ワインに目覚めて八年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち


評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし SKELTON・・・買うべからず


2006年

 

9月20日/10月2日

BRONZE Chateau Haut-Moulin 2003/Medoc(シャトー・オ・ムーラン/メドック)

さすが2003年のメドック。華やかさはないけれど、中堅どころのしっかりした重みがあって普段のみにはいいなぁなんて思いながら飲みつつ、どうも 体調がだんだん悪くなって残す始末。免疫のない中国産の風邪をひいて40度近い熱がでたけれど、大学院の入試とか出張とかで休むわけにいかず、こじれにこじれて10日間。ようやくワインを飲めるまでに回復したらもう 10月。残りを試したけれど、当然すっぱく、飲めたものじゃなくなってしまったのが残念。72点。お手軽ワイン館で924円(2006/9/13)。

 

9月18日

SILVER Bourgogne 2004/Vieilles vignes /Dominique Laurent(ブルゴーニュ/ヴィエイユ・ヴィーニュ/ドミニク・ローラン)

若いブルゴーニュながら落ち着いた雰囲気。ブルゴーニュの2003年産にありがちな焦げた香りなので味はどうかと思ったら、透き通った果実味たっぷり。香りも味もそこそこの複雑性があるので、造りがかなりうまいんだと思う。優良ACブルということで銀賞。79点。お手軽ワイン館で2079円(2006/9/13)。
1日違いで購入した師範も同じような評価のようで、なんか嬉しい気分。

 

9月16日

BRONZE Larmandier Pere&Fils 95/Cramant Grand Cru/Champagne(ラルマンディエ・ペール・エ・フィス/クラマン・グランクリュ/シャンパーニュ)

ヴィンテージ入りレコルタン・マニピュランのグランクリュ。これもガス圧はか弱かったけれど、中身はぎりぎりセーフ。弱いながら長い時間細かい泡もでる。カラメルを焦がしたような香りと酸味苦味を強調した味が特徴。という意味で個性的なのだろうけど、特級とかヴィンテージ入りといった能書きはシャンパーニュに限っては個人的にどうでもよく、スタンダードタイプの方が好きかも。値段を考えればとんとん。77点。ザ・シャンパンハウスで2500円(2006/8/26)。

 

9月12日

NOTE Forger-Brimont 90/Champagne/Craon de Ludes(フォルジェ・ブリモン/シャンパーニュ/クラオン・ドゥ・リュード)

1級畑のヴィンテージ入り、しかも90年産のシャンパーニュが2000円!こわいものみたさで買ってみました。ある意味想像とおりの結果。抜栓の時、全然圧力を感じない。吹いたあとはないけれど当然気が抜けていて、泡は注ぐときことたつけれど、すぐに消える。明らかに保存状態に問題あり。とはいえ腐っても鯛、いや、境港の鮪くらいか。シャンパーニュらしい酸味とイースト香はかすかにあって、味の肯定面だけを考えれば白ワイン+αといったところ。でもビオフェルミンのような粉っぽさと寒天っぽさとゴムっぽさが傷んでいることを物語っている。66点。ザ・シャンパンハウスで2000円(2006/8/26)。

 

9月11日

BRONZE Chateau Carbonnieux 2001/Pessac-Leognan(シャトー・カルボニュー/ペサック・レオニャン)

さすがこのクラスになると落ち着きがあり安定している。紳士系。やや薄い気がするけれど、柔らかい果実実が石の香りと共存しているので、それだけで十分。78点。みちのく岩手のワイン屋  竹澤で3129円(2006/8/18)。

 

9月8日

NOTE Compte d'Harmont/Champagne/Avize(コント・ダルモン/シャンパーニュ/アヴィズ)

独特なシャンパーニュ。香りはあまりないけれど、味がとにかくナッツ・ナッツ・ナッツ。以上です。シャンパーニュは料理を邪魔しないというけれど、これだけはっきりナッツ(だけ)の味がしたらどうなんだろう。とも思うけれど、切れがいいのか余韻がないのかあとに残らない。

実はこれはいわくつきのもの。シャンパーニュ専門店で購入したが、冷蔵での発送ができない。というか発想そのものがないお店。かなり強く抗議して冷蔵にしてもらった。(その結果、今ではできるようになった。)ということは、保存もきっと常温でしょう。なのになぜ買ったかというと、とにかく安い。種類が豊富。ほとんどが2000円か2500円。たとえばこれはブラン・ドゥ・ブランのグランクリュなのに税込2000円。となると、飲む以前にいろいろ考えてしまう。最終的には2000円のワインとしてどうかだけど、可もなく不可もなくといったところ。お店の対応は言葉はきれいだけどかなり悪い。入金したあと5日たっても何の音沙汰もなし。しびれをきらせて連絡したら、ようやくその日に発送。でも到着時間どころか日時の返事もなし。こういう店は困ります。72点。ザ・シャンパンハウスで2000円(2006/8/26)。

