ワインに目覚めて十年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
こちらまで最新の記録はこちら
評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
6月29日
Lanson/Champagne/Reims(ランソン/シャンパーニュ/ランス)
いつもながらのブラックラベル。泡は細かく酸味が底にほどよくあり、いつもながらのバランスのよさ。よく飲んでいると思っていたけれど、3ヶ月ぶり。そりゃシャンパーニュだからしょっ中は飲めない。それが幸いするのか、満足感高い。80点。うきうきワインの玉手箱で2604円(2007/5/12)。
6月24日
Les Fiefs de Lagrange 2004/Saint-Julien(レ・フィエフ・ドゥ・ラグランジュ/サン・ジュリアン)
おだやかで優しいボルドー。抜栓直後は樽の香りや渋みがあるが、すぐにやわらかく、それでいて芯のあるボルドーに変身。今飲み頃で値段以上のCPがあることはもちろんだけど、過大な期待は無理。日曜のちょっと豪華なランチにぴったり。80点。にうきうきワインの玉手箱で2079円(2007/5/12)。
Brunello di Montalcino 98/Giunti(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ/ジウンティ)
98年産。早くも全体がオレンジがかっている。ビロード系の滑らかさをもつワイン。穏やかで優雅。決して強くはないのにコシが強く、持続した緊張感を保っている。品種はサンジョヴェーゼだけど、ブラインドで飲んだら間違いなく(自信をもって)ボルドーのグランヴァン。うーん、サンテステフ!と答えていたと思う。ボルドー飲んだあとなのにね。そういう意味で「イタリアらしさ」より「高級ワインらしさ」の方が前に出ていた。今が飲み頃の頂点という感じ。85点。奥野さんからのいただきもの。
Rheinhessen 2004/St. Johanner Abtey/Ortega Beerenauslese(ラインエッセン/ザンクト・ヨハナー・アプテイ/オルテガ・ベーレンアウスレーゼ)
貴腐ワイン。アプリコットやバイナップルのような味で、ソーテルヌの中堅ところとよく似た感じ。75点。奥野さんから。
6月23日
Guy de Saint-Flavy Brut/Champagne/Chigny-Les-Roses(ギィ・ドゥ・サン・フラヴィ/シャンパーニュ ブリュット/シニ・レ・ローズ)
リピートシャンパーニュ。最安価格帯のものながら、安定した質を維持している。細かい泡の嵐、酸味のすっきり感、グミのようなほんのり甘く白く濁った寒天味。この値段ならまたきっとリピートします。新鮮な鮑にもぴったり。80点。うきうきワインの玉手箱で2604円(2007/5/30)。
6月22日
Woodcutter's Shiraz 2005/Barossa Valley/Torbreck(ウッドカッターズ・シラーズ/バロッサ・ヴァリ/トルブレック)
またまたリピートワイン。相変わらずのフルーツ爆弾。今回は乾燥杏っぽい甘酸っぱさが味の核となっていた。慣れてきたからか甘みやヴォリュームなどのfull度が過剰に感じられなくなった。でも頻繁に飲むと飽きそうではある。81点。TODAで1953円(2007/5/1)。
6月20日
Les Deux Albion 2003/Cotes du Rhone/Saint Cosme(レ・ドゥ・ザルビオン/コート・デュ・ローヌ/サン・コム)
今日もリピートワイン。重さはミディアムだけどローヌだけあってスパイシーで凝縮されている。なのに喉越しさわやかでキレがいいのが不思議。二日目になると奥深さがさらに深まる。78点。うきうきワインの玉手箱で1659円(2007/5/30)。
6月17日
Chateau Camplong 2003/Corbieres(シャトー・カンロン/コルビエール)
リピートワイン。期待が大きすぎると「あ、こんなもんか」と感じることになるが、飲み始めはまさにそう。でも段々とこのワインの世界に入ってくると、そして開いてくると、やはりいい。喩えると煮詰めたぶどうジャムといったタイプで、濃さも重さもミディアム。ヴィンテージのおかげか造りのおかげかはどうでもいい。こういうワインを見つけると、おいしさの上に嬉しさが加わる。75点。うきうきワインの玉手箱で1344円(2007/5/30)。
6月16日
Monmousseau/Cremant de Loire(モンムソ/クレマン・ドゥ・ロワール)
