあるなかなか素敵な2階建ての館でした。こわごわ覗くと、おじさんが愛想よくチケット(大人200円)を売ってくれて、「ごゆっくり〜」と声をかけてくださる。よろしければ記帳を、と言われて開いてあるノートを見たら、ぎょぎょ、昨日は4名くらいしか書いてない(笑)。も、もしかしてすごくお客さん少ない?でも私たちのあとに、すぐ1組のカップルが入ってきましたが。

 もっとちゃちなのを予想していたら(失礼)、これがなかなか立派な博物館で。3年前にできたばかりだそうで、中もキレイ。1階の資料室には、ちゃんと出たばかりの『おさんぽ大王』6巻が燦然とショーケースに陳列されてました(笑)。他にもいろんな方の麻雀漫画たくさん。さらには、昔実家にあって私もさんざん遊んだ、懐かしの液晶ポケット麻雀ゲームを発見!電池が少なくなると液晶が薄くなって、私の視力低下に大変貢献してくれたのですよ。弟と奪い合って、毎日1時間くらいやってたからなあ。ヒマだったんだなあ(笑)。レベルが2種類あって、上級にするとあっという間にやられるんだよね。ずるいの。>別にずるというわけでは

 2階には世界の麻雀牌がショーケースに陳列されてました。これが面白いのよ。ほんとにいろんなのがあってね。竹でできたのやら、翡翠でできたのやら、傑作は横にある特殊眼鏡をかけると牌が透けてみえる、イカサマセット(笑)。私が一番気に入ったのは、全部の牌に水滸伝の登場人物画が描かれているもの。

 お土産もいろいろ売ってて、でももらっても喜んでくれるひとが思い浮かばず(麻雀のお守りとか。欲しいひとは泣いて喜びそうだが)、会社にと「国士無双の麻雀クッキー」を購入。いがらしいみきおの点点というパンダのキャラがついてます。この博物館、竹書房とつながってるみたいですね。サイトも竹書房内だし、入れてくれた手提げ袋にも竹書房の広告が。受付兼レジのおじさんは笑顔で「これもこれもどうぞ」とおっしゃって、ここの資料やら博物館会報やら、あげくには「2002年世界麻雀選手権大会 日本代表選手選考会」のポスター(でかいよ)までくださるというサービスぶり。ひょっとしてあたしに大会に出ろと?>違います

 いやあ、楽しかったですよ。海水浴などで、上総一ノ宮のお近くまでいらした方はぜひ。おじさんがとても喜ぶと思いますので(笑)。


7月26日(金) ダンナに頼まれて、『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』(早川書房編集部編、早川書房)と、トーキングヘッズ叢書「ゴシック・テイスト」を購入。

 『西洋骨董洋菓子店』(よしながふみ、新書館)ファンの皆様っ。明日発売の月刊ウイングス9月号で、ついについに最終回ですよ〜!(涙)表紙のよしながふみイラストを使った図書カードの、全プレもありますよん。

 『ちょびっツ』6巻(CLAMP、講談社アフタヌーンコミックス)読了。切ないねえ。

 昨夜読んだ『おさんぽ大王』6巻(須藤真澄、エンターブレイン)には死ぬほど笑わせていただきました。相変わらずぶっ飛んでるなあ、ますびちゃんたら。大田垣晴子と系統的にはちょっと似てるけど(トレンドに乗らずマイペースで、ややババくさい^^)、ますびちゃんにはかなわない。もはや、遥か遠い世界まで行っちゃってます(笑)。月影センセイ、大ウケ。しかしめちゃくちゃ行ってみたいぞ「つくば」。エキスポセンターと筑波宇宙センター。テクノ筑丸くんとお話したーい。あと、この「歌声喫茶」ってのも行ってみたーい。あ、こっちは新宿ですので混同しないように。

 とある方とお話して、やっぱり私の本の買いっぷりはフツーの方から見ると尋常じゃないということが判明(笑)。ネットのお友達みてると、これが標準だからさ(皆様よく買ってらっしゃるし)、ついこれが世間一般と思ってしまうんだよね。ほほほ。

 明日はネットのない世界へ行くので、更新はお休みします。あーでもケータイがあるから、掲示板チェックはできるのか。今やどこに行っても、ネットと繋げる世界になってしまったのだなあ。

 新刊速報、ちびっとだけ更新。


7月25日(木) 朝は涼しかったけど、夕方店を出るときは蒸し暑くなっていた。昼間、雨降ったのね。

 昨日書き忘れたけど、「猫の恩返し」の主題歌を歌ってる、つじあやのさんの声はすごくよかった。軽く、透き通るような声。かなりツボ。

 本日の注目新刊。

1 SFマガジン9月号…戦争SF特集。表紙がすごくカッコイイ!
2 
『ウロボロスの波動』(林譲治、早川書房 ハヤカワSFシリーズJコレクション)…2段組。
3 
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』(早川書房編集部編、早川書房)
4 
『レインボーマン・ダイヤモンドアイ・コンドールマン大全』(岩佐陽一、双葉社)
5 
『風のかなたのひみつ島』(椎名誠、新潮社)…写真豊富!キレイ!
6 
『おさんぽ大王』6巻(須藤真澄、エンターブレイン)