 

9月6日

SILVER Chateau Beaumont 2003/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)

朝晩ぐっと気温が下がったので二日連続赤ワイン。相変わらずの三役相撲。苦いキャラメルやすこし焦げて乾燥した焚き火のあとの葉のような香り。アルコール臭がやや強い。ほどよく暴れるタンニンと赤い果実の甘酸っぱ苦さが余韻として残り心地よい。おすすめ。82点。うきうきワインの玉手箱でハーフボトル1029円(2006/5/29)。

 

9月5日

BRONZE Chateau Cissac 2000/Haut-Medoc(シャトー・シサック/オ・メドック)

毎年この時期になると原稿の締め切りに追われて、ワインを飲めなくなる日が数日続く。今年も懲りずに繰り返し。そういう時の常として、ビールは飲みますが。さて2000年ボルドー。中熟(?)で知られるこの中堅シャトー、さすがに固いかと思うや結構飲めます。抜栓直後は樽と木と土といったボルドーらしい香りに期待が高まる。ぎしぎしかもと思いつつ飲んでみると、タンニンで口がしょぼしょぼには全くならないけれど、ワインの表面は固い。で、中は以外にも普段のシサック。を若くした感じ。つまり果実味はほとんどなくて鉄とか血とかの硬派系。しっかりしたボルドーワインを安く飲むには結構いいですよ。79点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で2394円(2006/8/18)。

 

8月30日

NOTE Tamada 2002/Saperavi/Gruzinskaia Kompaniia Vin i Alkogol'nykh Napitkov(タマダ/サペラヴィ/グルジンスカヤ・カンパニヤ・ヴィン・イ・アルコゴーリヌィフ・ナピートコフ)

なんとも長い生産者名。「グルジアワインとアルコール会社」ほどの意味。なんとも表現しずらいワイン。サペラヴィはグルジア辛口赤の代表的な品種で、いつもながらちょっと高級な木製の家具の香りがする。だけど味がなんともばらばらで、酸化していかれちゃった感じ。保存もよくなかったから仕方ないかなと残りは料理用にすることに。・・・翌日やっぱりということで飲むと、ちゃんとまとまってます。酸味が強いけれどがっちりしっかり系。積極的においしくはないけど、昔のワインはこんな作りだったんだなぁと創造させるような味。71点。岩田さんから。

 

8月26日

BRONZE Jean Maire/Champagne/Epernay(ジャン・メル/シャンパーニュ/エペルネ)

八月の終わりのようやく「週末シャンパーニュ」ができた。ただこれは全般的に弱くはかない。 お約束の要素はちゃんとあるのだけれど、泡も酸味もイーストもとてもおとなしく控えめ。 こういう味を狙ってつくっているというより「この値段でシャンパーニュを作るとこうなるのは仕方ない」とでもいう感じ。 でもこの値段でも(私にとっての)高品質ものはあるんだけどなぁ。74点。 みちのく岩手のワイン屋竹澤で2583円(2006/8/18)。

 

8月24日

BRONZEBourgogne 2004/Pinot Noir/Chauvenet-Chopin(ブルゴーニュ/ピノ・ノワール/ショーヴネ・ショパン)

最近名前をよくきく作り手。ACブルゴーニュにあり勝ちな薄さはなく、むしろ骨格がしっかりしている。表情は乏しいけれど、若いだけあって果実味もあるし、この値段なら「買い」です。72点。みちのく岩手のワイン屋竹澤で1554円(2006/8/18)。

 

8月22日

SILVERGuy de Saint-Flavy/Champagne/Chigny-les-roses(ギィ・ドゥ・サンフラヴィ/シャンパーニュ/シニィ・レ・ローズ)

「夏の週末はシャンパーニュ」と思って何本か買い込んでいたけれど、毎週末何だかんだと用事ができて飲むにいたらず。八月も終わっちゃうので平日に。軽やか華やかイースト香ぷんぷんで典型的なシャンパーニュ。そのうえ、グミのような寒天のような味のコクがあってたまらない。特別に個性的というものじゃないけれど、シャンパーニュはお約束の要素+αくらいの中身で3000円以下だと文句なし。ガルデ社のシャンパーニュです。81点。かわばた酒店で2604円(2006/7/17)。