「シャンパーニュに負けないスパークリング」という広告のものをいくつも飲んだが、どれも眉唾。越えられない一線があるなあとその度に思ってきた。でも、これは真打。ふくらみとクリーミーさが相まって、喉だけじゃなく舌でも楽しめる。もちろん酸味もよくぶどうの味がいい。これはおすすめ。78点。うきうきワインの玉手箱で1365円(2007/5/30)。
6月14日
Casalferro 2001/Toscana/Ricasoli(カザルフェッロ/トスカーナ/リカーゾリ)
イタリアはトスカーナ地方のワイン。品種はお約束のサンジョヴェーゼ。という先入観のせいかもしれないけれど、イタリアらしく明るく太陽を浴びてちょっぴり甘い。それプラスボルドーのしっかりした構造プラスブランデー的なぶどうの香り。飲みやすくおいしいときたら怖いものなしだけど、値段もそれなり。普段飲むにはちょっと高いかな。78点。ワイン&地酒TODAで3140円(2007/5/1)。
6月12日
Chateau du Taillan 2003/Haut-Medoc(シャトー・デュ・タイヤン/オ・メドック)
古きよきボルドー(という程古いワインを知ってるわけじゃないが)のブルジョワ級。キラキラしたところがなく、無骨。口の中は石化したぶどうエッセンスのようなものでざらざらになる。でもいぶし銀の輝き。「渋いだけのつまらないワイン」という感想をもつ人もいるだろうけど、畑や土を連想させるこういうワインはしみじみと味わいたくなる。「渋いけどおいしい」かつ「渋さがおいしい」。というか、味はおいしくない(←おいおい)けれど、飲みたくなる。1500円以下のでおまけで銀賞。76点。うきうきワインの玉手箱で1449円(2007/5/30)。
6月7日
Saint Auspice 2005/Cotes du ventoux(サン・トスピス/コート・ドュ・ヴァントゥ)
値段を執念深く考え考え買うかどうかを決めるけど、一度に複数購入してどんぶり勘定なので飲む時にはどれがいくらと忘れてる。で、飲みながらこれはいくらかなと考えをめぐらし、サイトに書く時にあらためて確認する瞬間が面白い。これはおいしいけど、値段が千円台半ばだとしたらあたりまえの中身だなあとなんとなく思いつつ飲んだワインなので、税抜き三桁というのは上出来。たっぷりまではいかないし、幅もやや薄めだけどジャムっぽさの濃度とヴォリュームのバランスがよく合い、若いのにこなれていて飲みやすい。72点。うきうきワインの玉手箱で1006円(2007/5/30)。
6月5日
Chateau Cap de Faugeres 2000/Cotes de Castillon(シャトー・カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)
何回も飲んでます。今回のものは骨格がしっかりしていて、熟成しつつ、しかもまだ果実味を残していていい感じ。今飲んで楽しめるし、まだ数年は熟成しそう。75点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2006/12/21)。
6月2日
Piper-Heidsieck/Champagne/Reims(ピペ・エドシック/シャンパーニュ/ランス)
20年ぶりにN響を聞いた帰り、渋谷駅に向かいぶらぶら歩いていると、酒屋でこれを発見。食前酒代わりとしては味も値段もよいのでは?という目論見で。クオーターボトルなのでグラス1.8杯分。専用のストローつき。試飲用にあった小さい使い捨てコップをもらい、歩きながら、そして山手線や大江戸線で座りながらちびちびと。贅沢なのか貧乏なのかわからない飲み方。目的論的には合格。72点。河内屋渋谷店で1180円。
Muscadet 2005/Domaine de la Louvetrie/Landon(ミュスカデ/ドメーヌ・ドゥ・ラ・ルヴトリ/ランドン)
程よく冷え、きりりとしまって透明感高いワイン。酸味のパーセンテージがちょうどよいのか口の中が気持ちいい。貝類によく合いそう。72点。ル・デッサンで650円(グラス)。
Corbieres 2005/Domaine de L'Lancien Courrier/Jacques Frelin(コルビエール/ドメーヌ・ドゥ・ランシアン・クリエ/ジャック・フレラン)
ジャム&スパイス。「力強い」とか「若い」というより、「生き生きとした」という形容がぴったりなワイン。鶉に合わせて飲むと、スパイス香と胡椒が共振するかのよう。73点。ル・デッサンで650円(グラス)。
