3月31日(水) 今日も暖かい日でした。娘を連れて産院へ。一緒に赤ん坊のモニターを見ました。赤ん坊の心音が意外に大きくて、ちょっとびっくりしてた模様。特に問題はなく、順調のよう。でもまだまだ産まれる兆候はないそう。「お腹が張って痛いんですけど」とお医者さんに言うと、「いいんですよ、どんどん痛くなって下さい」だって(泣)。子供は、もう3000グラム近くあるそうです。

 午後は郵便局まで散歩。この季節は、どこの家もいろんな花が咲いてるので、それを見ながら歩くだけで楽しいなあ。

 「てるてる家族」、朝ドラで歴代最低というタイトルに一瞬逆上しそうになったけど(こんなにそれぞれのキャラの立った、ボケとツッコミ満載の笑えるNHK連ドラはめったになかったよ!近年まれに見る傑作だったのに誰も見てなかったのかよ!)8時15分の時間帯の視聴率が悪かったって意味か。じゃあBSの視聴率も足して計算しといてよ、もう〜。誤解を招くじゃないの。確かに私も、7時半からのBSで見てたわよ。その後7時45分からの「ひまわり」再放送までついでに見てました、懐かしくて(笑)。松嶋菜々子、変わんないねえ。というわけで、NHKは早いところ「てるてる家族」を見やすい時間帯で再放送するように。「天花」は可愛いけど、あまりストーリーに魅力がなさそうなんで見てません。うちの母にでも様子を聞いてみるかな。

 今日のトリビア、上野市の市議会には笑ったわー。コスプレ市議会!映画「黄泉がえり」はビデオ撮り中(山崎さんありがとう)。そういや、「黄泉がえり」ってゲームになるんだってね?

 今日になっていきなり、ウイルスメールの嵐。さっき、一時的にメールが受信できなくなって焦った。もう大丈夫ですが。


3月30日(火) 今夜は雨が降ってます。けっこう激しい降り。そちらはいかがですか?

 午前中に買い物に行き、午後はずっとパソコンの前に座ってました。集中して書き物をしていたら、娘が「ママにおすそわけ」と言ってポップコーンを小さな取り皿にひと山くれました。ありがと。

 『スイートリトルライズ』(江國香織、幻冬舎)読了。そうだ、この連載、幻冬舎のPR誌「星星峡」で読んでたわ。思い出した。「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」という、超危険な帯(笑)。最近の江國さんは、ヤバくてドキドキしますよ。しかし……ここで終わりかよ!!まあつまりはそういうことなんだろう。この夫婦は、このままやっていくってことなんだろう。愛ゆえの、甘くて小さな嘘をつきながら。どんなに仲のよい夫婦だって恋人だって、お互いに相手に対して小さな秘密や嘘があるし、それが必要なのは私にもよくわかる。でもこの二人の間にあるのって、ホントに愛なの?読んでるだけで息が詰まりそうな、お互いに無理してる、窮屈な関係に思えるんだけど。まあ夫婦のことは、小説といえども他人にはわからないのかもしれないけどね。やっぱ私は江國さんとは血が違うわ。最終章のタイトルは「トリカブト」。このあとどうなるんだろう、と考えるのはちょっと意地悪?まあでもたぶん、何事も起こらず、淡々と日常が過ぎていくんだろう。


3月29日(月) 今日はあったかい!またしても晴れたので、実弟と娘と3人で、近所の公園で花見。娘ははしゃいで疲れたのか、ただいまお昼寝中。

 新刊速報をほぼ1ヶ月ぶりに更新。

 昨夜、『凹村戦争』(西島大介、早川書房)読了。セカイ系SFマンガだ。u-ki総統の感想にはちょっと感動しましたよ。男の子ってすごいなあ。見てる世界が女の子と全然違うんだねえ。他の女の子はどうだか知らないけど、あの頃、中・高校生くらいの頃、私にとっては学校と家と好きな人(片思い)とマンガが世界の全てだった。

 凹村戦争発売記念サイト「ようこそおうそんへ!」。こちらは西島さんのサイト「島島」。SFマガジン5月号の対談も読まねば。


3月28日(日) 今日もいい天気。引き続き布団干し。庭の花もどんどん咲き始め、日陰方面はムスカリ、忘れな草、ムラサキハナナ、シラーシビリカなどの青い花がたくさん咲いてます。なんか気がついたら、青い花ばかり植えていたのでした。これからミヤコワスレとハナニラが咲く予定。これらもブルー系。玄関脇のレンギョウの黄色と、ブルーのムスカリのコントラストもなかなかキレイ。日向方面は、ピンクのシバザクラが咲き始めました。もう少しすると、ピンクと白の絨毯みたいになります。今はピンクのオキザリスと、白のノースポールが満開。

 ちょっと歩くと、お腹が張って痛いのは変わらず。あー、お花見したいな。娘と近くの公園にでも行こうかな。

 船橋駅前に「FACE」という新しいビルがあるんだけど、そこの回転ドアも例の事故を起こしたドアと同じ形。初めて入った時、タイミングがつかめなくてすごく緊張した。まるで小学校の時の、長なわとびに入る時みたいに。きっと、子供にはもっと難しいんじゃないかな>入るタイミング。

 「銀河BOOKS」、更新しました。なんか脳みそが動かなくて、なかなか本が読めません。


3月27日(土) 天気が良かったので、ここぞとばかりに洗濯4回、布団干し、部屋の整理、入院準備などをがんがんやったはいいが、夜になってお腹が張って痛くてたまらん(泣)。無理しすぎたか。っていうか自業自得。もっと前からやっとけば!