 上記のうち、1と6を購入。2は考え中。私はハードSFはちょっと…。『なるたる』9巻(鬼頭莫宏、講談社アフタヌーンコミックス)無事ゲット。でも前の巻をひっぱり出さないと話が思い出せないぞ。

 というわけで、今夜は読みたい漫画が何冊もあるのでとても幸せ〜。

 話が飛びますが、私は子供の頃、周りの子に比べてとろかったのね。今思えば、3月生まれだったせいかもしれないけど。小さい頃のこの差は大きい。身長もたいがい前から3,4番目のチビだったし。走るのも、自転車に乗るのも、給食を食べるのも、とかく皆に遅れをとっていて、置いていかれまいととにかくいつも必死だった。いつも心細くて、置いていかれるのがこわくて不安で。

 なんだか最近、あの頃のことを思い出す。怒涛のように出る新刊に置いていかれまいと必死で本を読んでる今の自分が、あの頃の自分とシンクロするのだ。

 本当はそんな風に焦る必要などない、ってわかってるんだけど。もちろん、本を読んでる間は本当に幸せで楽しくて、それはいつでもちっとも変わらない。ただ、刊行ペースに完全に置いてきぼりをくらって、途方にくれているだけ。マイペースでいこう、って悟りを開ければさぞかしラクなんだろうけどなあ。小心者なので、まだそこまでの心境に到らないのですよ。とにかく、会社で毎日新刊洪水の波にくるくると翻弄されているだけに、なおさら、ね。だって、うちの日記をお読みの皆様ならおわかりでしょうけど、毎日毎日、面白そうな本がこんなにいっぱい出るんだもの!読みたい本が出ない日、ってほとんどないもんなあ。

 新刊速報、更新。


7月24日(水) 娘と映画「猫の恩返し」を観に行く。女性半額デー&夏休みのため、満員。内容は、ひとことで言うなら、「浦島太郎」の女子高生&猫バージョン(笑)。猫を助けた女の子が、お礼に猫の国に連れて行かれて…という話。「耳をすませば」のさまざまなモチーフから無理やりお話をひねり出したような印象。やや説教臭いのがアレですが、そこそこ面白かったです。うちの娘ほか、劇場内のお子様にはなかなかウケてました。猫たちなど、キャラはそれぞれ味があってよかったです。バロンファンの方はぜひ。彼がすんごくカッコよかったよ!(笑)ダンディかつタフネス。文句なし。

 同時上映の「ギブリーズ」は、内輪ウケなのでしょうか?なんかよくわからなかったです。実験アニメなんですか?

 予告でやってた「リターナー」が面白そうだった。始まったら観に行きますわ。金城武に、鈴木杏に、岸谷五朗というワタクシ的に超好み!のキャスト。監督はあの「ジュブナイル」の山崎貴。

 娘が昼寝してる隙に、「トロと休日」2周目を始めてしまう。今回はだいぶ首尾よく回れたぞ。あとは神社くらいかな。

 しまった、『なるたる』9巻出てたのか!やばい!

 えっ、「あずまんが大王」のエンディングって、あのザバダックの彼女なの?あのひとの声、大好きだったよ。

 ミスチルの話、初めて聞いたときはびっくりしましたよ。案外大丈夫そうだけど、どうなんでしょう?


7月23日(火) まだ夕空にのぼりたての赤い月。空の低いところだと、どうしてこんなに大きく見えるんだろう。

 うれしいことがあったり、憂鬱なことがあったり。まあいろいろ。

 ひとの足をひっぱるなんて、愚かなことだ。互いに不愉快になるだけで。むしろ押してあげるほうが、よっぽど自分も相手もいい気持ちになれるのに。いいことすると、必ずいつか自分にかえってくるよ。悪いことも同様。

 今日は待望の『ほしのこえ』(大場惑・原作新海誠、メディアファクトリーMF文庫J)入荷!おお、ミニポスターつきだ!ざっと目を通してみたけど、うん、なかなかの出来じゃないかな。ここまで書いちゃうか、という気持ちもちょっとあるけど(映像だとラストがぼかしてあって、そこは観客の好きなように想像してね、になってるところも全部書かれてる)、まあこれはひとつの解答例みたいなもので。「ほしのこえ」を観たひとの数だけ、答えがあっていいと思うしね。

 あとはハヤカワSFフェアで復刊された『禅銃』(バリントン・J・ベイリー、ハヤカワ文庫SF)、ニムさんオススメの『アクアリウムの夜』(稲生平太郎、角川スニーカー文庫)、『ダヤンのスケッチ旅行 イタリアへ行こう』(池田あきこ、中公文庫)購入。『アクアリウムの夜』は90年に出てた本なんですね。スニーカー・ミステリ倶楽部で復活。伝説の青春ホラー・ノベルだとか。楽しみ。

 『ダヤンのスケッチ旅行』シリーズは、モロッコも英国・アイルランドも持ってる、大好きなシリーズ。そもそも、イラスト入り紀行エッセイってのがとても好きで。写真よりも、断然イラスト。その作者のぬくもりある絵には、その土地への愛情や、新しい風景や人に出会ったときのわくわく感があふれてる。読んでるだけで、こちらにまでその旅の楽しさが伝わってくる。私もダヤンと一緒に、つかのまの2次元旅行。ああまずい、海外旅行行きたい病にかかってしまいそう。

