■上田篇■


99年 11月18日(木)
99年 12月21日(火)

これまでのあらすじ−
長野電鉄ちゃんで屋代に到着した筆者達は、いよいよ、しなの鉄道ちゃんで長野新幹線の待つ上田駅に向かうのでした。

道標
−みちしるべ−

99年11月18日(木)
駅名 発着時間 便名 列車番号 コメント
屋代駅前 18:22 しなの鉄道 2672M なんと169系ちゃんがやってきました。
上田駅 18:52 同上 同上 ここで169系ちゃんともお別れです。
上田駅 19:41 あさま540号 ここからは、JR東日本に乗り換えです。
東京駅 21:08 同上 同上 横須賀線で帰宅します。^^;)

乗る

  1. しなの鉄道ちゃん

    篠ノ井駅〜軽井沢駅間を駆け抜ける第3セクター線です。
    国鉄〜JR時代にかけては(旧)信越本線として脚光を浴びていた路線ですが
    横川〜軽井沢間、いわゆる碓氷峠の廃止に伴い、しなの鉄道として再スタートしています。

    車両は、169系ちゃんを改良したものと115系ちゃんの2種類を使用しています。
    169系ちゃんは、急行型車両・165系をベースに電気機関車との協調運転機能を付加したもので
    それまでは(旧)信越本線最大の難所・碓氷峠を越える為に短い8両編成で運行していた在来線が
    昭和43年(1968年)169系の投入により一気に12両編成運行が可能となり輸送能力の増大・スピードアップに多大なる貢献を致しました。
    また碓氷峠専用の電気機関車EF63(通称・シェルパ)ちゃんとの協調運転は、多くの鉄道ファンの旅情を盛り上げてくれました。^^)

    169系で得たノウハウをもとに(旧)特急あさまちゃん用489系、189系ちゃんが開発されました。

    今回乗車した時には、座席は本来の4人掛けボックスシートから185系用シートに交換され、灰皿も撤去され、更には
    協調運転用のジャンパ栓も切断されていましたが、先頭車両のサボ(行先表示板)、車内には座席プレート、コート用のフック
    などの当時のものも数多く見受けられました。

    やはり2ドアデッキ付きのゆとり有る車体設計は、乗車してやすらぎを感じますね。^^*)
    (そこへ来たら4ドアのE217系や6ドアの209系などの最近の車両ときたら・・・なんて愚痴はこの辺にしておきます。あせ)

    【 しなの鉄道・屋代駅です。 】 【 169系ちゃん車内。 】 【 暗くて分かりづらいですね。^^;;) 】
    しなの鉄道・屋代駅ホームです。 座席は185系ものを流用しています。(?) 169系ちゃん、またね!
    【 2回目は115系での旅です。 】 【 JR色の115系も多く乗り入れています。 】 【 上田駅舎です。 】
    2回目の上田訪問は115系ちゃんで行きました。 しなの鉄道には
    JR色の115系ちゃんも多く乗り入れています。
    上田駅舎です。

食べる

  1. 華の宴(上田駅・とんかつ)

    一日中、吹きさらしの現場での応急修理作業を終え、すっかりお腹が空いたので、上田駅到着と共に早速駅前を散策しましたが
    これといったお店が見つからず、上田駅に戻る途中、一縷の望みを託して駅前のホテルの地下街に足を踏み込んでみました。
    なんとはなしに、とんかつやさんの暖簾をくぐり、BGMにビートルズが静かにかかるカウンターに腰を下ろし、早速注文をしました。

    「おすすめは何ですか?」
    「”とんぷら”定食です。」
    「じゃ、それで・・・」

    同行した作業者Nさんは、フライ盛り合わせ定食Aを注文し、早速、御主人が調理を始めたのですが
    なんとミミを落としてある食パン一斤をミキサーにかけて、生パン粉を作り始めたではありませんか。^^)
    続けて手際良く2種類のコロモをつくり、下ごしらえ済みの海老や豚肉にコロモをさっとつけて揚げ始めました。
    揚げ上がりを見計らって、おみそ汁とご飯の盛りつけを行い、遂に我々の目前に出されました。

