|
1997年3月30日 (きたぐに) 5:09 魚津 5:42 (能登) 06:20 高岡 高岡 6:28 (はくたか1号) 8:34 越後湯沢 9:26 (832M) 9:42 六日町 六日町 9:46 (3829M) 10:02 越後湯沢 11:43 (MAXあさひ310号) 13:00 東京 東京 13:07 (ひかり51号) 13:23 新横浜 13:28 (ひかり232号) 13:45 東京 東京 14:56 (こまち51号) 19:19 秋田 20:13 (白鳥) 22:47 青森 青森 23:08 (はまなす)
ふと目を覚まし、時計を見ると5時を過ぎている!どこかの駅に停車しているようだが・・と思い、デッキに行くが扉が閉まってしまった。時刻表を慌ててめくると、どうやら滑川のようである。慌てて、時刻表をめくりスケジュール変更に取りかかる。 「きたぐに」は入善ー泊間で「能登」とすれ違うので、魚津か黒部で「能登」に乗り換えればよい。 両駅とも、下車したことあったので、過ごす場所がありそうな魚津で下車する。魚津で下車したのは、私と女の子2人であった。この、女の子2人組も、携帯電話の内容から、滑川下車の予定だったが、魚津まで来てしまったようである。家の人が車で迎えに来た。と、いうことはこの日魚津で下車した乗客はみんな、寝過ごした客だったのである。(笑)
5:16の「北陸」を見送ったあと、「能登」に乗車する。この車両は「白山」と共通運用で489系を使用している。北陸新幹線の長野開業後、廃止されるのではとの噂が耐えないが、減光された車内を見ると、夜を過ごした乗客が多数乗車している。乗車率は50%程度である。 直江津で進行方向が逆になっているが、ほとんどの座席は方向転換されてなく、乗客はまだ、夢見心地である。しかたないので、空いた座席に進行方向の逆向きに座って、高岡へ向かった。 富山到着直前に車内放送があり、減光が解除されようやく朝のにぎわいを取り戻す。2分停車で列車は富山を出発する。6:20 高岡に定刻に到着。
車掌が改札に来たので、ほくほく線(犀潟−六日町間)の乗車券と特急券を購入する。フリーきっぷを持っている場合のほくほく線を通る特急券の買い方について、”ほくほく線内”のみか、”直江津−越後湯沢”通しの特急券が必要なのか、いろいろと論議があったが、ほくほく線内の特急券だけで済むと考えるのが、正しいようである。 直江津で、MRのUさんとSさんが合流する。空いていたので、余裕で横並びに座れた。「はくたか1号」は、犀潟でスピードを落とし”ほくほく線”に進入する。先日、普通列車で通ったときよりも、あっさりと”ほくほく線”内を通過してしまい、非常に物足りない。
1両の単行だが、地元の乗客で、結構混雑している。ほくほく線の電車は、JR東日本の営業を邪魔しないためか?新幹線接続を念頭においているからか、ほとんどの電車が六日町までノンストップである。沿線の雪はほとんどなく、スキー場は営業しているようであるが、滑れるのであろうか? 私は東京へ戻るので六日町で下車し、MRの仲間と別れ六日町で交換する電車で越後湯沢に戻る。なぜか5分ほど遅れてきた2両の電車は大変混雑していた。車両は、イベント対応の”デッキつき転換クロスシート車”であった。 越後湯沢に戻り、構内温泉の「ぽんしゅ館」へ向かう。しかし、お目当ての温泉は12:00〜19:00が営業時間で、後の予定が詰まっている私は入浴できない。「ぽんしゅ館」は次の機会に譲り、駅近くの共同浴場「江神温泉」へ向かう。入浴料は安く200円であった。
そのあとすぐにホームに入ってきた「MAXあさひ310号」は、自由席は激混みであった。座るならば1階席だが、立つのならば2階席のほうがましと思い、2階席へ向かう。こちらも、ほくほく線の接続待ちで、3分ほど遅れて発車した。駅を出るとすぐ、大清水トンネルに入る。越後平野は雨模様だったが、トンネルを抜けて関東平野に出てくると、晴天で、桜も満開のようである。 高崎で運良く席が空いたので腰掛けるが、詰め込み主義の6人掛けのリクライリングもしないシートである。後ろからたたかれるとそのショックがもろにくるし、座り心地もあいかわらず悪い。自由席の2階席は最悪である。それでも、うたた寝をし、13:00 定刻に東京駅に到着。