 

8月19日

BRONZECasillero del Diablo 2005/Cabernet Sauvignon/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ/カベルネ・ソヴィニョン/コンチャイトロ)

アルコール臭がかなり強く、表面はざらざらしているけれど、中身は柔らかい。樽、タバコ、木の茎などの香りがつぎつぎとでてくる。味はチェリーを煮詰めた系。濃さだけが突出せず、全般に2005年産の若いチリワインだけあってムンムンとした熱気がこもっているからか濃さだけが突出していない。72点。うきうきワインの玉手箱で1189円(2006/6/29)。

 

8月15日

BRONZEZellaerbach Estates 2002 (ツェラーバッハ・エステイツ)

カリフォルニアの赤。カベソの苦さはありながら、後味の切れのいいワイン。家で気楽に、安くておいしいワインを飲みたい時にはとてもいい。といっても実は値段知りません。かわばた酒店で注文のトラブルがあり、そのお詫びの品。といってもまだ1000円返してもらってないんだけどなぁ。71点。

 

8月13日

BRONZERossiiskoe Shampanskoe/Abrau Diurso/Polusladkoe (ラッシースコエ・シャンパンスコエ/アブラウ・デュルソ/パルスラートコエ)

久々に飲むロシア産スパークリング。モルドヴァの白ワインにあるような饐えた感じと藁っぽさがいつもながら健在。半甘タイプなので温度が上がってくるとかなり甘くなってきて苦しい。泡はいかにもロシア。粗雑だけど元気いっぱい。71点。ボンダレンコ先生からのお土産。

 

8月11日

BRONZEChateau Cissac 94/Haut-Medoc(シャトー・シサック/オ・メドック)

何回も飲んでいるこのワイン、熟れ過ぎザクロっぽさがいつにも増して満開。腐りかけのような甘さがかすかながら出てきた反面、いつもの血がベースにあるような重みはほとんどなし。そろそろ終わりかも。76点。うきうきワインの玉手箱で1764円(2006/5/29)。

 

8月9日

NOTEChablis 2003/Les Deux Rives/Olivier Leflaive(シャブリ/レ・ドゥ・リヴ/オリヴィエ・ルフレーヴ)

久々の白ワイン。暑い毎日。岡山は38度。こんな夜はシャブリですっきりといきたいところ。だけど、これはどうもどんより系。後味だけは切れがよく(?)、余韻も何も残らないが、口に含んでいるときは苦重。苦さはストレートにはこないけれど、でもやはりそれが味を曇らせている気がする。68点。かわばた酒店で1837円(2006/7/17)。

 

8月4日

バレエセミナーが終わりボンダレンコ先生が泊まりにいらして、ワインな一夜。

NOTECharles Pougeoise/Vertus/Champagne(シャルル・プジョワーズ/ヴェルテュス/シャンパーニュ)

乾杯はもちろんシャンパーニュ。出過ぎたものが何もなく、とてもバランスのいいもの。ふっくら感があり、酸味、苦味、甘味とばっちりの割合。乾杯に最適。80点。かわばた酒店で3024円(2006/7/17)。

NOTEMorey St-Denis 90/Les Monts Luisan/Pernin Rossin(モレ・サンドゥニ/レ・モン・リュイザン/ペルナン・ロッサン)

飲む人二人なのでさっそくメイン。ブルゴーニュの90年なら間違いないだろうと思ったが、半分正解半分ハテナ。この作り手について以前安師範が「プロパンガスのよう」と書いていたので香りは期待していなかったけど、これはもっとひどい。ワインにこういう形容はしたくないけど、まるで汚水。もちろんまろやか、柔らかなそれなので顔をしかめる程ではないけれど。味は「ほぼ」さすが。16年の熟成後なのにまだ果実味がしっかりしておだやかなおいしさ。というより、含むと口の中がとても気持ちいい。正直いうともっと積極的なおいしさ満開を予想していたので期待以下ではあった。79点。エノテカで8500円(2001/9/15)。

SILVERChateau Beaumont 2003/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)

ブルゴーニュが開くには時間がかかるだろうということで、対照的に若いメドックを。チョコレートやコーヒー系の素直でストレートな香り。これだけを飲めばメドック2級?と間違えそうなんて思っていたけど、比較の対象があると複雑さ、幅の広さの点で単調さは否めず、残念ながら霞む。でも値段を考えれば出色の出来であることは確か。80点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2006/7/13)。