 今日で「てるてる家族」最終回。この半年、毎朝すごく楽しみにしてたので、終わっちゃうのがとてもさみしくてフィナーレ見ながら思わずほろり。明るくておかしくて、いいドラマだったのよ。

 今日のハガレンも泣けた。ついにヒューズ中佐、死す。「マンガと微妙にセリフが違う」と冷静に分析する娘の横で、母は大泣き。「あー、またママ泣いてるー」「…雨が降ってきたな」。

 言葉で気持ちを伝えるのって、確かにとても難しい。なぜなら、人によって微妙に言葉の解釈が違うから。でもそれでも、思ってることは口に出して言わないと相手に伝わらないと思う。だから私は、好きな人には何度でも「好き」って言いたいと思うのよ。あなたのここがいいところよ、とか、ここが素敵なところよ、とか。この、胸の奥底から泉のようにこんこんと沸いてくる感情を「愛情」と言うのなら、私は惜しみなく相手に与えたい。自分の胸に溜めておいてもしょうがないしね。


3月26日(金) 今、テレビで「カリ城」やってます。でも偶然にも今朝、娘とDVDを観たばかりなのだった。今日から春休みなので、娘はうちでごろごろしてるのです。今の小学生は、1年で203日しか学校に行かないんですよ。あとの162日はお休みなのだ。平均すると、3日に1日は休みという勘定か?会社もそのくらいだといいわねえ。

 「二人目の出産」第6回がアップされました。しかし、ほんのこないだのことでもどんどん忘れちゃうから油断大敵。いつからおへそがなくなったんだっけか?自分のネット日記をひっくり返しながら書いてます。産まれる前に、早いところ妊娠後期のことを書かねば!

 赤ん坊のためにタンスを整理して、引き出しをあける。きゃー、ゲームボーイがこんなところから出てきたよ!ポケモンの赤と青、しかもやりかけ。スライム型の「ドラゴンクエストあるくんです」(未開封)まで!(笑)

 午後は近所の花屋でまたしても花の苗を買い、速攻で植えて、夕食の買出し。 

 あ、私もSFマガジン5月号のタカノ綾「あなたの人生の物語」はすごいと思った!そのとおりだよ、と思った!この人すごいひとかも!

 なんでこんなにも男と女の考え方は違うんだろう。ちょっと哀しくなるほど。面白いけど、たまに切なくなるよ。


3月25日(木) う〜〜〜ん、しんどい。身も心も。

 髪を切りました。そのあと娘に「買い物つきあって」と言うと、「じゃあ、同等の代価を払ってもらわないとね」と言われる。ムキー!(笑)ソフトクリームとガラスのおもちゃで手を打ってもらったが、結局ぐだぐだと文句を言われる。代価払ったのに!

 kashibaさんのサイン本『あなたは古本がやめられる』(本の雑誌社)ゲット!サインは銀のペンで書かれてました。その後、元職場にて『凹村戦争』西島大介、早川書房Jコレクション)、『結晶星』(たむらしげる、青林工藝舎)、「SFマガジン」5月号、「趣味の園芸」4月号購入。文芸書の後継に「『文学賞メッタ斬り!』、7冊入って速攻売り切れました〜」と言われる。追加30冊出したそう。よしっ。『あなたは古本がやめられる』も今日入荷したそうで、バッチリ積んでありました。『マヤウルのおくりもの』(メディアファクトリー)がどこに置かれてるかチェックしわすれた!

 昨日は「LaLa」5月号を購入。清水玲子の全プレあり。またカモにされてるよう(泣)。ダンナが買ってきた、『トニーたけざきのガンダム漫画』(角川書店)にはウケました。

「銀河BOOKS」も更新したいけど、今日はもうだめぽ。『SF雑誌の歴史』(東京創元社)、もう予約受付中だってよダイジマン!4月22日発売予定だそう。

 きゃー、「白い巨塔」始まるー!


3月24日(水) 産院へ。やや貧血気味という判定が出たので、鉄剤を飲むハメに(泣)。それ以外は順調で、子供はもう2700グラムくらいあるそうな。モニターに、ふさふさの髪の毛までくっきり写っててびっくり。性別もバッチリわかりました。さてどっちでしょう?(笑)今36週なので、来週以降だったらもういつ産まれてもオッケーだそうな。早く産みたい。もうホントに苦しい!

 泣く泣くブックオフに本を売る。といっても全部ダンナの本。段ボール10箱ほど。

 『今夜はパラシュート博物館へ』(森博嗣、講談社文庫)、最初の話は犀川&萌絵の短編。「幼い頃は、叔母のこの表情が恐かった萌絵だが、そのバグは、最近のバージョンアップで取り除かれた。」なんて文章を読むだけで、もううれしくて思わずじたばたしちゃう(笑)。文章から、行間から香り立つ、その人の個性。これぞ小説を読む愉しみですよ。

 「銀河BOOKS」更新しました。


3月23日(火) 今日も天気が悪くて鬱気味。ごろごろしてたけど、3時くらいに少し明るくなってきたので、ヒマだと騒ぐ娘を連れて外出。書店などを回って、食料買って帰宅。『サトラレ』6巻(佐藤マコト、講談社)、『今夜はパラシュート博物館へ』(森博嗣、講談社文庫)購入。『しばわんこの和のこころ3』(川浦良枝、白泉社)が山のように積んでありました。

 「銀河BOOKS」更新しました。ちはら嬢の3月22日の日記に感謝。ありがとうございます。

 『本屋大賞2004』(本の雑誌社)、4月15日発売とのこと。4月2日まで、本やタウンにて予約受付中だそうです。

 『母の発達』(笙野頼子、河出書房新社)読了。ぶっとんでますなあ。舞城なみのぶっとび方だ。や、似てるわけじゃなくて、この飛躍具合が。母親と娘の確執を非常にシュールかつ戯画的に描いた純文学、っていうとらえ方でいいのでしょうか?


