党勢拡大12カ月間「大運動」と2カ月間「特別期間」結果

「大運動」「特別期間」無総括→8・9月延長=15カ月間連続拡大期間

党勢拡大運動期間延長の幹部会決定とその謎・目論見

(宮地作成)

 〔目次〕

   1、志位和夫による3回もの異様な決定・指令 (表1)

   2、「大運動」と「特別期間」の目標と結果 (表2、3)

   3、30年間連続の大量減紙政党データ (表4)

   4、志位・市田・不破の「大運動」「特別期間」総括レベル

   5、8・9月党勢拡大運動期間延長の幹部会決定とその謎・目論見

 

 〔関連ファイル〕      健一MENUに戻る

    共産党幹部会『8、9月党勢拡大運動延長』2012年8月3日

    志位和夫『都道府県委員長会議での発言』2012年8月3日

    『日本共産党の総選挙結果5回分データ分析』得票率10%以上小選挙区数09年28

    総選挙09年結果 総務省 朝日 読売 05年結果 総務省 朝日 読売

 

 1、志位和夫による3回もの異様な決定・指令

 

 〔異様決定1〕−2011年7月4日、3中総

 

 7月4日、志位和夫は3中総報告をした。2つの決定をした。(1)、日刊紙2900円→500円値上げ、3400円にした。月3400×12カ月間=年間40800円になる。政党機関紙なのに、一般商業紙朝刊と比べ、毎月400円も高くした。(2)、コミンテルン型共産党日本支部創立90周年記念として、12カ月間連続の「党勢拡大大運動」を全党に指令した。12カ月間もの連続党勢拡大という異様な期間提起などは、党勢拡大運動史上初めてだった。

 

 〔異様決定2〕−2011年12月4日、4中総

 

 12月4日、志位和夫は、4中総において、「大運動」5カ月間経過途中にもかかわらず、党勢拡大目標の大幅引上げという異様な命令を出し、全中間機関に次の強要をした。

 

 「全党的に党員拡大目標と同水準の5万人の「日刊紙」読者を拡大するならば、前回総選挙時比で108%の峰を築くことができます。採算面でも、「日刊紙」発行の赤字を脱し、情勢が求める党活動構築の財政的基盤を確立することができます。」

 

 「日曜版の読者拡大の目標についてですが、各都道府県が決めている目標は、多くの県で「大会時回復」が多く、全党的な目標の合計は、12万5千人となっています。これでは実は目標をやりきっても、前回総選挙時比で96%にとどまります。ここでも目標を見直して、「大運動」期間中に、少なくとも前回総選挙時を上回る日曜版読者の陣地を築くことを提起したい。その場合、全党的な目標の合計は約17万人ということになりますが」。

 

(表1) 中間機関の拡大目標と目標大幅アップ命令と拡大結果

党勢力

中間機関目標

目標大幅アップ命令

09年8月総選挙比での結果

 

目標計

比率

目標アップ命令

比率%

09年8月→12年7月

党員

5万人

 

5万人で同一

 

40.6万→31.8万=−8.8万人

日刊紙

2.8万人

95%

→5万人にアップ命令

108%以上

25万→22.425万=2.575万減紙

日曜版

12.5万人

96%

→17万人にアップ命令

100%以上

120.4万→104.0256万=16.3744減紙

中間機関目標の比率%は、09年総選挙比。志位目標大幅アップ命令も09年総選挙比

09年8月総選挙と10年1月第25回大会は、4カ月間差があるがほぼ同じ数値とし計算

09年年8月〜12年7月の約3年間でHN累計18.9494万部減紙→計算根拠は〔目次4〕

 

 志位和夫は、HNの拡大目標の途中大幅引上げを命令した。全中間機関はその比率通り目標だけを引き上げた。しかし、結果は連続減紙だった。志位の手口は、机上の空論に基づく暴挙だった。そもそも、「12カ月間連続党勢拡大大運動」の途中・5カ月後に目標だけを引き上げを命令したケースなど一度もない。気が狂ったのでなければ、衰弱死全面進行であせり、もがいている結果なのか。

 

 〔異様決定3〕−2012年5月24日、全国活動者会議

 

