ハードディスクを使用するのであれば、ハードディスクを内蔵させていると見た目も使い勝手も楽な場合が多いです。今X68000用に用意しているハードディスクは、容量が40MBytesしかなく、整理もしないで適当にファイルを放り込んでいるため、空き容量も不足気味でした。
先月、100MBytesのベアドライブのSCSIハードディスクを入手したこともあり、前回分解して内部チェックした時に、SCSIインターフェース内蔵したSUPERなら、SCSIハードディスクを内蔵させれるだろうと安易に考えるに到りました。
ま、そう言うことで前回に引き続き、他人のX68000で遊ぼう、と言う企画が勝手に持ち上がり、代表所有者の(事後)承諾が下りたために結果的には正式に実行に移されました。(^^;
電源ユニットが後部にあるという構造で、ハードディスク用だと思われる3Pの電源ケーブルも未使用なままありました。ネジを止めれる場所も四カ所あります。おそらくハードディスク内蔵版であるSUPER HDでは、ここに金具に止められた3.5インチハードディスクがあるんでしょう。
左:X68000SUPER左筐体内部
右:空き空間
左:空き空間拡大。ネジ穴
右:3P電源コネクタ
でSCSIに接続するにはと言うと、下の外部SCSI端子ボードから下のマザーボード(左側の筐体と右側の筐体を接続しているボード)に26pinケーブルで接続されています。
#外部SCSI端子は50pinのアンフェノールフルピッチ。
「SCSIは(Mac以外)50pinだろう」と言う常識に捕らわれていただけに、ここで楽勝かと思われたSUPERにSCSIハードディスクを内蔵する作戦、略称捷一号作戦(おの計画変更を余儀なくされたわけです。(爆)
左:外部SCSI端子
右:外部SCSI端子ボード
AppleのMacintoshの標準装備のSCSIが25pinで有名ですが、これは一つの信号線に対して一対のGND線と言う方式を取らずに、GND線を共通化することで線数を半減させています。外部SCSI端子ボードからマザーボードまで26pinなのは、GND線を共通と言うのかケースアースに落とすことで省いたのでしょう。
GND線を共通化すると信号線の安定度を保つことが難しくなりますが、同じケース内であれば線の長さが短いですし、GND位置はそれほど変わらないので不安定になる可能性は低いと言うことでしょうか。
とにかく、内蔵させるSCSIハードディスクはSCSI2(Fast SCSI)のベアドライブなので、接続端子はフラットコネクタの50pin仕様です。26pinではそのまま繋がりませんから、変換ケーブルか変換コネクタを自作する必要があります。
左:内部26pinコネクタ
右:外部SCSI端子ボード単体
この時、外部SCSI端子表を片手に調べると効率がいいことを後から発見。(^^;;; やる気がある人や下の情報が信じられない人は、ご参考に。(^^;
下の一覧表が、外部SCSI端子と26pinコネクタとの結線表です。HCは26pinコネクタ側で、HDは外部SCSI端子番号です。
HC HD NAME
1 - 26 DB0
2 - 27 DB1
3 - GND
4 - 28 DB2
5 - 29 DB3
6 - 30 DB4
7 - GND
8 - 31 DB5
9 - 32 DB6
10 - 33 DB7
11 - GND
12 - 34 DBP
13 - 38 TERM
14 - 41 ATN
15 - GND
16 - NC
17 - 43 BSY
18 - 44 ACK
19 - GND
20 - 45 RST
21 - 46 MSG
22 - 47 SEL
23 - GND
24 - 48 C/D
25 - 49 REQ
26 - 50 I/O
13 NC
※NAMEの部分は資料によって異なる場合がある。
変換コネクタだと本数に差がありすぎるので変換ボードを作成し、26pinフラットケーブルを2Pから3Pに変更、変換ボードとSCSIハードディスクを2Pの50pinフラットケーブルで接続すると言う形にしました。変換ボードから直接線を出すという方法もあり、そっちの方が安く簡単に済むのですが、一応将来の汎用性も考えて、端子を使用することにしました。これは計画変更もやりやすいと言う柔軟性も兼ね備えています。
金具と言っても金属製ではなく、プラスティック製です。と言うことでプラ具かな。(^^; そっちの方が加工が楽で手に入りやすい材料だからです。今回使用したのは、1.2ミリ厚のどこのプラモ屋で手に入るプラ版です。
最初にケースの穴や出っ張り等に合わせて厚紙で型を作ります。厚紙は間違ったり失敗してもあまり痛くない(材料費や工作の手間)ので、ネジ穴はここで決めておいた方が良いです。プラ具の大きさは大きめにしておいても小さくできるので、そっちは大きめに取っておいた方が良いでしょう。 この型を元にプラ版をある程度加工して、その後は実際に合わせながら調整します。穴はキリやドリルを使用して空けます。大きな穴が必要なときや位置の微調整は円形ヤスリで調整します。
左がプラ具。右が紙型
この時、スピーカーの防磁(には貧弱すぎる)用なのか破損防止用なのか分かりませんが、スチール製のカバーを外してしまいます。これがあると固定プラ具の加工がしにくいのと、ハードディスクを固定するネジがぶつかって直線的に納められません。特に意味はなさそうなので外してしまいました。
左:外す前
右:外した後
加工できたら実際にハードディスクを固定してみます。しかしここで。
いや、コネクタ形状が違うことは全然問題ではありません。今ある3P電源コネクタをスパッと切り取ってハードディスクに合った4Pの形状のものに取り替えればいいだけですから。(^^; ただし、他人のモノですし私自身、改造にともなう形状の変更は最低限に止める、と言う理論を持っていますので、出来ればコネクタはそのまま使いたいところです。
3P電源コネクタに関しては、ハードディスクには二系統の電源入力端子があるものと思っていたもので見落としていただけです。IDEのハードディスクでは、3Pと4Pと両方付いているものが多いです。
SCSIの場合は、50pinフラットコネクタ端子が大きすぎるせいで、4Pか3Pかどちらかしか付いていなかったんですね。3P電源コネクタ付きのハードディスクを知っていただけに、どちらも付いているんだとこの時点までは思っていました。
ここでいったん中断して必要な材料の買い出しと、最後の望みをかけて出かけることにしました。やっぱり頼りはジャンクショップでしょう?
#1998.02.20