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今 月 の 朔 弦 望 (月の満ち欠け、潮の満ち引きの仕組み) |
満月と新月の日付については、1日程度の誤差があります。 |
この図の場合、月相は左から右へ推移します。しかし、それは、北半球での話であって、南半球では違います。 |
上下左右が逆転します。月は同じものだけれど見ている側が北半球側から見て倒立した状態で見ているからなのです。 |
こう言われてもなかなかピンとこないので、画像を作りました。こちらです。二至二分の日時 (南半球での月の満ち欠け) |
南半球の月と星 オーストラリアで見る天体 / 南半球の不思議 / |
月の満ち欠けの仕組み |
月の満ち欠けの仕組み |
外周の月相は地球から見たもの、全体図は地球外から見ている。 |
観察者は中央の地球にいるので、下弦の場合光源は左になる。 |
太陽と地球を結ぶ線を基準にしているので、この二つは不動。月の位置が動く。 |
この図の場合、地球、月とも反時計方向に回転している。 |
月相 は地球を中心に見た月と太陽のなす角度 (太陽と地球を結ぶ線を基準にして、 |
月と地球を結ぶ線のなす角度。) 1周を360°のかわりに28に換算した値で表す。 |
新月 太陽に向かって真っ正面。(0) 太陽と月の黄経差が0度の瞬間 |
三日月 夕方の西の空の細い月。黄経差45度。(3.5) |
上弦 輝面は右。(7) 太陽と月の黄経差が90度の瞬間 |
十三夜 夕方の東の空の太い月。黄経差135度。(10.5) |
満月 輝面100%。(14) 太陽と月の黄経差が180度の瞬間 |
十八夜 明け方西空の太い月。黄経差225度。(17.5) |
下弦 輝面は左。(21) 太陽と月の黄経差が270度の瞬間 |
二十六夜 明け方東空の細い月。黄経差315度。(24.5) |
Full moon cycle |
地球と太陽との間の平均距離149,597,870 km (1.000 AU=1 天文単位) |
地球と月との平均距離は 385000.5 km です。 |
地球が太陽の周りを一周する時間(公転周期)、1恒星年は365.25636日。 |
365.2422日は公転周期ではなく、"春分点"を基準とした季節の一周する時間、"太陽年"。 |
地軸の歳差運動のため、恒星年=太陽年とはなりません。 |
月が地球の周りを一周する時間(公転周期)、1恒星月は27.321662日です。 |
月の満ち欠けの周期、1朔望月は、29.53日です。 |
地球の自転 / 中学受験理科ー月の公転周期と朔望月 / |
地球が自転する時間は約23時間56分4.06秒。( 0.9973日 ) |
地球は自転しながら更に、同じ方向に太陽の周りを公転しているので、自転周期は |
24時間よりも236秒短くなります。( 但し、自転周期は360度回転する時間であって、 |
太陽に対して、再び同じ方向を向くまでの時間ではありません。) |
太陽年の平均日数は365.2424日ですが、1年は365日です。これでは、毎年0.2424日、 |
4年で0.9696日遅れるので、4年に1度、 うるう年を入れて補正します。 |
しかし、今度は4年間で0.0304日(400年で3.04日)進んでしまいます。 |
その補正をするために100でも4でも割れる年は平年。400でも4でも割れる日は閏年と |
しています。 |
潮の満ち引きの仕組み |
最も一般的な説明 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
潮の満ち引きは、月の引力の影響が大きく満月と新月の時、最大となり大潮(Spring Tide)になります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
半月(上弦、下弦)の時、小潮(Neap Tide)となり、小潮と中潮の中間に長潮、若潮があります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
太陽と月の引力で海水が引っ張られることの他、地球の重力、回転による遠心力などの影響もあります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連リンク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
海の自然のなるほど 「潮の満ち引き」 / 潮汐表ブログパーツ マルキユーオリジナル / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
潮汐・潮見 潮位表 / 潮汐表 / 潮汐 wiki / What causes the tides?潮の満ち引きの原因 / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
lunarcycles-tidesim / Moon Tides / GlodenMeanオリジナルブログパーツ潮汐表+天気情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
月齢と潮名 (こよみのページ ) / 用語解説 (こよみのページ ) / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
海水の動き 海上保安庁海洋情報部 / 潮汐に関する用語の説明 (神戸海洋気象台) / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
潮汐・海面水位のデータ 潮位表 解説 (気象庁) / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
統一されていない潮名の定義 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