BRONZECremant de Bourgogne 2002/Les Caves des Hautes-Cotes(クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ/レ・カーヴ・デ・オート・コート)

風呂上がりにもう一本。柑橘系の皮の酸味(苦味じゃなくて)がおいしい。ストレートでドライ。シャンパーニュにはまけるけど、この値段の白ワインと考えるとCPは高い。77点。うきうきワインの玉手箱で1659円(2006/7/13)。

 

7月29日

NOTEBeaumont des Crayeres/Epernay/Champagne(ボーモン・デ・クレイエール/エペルネ/シャンパーニュ)

今年もボリショイバレエ学校教授ご一行がいらして、夜は宴会。だけど私は車で帰らねばならないのでおあずけ。ということで帰ってから一人酒。で、当然シャンパーニュ。イースト香ぷんぷんの典型的シャンパーニュ香。だけど、味は柑橘系果物の皮のような苦味と酸味が突出していて、そうした味を支える渋みや甘味の濃度がかなり低い。ということでアンパランス。この銘柄は悪くない印象があるけれど、ボトル差があるのだろうけど、これは遠慮したいタイプ。かわばた酒店で2572円(2006/7/17)。

 

7月27日

SILVERLes Ormes Sorbet 99/Haut-Medoc(レ・ゾルム・ソルベ/オ・メドック)

少し前から97年の格付けワインが今おいしいという話をよくきくようになったけど、99もおいしくなってきた。これはブルジョワ級ながら、メドック特級クラスと共通の奥深さをもち、その先はチョコレート系。後味にはニッキも。若い力がありながら熟成感も備えるというまさに飲み頃。飲みはじめにはちょっと薄いと思ったけれど、酔ってくると関係なし。税抜きながら1000円台というのは驚異。80点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2006/7/13)。

 

7月25日

BRONZEAltosur 2004/Malbec/Finca Sopenia(アルトスル/マルベック/フィンカ・ソフェニア)

アルゼンチンはアンデスの赤。しっかり重みがあるけれど、チリほど濃くはなく、南フランスで形がしっかりしているようなタイプ。後味がとてもジューシーなのが印象的。71点。うきうきワインの玉手箱で892円(2006/7/13)。

 

7月23日

BRONZEGreen Point(グリーン・ポイント)

魚正とか外食が続いたけれど自分で運転してお店に行ったため、久々のアルコール。今日は神戸のルセットでディナーをワインなしで食べて、家に帰りようやく一杯。
モエ・エ・シャンドンが1986年にオーストラリアはコールドストリームにつくったメーカーの作るスパークリング。シャルドネとピノ・ノワールのブレンドを伝統的製法で仕上げたとのこと。最近の(たぶん1500円以上の)スパークリングはかなり質がいい。細かい泡はスタンダードシャンパーニュ顔負け。シャルドネの酸味が優勢でキリっと気持ちいいけれど、いきすぎず、ベースはピノが支えているバランスのいいワイン。74点。かわばた酒店で1575円(2006/7/17)。

 

7月15日

BRONZECremant de Bourgogne/Francois Mikulski(クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ/フランソワ・ミクルスキ)

ムルソーで定評高いミクルスキ。安いその泡ものときたら試さずにはいられない。べっこう飴やハニーの香りがしっかりありつつ、味は硬派の辛口。泡があっという間に終わってしまったのは残念だけど、ミクルスキの白ワインと考えると、なかなかいけるし、なにより筋が一本通っている。75点。うきうきワインの玉手箱で1974円(2006/7/13)。

 

7月14日

BRONZECasillero del Diablo 2005/Cabernet Sauvignon/Cono Sur(カッシェロ・デル・ディアブロ/カベルネ・ソヴィニョン/コノ・スル)

保守化してるので、飲んだばかりながらまたコノスル。どわーっと攻めてくる勢いはさすがチリ。というか、暑いからか今回は過剰に感じた。味の幅は狭いながら、この価格帯としては十分に豊饒。グラス一杯ならもっと飲みたいとなるけれど、ボトル1本だと、しばらくお休みしたくなる。74点。うきうきワインの玉手箱で1134円(2006/6/29)。

 

7月12日

BRONZELanson/Champagne/Reims(ランソン/シャンパーニュ/ランス)

平日ながら、久々に気分がいいのでシャンパーニュ。ランソンのブラックラベルは何回も飲んでいるけれど、中庸ながらシャンパーニュに期待するものはすべて揃っている。仕入れのルートや保存の関係で締まっていたり、ダラっとしてたりという違いはあるみたい。これはその意味でも中庸。ただのスパークリングとくらべると、華やかさとふわりと広がる余裕が違うような気がする。79点。うきうきワインの玉手箱で2709円(2006/6/29)。