3月22日(月) 雨。寒い。やる気ゼロ。非常にモチベーションの低い1日。園芸サイトを延々と回ったり、「どこでもいっしょ トロと流れ星」(4/1発売予定)を検索してみたり(ん〜、こりゃイマイチだなあ。「トロと休日」と同じく、自分が画面に出ないシステムのほうがよかったと思うけど?)、とうだうだパソコンの前に座りっぱなし。いかん、こんなことでは!と原稿も書いたけど、結局食ってばかりで動かないのは同じなのであった。まずい〜。太るぞ〜。

 『文学賞メッタ斬り!』大森望・豊崎由美、PARCO出版)早くも重版が決まったそうで、おめでとうございます。『文学賞メッタ斬り!』書評Wiki。

 ドラマ「プライド」も最終回。予想通りの着地。自分ひとりで生きてきた人間が、喜びや悲しみを共に分かち合ってくれる誰かと一緒にいたいと思うようになった、というテーマはとてもよかったと思います。えっ、次回の月9は『解夏』(さだまさし、幻冬舎文庫)原作っすか!映画だけでなく、テレビでもやるのか!あ、ちょっと小耳にはさんだんですが、『負け犬の遠吠え』(酒井順子、講談社)がドラマ化されるとかいう話も。

 あ〜、お腹痛い。鬱。今度の週末に幕張メッセで開催される「2004日本フラワー&ガーデンショウ」に行きたいけど、この体調では無理っぽい(泣)。『母の発達』(笙野頼子、河出書房新社)半分読了。うむむむ〜、シュールだ。しかしコタツに入って本読んでると、たちまち睡魔に襲われて大変危険ですわ。


3月21日(日) 「銀河BOOKS」「最新のオススメ!」に、『文学賞メッタ斬り!』大森望・豊崎由美、PARCO出版)を追加しました。今朝、最後まで読了。☆4つ半、もしくは☆5つ。堪能させていただきました。労作ですよ。SFの賞に関しては、堀晃『太陽交風点』事件宇宙法廷ノート)のあたりが12へえくらい。星雲賞の流れで、SF大会についてもずいぶん詳しく解説されてます。SFファンは、角川春樹氏には足を向けて寝られないということもよくわかりました(笑)。彼はずいぶんいっぱい賞を作ったんだねえ!

 『凹村戦争』西島大介、早川書房Jコレクション)サイン会のお知らせ!(3月24日発売予定 amazon)
  4月3日(土)午後2時〜、ジュンク堂池袋店、地下1Fコミック売り場にて。
  書籍をお買い上げの先着100名様に整理券をお配り致します、とのこと。
  店頭およびお電話でのご予約を承っております。詳細はお問い合わせ下さい。

  まだ余裕がかなりあるらしいのでぜひ!!ていうか私も行きたいよう(泣)。

 今朝の「デカレンジャー」は待望のデカグリーン主役の回。頭に雑巾のっけてたり、逆立ちして「ひらめいた!」(byあばれはっちゃく)とか、彼はボケ担当なの?(笑)あんなにカッコイイのにヒドイわ!でもいい味出してましたよ。満足満足。向井君にはぜひ、SFセミナーでデカグリーンのコスプレを希望(笑)。つっても私は見られないので、誰か写真撮って来て下さい。ちはら嬢はデカピンクね。あとの配役はどうするかなあ、ってマジで考えたり。誰か青い犬のマスクかぶってね。

 ううむ、また出たばかりの蕾を鳥にやられた(泣)。去年までこんなことなかったのになあ。今年は食料が足りないのか?鳥インフルエンザは関係ないとは思うが、でも関東まで来るのは時間の問題だろうな。カラスなんてそこらじゅうにいるもんね。


3月20日(土) アニメ「プラネテス」がなんだか大変なことに。なんかバンバン打ち合って殺されまくってますよ。テロは怖いよう。貧富の差がある限り、戦争は終わらないんだろうか?

 雨。冬に逆戻りしたかのような寒さの中、amazonから本が届く。ペリカン便さんありがとう!『文学賞メッタ斬り!』大森望・豊崎由美、PARCO出版)。2/3まで読みましたが、めちゃめちゃ面白い!(FUNNYの方ね)私が読みながら突然「ぶはははは!」と笑うので、家族がいちいちビビる。すまんすまん。今、ROUND10の「ファンタジーノベル大賞」に入ったところ。

 もう、テルちゃんやジュンちゃんが最高ですよ!(宮本輝と渡辺淳一ね。)伏字じゃないし。津本陽も。しかし読めば読むほど、大作家だからって、彼らが良い批評家とは限らないのでは?という気になってきますね。王や長島が必ずしも名監督ではないように。もう、ホント、芥川や直木の選評の引用がおっかしくておかしくて!!!(笑)マジでこんなこと書いてあるのかよ!ってくらい。考えてみりゃ、将来的に自分の地位を脅かしかねない若手の同業者に賞をあげるわけでしょ?そりゃあ、いろいろと複雑なものがあるかも、などと思ってしまいますね。直木賞受賞作なんて、素人の私が見ても、いつも「おかしいですよ」ボタン連打だもんなあ。「直木賞は、賞を与えるタイミングを間違えている」には超納得。

とにかく、大森さんと豊崎さんのなんと健全な批評!ホンネ炸裂!言いたいこと思いっきり言ってくれて、スッキリよ!溜飲が下がるとはまさにこのことですわ。裏話も満載で、文の下にある注釈がまたえらく面白い。鈴木力くんの「恥を知れ、中島梓」が出てるよん。「新潮ミステリー倶楽部」の装丁の指紋は、それぞれ著者ご本人のものだったとか、トリビア的ネタもてんこ盛り。

 どの章も大変興味深いのだけど、特に芥川・直木のところと、メフィスト賞のところが面白かった。あー、あれも読まなきゃ、これも読まなきゃと思うことしきり。やっぱり気になってるのは、『フリッカー式』(佐藤友哉、講談社ノベルス)、『クビキリサイクル』(西尾維新、講談社ノベルス)>うっく、「今すぐ読む本」としてずっと目の前の本棚にささっているのに!、『きみとぼくの壊れた世界』(西尾維新、講談社ノベルス)、『コズミック(水)』(清涼院流水、講談社文庫)>(流)は既読、『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川流、角川スニーカー文庫)あたりかな。セカイ系?あと『このミステリーがすごい!傑作選』(宝島文庫)も気になりますな。おふたりとも、舞城王太郎絶賛なのがとてもうれしい〜。えへへ〜。特に『煙か土か食い物』