「新横浜周辺から東京へ行く場合、横浜経由だと50分近くかかるけど、新幹線だと15分で着くからですよ!」と説明する。あまり納得していないようだったが・・。 一応、今回の鉄道旅行で東海道・山陽新幹線の0系,100系,300系,500系の4種類すべてに乗車したことになる。
このへんは、まだ開業して1週間しかたっていないので、かなり混乱しており、多数の乗客が勘違いして、”次の列車”の乗車列に並んでいたので、説明する。すでに、かなりの長蛇の列になっており、前もって構内放送等で説明して欲しいものである。 14:44に「やまびこ・こまち16号」が入線。すぐに折り返し整備が始まる。発車時間までわずか12分で、非常に慌ただしい。発車2分前に折り返し整備を終えた「こまち」に乗り込む。50分前に並んだので余裕で窓際の座席をキープする。乗客が乗り込んだらすぐに発車した。見送りに車内に入ったため、乗り過ごした乗客もいたようである。発車時点で車内はすでに130%で、上野、大宮と停車する度に通路の身動きがとれなくなったようである。こうなると、車内販売は期待できない。 初乗りのE3系は、400系と比べると、インテリアが洗練されており、気持ちがいい。逆に400系のインテリアが見劣りしてくる。各座席には、「こまちメニュー」なるものがあり、編成・車内の案内と車内販売のメニューが載っている。もらって帰ろうとしたが、「持ち帰り、遠慮願います」の小さな字を見つけ、断念する。 仙台で、かなりの乗客が下車したが、それ以上に乗客が乗り込んできてくる。「こまち51号」は、仙台から単独運転になり、盛岡までノンストップだからであろうか? 5両では仙台−盛岡間の輸送力は全然足りない。それでも、E3系は275km/h走行で盛岡へ向かう。走行は路盤状態がいいので300系「のぞみ」の山陽区間と比較しても遜色ない。それでも、275km/h走行では、目一杯で走っているとの印象を持った。(乗客がすし詰めだから、しょうがないか?) 盛岡でかなり空き、通路を自由に行き来できるようになったので、東京−盛岡間で全く来なかった車内販売員を捜しに行き、「秋田まるごと弁当」を購入する。東京では、晴天で桜も満開であったが、赤渕付近から雪が舞い始め、少し積もった状態になる。日本の気候の変化の激しさを思い知る。大曲で、かなりの乗客が下車し、スイッチバックして秋田へ向かう。この電車は、大曲−秋田間で「こまち」とのすれ違いはないが、途中で、「453M」を抜くダイヤがひかれているので楽しみである。 「こまち51号」は羽後境駅手前で「453M」をあっさりと追い抜いてしまった。もう少し、競争してもらいたかったが・・。19:19 ようやく秋田に到着した。 東京と秋田が新幹線で結ばれたが、4時間25分もかかる。盛岡までは、そこそこ満足したが、その先はずいぶんと遠いように感じた。
みどりの窓口へ向かい、今夜の「はまなす」の指定券を「のびのびカーペット車」に変更できるかどうか確認を行う。最初に「禁煙」「指定席」「はまなす」でカーペット車を探すが、出てこない。いろいろ、試して「B寝台」「はまなすカーペット」でようやく出てきたが、”No”のマークが出てきた。カーペット車は人気があるようである。 駅ビル1階のゲームセンターで、アーケードゲームの「電車でGO」を見つけたので、1プレイしてみる。初級の山陰線でトライしてみたが、次の駅で、あっさりゲームオーバー。脇で見ていたカップルが「難しいゲームね!」と囁き合っていた。 ビールとつまみを買い込み5分ほど遅れて到着した白鳥に乗車する。白鳥は旧国鉄色のボンネット車に編成が変わっているが、乗客は少なく、停車するたびに閑散として行く。 ひとり、ビールを飲みながら、闇の中を走る列車から闇を眺める。遅れを回復して、ほぼ、定刻に青森に到着した。
「はまなす」の指定席は”ドリームカー”である。座席に荷物を置き、”のびのびカーペット車”の見学に行く。2階建てとのうたい文句であるが、1階部分は船の桟橋席と同じで開放感のある構造である。2階部分は申し訳程度に付いているといった感じであったが、プライバシーの点から言うと、2階部分は狭いながらもいいかもしれない。 でも、指定席と同じ料金で横になれるのはいいなあ!今度は、”のびのびカーペット”が狙い目だな。「ミッドナイト」もこのような感じだろうか? 自由席は、楽に座れるといった感じで、指定席を買わずに自由席でも良かったかもしれない。ドリームカーに戻り、新たに買った缶ビールを片手に眠りにつく。
|