6月1日 Taittinger Brut Reserve/Champagne/Reims(テタンジェ・ブリュット・レゼルヴ/シャンパーニュ/ランス)
華やかで軽やか。酸味はそこそこあり味はいいけれど、もうすこし重みがあってもいいかも。74点。ポワンドゥデパーでグラス1300円(税・サがつくと1501円)。
Laurent Perrier Brut/Champagne(ロラン・ペリエ・ブリュット/シャンパーニュ)
ワインリストにはいろいろあるが、飲むのは一人なので食前酒を飲んでしまったらあとはグラスかハーフかしか選択肢がない。料理はそれなりにしっかりしていそうなので、白と赤と両方欲しい。けどグラスワインはあまり魅力的じゃない。こういう時はシャンパーニュ。中でもこれは5月6月限定で通常より700円安とのことなので決定。ローランペリエは有名な大手メーカーだけど、安売りをしないからか今までほとんどご縁がなかった。真面目で暗めで、どことなく炒ったコーヒーのような味。テタンジェもそうだけど、普通のセラー温度(12度くらい?)で供されなんとなく生ぬるく、その後氷の入った容器にボトルが入れられ徐々に冷えてきた。ということもあって、あまりよい印象は残らず。72点。ポワンドゥデパーでハーフ5800円(税・サがつくと6699円)。シャンパーニュはやっぱり高価な飲み物ですな。
5月25日 Casa de la Ermita 2003/Jumilla(カーサ・デ・ラ・エルミタ/フミーヤ)
またまたスペインワイン。だけど定評ある銘柄なので安心。で、実際期待通りなのがすごい。いつもながらのぶどうジャムを煮詰めたようなビターでかみごこちのよい味。そして立派な味にふさわしい重みのあるボディー。そしてそして中身にふさわしい重たい瓶。飲むにはまだ若いのかもしれないけれど、表面は柔らかい。中身に粉っぽさがあるのが少々減点。ユーロ高もあいまって徐々に高くなってきているけれど、まだまだお買い得。78点。お手軽ワイン館で1764円(2007/3/31)。
5月22日 Lan 2003/Rioja/Minervois(ラン/リオハ)
評判のいいリオハのワインのようだけど、私には・・・。リオハらしくしっかりした造りではある。が、まだこなれていなくて、中身はたっぷりなのにあまりアトラクティヴではない。それなのに2000円近くもする。飲み頃かどうかが大事であることをあらためて思い知った1本。70点。うきうきワインの玉手箱で1974円(2007/5/12)。
5月20日 Chateau Coupe-Roses 2004/Minervois(シャトー・クープ・ローズ/ミネルヴォワ)
カリニャン、グルナッシュそれにシラーという南仏品種。その割にはおとなしく、濃さも重さもミディアム。味も香りも普通。もう少し力強さが欲しかった。70点。うきうきワインの玉手箱で1344円(2007/5/12)。
5月20日 Les Verglesses 2002/Savigny les Beaune/Antoine Chatelet(レ・ヴェルジュレス/サヴィニ・レ・ボーヌ/アントワーヌ・シャトレ)
下と同じ年のブルゴーニュ。とてもよく似た感じ。ボーヌの分だけやや暗い雰囲気だけど、状態がいい分果実味たっぷり。一級畑という程には凝縮感はなく、というか薄く、普通の2002年のACブルゴーニュといったところ。名前はともかく2000円でこの味ならいいでしょう。73点。
うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/5/12)。
5月19日 Cote de Nuits Villages 2002/Jayer-Gilles(コート・ドゥ・ニュイ・ヴィラージュ/ジャイエ・ジル)
NPO決算のため、東京から大学時代からの友人で会計士のムーミンちゃんに来てもらう。食事は外で中華を食べ、家に帰ってから一杯。ジャイエ・ジルなのにあまり樽の香りはたたず、どちらかというと果実味が表に出てて、いかにも2002年のブルゴーニュという感じ。だけど時間と共に酸味が強くなり、かなりすっぱくなる。まるでパストゥグラン。また、それと同時にゴム系のむっつりした重たい雰囲気も出てきて、閉じているのと同じような状態になる。軽いブショネだと思います。69点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で4074円(2006/1/24)。
5月16日 Chateau Les Graves de Julien 2005/Bordeaux(シャトー・レ・グラーヴ・ドゥ・ジュリアン/ボルドー)