 巻末の「’03〜’04年版・文学賞の値打ち」もグー。かなり納得できる点数。

 というわけで、これは書店員必読書!特に文芸書担当!大変勉強になるし、とにかく面白いので読むべし!!ネットにもすごく関係が深い内容なんで、ネット本読みさんも必読かも。そしてもちろん、小説家志望の方。文学賞応募の傾向と対策を練るのに役立つでしょう。それにしても、改めて、文学賞って多いのねえ!とオドロキ。元書店員の私でさえ、知らない賞もありましたよ。分厚いと聞いてたけど、全然そんなことないです。ごく普通の厚さですよ。

 エキサイト・ブックス「文学賞メッタ斬り!フォーラム」。こちらは「文学賞メッタ斬り!」公式サイト


3月19日(金) 昨日は1日家にこもってましたが、今日は天気がよかったので外出。空気は冷たいけど気持ちいい。図書館で娘の本を返却して、ふと思い立って笙野頼子を探したら、ありました!『母の発達』(河出書房新社)と『水晶内制度』(新潮社)を借りてきました。笙野頼子は初めてなんで、ドキドキです。

 そして本屋に寄ればまた本を買ってしまうのだった。『花図鑑1』『花図鑑2』(清原なつの、ハヤカワ文庫JA)、『千石屋綺談』(逢坂みえこ、集英社)を購入。園芸の本も欲しかったけど我慢。

 食料を買い込んで帰宅。レジのお姉さんが、わざわざ袋に詰めてくれました。こないだはヨーカドーのレジのひとが、たくさん荷物の入ったカゴを、台まで運んでくれて感激したよ。妊婦だから、気を遣って下さったのね。こういう、人の情けは身に沁みます。ありがとう。人に優しくされると、自分ももっともっと人に優しくならなくちゃな、と思いますよ。

 ぼちぼち、入院準備を始めました。旅行前の荷づくりみたいで楽しい。また日記持ってって、入院中にベッドで書こう(前の娘の時も書いてたのよ)。ベビー布団の準備もせねば。ベビーベッドって、どのくらいの期間レンタルしたんだっけか??

 小学校の給食は、今日でおしまい。来週の半ばから春休みですよ、ああ〜。私が子供の頃は、学校から帰ったらランドセル玄関にほっぽって遊びにいったもんだけど、今は皆、他の子は塾やお稽古事で忙しいんだって。娘は遊び相手がなかなかいなくてかわいそう。

 昨日の『白い巨塔』最終回は泣けましたよ…。すんごい視聴率だったんだねえ!「…ただ、無念だ」のセリフと、最後の財前の手紙が泣けましたよ。自分の体を研究に使ってくれって。この人も里見先生とは違うけどやっぱり医者だったんだ、というところに感動。

 キッズチャンネルでは、昨夜、ひろみとお蝶夫人の試合中に「完」になっちゃって、「なんじゃこりゃー!」とか怒ってたら、今夜同じ放送時間で突然「エースをねらえ!FINAL STAGE」なんてのが始まっちゃって、またまたびっくり!(笑)

 文春側の異議退け、出版禁止仮処分を維持。誰がどう見ても、おかしいよね、これ。


3月18日(木) 昨夜の嵐はすごかったです。風がびゅうびゅう。なんだか落ち着かなくて、なかなか寝つけませんでした。今日は雨。お湿りはうれしいけれど、庭の花にあまり乱暴しないよう、やさしく降ってね。

 「徹子の部屋」に、よしもとばななが出てました。思ったより普通のひとですね。もっとエキセントリックな方かと思ってた。

 「銀河BOOKS」を引き続き作成中。今日はSFのオススメページを作りました。もっともっといろいろ入れたいんだけど。


3月17日(水) あーもういいや!超超超暫定版ですが、安田ママのオンライン書店「銀河BOOKS」アップしました。まだ全然コンテンツはそろってないし、あちこち直すところだらけでめちゃめちゃお恥ずかしいですが、とりあえず開店ということで。おいおいやっていきます。

 ホームページ容量がいっぱいになっちゃったので、増設しました。50Mまで無料とはありがたい。

 道は険しいよ。いろいろと。でも、苦労しないと望むものは手に入れられないのだよね。苦しさを、歯を食いしばって乗り越えないと。挫折したら自分の負け。

 やりたいことは山ほどあるのに、夕食後に『砂の器』(松本清張、光文社カッパノベルス)を読みはじめたら爆睡…。ちなみにこれ、母から借りた本で、奥付はなんと昭和36年11月10日、42版(!)。同年7月に発行してるのに、42刷ですよ。すごいね(今、書店の店頭にあるのはいったい何刷りなんだろう?)。値段は300円。 

 週刊文春、出版差し止めにはびっくり。でも差し止めでも、書店他で売ってもいいらしいのがなんか不思議だ。『蹴りたい背中』(綿矢りさ、河出書房新社)はついに100万部ですか。すげえ。


3月16日(火) 春ですねえ〜。雪柳がほぼ満開に。忘れな草の青、パンジーの白や黄色や紫、桜草のピンク、ガーデンシクラメンの真紅などで花壇はとても鮮やかです。レンギョウの黄色い花も咲き始め、ムスカリが花壇の縁から、青い頭をぴょこぴょこ出し始めました。シラーの青い花も咲きそろいました。クロッカスの花はもうおしまいだけど、白い筋の入った細い葉が元気に花壇を縁取っています。葉だけでも、とても美しい。

 最近、ご飯を作る気力がなくて困っています。最近、お腹の張ることも多くて、時々、ぎゅううううっってすごく痛くなったり。しばらくじっとしてるとおさまるけど。9ヶ月4週目、35週に突入しました。36週からは、1週間に1度、病院に行かねばならないのですよ。いよいよ大詰めだな、伯爵!>こういうことを言うのがおたくなのよね(笑)。でも実家にいる頃、弟たちと話すときはごく普通に使ってたんだけどなあ。はっ、単に弟もおたくだっただけか?(笑)