 5月24日、全活会議において、志位和夫は、「党勢拡大大運動」を延長し、「2カ月間の党勢拡大特別期間」にすると報告した。そもそも、「大運動」は、時代錯誤のコミンテルン型共産党創立90周年記念日の7月15日に終わる筈だった。3中総は、2011年7月4日だった。「全活」までは10カ月半である。

 

    志位和夫『全国活動者会議の幹部会報告』12年5月24日

    赤旗『日本共産党が全国活動者会議』「大運動」目標総達成「特別期間」をよびかけ

 

 これは、「12カ月間連続大運動」期間中における(1)「緊急支部会議開催2週間の特別期間」に次ぐ、(2)2度目の「2カ月間の党勢拡大特別期間」である。これら期間中における異様な2回もの「特別期間」設定の原因・背景は何だったのか。

 

 

 2、「大運動」と「特別期間」の目標と結果

 

 「日本共産党の活動ページ」は、2012年7月末までの「2カ月間特別期間」と「12カ月間大運動」の党勢拡大結果を公表した。党勢拡大期間は、2011年7月4日〜12年7月末までの通算13カ月間連続という異様な月数だった。他に、志位和夫「90周年講演」に基づき、支部数・地方議員数の減少も検証する。

 

(表2) 3中総・4中総後のHN拡大と党員拡大の増減データ

年月

10年1月

党大会

11年7月

3中総

中間機関

引上目標

4中総

5月

「全活」

7月

結果

大運動

通算結果

7月末引上げ

目標達成率

7月末

データ

日刊紙

25万

24万

+2.8

→+5

−3500

+1431

−2069

減紙で―

22.425万

増減累計

 

−1万

 

 

 

 

 

日曜版

120.4万

 

+12.5

→+17

−14000

+8314

−5686

減紙で−

104.02万

HN累計

145.4万

 

 

→+22

−17500

+1万弱

−7500

 

126.42万

党員

40.6万人

 

+5

+5

−8.8万

+0.7万

21.5万

党員累計

 

 

+7700

 

+1.8万

+36%

 

7月4日3中総以降5月24日「全活」までの通算累計H3500部減紙・N14000部減紙と公表

党勢拡大13カ月間「大運動」「特別期間」通算=「全活」結果−7月「特別期間」結果

 

 〔1、読者数・党員数〕

 2012年7月末のHN130万部は、志位和夫が12年7月18日「90周年講演」において公表した正式数値である。志位講演「日本共産党は、全国に31万8千人の党員、職場、地域、学園あわせて2万を超える党支部、2743人の地方議員、130万人の「しんぶん赤旗」読者をもっております」。

 

 となると、10年1月第25回大会公表のHN合計145.4万部−130万部=党大会後の1年7カ月間で15.4万部減ったことになる。13カ月間連続という異様月数の党勢拡大運動をやっても、大量減紙傾向=共産党衰弱死テンポを食い止めることができなかった。ただ、HNの個別部数は、正式公表まで分からない。

 

    志位和夫『日本共産党90周年記念講演会』130万人の赤旗読者、2万超の党支部

 

 10年度政治資金報告書で、志位は署名付きで党費納入党員数25.3754万人と報告した。10年1月第25回大会において、党員40.6万人→「全活」31.8万人とした。しかし、6.4246万人未削除の支部・党員騙しペテン数字を残している。この経緯から見て、公表党員数・入党党員数・入党決意者数は、どんぶり勘定で、まったく信用できない。2011年度政治資金報告書は、2012年11月末の予定である。

 

    『日本共産党2010年度政治資金報告の表裏』

     1年間で、党費収入−7515万円、機関紙収入−5億4441万円

     月別党費納入党員数−4245人、党費納入率−1.0%など全指標衰退

 

 〔2、支部数〕

 また、彼は、支部数について、2000支部が崩壊、または、解党選択したことも報告した。(1)2008年中央委員会報告2.2万支部→(2)2010年第25回大会は支部数に沈黙→(3)12年7月「90周年講演」において2万と報告した。2.2万−2万=4年間で2000支部が消滅したと告白した。

 

 〔3、地方議員数〕

 志位和夫は、議員数について、2743人の地方議員と報告した。2011年4月2794人−12年7月2743人=1年3カ月間で51人減ったと報告した。

 