潮名については、複数の定義が並存しています。日本気象協会は月齢方式を採用。日本水路協会と | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
気象庁は、黄経差方式を採用しています。またこの両者でも黄経差と潮名の対応が異なっています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このため日本水路協会海洋情報研究センターによる黄経差方式をMIRC方式と呼んでいます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
以下の表は、各方式を折衷してみたものです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本沿岸の大潮の潮差は、太平洋岸 1〜2m、瀬戸内海 1〜3m、日本海沿岸、20cm〜50cm程。有明海は5m以上。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地球は1日に1回、自転しているので、満潮と干潮が各々2回起ります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
静力学的潮汐論 と 動力学的潮汐理論 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
以上のような 、地球、月、太陽の位置関係からの起潮力で潮汐現象を説明するものを静力学的潮汐論と言います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
潮汐は、月による半日周期の潮汐成分、太陽による半日周期の潮汐成分、地軸の傾きによる1日周期の潮汐成分 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
などのいくつかの潮汐成分の和で表されます。 しかし、実際の潮汐は、天体の位置だけでなく、潮汐波と地形 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
などの関係も考慮する必要があり、これを動力学的潮汐論と呼びます。 / 潮汐力 (動力学的潮汐理論) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
確かに、海の近くに住み、潮位の変化を毎日見ていると、必ずしも新月、満月と大潮は一致していません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
静力学的潮汐論による説明が定説として定着していますが、潮汐現象は非常に複雑で未だ解明されていないのが | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
実情と言えます。 / 潮汐現象 / 動力学的潮汐理論 / 潮汐(Tide) / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本では、1891年(明治24年)、全国6ヶ所に検潮所 が設置され、データの積み重ねがありますので、個別の | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地域に於ける潮位の予測は、正確にできるようになっています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
登録験潮場一覧表 / リアルタイム験潮データ / 月と太陽の潮汐力 ( 高精度計算サイト ) / | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界最大の干満差、ファンディ湾 |
世界最大の干満差がある、カナダ東部のファンディ湾 です。Bay of Fundywiki-en | |
ファンディ湾座標: 45.011419,-65.654297 | |
こうなるとファンディ湾 の地球の反対側はどこか気になります、もちろんファンディ湾 は地形等の影響があり | |
月に最も近い訳では、ありませんのであまり意味のないことですが単純な興味として調べてみました。 | |
antipodes explorer / 世界地図や球体の地球を動かして、任意の地点の地球の反対側を示すswfです。 | |
日食月食の仕組み |
日食 ( Solar_eclipse ) の仕組み |
地球が月の影に入った時に起る。従って新月です。影が通過する地域だけで観測できます。 |
地球及び月の軌道は楕円であるため、地球から見た太陽と月の視直径(見かけの大きさ)は常に変化します。 |
月の視直径が太陽より大きい場合、皆既日食 ( total eclipse ) になります。 |
月が地球から遠く、視直径が太陽より小さい場合、金環日食 ( annular eclipse ) になります。 |
金環日食と皆既日食は、黄道と白道が完全に重なった場合に見ることができます。 |
日食の見え方〜皆既日食、金環食、部分日食ぐんま天文台 / 国立天文台暦計算室 こよみ用語解説 日食 |
特集:皆既日食 - 日食とは - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト / |
月食 ( Lunar_eclipse ) の仕組み |
月が地球の影に入った時に起る。従って満月です。夜であれば、地球のどこからでも観測できます。 |
もし、地球から見た太陽の通り道、黄道と月の通り道、白道が一致していたら、新月のたびに日食が |
満月のたびに、月食が起ることになります。 実際には、黄道と白道は、約5度傾いているため、日食 |
月食が起るのは太陽と月が、黄道と白道の交わる点の近くにいる時だけです。 |