 引き続き、作業中。本が読めない(泣)。『エースをねらえ!』は全巻読みました。後半は、ほとんど哲学書のようだった。ひろみの顔つきがゴツくなってきてた(笑)。そうそう、絵柄や、絵の表現方法が「ベルバラ」に似てると思いました。時代かな。「ベルバラ」の池田理代子も、この後徐々に絵柄が変わってきて、顔がゴツくなっていくんだよね。少女漫画っぽい、華やかなキラキラしたところがなくなって、リアルで地味な顔になっていくの。私は昔の、線の細い華やかなほうが好きだったな。ベルバラは母がハマってて、イラスト集も持ってましたよ。


3月15日(月) ちょっといろいろ作業中。このトップページもなんとかしたいのう。


3月14日(日) 学校に遅刻する夢を見た。どうも自分は小学生らしくて、さらに先生は今の娘の担任(笑)。怒られて「罰として明日は朝6時に学校に来なさい!」とか言われるんだけどまた遅刻しそうになって、最後の手段として車を運転して学校に行くという夢でした。小学生なのに運転しちゃうところがいかにも夢らしい。それにしても、いまだにこういう夢を見るのは不思議だなあ。テストの夢は全然見ないんだけど。あまりテストには苦労しなかった、というか悪い点取っても全然平気だったせいかな>おい

 「デカレンジャー」、来週は向井君(デカグリーン)が主役の回だわ!うれしー!やっぱ似てるって!

 『あなたは古本がやめられる』(kashiba@猟奇の鉄人、本の雑誌社)のサイン本を予約する。ギリギリ(汗)。明日締め切りですので、まだの方はお早めに。

 『エースをねらえ!』集英社漫画文庫全10巻を読んでます。今、5巻目。すごいです。今更でお恥ずかしいですが、これ、本当に志の高い漫画ですね。30年前の漫画ですが(1973年の大晦日とか書いてあった!)、今読んでも全然古びてない。ネームが素晴らしいのね。ほぼ全てのページに名言があると言っても過言ではない。そのたびに胸を打たれてしまう。ただのテニス漫画じゃないのね(今までそうだと思ってた)。これはテニスへの愛、師弟愛、親子の愛などの、さまざまな愛を描いた漫画だったんだ。男女の恋愛にしても、自分の情熱をがむしゃらにぶつけるのでなく、皆、本当に相手を思いやって行動してる。そのなんと清らかで気高いことよ。ひろみのひたむきさ、お蝶夫人の優しさ(もっとヤなヤツかと思ってた、ごめん)、藤堂さんの心の広さ、そして何より宗方コーチの素晴らしさ!あなた人間できすぎ!27歳にして悟りの境地だよ、ってこの重い過去&先のない未来ではそうならざるを得ないのか。ひろみへの助言がもう全部、実に深い言葉ばかりなんだよね。テニスの教えでありながら、人生の教えでもあるという。ただただ圧倒されてます。全巻は高かったけど、買って&読んで本当によかったです。これから号泣の6巻が待っているのね…。マジ大泣きしそう。

 娘が友達と留守番してくれたので、ダンナと買い物。元職場にて、ハヤカワ文庫読者アンコールフェアを発見!うわわ、どれを買おう?悩んだ末、とりあえず『シリウス』(オラフ・ステープルドン)、『ペガーナの神々』(ロード・ダンセイニ)を購入。あとから他のも買うかも。『麦撃機の飛ぶ空』(神林長平、ヒヨコ舎)も見つけたので買う。こういう函の装丁であったか。あと、新書売り場でちょっと気になるものを発見。『妻をみなおす』(小嵐九八郎、ちくま新書)。著者は1944年生まれのオジサンですが、果たして中身はどうかな?あとダンナの本を1冊買い、そしてまた今日も5000円が飛んでしまったのでした〜(泣)。


3月13日(土) へへっ、ケータイ買い換えちゃった〜。SO505iのホワイト。子供とか花の写真を気軽に撮りたい、と思ったんで。ポスペもできるのよ〜。もうパソコンでも全然ポスペはやってなかったんで、ちょっとうれしいかも。

 『黄昏の百合の骨』(恩田陸、講談社)読了。☆☆☆☆1/2。☆5つでもいいくらい。個人的に超好みの話!恩田陸はこうでなくちゃ!もう、出だしからうれしくて、ぞくぞくしながら読みましたよ。『三月は深き紅の淵を』(講談社文庫)、『麦の海に沈む果実』(講談社文庫)の続編。『三月〜』はまあともかく、『麦〜』は必ず事前に読んでおくこと。そうしないと「これ誰?」ってことになると思います。

 『麦〜』を読んだ方ならおわかりいただけると思いますが、あの主人公だった女子高生、理瀬が今回も主人公。話のトーンもあのまんま。今回の舞台は学園でなく、近所では「魔女の館」と噂されている「白百合荘」という古い洋館。伯母ふたりとここに住むことになった理瀬。読者の前に、次から次へと出てくる魅惑的な謎。ミステリアスな雰囲気、少女漫画のようなキャラ、お芝居のようなタッチ。北見隆の装画がまたぴったり。「お昼寝宮・お散歩宮」のCDジャケットの刷り込みもあるんだろうけど(これも北見さん)、どことなく谷山浩子風の、毒の入ったメルヘンのよう。「そう。善など悪の上澄みの一すくい。悪の魅力に比べれば、早朝の儚い霧のようなもの。」とにかく私の好きなもの、てんこ盛り。もう、たまりませんて!