 

7月9日

BRONZESarda Brut Nature/Cava(サルダ・ブリュット・ナチュレ/カバ)

ずっと前に飲んだことのあるスペインのスパークリング。エクストラ・ブリュットということです。はじめは冷え過ぎていたからか、キュっと引き締まるような咽ごしはいいけれど、味は薄いという感じ。温度があがってからは、なかなかいける。引き締まる咽ごし(←同じ感想やん)。薄すぎず、濃過ぎず、形はしっかりあって、気がぬけてない。「すごくいい」とは言えないにしろ、いいスパークリング。73点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2006/6/29)。

 

7月7日

GOLDChateau Lafite Rothschild 93/Pauillac(シャトー・ラフィット・ロトシルト/ポイヤック)

あけるとバラやスミレの香りがして若そう。味はそれなりに重みがあるけれど閉じ気味でやや水っぽい。このクラスのワインになるとちょっとやそっとおいしくても、見る目(飲む舌)は厳しくなってしまう。と思いつつ、自分で作った鶏の赤ワイン煮に舌鼓をうちながら飲みすすめると、やっぱりラフィット。いろんな表情に変化する。はじめは焦がした樽、なめし革、湿った土なんかのポイヤック香が優勢だったのが、クローブ、オールスパイス、そしてカレーのつまみででてくるエスニックな漬け物(?)っぽく変ってくる。もちろん酒質はまさにシルクの滑らかさ。羊と乳酸菌のような味が並行して感じられると思えば、コーヒーの香りに変ってくる。繊細でミクロゲージの味の幅ながらフルボディー。93年なんてどーってことない年なのに、飲み頃なのかラフィットさすが。
この値段(絶対額は高いけど)でこんなに素晴らしいワインを飲めるいい時代はもはや黄昏を迎えつつあるのか。2005年の1級ワインの値段ときたら・・・。91点。
エノテカで14800円(2001/8/21)。

 

7月5日

BRONZEArthur Metz 1999/Cremant d'Alsace(アルトゥール・メッツ/クレマン・ダルザス)

同じメーカーでピノ・ノワール100%のもあるようだけど、これにはシャルドネというシールが貼ってある。スパークリングは、シャンパーニュ以外、味も香りも弱くおいしくないなんていう贅沢病に最近なってしまっていたが、これは例外。ナッツやハニー香がむんむんとあり、酒質が紙のように固い。これはほめ言葉。とてもしっかりどっしりして存在感がある。そのうえ味がムルソーときたらほめる以外にない。77点。うきうきワインの玉手箱で1554円(2006/5/29)。

 

7月2日

NOTECap de Faugeres 2002/Cotes de Castillon(カプ・ドゥ・フォジェール/コート・ドゥ・カスティヨン)

何回か飲んでいるけれど、残念ながら閉じてきて、しかもバランスが悪くなってきた。もちろん豊潤でジャムのような粘り気のある甘さは健在。だけどささくれ立っている上にアルコール臭がむんむん。この季節には勘弁してくれという感じです。落ち着いてきたらまた素晴らしいワインになるとは思うけど、今は75点。うきうきワインの玉手箱で1659円(2006/5/29)。

 

7月1日

BRONZECarruades de Lafite 2003/Pauillac(カリュアド・ドゥ・ラフィット/ポイヤック)

居間のエアコンが壊れたので飲む気がせず、1週間ぶりのワイン。とはいえ何でもない日なので普通のを飲もうと思ったけれど、光弘さんが人生の一大転機をお迎えになったというので餞のつもりで。といってもお裾分けする訳じゃありませんが。
2003年はextraordinary yearということで(2005年もそうだと聞くとまゆつばではありますが)、ファーストのラフィットはもちろんパーカーさん100点ワイン。高くならないうちに購入かつ保存スペースがないので早いとしりつつ抜栓。最近の若いボルドーは舌と歯茎が腫れ上がるようなぎちがし系ではなくなったようで、これも外向的。せいぜいビターチョコやストレートコーヒー系という感じの苦さ。酒質はシルクのようななめらかさ。それでも内にこもっているパワーは相当なもので、フルボディー。それが形になってくれば奥の深いものになるんだろうけれど、さすがに今はパッションはあるけれど・・・というところまでで終了。80点。ヴェリタスで6121円(2006/5/15)。


 

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