押入れの奥で半年間熟成した2005年ボルドー。ヴィンテージのおかげか、熟成環境がよかったのか、普通のACボルドーによくある血のようなざらざらした感じがなく、太陽をたっぷり浴びました的なぶどうの完熟感があるような気がした。といっても掘り出し物というほどじゃなく、やはり普通のACボルドー。70点。お手軽ワイン館で5本セット6069円(2006/10/25)
。
5月14日 Brolio 2004/Chianti Classico/Barone Ricasoli(ブローリオ/キアンティ・クラシコ/バローネ・リカーゾリ)
数年前にイタリア料理屋でこれをテイスティングしたところ好印象。名前だけを覚えていて、ようやくめぐりあえた。少しチョコレートの香りがして、中身は熟したぶどう。熟し感はあるんだけど、豊潤というよりは、細いスケールの中でのそれ。鉛筆の芯(?)のような冷たさがある。ぶどうは熟していたけれどワインの飲み頃はまだ先ということか?74点。ワイン&地酒TODAで1984円(2007/5/3)。
5月11日 Chateau Beaumont 2003/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)
最近ワイン選びは保守化して、好印象のものが安く売っていると繰り返し買ってしまう。ということでお馴染みのボーモン2003。相変わらずの高いレヴェル。熟成が進んだのか、少し甘みが出てきた。それから今回はボディーがやや軽く思えた。期待が高いと想像の中で勝手に格上げしちゃうからそう思えたんでしょう。82点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/3/11)。
5月7日 Palacio de Leon 2002/Castillia y Leon/Bodegas Vinos de Leon(パラシオ・デ・レオン/カスティーリャ・イ・レオン/ボデガス・ビノス・デ・レオン)
抜栓直後はテンプラ種の安ワインということがブラインドでもわかりそうなくらい、薄っぺらで軽い。だけど時間がたつとベリーやヴァニラ系の香りに、樽やしょうゆや血みたいな味がでてきて、結構濃厚。いや、ヴォリュームは一貫して軽いのに、なぜか味は(よい意味で)べったり幅広い。だけど、飲んでてあまり楽しくはなかった。714円くらいなら銅賞だなと思って見たら、1000円超えでした。69点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円(2007/4/14)。単品だと1029円。
5月5日 Woodcutter's Shiraz 2005/Barossa Valley/Torbreck(ウッドカッターズ・シラーズ/バロッサ・ヴァリ/トルブレック)
オーストラリアはトルブレック社の(一番?)安い銘柄。名前が「木こりのシラーズ」で、森で重労働をした後に飲むとおいしいというイメージらしい。確かに疲れたあとには糖分ということなのか、ここまで行くかというほど熟しに熟しきった甘さ。もちろん辛口なので、後味はさっぱり。そして濃く、ヴォリュームたっぷり。濃さといえばチリ産だけど、タイプは全然違う。とにかく果実味と甘みという感じで押しまくっている。個性的だけど、やりすぎという気もする。上級ワインは洗練されているのかなあ?78点。パシフィック・ワインセラーズで2089円(2007/2/17)。
5月3日 Beaumont des Crayeres/Grande Reserve/Epernay/Champagne(ボーモン・デ・クレイエール/グランドゥ・レゼルヴ/エペルネ/シャンパーニュ)
昼に大阪のル・ポンドシエルに行ったけれど相変わらずサーヴが早くて予定より時間が余ったのでミシュラン三ツ星都市奈良へ。春日大社や奈良公園で良い空気を吸い、19時過ぎに出発したのがよかったのか渋滞にもあわずスイスイと帰宅。そして飲んだのがこれ。この銘柄、というかシャンパーニュでは珍しく明るい光のような甘みを感じたのは気分のせい?じっくり飲むと、酸味と苦味が核となってバランスよく安定した味。75点。うきうきワインの玉手箱で2572円(2007/3/11)。
5月2日 Les Fiefs de Lagrange 2004/Saint-Julien(レ・フィエフ・ドゥ・ラグランジュ/サンジュリアン)
先月飲んだばかり。前回と同じく毛並みの良さを感じる。なめし革の香りに滑らかな酒質。ボルドーグランヴァンのよいところを手軽に早く、しかもリーズナブルな値段で味わえるこの銘柄は、セカンドワインの鑑。81点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円(2007/4/14)。単品だと2079円。