 なんとなく、さらにこの続きが出てもおかしくなさそうな終わり方。恩田さん、ぜひ続き書いて〜!このシリーズ大好き!!う〜ん、私、もしかしてすごく性格悪いのかも?こういう人間の心の奥底にある悪みたいなの、すっごく好きなんだよなあ。でも、現実にありそうなリアルな悪意とちょっと違って、あくまで「お話の中の悪意」、って感じのなんだけど。

 最近読んだ漫画の感想をざっと。『チューネン娘』1巻(伊藤理佐、祥伝社)はよかった。好み。しかし、たかが30歳で「中年」とか言うな!悲しくなるじゃないか!38歳はどうしたらいいのだ!(笑)『団地ともお』1巻(小田扉、小学館)はイマイチ乗れなかったな。『ヘテロセクシャル』(岡崎京子、角川書店)よりは、『チワワちゃん』(岡崎京子、角川書店)のほうがよかった。表題作が、ちょっと『ヘルター・スケルター』っぽくて。あれと同じ諦観と絶望の匂いがする。『のだめカンタービレ』8巻(二ノ宮知子、講談社)は、のだめちゃん頑張れ!な展開。

 今日は『ミステリーズ!』vol.4(東京創元社)を購入。毎日、なにかしら買うものがあるってのは困ったもんだ。

 ちょっと(すごく)うれしいことがあったけど、ヒミツ(笑)。


3月12日(金) お腹の子が、一定リズムを刻んでビクン、ビクンと動く時があって。おお、生まれる前からリズム感がある!とか親バカなことを思っていたのですが、ハタと気がついた。これって、もしかして、しゃっくり!?お腹の中でしゃっくりしてるの?

 『エロチカ』(講談社)をいただきました。ありがとうございます。ご存知かとは思いますが、e-NOVELSでやってたエロティック・アンソロジーを1冊にまとめたもので、8人の著者にそれぞれネットの人がコメントをつけています。スズキトモユさんkashiba@猟奇の鉄人さんカメヤマさん郭公亭さんよしだまさしさんフクさんおーかわさん。恥ずかしながら、私も北野勇作「あの穴」についてコメントを書かせていただきました。しかしやっぱり、このアンソロジーの中で、北野さんのが一番異色だと思うです(笑)。いつものマイペース北野勇作どうぶつSFだし!

 本の雑誌4月号の、34Pの青山南さんのコラムを読んでびっくり。『蛇にピアス』って、単行本と雑誌で、微妙に内容が違うそうです。まあ考えてみればよくあることなんだけど、でもこの微妙な文章の違いの意味合いは、かなり大きいと思うぞ。私は文藝春秋の雑誌掲載のほうしか読んでないんだけど、芥川賞とったのって単行本のほうだよね?「『文藝春秋』のと単行本のとは、作文と小説くらい、ちがうと言っていいだろう。」って青山さんは書いてるんだよ、ちょっとショック。

 同じく本の雑誌4月号の、よしだまさし対kashiba@猟奇の鉄人の「古本者野望対談」も面白かった。20項目も解説がついてるよ(笑)。「土田さん」の解説まで(笑)。「古本者妻匿名座談会」もウケました。だれ、誰の奥さんなの〜!?ちゃんと推理すればわかるような気もするんだけど。しかし大変そうだ(笑)。

 そういや、明日あさって、MYSCONですね。


3月11日(木) 

 こんなこと初めて きみと離れすぎて
 呼吸や歩き方までも もう忘れそうさ
 (「僕は帰る きっと帰る」by谷山浩子)

 車を運転しながら浩子さんのCD聴いてて、ああ、今自分が欲してるのはこれだったんだ!って思った。空想、架空、ありえないどこか別の世界。空想の海の底に、ひとりでずぶずぶと深く潜行したい。いっぺんに4枚くらいCD聴いたら、すごく元気になれそう。

 ずぼらなくせに完璧主義、というのは最悪の組み合わせ。自分のダメなとこばかり目についちゃって。自分を容認するか、自分の要求にもっと自分自身が答えられるように努力するか、のどっちかにしないと。なるべく後者でありたいのだが。

 『AΩ』(小林泰三、角川ホラー文庫)、『愚者のエンドロール』(米澤穂信、角川スニーカー文庫)、『チューネン娘』1巻(伊藤理佐、祥伝社)、『団地ともお』1巻(小田扉、小学館)購入。amazonを使い慣れるとヤバイ。超ヤバイ。

 ドラマ「エースをねらえ!」最終回、超感動したよ。マジで「ひろみ、頑張ってー!」とかテレビに向かって叫んじゃったよ。娘が横でいろいろ茶々を入れるので、口ふさいだろか!と思っちゃったよ。コーチ、名セリフ炸裂!「どの人生も終わるさ」ううっ(涙)。u-ki総統、感想アップするの早っ!!(笑)ええ、たった今、集英社漫画文庫全10巻、amazonで注文しちゃいましたよ(泣)。金欠なのに。コーチって、原作でも、ひろみのこと愛してるなんて言うんだっけ?(さっき、3回も言ってたね)実は原作未読なんで。いやあ、実にいい最終回でした。ちゃっかりDVD7月発売、って宣伝してたね(笑)。

 ドラマ「白い巨塔」もよかったなあ。先週の終わり方がドキドキだったんで、今日は食い入るように見てしまった。こっちも盛り上がってます。ブラックジャックってさあ、自分のお腹鏡に写して、自分で手術してたよね。財前教授はできないの?>フツーできません。自分の母のことを愛人に頼むのは謎。まあ実の奥さんよりよっぽど信用できそうだけど。えっ、来週最終回?そ、その予告は!!


