♪悲しみに〜出会う”旅”〜あの人を思い出す〜
と中村雅俊さんの「ふれあい」を口ずさみながらやってきました。(ウソ・しかも誤字あり)
ブラウン管の向こうでしか見たことのない鮭の町 村上についに訪れる事が出来ました。
2泊3日の旅もいよいよ終盤にさしかかりましたが、ここでは何が待ち受けているのでしょうか?
駅名 | 発着時間 | 便名 | 列車番号 | コメント |
新津駅 | 16:11 | 白鳥 | 5001M | やっとのことで新津駅に戻りました。これから村上を目指して旅立ちます。 |
新潟駅 | 16:29 | 白鳥 | 5011M | ここで列車番号が変わり先頭車両は入れ替わります。 |
村上駅 | 17:16 | 同上 | 同上 | 2泊3日の旅の終着地 村上駅です。 |
7月11日(日)
駅名 | 発着時間 | 便名 | 列車番号 | コメント |
村上駅 | 16:31 | いなほ12号 | 2012M | 駆け足で見たい所を回りあせだくで駅に戻りました。^^;) |
新潟駅 | 19:17 | あさひ6号 | 速達便タイプです。行きのあさひ1号と違い車両は新しいE2系ちゃんです。^^) |
青森行きの白鳥ちゃんです。(村上駅にて撮影) | 新潟行きのいなほちゃんです。(村上駅にて撮影) | E2系のあさひ6号です。実は車内で・・・^^) |
夕方、特急 白鳥ちゃんで村上駅に着いてすぐ駅前のビジネスホテルに荷物を置き、早速駅周辺を歩きましたが・・・無い!
裏道もかなり歩き、村上警察署や総合庁舎、パチンコやさんなど広く歩いたのですがピン!とくる呑み屋さんが見あたらないのです。;_;)
かれこれ2〜3時間経とうとしているので、一度振り出しである村上駅前に戻り、聞き込みをしていたら
タクシー会社の人が教えてくれたお店に興味を持ったので、先程まで歩いていた所に戻り
諦めて折り返した所からもう少し先に歩いた所を探すとお目当ての八千草さんが見つかりました。
店内を見渡すと地元の人でとても混雑しているので、お店の御主人から「あと20〜30分ほどお待ち願えませんか?」
との事などで一度外に出て近所を暫く歩いて時間をつぶし再度店内に入りやっと座れました。
(実は、予約席を無理にあけて頂いた様で、大変、ご迷惑をおかけしました。あせ)
さっそくお酒に〆張鶴で一献呑みながら、イ貝(ムール貝みたいなもの)、イカワタ(なんとイカの内蔵をシャーベット状に凍らせたもの)
厚焼き卵(もちろん注文してから焼く本格的なもの)など、どれも手作りの美味しい料理ばかりで嬉しさひとしおです。^^*)
「今日は、時化ちゃってねえ。あまりいいネタ(魚介類)がないんだけど。」
と控え目な御主人ですが、カウンターの奥で手際よく調理する姿はただものではありません。
ついついお酒が進み、仕上げに海鮮丼をつくって頂き、すっかり閉店の時間まで居座ってしまいました。
他の常連さんや女将さんだちと雑談をしながら、くつろいでいると
「おにいちゃん、(次に来たときは)予算と希望を言ってくれれば、それにあわせてつくるからね。」
との御主人のコメントには感動してしまいました。
(はじめてのお店で”勝手”が分からず、メニュー通りのものを注文していたのを忙しい最中見ておられた様です。)
急に雨が降ったのでお店の人に傘を借り、ほろ酔い気分 千鳥足で駅前にトコトコと歩いて宿に帰り、長い一日に幕を下ろしました。^^;)
店舗外観 (夜撮影したら真っ黒だったので翌朝撮影させて頂きました。) |
御主人と女将さんです。 若いおねえさん(まゆみさん?)もはたらいています。^^) |
住所 | 村上市山居町1丁目 |
電話 | 52−1213 |
営業時間 | 〜23:00?(日祭日定休) |
二日酔い冷めやらぬまま、翌日(7/11)、村上駅でレンタサイクルを借りて街に飛び出してみました。
名所旧跡を回り、村上城址の次にどこに行こうかな? とパンフレットを眺めていたら
「利き酒できます」の文字が目に飛び込んできました。(笑)
せっかく村上に来たのだから、その土地ならではのお酒を手に入れたい・・・
そう思うと自転車をこぐ足も急に軽くなったのは呑んべえの悲しい性というものでしょうか?(笑)
地図を頼りにとある幼稚園を通り過ぎるとお目当てのお店がありました。^^)