 今日出た新刊『英国ミステリ道中ひざくりげ』(若竹七海、光文社)もよかった。ミステリマニアならよだれたらして喜びそうな旅行だね、こりゃ。イギリスの、ミステリにまつわる場所を旅するという紀行エッセイ。参考図書にあげられてるミステリ本の冊数の多さにたまげたよ。若竹さんて、本当にミステリが好きなんだなあ。英国の古書店ガイドもついてます。もちろん、ミステリコーナーと紀行エッセイコーナーの2箇所に積みましたよ。

 ウエちゃんのナニワタクシー日記第2弾、『国道の西、夜明けのミナミ』(植上由雄、本の雑誌社)入荷。装丁もいい感じ。


7月22日(月) 三日月も満月も好きだけど、いっとう好きなのはもしかしたら半月かもしれない。月の海が一番よく見えるから。

 ああ、宇治金時食べたい〜、と考えてたらコンビニで「道場六三郎の抹茶ぜりい」ってのを見つけ、思わず購入。抹茶ゼリーの部分はとてもおいしかった。でも底に敷いてある餡と一緒に食べるにはいささか甘すぎかも。先日食べたハーゲンダッツグリーンティーミルクは非常に美味でした。

 昨日おとといで、『ソルトマーシュの殺人』(グラディス・ミッチェル、国書刊行会)がすごく売れててびっくり。ミステリ界では有名な作家なのかな?詳しくはこのあたりを。

 新刊。『展覧会の絵』(森山安雄、創土社)入荷。ゲームブック、第3弾。解説は矢野徹。

 昨夜、サンデーGXに載ってた読みきり「なつのひかりの」(高橋しん)を読了。ベタな話ではありますが、やっぱりじんとくるものが。元気でがんばりやの主人公、涼子ちゃんがよかったです。

 昨夜、「トロと休日」がエンディングを迎えてしまった。がっくり。さみしい。そうか、7日で終っちゃうのか。早すぎるよう、トロ。なんでおふとん、干し忘れてくるんだよお、お前は。せっかく「SFセミナー」とか「SFたいかい」とか「ヒカル」とか「アキラ」とか、いろんな言葉を教えてあげたのに〜>それはどうよ

 昨夜、『パレード』(吉田修一、幻冬舎)読了。男女4人+1人の共同生活。「男女七人夏物語」かと思ったら、全然違った>今どきその例えはどうよ

 このラストはちょっと唐突すぎる気もしないでもないが、この不可解さが今の若者気質、ってことなのだろうか。というか、このラストがいかにも現代的というべきか。乾いた感触。互いに深く干渉せず、他人と本気で交わることでのドロドロを避け、さらりとしたつき合いを好む彼ら。自分の心のごく一部分だけしか他人に見せない。でもじゃあホントの自分っていったい何だろう、と考えると実はよくわからない。自分が何をしたいのかもよくわからない。うろうろしてる彼らは、皆どこか空虚で、地に足が着いてない感じがする。まるでふわふわ漂う風船みたいだ。


7月21日(日) やっと梅雨が明けたそうで、ひさびさの晴れた日曜。布団干しだ、シーツの洗濯だあっ!

 モモのカーサンシェードを買いに行ったが、売り切れ。がっくり。半額だったビニールトートバッグを勢いで購入。ほほほ。「じおらまあずまんが」のガシャポンを発見し、3回まわす。ともセットと、ちよちゃんセット×2。珍しくちよちゃんのダブリ。ともの方に、着ぐるみがついてるところが素晴らしい。ネコの頭をとって、ちよちゃんの頭とつけかえると、ほーら!

 あとはユニクロで娘の服など。子供服は、安くて丈夫なのが一番なので助かります。ブランドもののバーゲンに血相変えて突入するお母様がたとは正反対(笑)。だってうちの娘、かわいいスカートやワンピース着てくれないし〜(泣)。

 超久しぶりに、「トロと休日」で遊ぶ。なごむなあ。

 『パレード』(吉田修一、幻冬舎)、半分読了。今夜こそ読み終わりたいなあ。けっこういい感じ。好み。


7月20日(土) 学校は夏休みに突入。それらしい家族連れを、お店で多く見かける。お父さんと来ていた小1くらいの男の子、地元にあまり大きい書店がないらしく、「お父さん、ここの本屋さん、おっきいねえ〜。仮面ライダーの本も、ウルトラマンの本もこんなにいっぱいあるよ。もしかして、白井で一番おっきい本屋さんなんじゃない?」お父さん、笑いながら「ここは船橋だよ」。「じゃあ、日本一おっきい本屋さんだよきっと!」と息子。思わずこちらまで笑顔になってしまった。ありがとう、また来てね、ボク。

 ネットダイレクトに頼んでいた『死神の惑星』1〜3巻(明智抄、集英社)が届く。早いじゃん。あとは『金色のガッシュ!』6巻などを自分の店で購入。

 新刊速報、更新。


7月19日(金) 夜、「池上冬樹さん・吉田伸子さんの出版を祝う会」に出席。ご招待ありがとうございます。が!うえ〜ん、あたしなんて場違いだよお、ってくらいの超々豪華な顔ぶれ。うわあ、ナマ藤原伊織さんだよ!大沢在昌さんだよ!古川日出男さんだよ花村萬月さんだよ藤田&小池ご夫妻だよ北方謙三さんだよとにかくもうもう書ききれないほどの大物ミステリ作家の競演ですよアナタ!長老みさわ@味噌蔵さんとともに、会場の隅っこで呆然。でもちゃっかり宮部みゆきさんにご挨拶(笑)。超ド級の大物なのに、こちらが恐縮するほど腰の低い方でした。