(表3) 地方議員数4年毎の連続激減と次回15年予想

年

00

03

07

11

12・7

15年予想

議員

4462

4203

3338

2794

2743

2100以下

減少

−259

−865

−544

−51

700以上減少

減少累計

−259

−1124

−1668

−1719

−2300

減少率%

−5.8

−25.1

−37.3

−38.5

−51.5

03年・07年・11年は統一地方選年度→15年は次期統一地方選年

 

 不破哲三は、不破規約の2000年満場一致決定・不破綱領の2004年満場一致決定をさせた。この反民主主義路線は、12年間で、地方議員38.5%を落選させた。この激減テンポなら、次期統一地方選年の2015年までには、51.5%を落選させるとの予想になる。

 

 

 3、30年間連続の大量減紙政党データ

 

 宮本・不破・志位らは、1980年ピーク以降、赤旗部数増減の長期データを発表したことが一度もなく、隠蔽している。せいぜい、(1)前回国政選挙比か、(2)前回党大会比しか言わない。それらは、増でなく、すべて減っている。1980年以降、30年間で、HN355万部−145.4万部=209.6万部・59.0%読者が、日本共産党を支持できない、誤った路線・体質の政党=時代錯誤の犯罪的なコミンテルン型共産党であるとして大量離脱してきた。

 

(表4) 30年間連続減紙政党=読者大量離脱政党

年

80

82

85

87

90

94

97

00・9

04・1

06・1

10・1

大会

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

HN

355

339

317.7

317.5

286

250

230

199

173

164

145.4

内H

54

50

40

35

(30)

(28)

(25)

内N

232

200

190

164

(143)

(136)

(120.4)

増減

−16

−21.3

−0.2

−31.5

−36

−20

−31

-26

-9

-18.6

累計

 

−16

−37.3

−37.5

−69

−105

−125

−156

−182

−191

−209.6

 

 これらのデータは、すべて党大会報告である。第22回大会までは、HN総部数とともに、日刊紙H、日曜版Nの個別部数も報告していた。しかし、第23、24、25回大会は、HN総部数しか報告しなくなった。(表)の( )は、従来のHN比率に基づき、私が推計した。第25回大会の(H25万部)はその推計である。増減数は、前大会からの減紙を示す。

 

 2000年9月第22回大会報告では、日刊紙H35万部だった。その少し前が値上げ決定の「10年余前36万部」だったと思われる。

 

 

 4、志位・市田・不破の「大運動」「特別期間」総括レベル

 

 共産党幹部会は、「大運動」「特別期間」の総括をしないままで、「8、9月党勢拡大運動延長」を決定した。これによって、志位和夫は、党活動を、異様な1年1カ月間→さらに異様な1年3カ月間=15カ月間連続で支部・党員を拘束する一本足の党勢拡大運動に変質させた。

 

    共産党幹部会『8、9月党勢拡大運動延長』2012年8月3日

    志位和夫『都道府県委員長会議での発言』2012年8月3日

 

 ただ、総括をスルーして、結果の一部だけを公表した。

 (1)、党員拡大−1万8千人入党、内7月1カ月間だけで入党決意者7千人。目標5万人への達成率36%。

 (2)、党員拡大成果支部−39.7%。党員拡大拒否支部は、20000支部×60.3%=12060支部

 (3)、赤旗拡大−部数に沈黙。総選挙比−日刊紙89.7%、日曜版86.6%。

 

 これらの公表結果は何を意味するか。

 (1、党員拡大)

 党員拡大で1万8千人入党したのにもかかわらず、赤旗HNは減っている。7月1カ月間だけの入党決意者7千人とは、書記局からの連日点検・日報システムによって、中間機関が耐え切れず、党員拡大数でっち上げ=虚偽報告をした数値と思われる。そもそも、入党決意者とは、何か。その実質は、正式に入党申込書を提出していない架空数字である。

 

 書記局が「特別期間」中、日報報告を強要するので、315地区委員会専従→47都道府県委員会専従がその場逃れで、→書記局に真っ赤なウソの虚偽報告をした7月決意者数値である。もし、××人を入党決意させましたとウソの虚偽報告をしなければ、党中央・上級機関からの打撃的批判・脅迫を浴びせられ、自虐的自己批判を満座の中で強要されるからである。あんな惨めな体験を二度としたくない。7月で「13カ月間連続党勢拡大大運動」も終わるはずなので、禁断の駆け込み乗車をしてやろう。