日食月食についてはNASAのNASA ECLIPSE WEB SITEが詳しい。日食に関して2009年に日本でも観測 |
できたSolar_eclipse_of_July_22,_2009のNASA制作のGIFアニメが判り易いのでお勧めです。 |
月の交点(node) |
太陽は黄道を1年かけて1周、月は白道を1ヶ月で1周します。黄道と白道は約5度のズレがあるため、 |
日食、月食が起るのは、太陽と月が、月の昇交点、降交点の付近にいる場合のみです。 |
この黄道と白道とが交わる点を月の交点(node)と言います。 |
昇交点をアセンディングノード(ascending node) もしくはノースノード (north node) |
降交点をディセンディングノード (descending node) またはサウスノード (south node) と言います。 |
この、交点、昇交点、降交点は黄道と白道に関する専門用語ではなく、こういう状態一般に対する用語です。 |
太陽が、昇交点から出発して昇交点にもどる周期を1食年と呼び、平均値は、346.620日です。 |
金環日食と皆既日食 |
皆既日食、金環日食について、ウィキペディア英語版の説明が判り易い。(2011年6月現在日本語版にはこの説明図がない。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同じ昇交点、降交点で新月であっても、月と太陽の地球からの距離によって見かけの大きさが異なり、日食の種類に | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
違いが出る。月の直径は太陽の約1/400、月までの平均距離は太陽の約1/389。このため、月と太陽は地球上から見ると | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ほぼ同じ大きさに見える。( 視直径0.5度というのは、よく言われる5円硬貨の穴の大きさと同じ ) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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金環日食と皆既日食を見る事ができるのは、中心部分が通過する地域のみです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
太陽と月の中心が重なった時、月の見かけの大きさが大きい場合、皆既日食。太陽の見かけの大きさの方が大きい場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
金環日食になります。双方の中心が重ならない場合が部分日食です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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サロス周期 Saros cycle |
日食には、サロス番号が付いています。サロス周期の番号です。 |
サロス周期は日食や月食が起こる日を予測するのに用いられる周期です。 |
サロス周期 wiki / 日食とサロス周期 / サロス周期 / Saros (astronomy) wiki-en / Saros 125-132 / |
このサロス周期を使って、歴史上の日食の日時を特定することができます。紀元前585年5月28日の戦争があった日付を特定した |
ハリスの戦い Battle of Halys が、日付が特定できる最古のものとされています。 |
サロス128 Saros series 128 |
2012年5月21日の金環日食は、サロス128です。このサロス周期は、73の日食から構成され、その内、33が部分日食(partial)、 |
32が金環日食(annular)、4つが皆既日食(total)、そして4つが金環皆既日食(hybrid)になります。 |
最初の日食は984年8月29日、最後の日食は2282年11月1日。存続期間は1298.17年です。 |
NASA - Eclipses and the Saros / NASA - Catalog of Solar Eclipses of Saros 128 / 将来の 金環皆既日食 |
Saros series 128 eclipse paths on earth Source: http://eclipse.gsfc.nasa.gov/ | ||||||
58, Annular, 20 May 2012. | 59, Annular, 01 June 2030. | 60, Annular, 11 June 2048. | 61, Annular, 22 June 2066. | |||
Eclipse Predictions by Fred Espenak (NASA's GSFC) | ||||||
1サロス周期は6585.3212日(約18年10日8時間)。 1サロスごとに太陽と地球と月が相対的にほぼ同じ位置に来るため、 | ||||||
ほぼ同じ条件の日食または月食が起こります。1サロスは、223 朔望月 ( 6585.3212日 )に等しい。 | ||||||
あるサロス周期系列が昇交点で始まる昇交点日食の場合、サロス周期ごとの中心食線が地球の北極付近で始まり、少しづつ | ||||||
南に移動していき、最期は南極付近で終わります。あるサロス周期系列が降交点で始まる降交点日食では、その逆になります。 | ||||||
ひとつのサロス周期系列は1200年から1500年ほど存続します。 | ||||||
昇交点日食には、奇数のサロス番号が、降交点日食には、偶数の番号が付けられています。 | ||||||
Eclipse cycle ( 日食・月食の周期 )en.wiki / |