■焼津・波しぶき篇■
2000年 3月22日(水)
2000年に入ってからも、ずっと日本国内出張三昧の日々を送っていますが、何故か海沿いの街を訪ねる事が多いです。(笑)
郷にいれば郷に従え・・・海の幸を堪能しないテはないと思い、仕事帰りに寄り道して焼津まで足をのばしてみました。^^;;)
そこで待ち受けていたものは・・・?
給料日直前の財政難の中、気になるお店を総力取材してきましたので、宜しければお楽しみ下さい。^^;;)
道標
−みちしるべ−

駅名 発着時間 便名 コメント
新横浜駅 09:44 こだま?号 久々のこだまちゃんの利用です。
静岡 11:03 同上 少し早めに着いたので、早速駅前散策します。^^;;)
お仕事 菊正さんでの食事に舌鼓をうった後で、取引先を訪問します。
静岡駅 17:50 東海道線 仕事も終わり、上司とも別れて、出張たびてつの本番スタートです。(笑)
焼津駅 18:15 同上 焼津に到着しました。ここからタクシーで目的地に向かいます。
静岡駅 22:30 東海道線 三島行きの上り列車で静岡に戻りましたが
この時点で横浜行きの列車は全て終了していました。;_;)
静岡駅 26:00 ムーンライトながら 静岡駅前の まんが喫茶で時間を潰し、ようやく列車に乗り込みます。
横浜駅 28:23 同上 鳥のさえずりが聞こえる中、やっと地元に着きました。仮眠をとって、職場に出社します。

【 JR焼津駅名標です。 】 【 久々に東海道線に乗りました。 】
とうとう焼津まで来ました。^^;;) 静岡駅から、わずか3駅で焼津です。


食べる

  1. 海賊料理 株式会社 舟小屋(ふなごや)

    仕事が終わり、静岡駅に戻ってきたところで上司と別れ、券売機で\230-分の切符を買い、東海道線(在来線)のホームに進みます。
    目指すは、焼津駅です。先日の
    東塩釜に続き、ガイドブック片手にお魚料理が美味しいお店を目当てに211系ちゃんに乗り込みます。
    座る席は、もちろん先頭車両最前列のベンチシートです。(笑)
    進行方向(運転席側)の壁面が大きなガラス張りになっており、そこからの眺めが旅情をささやかに盛り上げてくれます。
    ほどなく列車が発車し、安倍川駅、用宗駅を過ぎ、長いトンネルを出たところで、3つ目の焼津駅に到着です。

    駅前のロータリーでタクシーをひろい、運転手さんに

    「和田浜海岸の”舟小屋”さんまでお願いします。」

    と告げると、それだけで海沿いの国道150号線に向かい走り出しました。どうやら地元ではかなり有名なお店みたいです。
    15分から20分くらい走り続けた所で、やっと到着しましたが、まず店舗の大きさに驚いてしまいました。
    しかも入口には、看板代わりに古びた漁船が据えてあるではないですか。
    路地裏の小さなお店を想像していたのが、良い意味で裏切られました。
    2階建ての漁師小屋を思わせる大きな建物に入り、1階のカウンター席で静かに腰を下ろしました。^^)

    まずは、つきだしの自家製イカの塩辛をつつきながらメニューを眺めると静岡の銘酒”磯自慢”がズラリと並んでいたので
    その中の純米吟醸を注文しましたが、料理はあまりにも品数が多く迷ったので、店長さんにお薦めを伺ったところ

    「今日は生しらすと鰹の良いのが入りましたよ。」
    「じゃ、それとあといくつかお刺身を\2,000-分盛り合わせて頂けますか?」

    とのやりとりの後、出てきたものを見ると霜降り状にあぶらののった鰹、新鮮で臭みの全くない生しらす
    ほのかな甘みの美味しいハタ、色鮮やかなトロ、付け合わせの生の青海苔など盛りだくさんの内容に感激しましたが

    「お客さん(私)の地元(横浜)の近くだと平塚辺りでも、旨い 生しらす がとれるんじゃないですか。」

    と、とても謙虚な姿勢を崩しません。
    気が付くと平日なのに周囲の座敷席が徐々に埋まりましたが、この雰囲気にもお店の人気の秘密が隠されているのかも知れません。
    店長さんもいつの間にか、カウンターを離れ、店内の切り盛りに追われている模様です。

    「観光バスを収容できる駐車場も有りますが、週末は、予約を入れて頂いた方がいいですよ。」

    と店長さんに代わり、板前の大須賀さんがいろいろと説明してくれました。

    「ずいぶん、お若いのに板場に立つなんて、凄いですねえ。」

    「二十歳で、この世界に入り修行していますが、年齢に関係なく、いろんな場を与えてくれるので、やりがいを感じます。」

    さすが25歳で板場に立つだけ有って、はみだしサラリーマンの私とは、目の輝きが全然違います。(笑)
    更に初亀などのお酒を呑みつつ、高温に熱した丸い石の上に太刀魚を乗せて焼く漁師風料理 ”太刀魚の石焼き”
    海老と蟹の中間の様な”いばら蟹”(1匹\4,000-)の足は生で、甲羅の部分の身はボイルで頂きます。
    ズワイガニ(越前ガニ)と違い、さっぱりとした甘さが、とても美味しいです。(地元の人はミルク蟹とも呼んでいるそうです。)

    続けて車エビの天ぷら、珍しい鰹の心臓(クセの無いレバーの刺身みたいな味です。)
    最後に、いばら蟹の身でダシを取った雑炊を食べ終わると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
    お腹も心も満腹で楽しい一時を過ごし、終始、頬が緩んだままでお店を後にして焼津駅に向かう筆者なのでありました。^^)

    【 店舗外観です。 】 【 店内です。 】 【 板前の大須賀さんです。 】
    橋を渡った入口に漁船が有るのが目印です。 漁師小屋を彷彿させる内装です。 板前の大須賀 崇之さん(25歳)です。

    住所〒425-0051静岡県焼津市田尻北一六二八の二
    電話054−624−5483(代表)
    営業時間11:00〜22:00
    月曜日定休・但し祭日は営業
    コメントお酒は1合や瓶売りで、料理もボリュームが多いので
    3〜4人のグループで食事をされると良いかも知れません。
    また予算や好みに併せて調理して頂けるみたいなので
    お店の人に相談してみると良いかと思います。
    (お寿司や各種定食のお食事などもあるそうです。)
    アクセスJR焼津駅からタクシーで15分くらい
    (片道 約\1,600程度)
    路線バスもあるそうです。

    自動車(東京方面から)
    東名高速 焼津I.C.から県道81号線を南下
    国道150号線に合流した所で名古屋方面に右折
    カメラのさくらいの有る交差点で左折し約5分
    (港中学校、石津浜サッカー場、青少年の家の近くです。)


宜しければ、姉妹編 たびてつ・静岡・出張篇もお楽しみ下さい。^^;;)

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