 

    〔病状シミュレーション1〕、上意下達の点検=打撃的批判・自虐的自己批判の全党的蔓延

 

 2010年1月第25回大会党員数40.6万人−12年5月全活31.8万人=2年5カ月間で8.8万人減っている。20数年も真っ赤な党員数ウソで支部・党員騙しをしてきた。現在、40.6万人では、あまりにもウソっぽいので、どんぶり数値の一部手直しをした。それにしても、党員数・入党数・入党決意者報告はでたらめである。今後とも、党員数報告の3数値は、まったく信用できない。

 

 (2、党員拡大成果支部+党員拡大拒否支部)

 志位和夫は、党員拡大成果支部39.7%と報告した。志位は、支部数が、(1)08年22000支部→(2)10年1月第25回大会で支部数に沈黙→(3)12年20000支部に減ったと報告した。4年間で2000支部が崩壊した。党員拡大拒否支部は、残存する20000支部×60.3%=12060支部もある。

 

 60.3%・12060支部は、「大運動」13カ月間においても、党員拡大に不参加だった。延長2カ月間においても、党員拡大拒否を貫く。→さらには、総括なしの2カ月間延長指令=15カ月間連続党勢拡大「大運動」に嫌気がさし、支部解党を選択する。20000支部は、さらに減る。

 

 「大運動」期間中の異様な「緊急支部会議開催」指令2週間で、2012年3月時点の支部数が判明した。〔あせり・もがき4〕で分析したように、残存する支部数実態は、20000どころか、14178支部しかない。

 

    〔あせり・もがき4〕、「緊急支部会議開催」指令2週間→支部崩壊データを露呈

 

 (3、赤旗拡大)

 赤旗拡大部数に沈黙したのは、異様な1年1カ月間をかけても、HNとも減紙結果に終わったからにほかならない。総選挙比−日刊紙89.7%、日曜版86.6%だけを公表した。そこからの逆算をする。総選挙は2009年8月だった。第25回大会は2010年1月である。2つの数値は、4カ月間差がある。それをほぼ同じとして計算する。

 

 2010年1月、志位和夫は、党大会報告において日刊紙25万部→11年7月3中総において24万部に減ったと報告した。09年8月総選挙時点近似値も25万部だったとする。日刊紙25万部×89.7%≒22.425万部になる。25−22.425≒総選挙後の約3年間で日刊紙2.575万部が減った。

 

 日曜版はどうか。彼は、党大会報告において日曜版120.4万部と報告した。09年8月総選挙時点近似値も120.4万部だったとする。日曜版120.4万部×86.6%≒104.0256万部に減っている。120.4万部−104.0256万部≒総選挙後の約3年間で日曜版16.3744万部が減った。

 

 (4、赤旗HN合計)

 2012年7月末時点、日刊紙22.425万部+日曜版104.0256万部≒HN合計126.4256万部へと大量減紙が続いた。志位「90周年講演」における赤旗130万部というのは、約3万部の水増し、支部・党員騙しの欺瞞報告である。これでは、「大運動」「特別期間」の総括もできない。沈黙し、党勢拡大延長を決定するしかない。

 

 

 5、8・9月党勢拡大運動期間延長幹部会決定とその謎・目論見

 

 13カ月間もの異様な党勢拡大運動連続期間は、2012年7月末時点、09年総選挙時点比でHN合計126.4256万部へと大量減紙に終わった。これらのデータは、時代錯誤・党内犯罪システム政党の衰弱死テンポが早まっていることを証明した。この13カ月間ものマイナス結果では総括もできない。

 

 そこで、志位・市田・不破ら3人独裁者は、8・9月党勢拡大運動期間延長という幹部会決定をした。13カ月間も党勢拡大を指令・点検しても、最後の12年7月だけの成果を除いて、大量減紙が続いたのに、2カ月間延長で、総選挙時点HNまでに増えると思っているのか。謎である。衰弱死の急速テンポアップで、3人とも気が狂ったか。

 

