ワインに目覚めて二年半。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
12月31日
Coronas 96(コロナス/トーレス)
バルセロナについて、おなかが空いたので、ホテルへ行く途中のレストランに入る。地元だからまずはトーレスを。テンプラ86%カベソ14%と裏書きにある。はじめは苦み主体の味だったが、直にとても濃い果実味がたっぷりとでてくる。ビールは揺らすとおいしくなくなるというが、ワインも?って感じ。地元で飲むとこんなにも違うものかと感心。しかもハーフながら900ペセタ(765円)と超安い。おいしくいただきました。バルセロナのレストラン「ファルガ」で。
Saperavi(サペラヴィ/GWS)
グルジアの辛口赤。かなり濃いすみれ色で、樽香が感じられる。軽い割りに渋苦系で、味の核がくっきりとしている。機内ででるにはいい感じ。アエロフロート、モスクワ−バルセロナのエコノミークラスで。
12月29日
Chianti Classico 96/Cecchi(キアンティ・クラシコ)
チェッキ社のキアンティ・クラシコ。きれいなルビー色。若いからか、苦みが強い。でもなぜかあとに残らない。割と複雑な果実味もあるが、軽めなのでくいくいいける。もう少し熟成するのか、デキャンタしてもう飲んだ方がいいのかちょっとわからない。飯田さんのイタリア土産。
Basarabia/Cricovo(バラサビア/クリコヴォ)
瓶の裏には「モスクワ市場向けにつくられた」と書いてある。シャルドネ、ピノをつかったモルドヴァ産のスパークリング。コルクが高く飛ぶほどの圧力。味は薄いが、とりあえず乾杯用には満足できる。飯田さんのごちそう。75ルーブル(450円)ほどとのこと。
12月28日
Kadarka/Rubin(カダルカ/ルービン)
ブルガリア産、ドイツ詰めの赤。名前の通り、カダルカという品種。やや甘い。人工的に加糖したようで、グルジアのキンズマラウッリなんかに通じる。全体的に弱い。けど、甘みで欠点が隠れているのか、飲みやすいとはいえる。余韻に渋味なんかもあり、むきだしのカダルカ種を味わってみたくなる。近くのスーパーで75ルーブル(450円)。
12月25日
Coronas 95/Torres(コロナス)
これは去年ペテルブルクで飲んで知った銘柄。ちょっと濃い目のルビー色がきれい。けっこう濃い。はじめは若さのせいか渋味なんかが浮き出ていたけど、重さと強さのバランスのいいワイン。スタンダードクラスだから深みはないけれど、口いっぱいにひろがる苦みが快感。ウニヴェルマーク・モスクワで273ルーブル(1596円)。
12月24日
Sovietskoe Shanpanskoe/poluskhoe(ソヴィエツコエ・シャンパンスコエ)
久々のスパークリング。ほどよく冷えて、泡もよくたつ。ドゥミ・セックだけど、甘みもいやみがないし、とってもなめらか。おなじみの銘柄。でもラベルがいつものとちょっと違う。裏をみるとダゲスタンの工場でつくったものとわかる。いつも飲むモスクワ製のはいまいち強さが足りないが、これはとても立派。カバの上級品に匹敵するのでは。三好さんのお宅でごちそうになる。
12月22日
Muscat 97/Hugel(ミュスカ/ユージェル)
アルザスの代表的品種の一つミュスカ。お正月いらい久しぶり。期待にこたえてくれるかのように、とってもストロングで、スパーと一本線が通っている。「他のワインは知らんが、わたしはわたし!」と自分をはっきりと主張している。こういう点で全体の印象はリースリングやゲヴュルツ、さらにはコンドリューに通じるところがある。ライチやグレープフルーツ的香りも慣れるとかぐわしい。シャルドネなんかだと結構高いのじゃないと、ここまで満足させてくれるのないけど、アルザスものは3000円弱だせばで高水準ものにありつけるので気に入ってます。ジャプロで287,12(2175円)。
12月19日
Saint-Amour 96/G.Duboeuf(サンタムール)
予想通り、イチゴジャム系のあまーい香り。重くもなく軽くもなく、喉越しもいい。実はヴォトカをしこたま飲んだあとなので味がしないのではと心配だったが、ちゃんと期待通りなので力もあるのでしょう。クリュ・ボージョレはどれも一定の水準を保っているから、安心して飲めます。そこそこの値段でちょいとした贅沢を味わえる感じ。凝った料理にでもそう簡単には負けなさそうだから、レストランで選択に困ったら、クリュ・ボージョレなんかいいかもしれません。それにしてもこれもガメイのみ?ならどうして何年も持つのか不思議。ポーリスカヤモーダで217,64ルーブル(1525円)。このクラスはなぜか日本より安い。
12月17日
Monastyrskaia izba(モナストゥイルスカヤ・イズバ)
ロシアの白。名前は修道院の小屋という意味。雑味がなく、ストレート。しいていえば無色透明のヴォトカの雰囲気か。目立たないけれど、しっかり自分がワインであることを主張している。ロシア・旧ソ連ものにありがちなへんな甘みもないし、なかなかいけるので、どんどん飲んじゃう。味の絶対値はそれほどでもないけど、また飲みたくなる。岡田さんの家でごちそうになりました。。
12月16日
Minervois 97/Philippe Copin(ミネルヴォワ/フィリップ・コパン)
抜栓したばかりで飲んだらモワーと霧がかかったようで固く、ピントはずれ。はずれかいなと思いきや、数日後に飲むものがなくて再びトライしたら、見違えるようなおいしさ。南仏の太陽をいっぱい浴びたようなひろがりと濃さ。若いうちにあけちゃったようです。ラングドック・ルーションものは、当たると安くていいものが多い気がします。ポーリスカヤモーダで178.2ルーブル(1273円)。
12月14日
Chateau les Alberts 93(シャトー・レ・アルベール/リュサック・サンテミリオン)
久ぶりの澱いりワイン。スモーキーかつ柑橘類をおもわせる上品な香り。しばらくすると、ボルドーの上物によく感じられるあずきを炊いた香りまでしてきた。口に含むとなぜか舌先がぴりぴりする。薄いことは否めないけど堅実にがんばっているワイン。どうしてこんなに安いのか。ポーリスカヤ・モーダで106ルーブル(757円)。
12月6日
Bourgogne 95/Ch.Rousseau
つつじを思わせる甘い花の香りが期待をいだかせるが、中味は標準的なACブルゴーニュ。上級ものを薄めた感じ。味そのものは特徴がなく、しいていえば苦みが強いかな。ACブルなのだからもっと果実味を味わわせてもらいたかった。AC.Rousseauはフルーリーを本拠とするようだが、これはピノ・ノワール。ポーリスカヤモーダで216.48ルーブル