    ”とんぷら”とは、豚の天ぷらの事だったのです。(わかりやすいネーミングですね。^^;;)

    「(とんぷらの)表面にすり下ろしたショウガをのせてますので、軽く醤油をかけてお召し上がり下さい。
    ご飯は、お代わり自由ですからね。」

    ご飯お代わり自由との有り難い言葉に耳を傾けつつ(笑)食べてみたところ和風のフリッターの様な不思議な食感がこみ上げてきました。
    さっぱりとした味付けなので、箸が進み、遠慮なくご飯のお代わりを申し入れ(笑)
    最後に刻んだキャベツをお口直しにいただこうとソースをかけたところ、酸味のあるさわやかな味に更に驚いてしまいました。^^*)

    「果物などいろんな材料を使ってつくったんです。なるべく手作りを心がけていますので。
     BGMも手作りなんですよ。(笑)」

    聞けば、昔からの常連さんとバンド演奏などもされているそうです。(この日のBGMはビートルズのコピーでした。)
    店内の壁には、常連さんからの贈り物である風景画なども飾られており、その1つ1つに思い出があるそうです。

    運が良ければ、御主人のギターの弾き語りやコカリナ(*1)の生演奏を聴く事が出来るかも知れません。(^ー^)
    作詞作曲、恋愛談、鉱石、鉄道(笑)など豊富な話題を持つ御主人の楽しいお話に耳を傾けつつ上田の夜は更けてゆくのでした。(^^*)
    (ちなみにフライ盛り合わせ定食Aは、とんぷら(小)+エビフライ×2本で、こちらもおいしそうでした。)

    <99年12月23日加筆>
    (*1)コカリナ:木製の笛の様なオカリナ。本来はハンガリーの民族楽器”ファカリナ”を事を指します。

    12/21訪問の際にはインドネシアカレーとチキンカツを頂きました。
    インドネシアカレーは自家製のスパイスで作ったサラサラしたスープ状のチキンカレーで、スパイシーで美味しかったです。
    チキンカツは、ささみでは無く胸肉を使い、さっぱりとやわらかく仕上げ、しつこくありません。^^)

    【 しなの鉄道・上田前の東急イン地下街の一角です。 】 【 しなの鉄道・上田前の東急イン地下街の一角です。 】 【 店主近影。 】
    駅前のコンビニが有るビルが上田ステイです。 上田ステイの地下街の一角に有ります。 御主人の飯田さんです。
    (写真が暗くて申し訳ないです。)

    住所上田市天神1-2-1(上田駅前 上田ステイ地下)
    電話24−2395
    営業時間 11:30〜22:00
    定休日 金曜日+不定休(今月は11/20,11/28)
    メモ とんぷら定食 \1,200-
    フライ盛り合わせ定食A \1,050-
    インドネシア風カレー\750-もスパイシーで美味しいです。

    <99年12月16日加筆>
    ホテルの名称ですが、98年に(旧)東急インから上田ステイに変わったそうですので本文中の表記を修正致しました。


おみやげ

  1. 銘菓 りんごと花の物語

    上田駅ビル内のお土産やさんで購入しました。
    りんご味/いちご味の2種類のクリームをはさんだゴーフレットなのですが
    それぞれ表面にりんごや花びらが封じ込めてあるので食べる人の目を引く楽しい趣向になっています。

    発売元(株)タカチホ
    住所長野県長野市大豆島5888
    価格 ¥1,050-(20枚入り)

  2. 絹物語 シルクくるみ

    上田の主産業の一つ養蚕にちなみ、絹パウダーを配合してある変わった洋菓子です。

    発売元有限会社 昌平堂
    住所長野県上田市中央2-2-17
    価格 ¥450-(税別)

表紙に戻る
たびてつに戻る