3月10日(水) う〜ん、今夜はちょっとダウン。やっぱ冷たい牛乳は飲めない体質なのかも。すぐお腹こわす〜。

 産院行って、モニターとかいってお腹に聴診器みたいなのをベルトでくくりつけられて、20分くらい寝かされてました。マジで寝そうになりました(笑)。要するに、赤ちゃんの心音を調べてたんだと思うんだけど、こんなの前にやったかなあ?陣痛で入院して、産む3時間くらい前につけられたのは覚えてるけど。あと、後期の血液検査。

 その後、元職場にてロッカーのキーを返却後、『残虐記』(桐野夏生、新潮社)、『黄金の百合の骨』(恩田陸、講談社)、『ヘテロセクシャル』(岡崎京子、角川書店)購入。

 あまり寝ないで動いたので、めちゃめちゃ疲れて、帰宅してからはぐったり(泣)。横になったまま、動けず。


3月9日(火) 「二人目の出産」第5回がアップされました。DASACON7のこととか書いちゃったよ(笑)。

 昨日の日記に書いた、「イノセンス」の謎にお答えくださった皆様、ありがとうございました。民謡の歌い手さんたちだったんですね>大量の西田さん

 男子高校生が、ちょっと照れくさそうに小さなブーケを持って歩いてました。そろそろ卒業のシーズンですね。

 庭いじりと、娘の部屋の片づけをする。ああ、ひとつ肩の荷が降りた。しかし、どの部屋に行っても本がありますよ我が家は!どうしたらいいのこれ!娘のお気に入りの『金田一少年の事件簿』も、廊下や居間や寝室などなど、そこらじゅうにあるよ。今は『幕張サボテンキャンパス』にハマっている模様。

 超超今更ですが、今見ると、エヴァってこっちが恥ずかしくなるくらい青春モノだなあ。初めて見た時は、謎解きに夢中であまりそのへんに神経が回ってなかったみたい。キッズチャンネルで放映中のアニメ「エースをねらえ!2」もなかなか面白いですよ〜。アニメだと、お蝶夫人の髪の毛はやっぱりすごい(笑)。コーチは27歳で亡くなったんでしたか。若いよ。30過ぎに見えるけど。

 うう、4月1日の『文学賞メッタ斬り!』のイベント、行きたいよう(涙)。にじむさんのレポに期待しよう。

 明日は病院に行くので、そのついでに本を買いに行こう。


3月8日(月) う〜ん、マジでお腹大きすぎ!ありえない大きさですよ、アリエナイザーですよ!服着てるとそうでもないけど、お風呂で横から見るとすごいよ〜、ここまで重力に逆らっていいのかよ、ってくらい前に出っぱってますよ。しかし人体の神秘だねえ、これがまた元に戻るんだから。しかしそろそろ、マジで雑事を片付けていかないとヤバイなあ。あと1ヶ月!1ヶ月しかないのだ!

原稿書いて、買い物&散歩に出て1日終わる。快晴だけど寒い。早いところでは、雪柳の花が満開。うちはまだ2分咲きくらいかな。シラーの青い花が咲き始めたところ。ビオラも花が増えはじめました。

 映画「イノセンス」を見てきた方にお聞きしたいんですけど、エンドロールでアニメーターだかの名前がずらずらっと出ましたよね。あそこで「西田」だか「西野」だかって姓の方が異常にたくさんいたのが妙に気になってるんですが(笑)。親戚一同とか?

 ん〜、「イノセンス」は正直、難解でした。エンターテイメント、というのとちょっと違う感じ。ストーリーが難解、というより、何が言いたいのかがよくわかんなかった。台詞も、短くて印象に残るというのでなく、わりと長いからつらつらっと流れていっちゃうし。字で見せてくれればいいのに、と思いましたよ。最初の『未来のイヴ』(リラダン、東京創元社)の引用みたいに。内容を理解するにあたって、映画見たあとで読んだ、アニメージュの「押井守 一万字インタビュー」Yahoo!ブックスの森山さんが聞き手のインタビューは大変参考になりました。

 明日は恩田陸の新刊、『黄昏の百合の骨』(講談社)を買いに行こうかな。しかしマジで金欠(泣)。


3月7日(日) デカレンジャー、早く向井君デカグリーン主役の回をやってほしいなあ。

 「ドラえもん2号」付録の「のび太の家」、娘がものすごい集中力をもって組み立ててました。セロハンテープだらけですが、見事に完成。

 午後は映画「イノセンス」を見てきました。さすがに小学2年生には難解だった模様。私は事前に『攻殻機動隊』(士郎正宗、講談社)を読んでから見たんだけど、雰囲気が原作とずいぶん違うなあと思いました。原作はもっと明るくてポップな感じだよね?映画は全体的に暗く重苦しい雰囲気で、人形たちがものすごくブキミで怖かった〜(泣)。パンフが売り切れでびっくり。まだ公開2日目なのに!

 『太陽の塔』(森見登美彦、新潮社)、読み始めました。わははは!妄想炸裂っぷりが笑える!読んでると、ネット知人が幾人か頭に浮かんでしまうんですけど(笑)。


3月6日(土) 午前中、キッズチャンネルでやってた「赤毛のアン」についつい見入ってしまいましたわ。アンって、ずいぶんと暗い過去があったのね。だからこその空想癖だったのか。

娘と元職場に行って、「ぼくドラえもん」2号と、「ダ・ヴィンチ」4月号と、『チワワちゃん』(岡崎京子、角川書店)購入。『ヘテロセクシャル』(岡崎京子、角川書店)まで買うお金がなかったので、これはまた今度。「SF Japan」出てたのか。イノセンス特集?その後、図書館へ。ここでは娘の本しか借りません。本を買い慣れちゃってると、どうも借りるって気になれなくて。でもどんな本が置いてあるかは、棚の端から端までチェック(笑)。

 「ダ・ヴィンチ」読んでて、『ダーリンは外国人』(メディアファクトリー)の著者と『まじょてん』(集英社)の著者が同一人物(小栗 左多里)だということに今頃気がついたよ!遅すぎ!今月の「ダ・ヴィンチ」は山岸涼子が載ってなくてがっかり。いつも一番最初に読んでるのだ。先がどうなるか、もう不安で!毎回、手に汗握って読んでます。

 『さよなら妖精』(米澤穂信、東京創元社)は、いまどき珍しい路線の青春ミステリでした。青い。青すぎる。青い山脈だよ>意味なし。読了してから、タイトルの意味に納得。万智のキャラがすごくよかったです。☆☆☆1/2。