 ヨシダさんは黒のドレスが素敵でした。やんちゃな息子さん、かわいかった〜。『恋愛のススメ』(本の雑誌社)出版、おめでとうございます!これ、恋愛エッセイにみえて実は本の紹介エッセイでもあるんですよね。このスタイルはとても面白いと思います。池上さんの『ヒーローたちの荒野』(本の雑誌社)も、連載は欠かさず読んでおりますよ。しかしこれだけの人が集まるというのは、やはりお二人の人徳ですね。

 10時になると馬車がかぼちゃになってしまうので(娘が家で待っていた)、1次会のみで速攻帰宅。2次会にも行きたかったです〜。

 本日の新刊。『テキストサイト大全』(ソフトマジック)、『ソルトマーシュの殺人』(グラディス・ミッチェル、国書刊行会/世界探偵小説全集28)、『仮面ライダー龍騎超全集(上)』(小学館てれびくんDX)。『頭の大きなロボット』(星新一、理論社)も出てたよ>ダイジマン

 日本惑星協会からメールが。前に山崎さんに教えていただいて登録した、星の王子さま」キャンペーンについてでした。いったん締め切ったんだけど、締切り間際に要望が殺到し、7/16〜22の1週間、募集を再開することになったそうです。ご興味ある方はどうぞ。ロケットに応募者の名前を載せて小惑星まで届けるそうです。

 『パレード』(吉田修一、幻冬舎)と『黒猫の三角』(森博嗣、講談社文庫)読み中。


7月18日(木) SF大会レポ、一部訂正。失礼いたしました。

 今日は疲れたよ〜。出社するなり、直木賞のポップ書きと本の陳列、加えて今朝は「千と千尋の神隠し」のDVD&ビデオの発売解禁日だったので、それも開店までに陳列&飾り付けをしなければならなかったのだ。値段を少し下げたので、全員にその説明もしないとだったし。手伝ってくれた皆、どうもありがとうね。さらには受賞作家の既刊本の注文、昨夜NHKで放映されたためバカ売れの『生きかた上手』(日野原重明、ユーリーグ)追加の手配なども。あ、『ふわふわの泉』(野尻抱介、ファミ通文庫)もしっかり積みましたよ。星雲賞の帯つき。

 本日の注目新刊。『DAI−HONYA』(とり・みき、早川書房)。星雲賞の帯つき『ロボットマンガは実現するか』(米沢嘉博編、実業の日本社)。『ヒカルの碁 囲碁スターターBOX』(集英社)は買おうかどうしよっかな〜。悩む〜。

 とりあえず、昨夜『死神の惑星』1〜3巻(明智抄、集英社アイズコミックス)をネットダイレクトで注文。在庫あるのかな、出版社。

 のださんの7/17の日記を読んで、第41回SF大会ゆ〜こんで配られたプログラムをあちこちめくる。あ、ホントだ90ページにありました、「年次日本SF大会におけるSF賞選定に関する規定」。でも星雲賞の投票を促す(応募ハガキ入りの)「プログレス2.5」には「昨年一年間に発表された作品、及び顕著な活動を対象とします」としか書いてないようです。とすると、投票時には「完結作品以外ペケ」ってことはわかんないですよね。なんて重箱の隅をつつくようで大変申し訳ないのですが。

 まあ何はともあれ、皆で協力しあって、良い方向に持っていきたいものです。今後ね。


7月17日(水) う〜ん、調子悪い〜。でもなんとか起き出して、SF大会レポ書きました。今回はメモもいっさい取ってないので、本当にざっとした感想のみ。湯川さんの、第41回日本SF大会「ゆ〜こん」参加記非公式リンク集が素晴らしいです。

 ところで、話題になってる『プラネテス』星雲賞受賞について。完結した作品でないと受賞対象にならない、ということを皆さんご存知でしたか?これはSF界では常識なの?正直言って、恥ずかしながら私は知りませんでした。ので、ノミネートされてる中から迷いなくこれを選んで投票しました。皆、受賞に気になる点があるなら、何でノミネートされた時点で言わないの?それとも誰か言った?少なくとも、私は過去に誰かが発言した記憶はないのですが。なんで受賞してから、あれこれ言うかなあ?これではあまりに作品&作者がかわいそうだよ。ノミネートされてたのを知らなかった方は仕方ないけど、その方はSF大会参加者じゃなかった(星雲賞投票権がなかった)ってことですよね?でもその方でも、作品自体に対して文句はないでしょう?