 「共産党・民青悪魔の辞典」は、8月7日、次のデータを「都道府県委員長会議・こっそり危機的状況も秘密報告」としてブログに載せた。

 大運動と特別期間終了直後に行われた都道府県委員長会議。赤旗に載らない報告は以下の通り
 (1)、機関誌滞納額は一月から七月累計で1.7億円。滞納ベストスリーは長野1800万、京都1200万、兵庫800万!もともとベストスリーは京都長野大阪だったが、兵庫の伸びが目立つ

 (2)、一月から六月の党費納入口数前年比23200口の減
 (3)、
7月の党費納入率67.9パーセント(ここ重要w)
 (4)、日刊紙未購読党員数33.7パーセント

 

    『日本共産党・民青同盟悪魔の辞典』8月3日の都道府県委員長会議

 

 (3)、7月の党費納入率67.9%なら、31.8万人×67.9%≒実質党員数21万5922人となる。もともと、党員数40.6万人という真っ赤なウソをつき続けられないと、31.8万人に変えた。それにしても、31.8万人も依然としてウソだった。2010年度政治資金報告書の党費納入党員数25万人も真っ赤なウソだったと思われる。

 

 志位和夫は、どこまで支部・党員騙しの党員数に関するウソをつくのか。20数年間約40万人→2010年1月党大会40.6万人→11年11月末総務省宛25万人→12年5月全活31.8万人→12年7月末都道府県委員長会議秘密報告7月の党費納入率67.9%・実質党員数21万5922人。

 

 〔謎・目論見1〕

 (1)、2000支部が崩壊した。残存は20000支部になった。実質的には、12年3月「緊急支部会開催命令」結果が露呈したように14178支部に激減した。(2)、党員8.8万人消滅し、生き残ったのは公表31.8万党員になった。しかし、実質党員数21万5922人となっている。13カ月間もの異様な党勢拡大運動連続期間=日報・点検システムに続いて、1万4178支部・実質党員数21万5922人が休まずに連続決起するはずと空想しているのか。彼ら空想的社会主義者の目論見の根拠は何か。

 

     〔あせり・もがき4〕、「緊急支部会議開催」指令2週間→1万4178支部に崩壊

 

 集団戦闘中、軍馬がつぶれるという話がある。戦士を乗せて疾駆する距離と時間に限界がある。限界を超えると倒れ、死ぬ。それを避けるには、戦闘を休止し、馬を休ませるしかない。1万4178支部・党費納入21万5922人党員を、13カ月間+2カ月間延長という党史上最長の前代未聞期間、党勢拡大闘争に疾駆させ続ければ、かなりの比率で支部・党員が死ぬ。支部崩壊か、支部解党を選択する。

 

 〔謎・目論見2〕

 13カ月間+2カ月間延長=15カ月間党勢拡大運動連続期間を指令・点検強化をすれば、13カ月間最後7月1カ月間だけのレベルで、党勢拡大成果が挙ると、皮算用しているのか。それが、書記局の日報=脅迫的点検に怯えて、中間機関が7月1カ月間だけ、(1)党員拡大虚偽報告や(2)赤旗自腹買い取り拡大報告をかなり含めたとは想定できないのか。

 

 315地区委員会専従・47都道府県委員会専従が、志位・市田・不破ら3人独裁者を虚偽数値で裏切るなどとは、東日本大震災の東電幹部と同じく、想定外なのか。資本主義世界で最後に生き残っているコミンテルン型共産党中間機関・専従の腐敗・変質実態も想定外なのか。

 

 〔謎・目論見3〕

 13カ月間+2カ月間延長を指令した本音は恐怖である。13カ月間で党勢拡大期間を終え、支部・党員に休息期間を与えたら何が起きるのか。解散・総選挙がいつ何時になるか。政治情勢=国会情勢から見通しが立たない。9月〜2013年1月にかけ、必ずある。

 

 その時点で、総選挙活動に総決起せよと命令しても、実際の票読み・選挙活動になるには、現在の支部・党員レベルでは、3〜4カ月間かかる。私の愛知県共産党専従13年半の体験でも、一旦党勢拡大運動を休ませたら、次の国政選挙が切迫しても、選挙活動に立ち上がるまでには、3〜4カ月間かかっていた。立ち遅れで、志位・市田・不破の3人独裁者政党は総選挙惨敗する。

