電話 06(6447)6688 住所:大阪府大阪市西区江戸堀1-9-11 アイプラス江戸堀 1F
地下鉄四ツ橋線「肥後橋」駅下車。7番出口を右へ。郵便局の角を右へ。駅から徒歩3分。
昼:12:00〜15:30(L.O.13:00)、夜:18:00〜23:30(L.O.20:00)
定休日:月曜、火曜
2012年3月
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Hajimeのディナー「第一章」
食べたもの
アミューズ1◎エスカルゴ
アミューズ2◎卵黄と桃のコンフィのピュレ
アミューズ3◎ホタテ 海老のスープとレモンのチャツネ
前菜1◎"ミネラル" 105種類の野菜と共に
前菜2◎桜鱒 りんごのピュレと金柑と共に
前菜3◎フォアグラ・オ・ナチュレル
前菜4◎玉葱のロースト トリュフのソース
メイン◎熊本県産牛肉のラムシン 根セロリのピュレと蕪、カシス、松の実と松の針葉の香りを添えて
チーズ◎チーズのワゴン
デザート1◎蜂蜜のアイス、ムース、巣、グレープフルーツのグラニテ
デザート2◎「春」 フォンダンショコラ、かぼちゃとリコリスのソース
小菓子◎ポ・ドゥ・クレーム ショコラ 生キャラメル
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天才シェフは素材の組合せのマッチングに抜群のセンスを発揮するが、米田シェフも当然その系譜に連なる。例えばホタテは極上の質の大きなホタテに柔らかく熱をとおしたものでオーソドックス。そこに和食のような海老のだし汁とレモンのチャツネを合わせることで思いもかけない新しい味が生まれている。桜鱒にはりんごや金柑と共に食べることで、繊細さが際立ちつつ、とても「濃いすっきり感」を味わえる。
ただ、完璧料理の行進なので「CD」や「缶詰」のように「完結」しており、満足感をうみつつ面白みをなくさせてもいる。おしゃれは崩れる直前にチャーミングになり、果物は傷む直前の完熟が最もおいしい。ないものねだりだが、そうしたキワドさない。
そのためこうした構成のコースはHajimeの「第一章」として閉じ別の人に委ね、シェフ自身は次の段階へ進もうとしているような気がした。
サーヴィス陣はスタート時とくらべると2倍くらいスタッフが増え、余裕をもって各テーブルを暖かく見守っている。
会計は2人で51150円。内訳はコース料金(15750円×2) +シャンパーニュ(9000円) +グラス赤ワイン(2100円×2)+シャテルドン700ml(1800円)+サーヴィス料10%(4650円)。