4月29日 Bourgogne Hautes Cotes de Beaune 99/Rossignol-Jeanniard(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ/ロッスィニョール・ジェアニアール)
99年のブルゴーニュ(赤)。保存さえ悪くなければ、まずはずさないでしょうということで。スロースターターで、はじめは酸や苦味が分離した感じで、いろんな要素がばらばら。1時間くらいするとグッとよくなり、ピノノワールおいしい!天国!!というくらいにまでなって、まただんだん落ちてきた。ボーヌなので少し陰気かなと思ってたらまさにその通りだったり、いろんな意味で予想通り。ともかくそれなりに楽しめました。78点。悟空で1970円(2007/4/21)。
4月26日 Concorde Brut/J.J.Mortier(コンコールド/モルティエ)
ヴァン・ムスです。これを買えば送料無料商品。こういうのには弱い。味は苦くて固め。正直あまり誉められたものじゃない。ので、食前酒としてちびりちびり、1週間かけて飲む。これが正解。当然日ごとに泡はなくなってくるが、白ワインとしてはほどよい酸味とコクがあってそこそこ。ただのスパークリングは味の足りない分を泡でごまかすことが可能なのだろうけど、泡がなくなって素の味で勝負する段にかえって好印象となるのは珍しいかも。70点。お手軽ワイン館で1180円(2007/3/31)。
Domaine de Mayran 2004/Lirac(ドメーヌ・ドゥ・マイラン/リラ)
ベルナール・デュセニュールによる瓶詰めのローヌのビオワイン。ボジョレを深刻にした真面目系。飲みやすいけど、どっしりしている。艶や華はないけど、こういうのもたまにはいい。この値段なら十分満足。73点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと1047円(2007/4/17)。
4月24日 Chateau Ventenac 2004/Cabardes/Alain Maurel(シャトー・ヴァントナク/カバルデス/アラン・モレル)
セットものから適当に南仏っぽいのをあける。で、シャトーヌフっぽい凝縮感と甘さがあるけれど、まったりした落ち着きはボルドーのようでもある。さらにいちごっぽさはボジョレっぽいと思って調べると、ボルドーと南西部(Midi)の境あたりのAOCとのことで、メルロー主体らしい。感想は当たりなのかはずれなのかよくわからないが、CPはそこそこ。73点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと1134円(2007/4/17)。
4月22日 Chateau Blaignan 2003/Medoc(シャトー・ブレニャン/メドック)
数年前にどこかの航空会社のビジネスクラスで出されている三桁ワインとして購入した時、そこそこいけていたという印象のあるメドックブルジョワ級。このクラスなら2003年でもそろそろ飲み頃かと思ってあけるが・・・苦い苦い。クラシックな造りで香り高い。杉や木の茎やなめし革。そして樽・・といいたけれど、どちらかというとおがくずの香り。匂う分には値段以上の価値があるが、味はどうにもこうにも柔らかくならない堅物。善意の人で悪くはないけれど面白くない。そんな感じ。熟成すれば「古典的メドック」なんて感じになるのかなぁ?とにかく飲み干すのが苦痛だった。63点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと1449円(2007/4/17)。
4月21日 Chateau Camplong 2003/Corbieres(シャトー・カンロン/コルビエール)
6本セットを買って、適当に選んでまずあけたのがこれ。わぉー!温暖化のおかげ、そして2003年産なのでぶどうがうまく熟したのだろうか。華やかさこそないけれど、旨みのこもった「ぶどうの味」がするワイン。果実味たっぷりで、噛み心地がよく、底には苦味や酸味や渋みがバランスよくすわっている。最近上級ワイン(ラトゥールとか)がどんどん高くなるのは困りものだが、↓のワインやこれがあるなら勝手にどうぞという感じ。「掘り出し物見つけた!」と思ったけれど、WS誌で93点をすでにお取りとのことです。84点。うきうきワインの玉手箱で6本セット7329円。単品だと1344円(2007/4/17)。
4月16日 Domaine Les Rogues 2002/Vin de Pays d'Oc/J.M.Boillot(ドメーヌ・レ・ログ/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック/ボワヨ)