 というか、ノミネートの時点で、日本SFファングループ連合会議のほうから、事前に明確な、皆が納得できる説明があれば、こういう事態にはならなかったのでは。そう思うと、とても残念です。

 なお、青山智樹さんの発言にリンクしておきます。星雲賞のノミネートや投票の経緯が載ってます。

 『太陽の簒奪者』(野尻抱介、早川書房)読了。

 追記:先ほどネットを回っていたら、ちゃんとノミネート時点で疑問を呈してらっしゃる方(えんじ@SFさんの7月14日の日記)もいらしたのですね。失礼しました。とりあえず、私も自分の範囲でできることはやりますわ。来年の星雲賞の投票時には、もっと投票が集まるように出来る限りの呼びかけはしよう、と思います。日記にしつこく毎日書くとか(笑)。連合会議の傍聴も、できればしてみたいと思うし。

 芥川・直木賞発表。吉田修一さんと乙川優三郎さん。最近、時代小説強いね。『生きる』(乙川優三郎、文藝春秋)は今までにもよく売れてました。


7月16日(火) 朝6時半に、緊急連絡網で叩き起こされる。小学校は休校。あわててお弁当を作り、娘は放課後ルームへ。出社しても、台風のせいでお店は超ガラガラ。

 星新一ショートショートセレクション『頭の大きなロボット』(理論社)は7月17日ごろ発売予定だそうです、ってもう明日か>ダイジマン

 7月27日(土)TBS「世界ふしぎ発見!」は「タイムマシンに乗った男―H.G.ウェルズ」だそうです。映画も、今週末スタートですね。

 今度の『ちょびっツ』6巻は、テレカつきですって?いやあ、このご時世にテレカはいらないなあ。しかも2200円ですと?

 本日の新刊『マジンガーGOODS in BOOK』(講談社)。工作ができます(笑)。内田春菊のエッセイ『愛だからいいのよ』(講談社)は、なんと装丁が4種類!ホワイト、ブラウン、ブロンド、ブラックの4色の髪の、春菊さんの顔が表紙。ちょっと画期的。PHP研究所の星野道夫『大いなる旅路』はシリーズ5冊目。この方の写真はどうしてこんなにも静かで強く、美しいのだろう。圧倒される。あ、ソノラマ文庫から『ウルトラセブン』が出てたわ、そういえば。エピソード0だそうで。

 新刊速報、更新。トップの画像も夏バージョンに変えてみました。


7月15日(月) コンベンション・ハイの反動がきて、現在ひどい鬱状態。もうこの先、人生に楽しいことなど何一つないような気がするよ…。

 ついに冷房漬けの日々に突入。酷暑。

 講談社文庫の新刊が入荷。『マークスの山(上、下)』(高村薫)は発売延びてますのでご注意。8月下旬〜9月中旬になるとか。まだ全然決まってないみたい。まだ高村さん、直しが終らないのかな?(笑)森博嗣の『黒猫の三角』が出てたので、今度買ってこよう。なんか表紙が意外。

 ハルキホラー文庫は2周年記念フェアだそう。ハルキのSFでは、『導きの星2』(小川一水)が出てました。

 『人生張ってます 無頼な女たちと語る』(中村うさぎ、小学館)はやっぱり文庫から単行本に出世した模様。単行本の特別鼎談として、岩井志麻子と、倉田真由美(だめんず・うぉ〜か〜の人)と、中村うさぎの対談がついてます。1年たつと、ご趣味もいろいろ変わるのね(笑)。

 星新一ショートショートセレクションの第2弾が発表になりました。理論社から、5冊出てた続きね。7月から1冊ずつ刊行予定。6〜10までの5冊が出ます。

 『ディファレンス・エンジン』を買おうと思ったら、もう品切れだったんですね。がっくり。古本屋を探すか…。『ニューロマンサー』は今回のハヤカワ文庫のフェアに入ってました。


7月14日(日) ただいま。SF大会から帰ってまいりました。とても楽しかったけど、やっぱ長距離移動は疲れますね。今、かなりぐったりしてるので、詳しいことはまた後日。レポはかなり短めです、たぶん。CGアニメの企画が一番面白かったです。幸村誠さん、『プラネテス』星雲賞コミック部門おめでとう!ちなみに、暗黒星雲賞は「雨」でした(爆)。こ、このひとたちはもう…。(到着したとき、ものすごい大雨だったのよ)いつものことですが、スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。ありがとう。

 超私的メモ。『あいどる』、『ニューロマンサー』、『ディファレンス・エンジン』、『AΩ』。


7月12日(金) 夕空に、獣の爪のような細い三日月。

 歳時記って、春夏秋冬新年のうち、どれが一番売れると思います?答えは夏。草木も天気も生命力に満ちるこの季節には、やはり人間も本能的に惹かれるものがあるのでしょうか。

 「ハヤカワ文庫SFフェア2002」のセットが入荷。読者プレゼントキャンペーンもあります。フェア帯折り返しの応募券を送るしくみ。今回の特別重版は、『宇宙兵ブルース』ハリイ・ハリスン、『禅〈ゼン・ガン〉銃』(バリントン・J・ベイリー)、『ダウンビロウ・ステーション(上・下)』(C・J・チェリイ)の3点4冊です。今回のフェアは、7月25日発売のSFマガジン9月号「戦争SF特集」とリンクした内容だそうです。あ、ハヤカワ文庫の新しい目録(2002.7)も入りましたよ。SF大会に参加なさる方は、またもらえるんじゃないかな?