 

 志位和夫は、その惨敗恐怖を、8月3日の都道府県委員長会議発言において、剥き出しにさらけ出した。彼は、そこて、「国会情勢」という言葉を3回も使っている。

 

 「幹部会声明でのべているように、党員拡大を中心にした党勢拡大に思い切って力を集中する、強く大きな党をつくる仕事を、わき目もふらずに8月、9月にやりぬく。激動の情勢のもとで大いに国民的たたかいを発展させながら、党勢拡大にわき目もふらずにまい進する。

 

 この仕事をやりぬくことが、どういう展開になっても、現時点での私たちの最大・最良の選挙勝利の道なのだということです。そういう構えで活動にとりくんでいけば、急転直下解散となっても、その時には活動の切り替えはいくらでもききます」。

 

    志位和夫『都道府県委員長会議での発言』2012年8月3日

 

 本音は、解散による総選挙惨敗を免れるために、支部・党員に休息期間を与えない目的に基づく2カ月間延長である。はっきり言って、志位・市田・不破らも、13カ月間通算の大量減紙結果から見て、2カ月間延長をしても、入党決意者という架空党員数拡大以外、赤旗HN拡大成果が挙るとは思っていないはずである。

 

 総選挙活動への瞬時切り替えのためには、支部・党員を一瞬も休ませてならないという臨戦体制維持目的だけの延長である。それなら、2カ月間延長党勢拡大でなく、総選挙体制突入月間にしたらどうかという意見・疑問がでるかもしれない。しかし、解散・総選挙の期日がまだ決まっていい8月3日である。その時点において、総選挙体制への活動切り替え・突入を叫んでも、支部・党員に切迫感を植え付けることはできない。

 

 2カ月間延長党勢拡大は、〔あせり・もがき10連発目〕である。それでは、志位和夫は、本当に総選挙惨敗恐怖で、あせり・もがいているのか。

 

    あせり・もがき方針連発→支部・党員の受け止め度と結果・展望 (表2〜10)

     〔あせり・もがき1〕、「大運動」発令−「コミンテルン型革命政党」創立90周年党勢拡大

     〔あせり・もがき2〕、志位・市田による「革命政党」強調・連呼、「反共作戦」連呼

     〔あせり・もがき3〕、「大運動」12カ月間途中にHN拡大目標大幅引上げ強要と結果

     〔あせり・もがき4〕、「緊急支部会議開催」指令2週間→支部崩壊データを露呈

     〔あせり・もがき5〕、「全国活動者会議」5月24・25日開催−「大運動」目標総達成

     〔あせり・もがき6〕、「大運動」の大量減紙結果と総括レベル

 

     〔あせり・もがき7〕、全300立候補に逆戻り方針と供託金7億円以上没収政党継続路線

     〔あせり・もがき8〕、宮本・上田著作集刊行と2つの狙い・思惑

     〔あせり・もがき9〕、原子力平和利用堅持・原発ゼロ→反原発・脱原発を非科学と敵視

 

 党首の私はどうしたらいいのか。激減したとはいえ1万4178支部・党費納入21万5922人党員を一瞬も休ませないで、〔あせり・もがき10連発目〕をなんとか成功させるしかない。党勢拡大期間2カ月延長8・9月作戦とは、まさに、解散・総選挙期日が明確になるまでの第1次総選挙突撃運動への切り替え=助走期間である。

 

 党内の一部には、幹部会が党勢拡大2カ月間延長を決定したのは、解散・総選挙が近いうちにないと判断したからだと邪推している支部・党員がいる。とんでもない。国会情勢から見て、それは「近いうち」に必ずある。新年「旗開き」において繰り返し7回も発言したように、日本共産党とは革命政党である。赤旗という革命武器を掲げ持ち、有権者との対話拡大に飛び込め。されば、総選挙勝利の展望が開かれん。

 

以上  健一MENUに戻る

 〔関連ファイル〕

    共産党幹部会『8、9月党勢拡大運動延長』2012年8月3日

    志位和夫『都道府県委員長会議での発言』2012年8月3日

    『日本共産党の総選挙結果5回分データ分析』得票率10%以上小選挙区数09年28

    総選挙09年結果 総務省 朝日 読売 05年結果 総務省 朝日 読売