アルジェのカスバ地区を見る

アルジェのカスバ地区を見る　　　

　　1954年11月1日、アルジェリア民族解放戦線 (FLN)が、一斉蜂起、民族独立戦争を開始した。

　同年1954年5月、ベトナムのディエンビエンフーでフランスはベトミン (ベトナム独立同盟会)に敗北。 7月ジュネーヴ協定締結。

　インドシナからの全面撤退をしていた。1959年1月、ド・ゴールがフランスの大統領に就任、アフリカ植民地の独立を次々承認。

　これに反発して仏人入植者と駐アルジェリア仏軍が秘密軍事組織 (OAS)を結成、仏政府に反乱を開始。

　ド・ゴールは1962年3月、レマン湖畔で解放戦線とエビアン協定を締結。アルジェリア独立を承認したが、OASはテロを

　激化させた。ド・ゴールは反乱軍鎮圧を指示、OASは仏軍の離反を期待したが、本国軍は政府に従い、反乱は終結した。

　戦いはアルジェリア全土で繰り広げられたが、蜂起当初の拠点であり、世界文化遺産であるカスバ地区を取り上げた。

　1967年、緑川アコがカヴァー盤シングルレコードをヒットさせ、その後も次々カヴァーされた「カスバの女」は、

　このアルジェリアのカスバと外人部隊をモチーフにしたもので、仏映画「望郷」をイメージしたものと言われる。

　アルジェのカスバ地区( アルジェリア )

　いのちの戦場アルジェリア1959 (映画) - Google 検索　/　アルジェの戦い (映画) - Google 検索　/　

　フランスのアルジェリア支配

　　アルジェリアは、1830年から1962年までフランスの支配下にあった。

　ナポレオン1世の失脚によって王政復古を果たしたフランスは、オスマン帝国領のアルジェリアを侵略した。

　フランスは、1830年1月末からアルジェリア侵略を開始。ヨーロッパ各地から植民が始まった。

　1830年7月のフランス7月革命でフランスの復古王政は崩壊したが、アルジェリア支配は継続した。

　ドラクロワの有名な『民衆を導く自由の女神』は、このフランス7月革命をイメージしたものであったが、

　自由、平等、博愛は、白人世界だけのものであった。

　1834年、アルジェリアをフランスに併合。

　1842年、アルジェリアがフランスの直轄領になる。

　1848年、フランス2月革命。フランス本国の行政単位としての「県」をアルジェリアに設置。

　普仏戦争 (1870年 - 1871年)後はプロイセンの支配から逃れるアルザス人の植民が急増した。

　　ファイル：アルジェリアの位置 ( 地中海地図 )　2013年3月17日　Size:8KB width:602px height:293px Mime Type :gif

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　地中海と北アフリカを一望できる、こういう地図がなかったので、作成してみた。

　この地図を見れば連想する街の座標を調べてみた。

　カサブランカ(モロッコ) 33.533333,-7.583333　/　アルジェ(アルジェリア) 36.776389,3.058611　/　

　チュニス(チュニジア) 36.8,10.17　/　アデン (イエメン) 12.8,45.033333 　/　　アデンアラビア | 晶文社

　いずれも大都市なので、都市名、座標のどちらでも検索できる。

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