 さて、明日はSF大会ゆ〜こんに行ってきます。参加者の皆様、現地でお会いしましょう。あ、やっぱり食事は宿ごとにとるそうです。ちょっと残念。皆一緒がよかったな。ところで、どの企画を見にいこう。う〜む、「ほしのこえ」以外は特に惹かれるものがないなあ。ちなみに、私は観光はパスして、とんぼ返りです。往復飛行機。昔、独身の頃、学生時代の友人と行きましたわ、出雲。玉造温泉も。出雲大社は本当に神様が住んでいそうな、神秘的な雰囲気のある、広−くて静かで緑豊かな神社でした。印象は強く残ってる。もう2度と行くことはないだろうと思っていたがねえ。

 『太陽の簒奪者』(野尻抱介、早川書房)今夜じゅうに読了できるかな?


7月11日(木) 朝起きたら、台風一過。すがすがしい青空。台風って、汚れた空を洗濯してるんじゃないかな。ほら、天気予報で見る台風の雲の渦巻き雲って、洗濯機の渦に似てるじゃない?今夜はそんな洗い立ての空に、アンタレスと金星が輝いてます。

 現在発売中の「婦人公論」は、眉村卓の記事だけでなく(これは4ページもあるなかなかいい記事)、藤子不二雄A氏と加賀まりこの対談も載ってます。藤子不二雄原理主義者は要チェック(笑)。

 『ザ・ベストミステリーズ2002』(講談社)入荷。ワタクシ的には、乙一、倉知淳、若竹七海あたりが要チェック。それと!光原百合さんの「18の夏」という短篇が載ってます!第55回日本推理作家協会賞、短篇部門受賞作。姫野カオルコも載ってるよ〜>u-ki総統

 コミックパーク。なんでも、絶版コミックを1冊からでも刷ってくれるそうです。まだよく見てないんだけど、どうやるのかな。

 今日発売の「モーニング」に、「プラネテス」載ってます。オトコノコってそういうものなの?(笑)なんにせよ、ハチマキ、早く帰っておいで。

 本の雑誌8月号『言の葉の樹』(ル・グィン、ハヤカワ文庫SF)、『妻の帝国』(佐藤哲也、早川書房)購入。本の雑誌は、上半期ベスト。そういや、『流星ワゴン』は6月なかばのある日突然、一気に7冊売れてびっくりしたのだった。どうも「王様のブランチ」で紹介されたらしいのだけどね。吉野朔実の連載は爆笑モノ。

 新刊速報、更新。


7月10日(水) 台風接近中。雨が吹き込むので、窓が開けられない。あづい〜。明日の朝、大丈夫かなあ。

 SF大会の準備など始める。交通機関の確認など。えっ、宿が違うと食事(宴会)の場所も違っちゃうの?ショック。どなたか、ホテル玉泉(メイン会場)宿泊の方、いらっしゃいませんか?

 SF強化週間のため、『太陽の簒奪者』(野尻抱介、早川書房)半分読了。科学知識が皆無なので、難しいとこは飛ばしつつ(笑)。意外にサクサク読めます。


7月9日(火) ものすごい暑さ、と思ったら夜に風向きが変わったとたん涼しく。いきかえるん!

 本の雑誌社すぎえさん、ご来店。営業の皆様はこの暑さの中、ホント大変ですよねえ>スーツに革靴。6〜9月は、営業もポロシャツにスニーカーとかでもオッケーになればいいのにね。この亜熱帯気候の風土に、ネクタイ姿はかわいそう。ジャケットくらいは着なくても許されるんじゃないのかなあ。だから、ね、引退しないでください、すぎえさん(笑)。おとといの吉野朔実&目黒考ニのトークショーは、吉野さんの辛口ぶりが非常に面白かったそうです。くわしくは青木みやさん7/7の日記をどうぞ。行きたかった〜。

 そうだ、すぎえさんに「安田さんの本のセレクトも性格バレバレ」と言われました(笑)。初めて行く本読みサイトで、ピックアップしてる本のラインナップ見ると、その方の好みって瞬時にわかるよね。これが実に楽しいのだわ。自分の好きな本をあげてたりすると、「おっ、同志!」と親近感がわいたり。

 本日の新刊。『虫眼とアニ眼』(養老孟司&宮崎駿、徳間書店)。おお、おじさんが怒ってるよ(笑)。宮崎さんは、今の子供は狭いところに閉じ込められてバーチャルなものばかり与えられていること、さらには今住んでる自分の町の風景がちっともきれいじゃないことを嘆く。そしてこんな保育園、こんな街がいいなあ、という理想郷をトップのカラーページに描いている。この絵が素晴らしくいいのですよ!本から、土の匂いがしてきそう。緑あふれる、土とともに暮らす家。路面電車もあったりして。自動車はなし。まさにトトロの舞台みたい。ああ、私もここに住んでみたい。でもなんだかこの街というか集落、昆虫の巣みたいに見えるんですが?(笑)

 『きみがアリスで、ぼくがピーター・パンだったころ』(風間賢二、ナナ・コーポレート・コミュニケーション)。いろんなファンタジー本の紹介。映画「ロード・オブ・ザ・リング」を「つまらない」とばっさり斬ってたり(笑)。巻末のオススメファンタジー本20選の中に、ディーン・クーンツの本(早川書房、近刊)というのがありました。タイトル度忘れ。

