電話03-3353-2223 住所:東京都新宿区原町2-6-7
昼:12:00〜13:30、夜:18:00〜21:30(ラストオーダー) 水曜・第3火曜定休
都営大江戸線、牛込柳町下車。改札を出て右(西口)へ。出てすぐ前にある駐車場の脇をぬけ、大久保通りへ。左折して数メートル行った左手。駅から1分。
2007年6月2日
この時の点数評価は<7、3、5=15点>
食べたもの
アミューズ1◎チーズスティックパイ
アミューズ2◎ガスパチョ
前菜(選択)
魚料理◎アイナメのポワレ イカ墨のソース 青のりのテュイル
肉料理(選択)
デザート(選択)
小菓子◎ココナツとクルミのクッキー
以上の料金は税込み。そしてサーヴィス料はとらない。
ディナーの内容も「安くて本物のフランス料理店」。アミューズが二品も出たのには驚いた。ガスパチョが初夏のスターターとしてばっちりで、食欲をそそる。
前菜、肉料理、デザートの選択肢の広さにも驚く。スペインあり、イタリアあり。昼と同じく野菜たっぷりメニュー。前菜で選んだカネロニの中身はサーモンムース、いんげん、おくらがたっぷり。そとにはイクラも添えられている。
魚料理は一品だけながら、焼き加減が抜群。皮はカリっと焼かれ、中身はジューシー。フランス料理の魚料理はぱっとしないものが多いけれど、ここのシェフはプロ中のプロ。メインが一品だとしても魚料理お薦めしたいくらい。
肉料理だって負けていない。牛、鴨、豚、羊、鶉と食材のオンパレード。選択した鶉料理にはデュクセル(マッシュルーム、たまねぎ、エシャロットのみじん切り炒め)が詰められており、きのこの香り高い一品。下に敷いてあるじゃがいものガレットもまたおいしいが、ガルガンチュア的大きさでした。
デザートはどれも温かいものと冷たいものが組み合わせられており、単調にならず楽しい。シェフは料理の腕だけでなく、食べ手の心を掴むのも上手。
食後のお茶に頼んだハーブティーはバラとレモングラスの組み合わせ。心もバラ色ですっきりさっぱり。しかも小菓子がつく。
この値段でおいしさ、サーヴィス、そして量。どれも本物。さすがにお店はやや狭く、隣のテーブルとの距離は近いが、食べはじめると周囲のことが全く気にならなくなるほど料理には人をひきつける魅力と力がある。マダムひとりでのサーヴィスなのでゆっくりお話するということは難しいけれど、過不足ない説明をしてくれるし、なにより寛げる雰囲気。やや遅めに入店したからか皿だしも滑らかで、これだけ食べて2時間少々。
コース料金の設定が安いと食材の点で制約もあるだろうから、シェフが腕を存分にふるった料理を食べられるという意味で追加料金のものがあるのは嬉しい。
ワインの種類は少なめだが、リストはよく考えらており、ある意味十分なもの。シャンパーニュは7000円から数種類ある他、スパークリングワインもボトル5000円で複数あり。白、赤ともに約10種類で5000円〜10000円。前者は5000円前後、後者は7000円前後が中心。赤白共にブルゴーニュ中心。ハーフは3400円〜5000円で赤白共に二種類ずつ。グラスワインも赤白二種類ずつ(650円〜)。