これは掘り出し物。南フランス産なのでシラーとかグルナッシュだと思うけれど、スパイシーさやとげとげしたところがなく、とても滑らかで厚みのある黒ベリー系の果実ジャム。甘さ控えめなのは、ほとよい苦味があるからか。ボルドーやブルゴーニュはバカ高くなってきているご時勢、この味でこの値段はありがたい。安さ抜きにしてもおいしい。84点。お手軽ワイン館で1344円(2007/3/31)。
4月14日 Condado de Haza 2004/Ribera del Duero/Alejandro Fernandez(コンダド・デ・アザ/リベラ・デル・ドゥエロ/アレハンドロ・フェルナンデス)
きれいなスペインワイン。リベラ・デル・ドゥエロはテンプラニーヨでも何だか特別な柔らかさと品がある。やや霞がかかっている感じが性格のよさゆえ(遠慮勝ちで控えめなヴィンテージ?)と思えてしまう。いつもながらボルドーの上級ワインの雰囲気。ヴィンテージに左右されない一定の味を持っている。81点。お手軽ワイン館で2499円(2007/3/31)。
4月13日 Cap de Faugeres 2000/Cotes de Castillon(カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)
市場に出始めの頃は元気満々で果実味満点だったものだけど、一度閉じて、また開きかけてきた頃なのか、大分落ち着いた味わい。明らかにAOCボルドーなどとは質的に違うけれど、上のグランヴァンクラスとの差の方がずっと大きい。あたりまえか。この値段でこの中身なら納得。75点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2006/12/21)。
4月12日 Divinum/Vin de Pays d'Oc/Catalans en Rousillon(ディヴィナム/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドック/カタラン・ザン・ルーション)
2006年ヴァン・ドゥ・ペイコンクールで銀賞受賞ワイン。本体はノン・ヴィンテージ。いかにも南仏らしい暖かさと適度な濃さを兼ね備えている。アルコールは13.5%。味わいは複雑というより素朴。ピクルスのような酸味と獣脂っぽさがあるのが特徴かな。税抜きだと3桁の値段でこの内容は立派。74点。お手軽ワイン館で1029円(2007/3/31)。
4月9日 Jacob's Creek/Chardonnay Pinot Noir/Brut Cuvee(ジェイコブズ・クリーク/シャルドネ・ピノ・ノワール/ブリュット・キュヴェ)
オーストラリアのスパークリング。ほんのりとした甘みはこのクラスのものにありがちだが、酸味がしっかりあるので甘ったるくならない。味にはそれ以上の個性はないながら、泡はいつまでも湧き出てくるし、そこそこの重みもあるので、出自の知れない安い白を飲むよりずっと安心だし満足。72点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2007/3/11)。
4月4日 Les Fiefs de Lagrange 2004/Saint Julien(レ・フィエフ・ドゥ・ラグランジュ/サンジュリアン)
ほんのりと樽が香り、毛並みのよいボルドーワインであることがすぐにわかる。酒質は優しくやわらかく、少しあるタンニンが輪郭をくっきりさせている。梅のような、小豆のような後味も気持ちよく、春らしい陽性ワイン。もちろんセカンドワインなので凝縮感や重みという点では限界があるけれど、その枠内では相当によくできている。おまけで銀賞。飲み頃。80点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2007/3/11)。
4月1日 Bourgogne les Bons Batons 2003/Philippe Leclerc(ブルゴーニュ・レ・ボン・バトン/フィリップ・ルクレール)
色はACブルゴーニュ(赤)にはありえない濃さで、暗い目のルビー。味は、樽や木の茎系かと予想してたけどそういう感じは全くなく、果実味がベースながら、それも押し出しの強さはなくて落ち着いている。少し収斂性が残っているけれど、薄すぎず濃すぎず。ヴィンテージの恩恵があるのはあきらか。76点。エノテカで税・送料込1980円(2007/3/30)。
レストランみてあるきへ行く
岡山のワイン屋へ行く