種子島、鉄砲伝来の地を見る

種子島、鉄砲伝来の地を見る　　

　　種子島の最南端、南種子町門倉岬。天文12年8月25日(1543年9月23日)、南蛮船が漂着、鉄砲伝来の地となっており、

　鉄砲伝来を記念して、「鉄砲伝来紀功碑」という記念碑が建てられている。

　『鉄炮記』によれば、漂着した船に乗っていた五峰と名乗る明人(倭冦説あり)と、同乗していた2人のポルトガル人が鉄砲を

　所持しており、鉄砲の実演を行い、種子島島主、種子島恵時・時尭親子がそのうち2挺を莫大な金額で購入、刀鍛冶に命じて

　複製を研究させた。

　日本には、見たこともなかったものの価値を見抜き、構造を理解するだけでなく、製造する技術がこのような辺境の島にもあった。

　鉄砲製造技術は短期間のうちに複数のルートで本土に伝えられ、たちまち日本各地に伝播し、独自改良が行われ、様々な種類と

　寸法の鉄砲が作られ、実戦用兵器となった。特に紀州は鉄砲先進地帯となり、多くの鉄砲傭兵集団が存在した。

　日本には伝来10年後には約10万挺の火縄銃が存在、さらに1600年には約30万挺となり、当時世界最大の鉄砲保有国となった。

　また戦国時代と重なったため、実戦における鉄砲の使用にも習熟、戦争における主力兵器となった。

　『鉄炮記』は鉄砲伝来を記す日本唯一の資料であるが、江戸時代、1606年に種子島氏が鉄砲伝来顕彰のため作成させたもので、

　歴史学では、その記述を無条件には信用していない。種子島以前の鉄砲伝来説、多重伝播説などもあるが、歴史的な

　インパクトと言う点で、種子島への鉄砲伝来は、最大のもであり、種子島が「鉄砲伝来の地」とされている。

　JAXA種子島宇宙センターは、この東側にある。

　種子島門倉岬

種子島門倉岬座標： 30.354210,130.888195

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　種子島宇宙センター

　日本の H2A は、韓国の衛星をダンピング価格で同乗の形で打ち上げたことがある。　/　アリラン3号 - Wiki

　しかし、その打ち上げは韓国では、「自国による打ち上げ」というふうに報道され、更にその上ロケットにある日本の国旗などは

　画像ソフトによって削除、koreaの文字と韓国旗が書き加えられた。　(2012年5月18日、打ち上げ)

　日本式火縄銃は、1589年に対馬の宗義智が朝鮮国王に贈呈していたが、李朝はこの新兵器の意義を理解できなかった。

　豊臣秀吉が、対明遠征のため朝鮮半島へ進攻したのは、文禄元年(1592年)である。

　文禄・慶長の役 ( 日明戦争 ) 1592年〜1598年　

　中国は火薬を発明した国であり、洋式火縄銃も日本より早く伝来、明軍には火縄銃を装備した部隊もあった。

　しかし、実戦兵器としての改良が遅れ日本式火縄銃の性能に大きく劣った。

　伝来したオリジナルの洋式火縄銃は、雨天に使用できず、発射、そして第二弾装填に時間がかかり、命中精度も低かった。

　日本はこれを雨避けの工夫、部隊運用の工夫、操作の練度の向上で実戦主力兵器とした。

　そして鉄砲鍛冶という職種が現れ、機能向上。改良を競い合った。

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