早速店内に入ると日本酒を中心に様々なお酒がズラリ!私の目もキラキラ状態です。^^)
ゆう | 「予算\2,000-前後ですっきりとした美味しいお酒を買いたいのですが。」 |
御主人 | 「お兄ちゃん車で来たのかい? なに自転車か? それなら説明するより、試飲してみなさい。(笑)」 |
と言葉通りにいろんな日本酒を次々と出して頂きました。
(その日一日の中でレンタサイクルを使って本当に良かったと強く思ったのは、この時に他なりません・笑)
試飲をしながら御主人・工藤 達朗さんからそれぞれのお酒の特徴を伺いながら話に花が咲きました。
工藤さん | 「私も若い頃に旅行が好きでいろいろ歩いたが、旅先でいろんな人にお世話になった恩返しをしたくて 村上で観光案内などの活動をやっているんだ。」 |
お言葉に甘えて市内観光のポイントを伺いながら、試飲を続け(笑) 2種類のお酒(吟醸 道−あゆみ−と 酔水−すいすい−)を購入しました。
工藤さん | 「荷物(お酒)は、市内観光が終わるまで預かっておくから、ゆっくり見てきなさい。 それと何か困った事があったら、私に電話をしなさい。」 |
細やかで暖かい心配りに感動しながら、ふと
という問いかけがしばらく頭をもたげました。
・・・この後、まさかホントに困った事がおきるとは思いませんでしたが(笑・詳しくは、まいづる公園をご覧下さいね・あせ)
店舗の前で愛車”轟天号”(レンタサイクル)とともに撮影しました。(笑) |
住所 | 新潟県村上市堀片4の8 |
電話 | 0254−53−2694 |
営業時間 | 不明 |
ゆう | 「これだけ、毎日たくさんの鮭を見ると食べるのがイヤになりませんか?」 |
店員さん | 「鮭の昆布巻とかは、あまり食べませんけど(笑)、鮭の塩引きや酒びたしは毎日でも飽きませんね〜。」 |
一通りの見学を終え、再び店舗に戻って、さっそく鮭の酒びたしを試食してみましたが・・・うまい!>_<;;)
歯ごたえは、ビーフジャーキーと生ハムの間で、口に放り込むと中で広がる深い風味はなんとも言葉にできません。^^*)
が、さすがに値段が高いので、どうしようか悩んでいたら
鮭の酒びたしの”切り落とし”が手頃な値段だったので、これを買い求めました。(約70g \1,050-税込)
ちなみに食べるときは、日本酒に浸さなくても、十分美味しいです。(店員さんは、そのまま食べるのがお薦めとの事。)
店先の冷たいお水を飲み干しながら、レンタサイクルで再び、名所旧跡めぐりをすべく街に消えていく筆者なのでした。
ちなみに、きっ川さんの商品は、東京・大丸(地下)、新宿・伊勢丹(地下)、池袋・東武(B2F)
阪急梅田本店(地下)などでも入手出来ます。
店舗外観 この奥の蔵などの一部分が築110年です。^^;) |
店内の作業風景を見学させて頂きました。 たくさんの鮭が所狭しをつり下げられています。^^) |
住所 | 〒958-0842 新潟県村上市大町1−20 |
電話 | 0254−53−2213 |
営業時間 | 不明 |
村上駅構内のレンタサイクル置き場です。^^) |
内藤家の先祖 信成候(徳川家康の異母弟)を祀った神社です。
嘉永2年(1849年)に完成した総欅造りの社殿との事。
電話 | 52−4781 |
村上藩主 内藤家の歴代藩主の墓所が静かに眠っております。
後で聞いたところによると本堂の中も変わった構造で面白いとの事なので興味の有る方は訪ねてみては如何でしょうか? ^^)
電話 | 52−3849 |
明応年間(1492〜1501)に本庄氏によって築城され、その後 村上 頼勝氏(慶長3年 1598年)、堀氏(元和6年 1620年)
松平 直矩氏らに引き継がれると共に城内を拡張してきましたが、寛文7年(1667年)の落雷による天守閣の焼失
明治6〜8年の城門取り壊しなどにより石垣だけが当時の面影を残しております。
市内のはずれの小高い山の上にそびえる天守閣跡からの眺望は絶景です。^^)
普段、日本海を見ることのない筆者にとっては、遠く向こうに大きく見える粟島がとても新鮮で驚きました。
頂上までもうすぐです。ふうふう。^^;;) | 海の向こうに島も見えます。 |
最後に工藤さんから頂いた書を引用しつつ、旅行記 新潟三都物語の筆をおきたいと思います。^^)