劇場☆新感線 

INOUEKABUKI HORIMIX
大江戸ロケット

(作=中島かずき/演出=いのうえひでのり)

公演記録

大江戸ロケット 大阪公演
期間 : 2001年08月07日(火)〜19日(日)
会場 : 大阪松竹座
東京公演
期間 : 2001年09月05日(水)〜24日(月・祝)
会場 : 青山劇場
CAST
玉屋清吉 :いしだ一成(大阪公演) / 山崎裕太(東京公演)
ソラ : 奥菜恵
錠前屋の銀次郎 : 古田新太

おぬい : 森奈みはる
算学の駿平 : 石垣佑麿

鳥居耀蔵 : 峰岸徹

隅のご隠居 : 藤村俊二

火縄の鉄十 : 橋本じゅん
赤井西之介 : 粟根まこと
白濱屋お伊勢 : 村木よし子
仇花亭天鳳 : 山本カナコ
仕掛けの新佐 : インディ高橋
大工の三太 : 河野まさと
秤屋源蔵 : 磯野慎吾
瓦屋の六兵衛 : 村木仁
曲芸の天天 : 吉田メタル
傘貼の藤 : 藤真秀
黒衣衆・耳 : 川原正嗣
黒衣衆・腕 : 前田悟
黒衣衆・眼 : 船橋祐司
黒衣衆・踵 : 武田浩二
青い獣 : 佐治康志
白い獣 : 三住敦洋
ご隠居ガールズ :

下田智美 , 白石陽子 , 仲里安也美 , 服部智子 , 原田宏子 , 村田真理子
観劇記録
大江戸ロケット [あらすじ]
 天保13年(1842)。文化文政の時代に花開いた江戸町人文化が、その前年より始まった老中水野忠邦による粛正政治、
いわゆる天保の改革により押さえ込まれてしまった息苦しい時代。
それでも、粋と遊びをモットーとすり江戸っ子の心意気は死んではいなかった。
 役人の目を盗み御法度の花火の試し打ちを繰り返す花火師、玉屋清吉(いしだ壱成 / 山崎裕太)。
その不器用な生き方をからかいながらもフォローする遊び人、錠前屋の銀次郎(古田新太)。
そんな2人の男の前に、どこか浮世離れした娘ソラ(奥菜恵)が、とんでもない頼みを持ち込んできた。
「月まで届く花火を作って」
正気の沙汰とは思えない彼女の言葉だった。が、しかしどうだろう、清吉の職人魂に火がついた。
 時を同じくして、江戸では不可解な事件、若い娘を狙った血抜き殺しが横行していた。
血を一滴残らず抜き取られる奇怪な連続殺人。そして、江戸近郊に落ちた流れ星から現れたという"空の獣"の噂。
殺人事件と"空の獣"の関係をにらみ、南町奉行鳥居耀蔵(峰岸徹)は
徳川幕府に仕える伝説の忍び目付"黒衣衆"を使い、逃げた獣の行方を追う。
 100年以上は生きているという"隅のご隠居"(藤村俊二)、おぬい(森奈みはる)、清吉の弟・駿平(石垣佑麿)ら、
長屋の住人たちの型破りな助けを借りて、巨大打ち上げ花火の製作に着手する清吉とソラ。
それを支える銀次郎にも、思わぬ運命が待っていた。
「これは花火じゃねぇ。龍だ。でっけえ龍が江戸の空をつんざいて天に昇るんだ」
無茶を通すが江戸の花か、さよならだけが人生か。
様々な思惑と運命が交錯する中、清吉とソラ、二人がたどり着く先とは?

 派手に陽気に鳴り物入りで、21世紀いのうえ歌舞伎の幕が開く。
満を持して送り出す江戸っ子スペクタルファンタジー。
「大江戸ロケット」、この夏デッカく打ちあがる!


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