 にじむさんデジカメ紹介ありがとうございました>私信

 SF大会も近いことだし、今週はSF強化週間にしようかな。さーて、何読もうか。


7月8日(月) あっっっっつい〜!ついにやってきたか、灼熱地獄。脳みそもトロトロ。あまりの暑さに、トロの扇風機を買ってしまったよ>シャレにあらず

 娘が、この頃本に没頭している。マンガでも絵本でも雑誌でも、とにかくなんでも読む。その集中度はすさまじく、何を話しかけても全く耳に入らない様子。まるで自分を見ているようだ(笑)。

 「ダ・ヴィンチ」8月号に、大島弓子ミニ特集が。野ばらちゃんが出てます。


7月7日(日) 七夕。晴れるなんて珍しい。まあ、だいぶ雲は多いけど。今夜も蒸し暑い夜。

 最近よく考えるのは、人生ってなんだろう、ってこと。迷い、とかじゃなくて。あたしなんて、ただ生まれて死んでいくだけだよなあ、とか。うまく言えないけど。どんな道をいこうと、結局は誰だって生まれて死ぬだけ。

 某所で某氏とちょっと会ってから、東京グローブ座にて谷山浩子コンサート「幻想図書館2」。ううっ、ほぼ10年ぶりだよ。うれしい。ヒロコワールドにどっぷり浸ってきました。夢と幻想の2時間。今回のテーマは「不思議の国のアリス」と、まさに彼女にぴったりの話。ふたりの男優さん+石井AQさん(いつもは音楽バック担当)も参加して、朗読+歌という趣向。コンサートというより、濃厚なお芝居を観てきたような感覚。まさに舞台がひとつの芸術作品になってました。アンケートも、いっぱい書いてきちゃいました(いつもご本人が全部読んでくださってるそうです)。

 しかし浩子さんは年とらないなあ。20年前、私がはじめて彼女を知ったときから、見た目が全然変わってないよ。相変わらず、かわいかったです。

 会場で、浩子さんファン&本読みサイトをやってらっしゃるうたたねこさんにご挨拶。須藤真澄のゆずうちわvsSFマガジンという待ち合わせの目印がなんとも(笑)。

 何か軽いものをと思い、行き帰りに読んでたのは、『どんぐり いちご くり 夕焼け つれづれノート』(銀色夏生、角川文庫)。彼女とは考え方が似てるところもあり、そうでないところもあるのが興味深い。でも彼女の言わんとしてることはよくわかる。


7月6日(土) 有給もらって、小学校のバザーに参加。まあ、たいした出物もないだろうと思いつつ、やはり献品の古本を探してしまう母。と、『ぼくのおじさん』(北杜夫、旺文社)発見。しかも1冊10円とくれば速攻買い。子供の頃、大好きだったのよ、これ。めっちゃ面白くってさあ。居候で、ダメダメなトボけたおじさんが、ハワイ旅行に行きたくて、お菓子の懸賞を当てようと必死になるんだよね。でも意外などんでん返し、というユーモラスかつハッピーなお話。和田誠の絵もまた懐かし。そうか、もう絶版か。図書館にはまだあるんじゃないのかな。

 『もっけ』1巻(熊倉隆敏、講談社アフタヌーンKC)読了。なかなかよろし。絵もかわいいし。

 『麦ふみクーツェ』(いしいしんじ、理論社)読了。このひとは、こどもの感性のまんまで大人になった、稀有な作家なのかもしれない。これの乱読を書くのは難しそうだなあ。感性、って難しいね。言葉にしづらいというか、言葉にしたらするりと逃げてしまいそうで。

 『第四の扉』(ポール・アルテ、ハヤカワポケミス)読了。読み始めたらあっという間でした。いやあ、こんなに何重にも仕掛があるとうれしくなるね。えっ、まだあるの?まだあるの?って感じ。実に古式ゆかしい、端正な正統派ミステリというんでしょうか。87年の作とは思えない。どっかに埋もれてて、最近発掘された古典名作ミステリを読んでるみたいな感覚。ホントにトリックにのみ命を賭けてて、「ミステリ」の骨格しかないのよ。よけいな肉が削ぎ落とされてて、むしろ爽快。いやあ、面白うございました。ああ、もっと書きたいけどネタバレになっちゃうしなあ


7月5日(金) 今日も暑いですこと!トロピカーナのオレンジシャーベットはおいしい。すごくなめらか。

 店でお客様からのお問い合わせを受けて、『サトラレ』3巻(佐藤マコト、講談社イブニングKC)が出てたことに気づく。ふうっ、あやうく買い逃すところだったよ。

 渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムにて、「−不思議空間へ‐ マグリット展」。7月6日(明日)〜8月25日まで。実はけっこう好きです、マグリット。じっと見つめているとなにか不安になってくる、でも目を離すことができない、そんなところが。前にも展覧会に行ったことあります。ああ、もう10年くらい前になってしまうのか。

 原宿クレヨンハウスにて、「うちにかえったガラゴ」原画展(島田ゆか)。月16日(火)〜8月5日(月)まで。行きたい〜!