 『コンクリート・アイランド』(J・G・バラード、太田出版)は、いつSFな展開に!?と思ってわくわくしながら読んでたら、終わってしまいました。おりょりょ、不条理小説だったんか!SFというより、純文ですねこれ。☆☆☆。

 『図書館の神様』(瀬尾まいこ、マガジンハウス)は、思ったほど響いてこなかったなあ。期待しすぎたか。さらっと終わってしまいました。今の私には、ちと食い足りない。これ読むなら、ばななちゃんのほうがずっといい。って比較したら気の毒か。☆☆☆。この人は、むしろエッセイのほうが面白いんじゃないかという気がする。学校の先生なんだよね。その体験をそのまま書いたほうが面白そう。

 次は『太陽の塔』(森見登美彦、新潮社)を読もうかな。「くだらない」を「くだんない」と表記するあたりから、すごく好きそうな予感がしますよ。

 とある方から思いがけずお誕生日プレゼントをいただいて、ラリホーな気持ち。本屋も行ったし、探し物も見つかって、今日は御機嫌な1日でした。


3月5日(金) 今ちょっとアウトプットする気力がないので、メモだけ。

 『さよなら妖精』(米澤穂信、東京創元社)、『コンクリート・アイランド』(J・G・バラード、太田出版)、『図書館の神様』(瀬尾まいこ、マガジンハウス)読了。感想はまた後日。


3月4日(木) 誕生日でした。マキシム・ド・パリのチョコレートケーキは、あまり甘くなくておいしかったです。娘から、プレゼントに、昨日学校の図工の時間に作ったというお雛様をもらいました。しかし、お内裏様の着物の中に、ストローでできた刀が仕込んである…ご丁寧に鞘つきで(笑)。「おひなさまのほうにはね、盾を持たせようと思ったんだけどやめたの!」…あんた、決定的に何か間違えてるよ…。

 『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎、東京創元社)と『ワイルド・ソウル』(垣根涼介、幻冬舎)が本年度吉川英治文学新人
賞を受賞しました!おめでとうございます〜!!

 元職場に行って、本を10冊ほど、しめて1万円分も買ってしまいました…。『カードキャプターさくら 1巻 新装版』(CLAMP、講談社)とか『遭難者の夢 家族狩り第2部』(天童荒太、新潮文庫)などなど。あ、「ぼくドラえもん」2号は明日発売だそうですので要注意。5日と20日が発売日なのね。「花ゆめ」と同じ。

 『さよなら妖精』(米澤穂信、東京創元社)読み始めました。ネットでは評判いいですね、これ。

 「編集会議」4月号、「町の書店」店長座談会が素晴らしくよかったです。うんうん、そうだよねえ、とうなずきながら読みました。ホント、書店で働いてるのってボランティアに近いっすよ。儲け度外視でやってる人がいっぱいいる。それでも、本が、本屋で働くのが好きなんだよね、皆。


3月3日(水) 今日はうれしいひな祭り〜♪。なのに雛人形出してないよ!ごめん、娘…。と思ったら、学校から帰ってくるなり、「おひなさま、出して出して!早く!!」攻撃。はいはいわかったよ。うちのは小さい卓上のお雛様なので、娘が並べてくれました。

 本屋大賞、たった今、2次投票をすませました。思いっきり自分の趣味炸裂になってしまったわ、ほほほ。でもこの10点全部読了してみて、どれが受賞してもおかしくない、水準以上の読み応えある力作ぞろいだと思いましたよ。あとはホントに個人の好みの問題ね。

 『終戦のローレライ(下)』(福井晴敏、講談社)、読了。うわーん、後半はすごかった!感動したよ!これって立派な海洋(架空戦争)SFだよね?SFファンにもぜひぜひオススメ、って皆とっくに読んでるよ!映画化って実写ですよね。でもどっちかっていうと、アニメ化したほうがいいような気も。キャラも美形っぽいし。

 さあ!これで心置きなく好きな本が読めるぞお!!

 「編集会議」4月号、特集「書店の未来!」購入。週刊少年サンデーも買いましたよ。コナンのビデオ、応募者全員サービスのために(泣)。


3月2日(火) うう、お腹の中から腹づつみ打たれてるような気分。ぼんぼこ、ぼんぼこ。痛いんだっつーの。ものすごく力が強くなりましたよ、子供。ああ、あと1ヵ月半もあるのかあ。キツイ〜。

 苦手なことから逃げちゃダメだ。逃げてばかりいるから、気持ちが重くなるんだから。というわけで、一歩も外に出ず、パソコン周りの書類その他の片付けに燃えてました。それにしても、つくづく片付けの才能がないわ、私。とりあえず、っていつも適当なところにつっこんじゃうのが悪いのよ。その都度、しかるべき場所にしまってればこんなことには…とほほ。娘の部屋も、学校で描いた絵とか、おもちゃとか、片付けなきゃいかんのだよなあ。学習机は、単なる物置になってるし。

 ああ、やめようと思ってたのに…やはり、やらずにはいられなかった…。というわけで、新刊速報、更新。これがないと、自分が不便だと思い知ったんで。

 『あなたは古本がやめられる』kashiba@猟奇の鉄人、本の雑誌社より3月下旬発売予定!今予約すると、サインつきだそうですよ〜!

 本屋大賞、いよいよ2次投票は明日締め切り!ラストスパートかけねば!!


3月1日(月) 3月入ったとたんに雪ですよ!お昼頃が一番降ってたかな。大きなぼた雪。積もるほどではなくて、すぐに消えちゃいましたが。2時ごろにはやんでました。でもこんな雪の中でも、ふと見るとフウロソウの芽が出てました。植物って強いなあ。

 今日は「ピタゴラスイッチ」を偶然見ることができてラッキーでしたわ。

 『終戦のローレライ(下)』(福井晴敏、講談社)、半分読了。「シーターーー!」「パズーーー!!」な、もしくは「ラナーーーー!」「コナン?コナンの声が聞こえる!」な展開。その後は『沈黙の艦隊』。そういうのしか思い浮かばない私は、やっぱ脳みそ腐ってますかね?


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