 明日発売の「relax」8月号(マガジンハウス)は、藤子(F)特集。ドラえもんファンは要チェック!なんと、ジャイアンリサイタルポスターつきよ!(笑)

 新刊速報、ちょびっと更新。まだまだネタはあれど、体力が尽きました〜。続きはまた後日。河出文庫から『本格ミステリコレクション 島久作名作選』が出るそうな。


7月4日(木) 朝っぱらから、娘の『ミルモでポン!』(篠塚ひろむ、小学館フラワーコミックス)を読んでしまうダメ母。んん?娘の字で、意地悪役の女の子に「←バカ」って注釈が…。しかも全ページ…。

 会社で「金のエンゼルが出たよ!」と同僚に話したら、「安田さん、これで一生分の運を使い果たしましたね。もうこれから先、いいことはひとっつもないですよ。このあと来るのは、貧困と…」そこまで言うか!

 新刊いろいろ。ちはら嬢7月2日の日記でも紹介されていた『シャドウ・オーキッド』(柾悟郎、コアマガジン)入荷。スリップに、「コアマガジンSFシリーズ」って書いてあるよ!っていつからシリーズに?(笑)『オルガスマシン』も含めてシリーズ化なのか?本書は、ミリオン出版の「DEEP」1〜5号に連載されていたものに加筆修正したものだそう。内容は、帯によると「禁断のエロティック・ハードコアSF 完全版」とのこと。

 乙一の新刊、しかも初のハードカバー!ホントに出たよ!『GOTH』(乙一、角川書店)。ホラーものみたいですね。必読。ああでもこわそうだよなんとなく…。

 『ねっとのおやつ』(佐藤雅彦、マガジンハウス)。か、かわいい〜!こんなの、ネットでやってたなんて知らなかった。本とCD−ROM,どっちを買おうかなあ。後者だと全部入ってるっていうから、やっぱりそっちか。

 『劇場としての書店』(福嶋聡、新評論)、『なぜ人はジュンク堂書店に集まるのか』(渡辺満、自由国民社)。前者はジュンク池袋店の副店長。有名人ですね。これは読もうと思っています。後者は、去年ジュンクを定年退職した方の本。

 買い忘れていた『ご主人様に甘いりんごのお菓子』(藤田貴美、幻冬舎コミックス)をネットダイレクトで購入、読了。表題作がよかった。


7月3日(水) 一瞬、我が目を疑う。30ウン年、森永チョコボールを食べ続けて初めて、金のエンゼルが出たよ!!うれしい!ああでも、30年前に出てればもっとうれしかったなあ。タイムマシンで、昔の自分に届けてあげたいよ。

 すっかり書き忘れていたけど、『20世紀少年』9巻(浦沢直樹、小学館ビッグコミックス)先日読了。しかし新刊読むたびに、すぐに続きが気になって気になって!こういうのは、ぐっと我慢して溜めておいてイッキ読みしたいね。そういえば、『YASHA』(吉田秋生、小学館)の連載も終りましたね。これは終るまで読まずにおいたのだ。さて、単行本が揃うのを待つか。

 超久しぶりに、銀河通信6月号アップ(恥)。すいません、サボってて…。いっそ季刊にするかとか、あれこれ悩んだのですが、とりあえず。さて、2月〜5月号をどうしよう…。やはり仕事は溜めてはいけませんな>仕事じゃないって


7月2日(火) 今日も蒸し暑い〜。最近お気に入りのお菓子はビスケット、と書こうと思ってたんだけど、この暑さではもうゼリーかアイスだな(笑)。今夜はジャイアントコーン。

 洗濯機が故障。うわーん、この時期にかい!

 「季刊 幻想文学64号」が入荷。今回の特集は「幻獣ファンタスティック」。『クトゥルー』12巻(青心社文庫)は、7月中旬に延びたそうです。

 ふと思い立って、リンクページの整理。URLが切れてるところを直したり、削ったり。他にもちょいと作業中。

 新刊速報、ちょびっとだけ更新。『日影丈吉全集』が、国書刊行会から出るそうですよ。9月スタート。


7月1日(月) もう7月。今年も半分終っちゃったのね。蒸し暑い1日。

 自分の凡ミスに悔しがる。くーっ。

 もう古いネタだけど、マリ・クレールがあんなに売れるとはねえ。たった4ページのために。ベッカムパワー、おそるべし。

 6月25日に倒産した社会思想社は、社員8人だったそうで。考えたらすごいことよね。

 本日の注目新刊。

『壜の中の手記』(ジェラルド・カーシュ、晶文社)…へえ、この方って「奇想天外」なんかにも紹介されてたんですね。後ろに著作一覧掲載。

『山火事』(ネヴァダ・バー、小学館)…小学館のミステリ叢書。サラ・パレツキー絶賛のアウトドア・ミステリだそう。7月末には、『マフィアをはめろ!(仮)』(S・キャネル)が出るそうです。

『サマースクールデイズ』(深沢美潮、幻冬舎コミックス)…って中身コミックじゃないじゃん!普通の活字本、青春小説。なぜにコミックスレーベルから?ところでこれはどこに置けばいいのでしょうか。

『ゴシック・テイスト トーキングヘッズ叢書17』(アトリエサード)…うわあ、こういうカバーは破けやすくて書店員泣かせだよ。

 あと、ちょっと前になるけど「ユリイカ」7月号。高野文子特集。ご本人の写真あり。しごく納得(笑)。ご自分の描くキャラに似てるんだもん。私は高校生の頃、友人に『絶対安全剃刀』を教えてもらって以来のファンです。へー、もうこれ30刷いってるんだって!すごいね。

 新刊速報、更新。


 

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